貴族社会における婚約とは、家と家との契約。だが近年、劇場型の婚約破棄騒動が横行し、王家は頭を悩ませていた。そんな混乱を収めるべく設立されたのが、婚約破棄の円滑な遂行を請け負う代行サービス『モーイヤ』。依頼人に寄り添う所長アイシャと忠実な所員
が、今日も華麗に問題を解決する。
「はじめまして、婚約破棄代行サービス『モーイヤ』のアイシャと申します。依頼人様のご意思に沿い、誠心誠意、サポートさせていただきます」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 21:04:21
15816文字
会話率:39%
アレクサンドラ・ジェッテ・ブランシェス侯爵令嬢、通称レディ・アレクサンドラは、盛大な婚約破棄騒動後、未だぼっち生活を継続していた。
ひとりぼっちのアレクサンドラを慮ってか、悪魔はある話題を口にする。
曰く『城の離宮に幽霊が出る』というもので
ある。
その話を聞いたアレクサンドラは王宮に昔からある王宮七不思議を悪魔に教えるが、その翌日、母と共に登城すると城の様子が何やら慌ただしい。
話を聞くと西の離宮前で死体が見つかったという。
事件性はないらしいが場所が場所だ。
アレクサンドラは今回の件と七不思議に便乗して何か別の事件が起こっては面倒だ、という言い訳を胸に己の好奇心の求めるまま現場検証に乗り出す。
かつて王の不興を買って軟禁の末に病で亡くなった側妃が使用していたという曰く付きの離宮。
死せる夫人の廃離宮でアレクサンドラが見つけたものは……。
※ネタバレ回避のために感想欄を閉じております。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 19:20:00
62820文字
会話率:38%
アレクサンドラ・ジェッテ・ブランシェス侯爵令嬢、通称レディ・アレクサンドラは、今日も侯爵家の有する美しく広大な庭園の一角にある、家族しか入る事を許されないプライベートエリアでお茶の時間を楽しんでいた。
ほんの二ヶ月ほど前に自身が巻き込まれた
婚約破棄騒動において、事前に入手していた情報をもとに相手側をコテンパンにやっつけて、その憐れな様をご覧なさいと高笑いしてスッキリしたまでは良かったのだが、その時に情け容赦無くコテンパンにし過ぎて社交界でほんのりと孤立してしまったのだ。
そんな彼女のお茶の相手は、ひょんな事からアレクサンドラが封印を解いてしまった自称・上級悪魔。
「そう言えばさァ、何とかって名前の貴族の息子が恋人の後追い自殺したんだって?」
悪魔がもたらした世間話に頷いていたアレクサンドラはふと疑問を抱く。
遺された日記、遺書、恋人からの贈り物。
死せる令嬢の遺したメッセージは何を意味していたのか。
悪魔と共に、アレクサンドラは抱いた疑問を解く為に立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 23:31:36
18382文字
会話率:41%
友人に連れられて王都一の劇場を訪れた貴族令嬢レティシアは、舞台で三下やられ役を演じる平民俳優アルベールに一目惚れする。ふくよかな体型に感情の読めない糸目、平凡な茶髪――観客から笑いもの扱いの道化役の彼が、レティシアにはたまらなく愛らしく映
った。
「あの人こそ、私の英雄よ!」
猪突猛進に猛アタックを開始する彼女に対し、自己肯定感ゼロのアルベールは困惑しながらもその熱意に押されていく。
王太子の婚約破棄騒動が囁かれる王都を舞台に、溺愛しまくる令嬢が彼の隠れた毒舌才能を引き出し、甘やかしに甘やかして自信溢れるぽっちゃり強かボーイへと育て上げる! 笑われ役から脚本家へ、二人の愛が劇場を変える成長ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 06:02:08
23381文字
会話率:34%
帝国憲法第24条1項 『婚約破棄は、両性の合意のみに基づいて成立し、決して真実の愛などによる一方的なものであってはならない』
この憲法が制定されるきっかけになったのは、とある卒業パーティーでの婚約破棄騒動を起こした貴族令息たちと、それを返り
討ちに合わせた婚約者たちだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 16:08:01
8854文字
会話率:20%
ご祝儀はティファニーのオープンハートがいいわっ!
でもカルティエのトリニティリングでもよくてよっ!
話数稼ぎの為にストーリーの途中でも2千文字前後で分割して投稿します。つまり10万文字なら50話だっ!←そんなに書かんっ!
最終更新:2025-02-19 12:00:00
53060文字
会話率:49%
「リーリエ・シャール!貴様との婚約は今日を持って破棄をする!」
「…はぁ、そうですか。」
今日は王国が誇る学園の卒業パーティーの日。今日を持って学び舎を巣立ち、貴族令息であれば王宮出仕やら騎士として王国騎士団に所属したり、貴族令嬢であれば婚
約者と結婚して領地へと向かったり…。平民であればよき所に勤めることになるのであろう目出度い祝いの場で、一人の豪奢な衣装を纏った若い青年が、同じように華美な衣装を身に纏った品のない女を抱いて、一人の子女に婚約破棄を突きつけていた。
「ああ、なんてことを…。」
「ロゼッタ、大丈夫かい?」
「オーギュスト…。これが大丈夫に見えます?」
「愚問だったね。」
イヤなものを見せつけられて眩暈がした。側にいる夫、オーギュストがすぐにわたくしのことを支えてくれたからよかったものの…まさかあの子の報告通りに学園の卒業という門出のパーティーで婚約破棄騒動を起こすだなんて…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 23:30:44
13539文字
会話率:48%
学生時代の婚約破棄騒動が原因で結婚から遠ざかり、『行遅令嬢』と呼ばれる伯爵令嬢・ダガリント。
そんな彼女が王命により結婚することになったのは、辺境にある新興領地を治める公爵フリードリヒだった。
けれど、顔合わせの席でその彼にも「君のことは愛
せないと思う」と宣言されてしまったダガリント。
これは、そんな公爵の下に嫁いできた彼女が、辺境領地で好きなことをして、楽しく穏やかに暮らしていく物語。
※『悪役聖女の追放後 ~隣国で好きなことして暮らします!~』の後日談スピンオフ作品です。
当該作品を未読でも読めるようにしていますが、読んでいただけますとより楽しめるかと思います。
作品へは上部シリーズリンクからどうぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 21:00:00
55321文字
会話率:51%
伯爵令嬢のロレッタは、夜会で婚約者のライナルトに婚約破棄を宣言されてしまう。
婚約自体に思い入れはなかったが、自分の家族や兄嫁までを馬鹿にされたロレッタは、思わずライナルトに飛び蹴りをくらわす。
今は淑女として振舞っているロレッタだったが、
昔はお転婆な少女だったのだ。
一方、美しい風貌と素晴らしい剣の腕を持ちながらも、女性を寄せ付けないことから『氷の騎士』と呼ばれるクロヴィスは、今日も夜会の警固の傍ら、とある女性を探し続けていた。
その強い視線を巡らせ、今夜も思い出の中の元気な少女との再会を夢見ていると、何やら婚約破棄騒動が始まり――
派手に婚約破棄をされた令嬢が、実はとっくに有望騎士の心をガッツリと掴んでいて、幸せになるお話です。
アルファポリス様にも投稿しているものと同じですが、読み切りの短編にしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 20:15:37
21744文字
会話率:27%
「あーーん!なっとうすぱがたべたい!」
突然、ほんとうに突然、そう言った。らしい。
三歳になる前の私が。
家族との食卓で。
メルローズ・シュヴァイツァー。生まれて初めての言葉が、まんまでも、かったぁんでも、にぃにでも、とぉたんでもなく。
未だに納豆スパゲティを夢見る、花も恥じらう乙女だ。
たぶん、私は生まれたときから前世の記憶が朧気にあったんだろう。今でも朧気だけど。
そのせいなのか、転生チートがなかなか上手くいかない。幼い頃からあれこれやってるのに、成果がお金に結び付かない。
おかしい。転生チートで一攫千金を狙ってるのに。
一攫千金にはならないが、失敗とも言えない。そんな微妙な転生チートの先に、なぜかの、涙ながらの婚約破棄騒動。
意味がわからない!むしろ、そんなに泣くならなぜ宣言した?
私の、一攫千金の未来はどっちだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 10:43:07
13670文字
会話率:29%
短編・逃した魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件(https://ncode.syosetu.com/n4309go/)の続編です。
結婚相手を探すため留学していたマリーア。婚約破棄騒動を経て無事に(!?)王太子レナートのとの婚約が決
まり、家族への報告の為自国ムーロ王国へ帰国する道中、とある事件に巻き込まれてしまったのだった。助けは待たない! 自力で戦う令嬢の物語です。
☆書籍化が決まりました
☆本編書き上げ済み。完結まで月~金AM11:00更新
☆基本的にずっとコメディです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 11:00:00
237797文字
会話率:56%
弟が生まれたことにより公爵家の跡継ぎの座を奪われたマリーア。その時にはもう国内の目ぼしい貴族子息たちには婚約者がいて、このままでは完全に行き遅れてしまう。そこで遠縁のアイーダを頼って隣国へ留学し婚約者探しに励んでいたところ、マリーアはアイー
ダと第一王子との婚約破棄騒動に巻き込まれてしまう。王子はどうやら婚約者のアイーダの顔を知らなかったようで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-21 11:16:14
14276文字
会話率:53%
「アドリエンヌ・カントルーブ伯爵令嬢! 突然ですまないが、婚約を解消していただきたい! 何故なら俺は……男が好きなんだぁああああああ‼」
ルヴェシウス侯爵家のパーティーで、アドリーヌ・カンブリーヴ伯爵令嬢は、突然別人の名前で婚約破棄を宣
言され、とんでもないカミングアウトをされた。
勘違いで婚約破棄を宣言してきたのは、ルヴェシウス侯爵家の嫡男フェヴァン。
そのあと、フェヴァンとルヴェシウス侯爵夫妻から丁重に詫びを受けてその日は家に帰ったものの、どうやら、パーティーでの婚約破棄騒動は瞬く間に社交界の噂になってしまったらしい。
一夜明けて、アドリーヌには「男に負けた伯爵令嬢」というとんでもない異名がくっついていた。
頭を抱えるものの、平平凡凡な伯爵家の次女に良縁が来るはずもなく……。
このままだったら嫁かず後家か修道女か、はたまた年の離れた男寡の後妻に収まるのが関の山だろうと諦めていたので、噂が鎮まるまで領地でのんびりと暮らそうかと荷物をまとめていたら、数日後、婚約破棄宣言をしてくれた元凶フェヴァンがやった来た。
そして「結婚してください」とプロポーズ。どうやら彼は、アドリーヌにおかしな噂が経ってしまったことへの責任を感じており、本当の婚約者との婚約破棄がまとまった直後にアドリーヌの元にやって来たらしい。
「わたし、責任と結婚はしません」
アドリーヌはきっぱりと断るも、フェヴァンは諦めてくれなくて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 21:10:00
91483文字
会話率:31%
オリビアは、見目麗しい公爵令嬢でありながら貴族学園で全くモテない生活を送っていた。それと言うのも、幼いころから実の妹のように可愛がってくれているサイラス皇太子殿下がことあるごとにオリビアに構ってくるため、皇太子殿下の婚約者であるアリシア侯爵
令嬢に目の敵にされているせいだ。
せっかく成人したのだから学園で恋のひとつもしてみたいと願うオリビア。交流パーティーの責任者を任されて張り切ってあれこれ準備したけれど、パーティー会場でも、誰一人オリビアをダンスに誘う人はいなかった。それどころかまたもや二人の痴話げんかに巻き込まれ、遠巻きにされる始末。
悲しくなったオリビアは一人園庭で涙を流すのだった。
そこに現れたのは同じく幼馴染の一つ年下の第二皇子殿下で。彼の優しさにホッとするものの、抱きしめられているところを意地悪な令嬢たちに見つかってしまい焦るオリビア。
さらに、サイラスとアイリスの喧嘩がヒートアップして、ついに婚約破棄待ったなしの事態に!このままではオリビアのせいで二人が婚約破棄してしまう!
意図せず皇太子殿下とその婚約者の婚約破棄騒動に巻き込まれたオリビアの恋の行方は?
安定の溺愛ハッピーエンドです。意地悪な令嬢たちへのざまあは気持ち程度で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 07:49:24
9004文字
会話率:68%
とあるあるパーティで、子リスのように小さくて可愛い伯爵令嬢と第二王子が婚約破棄騒動が始まるが、最終的には大団円で幕を閉じた。
この黒幕はだあれ?
最終更新:2024-10-15 23:37:57
4355文字
会話率:65%
氷のように冷たく、一枚岩のように堅物で、仮面のように表情が変わらず、物事を冷静に見定めている。
世間からそんな偏屈さを噂されるグレイに婚約を申し込まれた、イーリス。
自由恋愛で結ばれた両親のように愛に溢れた幸せな結婚を夢見るイーリスにとっ
て、自分を好きかどうかわからないグレイとの婚約は喜ばしくないものだった。
会話は続かず、デートは無言地獄、婚約を申し込んできた理由も不明。
こんな婚約、続ける意味ある?
意を決して婚約破棄を言い渡したところ、「最後に」と寝室に引き込まれて扉を閉められてしまった。
え、うそ、大丈夫? 危なくない?
イーリスの心配をよそに唇を噛み締めたグレイは、大粒の涙を落とし始めて――
好きなら好きって、はじめから言ってよ!
幸せな結婚を夢見るイーリスと、ヘタレすぎて愛を伝えられず拗らせたグレイの、ドタバタ婚約破棄騒動。
最後はもちろん、ハッピーエンドです。
※柴野いずみさま『ヘタレヒーロー企画』参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 08:00:00
8473文字
会話率:41%
とある物語の影響で、真実の愛を成就させるため自身の婚約者を悪役に仕立て、婚約破棄騒動を起こすのが貴族の間で流行っているらしい。そこで私は、男爵家の令嬢に密かに想いを寄せている婚約者に、お茶会の席で何気に尋ねてみた。「それで、殿下はその波にお
乗りにならないのですか?」果たして彼の答えは……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 23:00:00
3349文字
会話率:23%
とある会場で起きた、とある婚約破棄騒動。関係ないと思った子爵令嬢のユリアだったが、その騒動の顛末は彼女の未来すら巻き込むものだった。
最終更新:2024-07-27 22:35:24
6941文字
会話率:51%
王太子が婚約破棄を宣言した瞬間、公爵令嬢はヴィクトリーヌは「勝った……!」と内心ほくそ笑んだ。
この婚約破棄騒動は、入念に準備されたヴィクトリーヌ渾身の企画だったのである。
すべては令和の精神で転生した自分の夢の為に!
最終更新:2024-07-26 19:12:48
14559文字
会話率:52%
「アリシア・ローゼンバーグ! 俺と結婚する罪でお前と婚約破棄する!」
婚約披露パーティにて侯爵令嬢アリシアに無茶な婚約破棄を突き付けたギルバート王子。その傍らに立つ聖女マリア。彼の様子はまさに物語の愚かな王子そのもの。第二王子や国王はこ
ぞって彼を責め立てる。
「異世界から現れた聖女様に心を奪われ、婚約者の心を傷つけるなど!」
「愚かにも聖女に心を奪われて、婚約者を蔑ろにした。その行為は王族としてあるまじきものだ。もはや許しがたい。その行為に対する罰として、貴様を処刑する」
国王からの処刑宣告。
凍りつくアリシアの頭の中に誰かの声が響く。
「それ要る奴とは?」
その言葉を口にしたのは聖女マリア。
侯爵令嬢と聖女が「同時に」神託を受けて事態は急展開を迎える。
◆婚約破棄騒動で一番慌てたのが神的な存在だったというお話です。ふわりとした設定で、ハッピーエンド。王子様と復縁はしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 18:30:20
20646文字
会話率:21%
僕の婚約者マリエールは最近すごく機嫌がいい。才色兼備の公爵令嬢が優しくなった。冷めきったと言われた我々の婚約生活が嘘のようだ。目的は判っている。姉の力を借りたいのだ。不思議なことに姉は市民に好かれている。変わった魔道具を作ったり、マジック
ショーを見せたり、魔獣を退治したりする。
マリエールは姉に頼みたいことがある。妖精や精霊の住み家を守りたいのだ。姉にそのための道具を作って欲しいのだ。頼んでみると言ったら、マリエールはとても喜んで早くお姉さんになって欲しいという。こうして婚約破棄騒動は回避された。僕は水面下で行なわれた婚約破棄について国王に告げた。力を持っていた貴族の一部が処分された。マリエールが姉に会いたいと言ってきた。マリエールは姉に会い感銘を受けたようだ。僕との関係もいい。僕と姉は約5年振りで和解した。3人で魔法改革が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 20:48:51
6464文字
会話率:42%
伯爵令嬢リアーナは、婚約者であるフランシスから婚約破棄をされる。そこを助けてくれたのは隣国の皇子レヴィンだった。
大好きな婚約破棄ものと同じ展開に期待するリアーナは、そのことを黒猫獣人の執事セリクに言うのだが、セリクはいい顔はしなかった。
そしてリアーナはレヴィンに部屋に来るように誘われて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 13:21:47
8334文字
会話率:48%