この世界の端の海に浮かぶ小島にあるファンデエン国の王女ディアーヌに、大国スヴァルトから婚姻の申し込みがあった。スヴァルトは現王に代替わりしてから急成長を遂げた大国であり、国力の差からも断ることは不可能だった。
しかし、ディアーヌは年の差のあ
る結婚や覇王という異名を持つ王エドムントに嫁ぐことを拒否。
独断で自分の侍女ディートリンデを身代わりとして差し出した。「幸せになりなさい」と、ディートリンデを思ってのことのように嘯いて。
覇王と呼ばれる男の下に身代わりの自分が現れたらどうなるか――ディートリンデには死刑宣告も同然だった。
しかし、身代わりが送られてきたとわかったエドムントの反応は意外なもので……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 16:27:36
231679文字
会話率:39%
「娘に変装をして学園が終わるまで生活して欲しい」
雇い主である公爵にそう言われた勇者ラルフ。彼は突然のことに頭を抱えつつ、今までの何を間違えたのかと過去のことを振り返った。
前世で彼は母親を庇って死んだ。そして、転生した世界は乙女ゲームの
世界。しかも彼は、攻略対象の1人であるラルフとなっていた。勇者となる運命で、辛い経験をする予定のラルフ。未来を変えるため様々な努力をする。
その結果できあがったのは、強大な力を持つ幼児。そんな彼は家族の死を避けるため、村を襲う魔物と戦うことに。
後日、彼の元へ1人の公爵が。公爵に誘われ、ラルフは勇者への道を踏み出すのだった。勇者となるため生まれ故郷から離れる彼。移動先の王都では様々な出会いが。攻略対象である公爵家の長男アイゼルや、悪役令嬢である公爵家の長女ビッティー。そして教育係達。
公爵に前世の記憶を使って情報を提供した彼は、無事勇者となる事が決定する。だがパーティメンバーには嫌われているようで、彼の壁となる。
勇者となった後、なんやかんやあって戦場での報告を持って帰ると、公爵から告げられるのはビッティーへの変装。シナリオの変化に頭を悩ませつつ、彼は教育係に乗せられて女装する。
しかし、そのビッティーは乙女ゲームの悪役令嬢。ラルフとしてもビッティーとしても前途多難なようであった。
※中盤までは主人公の成長が主で、女装はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 13:08:32
83054文字
会話率:49%
女子力発揮♡
それが一歩間違うと……。
最終更新:2023-07-16 17:51:11
4015文字
会話率:22%
ここは地球ではなく、『偽者星』という、遠くの星。その星は、偽者神様によって、地球をまねされた星。でも、色々あって、動物が2本足で立ったり、喋ったり、服を着ている!そんな世界で、この物語は繰り広げられる。主人公はくまたん。くまたんは、名前の通
り、クマ。同い年の、ウサギのうたたん、柴犬のしばたんと共に暮らしていた。そして、小学校へ入学する。でも、その学校全体の人達は、個性が爆発していた?!ボケとツッコミが混在しているカオスファンタジーがここから始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-17 17:58:31
42354文字
会話率:57%
やぁ、元気かい?
まぁ、とりあえずおれの話を聞いてくれよ。
この物語は魔法の使える世界の話なんだ。
現実の話とはいえないな。かといって壮大な空想の話でもない。
恋愛の話ともいえないんだけど、まぁ、男女の話だから恋愛の話だと思ってよ。
おれ?
おれのことなんてどうでもいいだろ。そのうち物語に出てくるよ。
まぁ、おれのことは別にいいんだよ。それよりこの物語のこと気にしてくれよ。
これがなきゃ始まらないんだし。
この物語は世界を偽物だと言い張る女の物語だ。
自分も含めてこの世界は全て偽物だと女は言うんだ。たった1人の男を除いて。
偽物とは、本物ではない物、および、本物ではないという抽象概念のこと。似せてつくったもの。
人間の偽物は偽者(にせもの)と言う。
偽者とは、似せてつくったもの…
偽者がいるということは、本物もいる。
本物と偽者の違いとは。
君はなんだと思う?
「心がどこにあるか?」で決まる。なんてことも言う人もいる。
「全てが本物であり偽者なんて存在しない」なんて言う人もいる。
女はなにをもって自分を偽者だと言ったのか?
意味が分かんない?
まぁ、簡単に言えば、それを紐解く物語だよ。
あ〜、こんな風に簡単に言うとつまらなさそうだな。
でも、とりあえず聞いてよ。おれたちの物語を。
聞いて幸福感を得られる保証もないし、人生が豊かになるようなものじゃないよ。
ただ、1人でも知って欲しいんだよ。
時間があるときでいいから付き合ってくれよ。
長くなるかもしれないけどゆっくり伝えていくからさ。
拙い言葉と文章で申し訳ないけど、一生懸命に魂を削りながら作られたおれらの物語を見届けてやって下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 04:17:07
37587文字
会話率:45%
成人の儀式を受け、その日、私は勇者になりました。右手に『勇者の紋章』が刻まれたのです。それなのに、村人たちは誰一人として私を祝福してくれませんでした。
長老から、勇者として旅へ出なさい、と告げられることになり、気が付くと、私は村から追い
出されることになっていました。
その時、やっと騙されたことに気が付きました。儀式で勇者の紋章が刻まれたのは私を村から追い出すための計画でしかなかったと思ったのです。勇者の紋章など嘘でしかなく、やはり私はただの村人でしかなかったのです。よく考えてみたら、私が勇者であるはずがないと思いました。
しかし、今更どうすることもできません。住んでいた家を追い出され、このまま村にいることもできなくなったので、偽物の勇者であることを知りながら、勇者として南の城へ向かうことにしたのです。
南の城に到着すると、国王との謁見の日を待つことになりました。しかし、偽者の勇者だったせいでしょうか(神の加護など受けられるはずもなく)。いろいろな事件に巻き込まれていきました。気が付くと、国王の前では大立ち回りを演じてしまい、私は南の城でのお尋ね者になっていました。
それでも、まだ私のことを勇者だと信じている人がたくさんいるのです(勘弁してほしいことです)。私は本当の勇者なのか、それとも偽の勇者でしかないのか、真実を知るための冒険を続けることになりました。冒険の途中、人間が呪(のろ)いでゴブリンに変えられたり、異世界人が過去に起こしたことを知ることになり、この世界の秘密を知ることになるのです。まったく偽の勇者には不必要なことなのですが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 11:23:41
105935文字
会話率:18%
世壊士―――
それは呪いと言われた超能力をその身に持つ存在達。魔法を使えなくなる事を犠牲に、圧倒的な力をその手に入れ、世壊士はその地位を確立した。
その世壊士の1人であり、天才と言われた青年アルベルクは、最年少で騎士団の階級持ちである「ヴィ
ドール」に選ばれる。
ツヴァイク王国の騎士団ヴィドールといえば各国でも有名であり、最強と名高い世壊士の騎士団であった。
アルベルクは驕ることなく、先輩騎士達から謙虚に騎士としての道を学んでいた。
だが突然その日常は崩れ去り、王国は崩れ去る。
突然反旗を覆したヴィドールの騎士達に国は滅亡の危機に瀕する。成す術もなく滅ぼされゆくツヴァイクは、アルベルクに危機を隣国へ伝えるように言い渡し、アルベルクは国を逃げるように出る。
しかしアルベルクを待ち受けるのは数々の困難であった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 20:37:46
16323文字
会話率:42%
子供の頃から大好きだったアニメ「勇者バトル魔王」、その魔王キャラに魅了され、それ以来、大森拓希(おおもりひろき)は魔王になるのが夢だった。
「俺の名前は大森拓希、魔王だ。」
眼帯とマスクをつけると、それっぽく見えなくもない。もともと内気な性
格だが、魔王になるとまるで人が違う。
「ふむ、まずは、世界征服だな。」
誰もいない夜の公園で、彼は野望を口にする。
「かしこまりました、我が主。」
?!
「だだだだだだ、誰だお前は!脅かすな!」
「ようやく見つけました、主。わたくしはリシア、ヴァンパイアです。」
突然現れた謎の少女、しかも俺の部下になりたがってる?!
偽者の魔王と本物のヴァンパイア、もし正体が人間であるということがバレたら、殺されたりはしないよね、怖いよ。
と、とりあえず、魔王でい続けよう…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 16:07:47
19164文字
会話率:54%
盆休みに墓参りのため、故郷に帰ってきた。
大学のある都会と違って田舎は一年ぶりだというのに変化が少ない。たった一度の夏を一緒に過ごしただけの人の墓参り。もう家族以外では僕だけだろう。それでも通うのはカビの生えた恋愛感情か、思い出への情景なの
か。
僕は今日も盆参りに行く。あの人の好きだったラムネを持って。あの人と聞いていた蝉声を聞いて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-16 15:49:02
2276文字
会話率:0%
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』とい
う役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 07:16:18
196249文字
会話率:32%
――見捨てて逃げろ。これは『仕方のない犠牲』だ。
異質な感性により孤立しがちな少年『村上勇也』。高校一年生のある夏の日、期末テスト終了後の教室にいたクラスメート全員と共に、前触れなく異世界『ヴァルキア・ソフィア』に召還された。そして、異界の
魔王軍の侵攻によって混沌とした異世界での、過酷な冒険と生活が幕を開けた。
――生き残るために、なってやろうじゃないか。まがい物の勇者、『偽者勇者』に!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 12:00:00
78740文字
会話率:33%
俺はおとぎ話の英雄に憧れた。あんなふうに、みんなを助けるヒーローになりたいと思った。
この物語はそんな幼い日の憧れを追う俺、染木まさとの英雄譚だ。
最終更新:2022-06-22 18:00:00
67312文字
会話率:40%
「私メリーさん、今あなたの後ろにいるの」
私立探偵・伊面帝太の元に、あの都市伝説の「メリーさん」が現れた。
メリーさんの用件は“仕事の依頼”だった。この町で「メリーさんが暴力を振るう事件が多発している」という噂が流れており、本物としては
そんな凶暴な偽者は捕まえたいというのだ。
さすがに都市伝説からの依頼は断れず、帝太は噂の調査に乗り出す……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 16:35:33
8436文字
会話率:49%
とある帝国の聖女、レイ。
異世界転生、と言うやつで聖女として生まれ変わったのだが、聖女と言っても名ばかり、妹だけを愛している親から教会に売られた彼女はいつか見知らぬ国に嫁がされるためだけに、ボロ雑巾のようにしつけという名の虐待を受け続ける日
々を送っていた。だが彼女の妹、アリナは聖女の立場をレイから奪い、レイを偽者として教会から追い出す。散々殴られて追い出されたレイの元に、1人の眉目秀麗な騎士が現れる。彼は、レイに異常な執着をみせ、彼女を狂愛にも似た愛で包み込む。そして彼女を虐げた全てを憎むようになり、最後には……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 19:18:57
2753文字
会話率:25%
ルミ隊員はYouTuber「BUTAKIN」の大ファン。そんなルミ隊員にBUTAKINから電話が!?
FUKAKINという偽者が!
最終更新:2022-03-12 17:49:26
1812文字
会話率:83%
1人に1匹守護聖獣を持って生まれる世界に転生したリープリッヒ・アーマイゼンベーア伯爵令嬢は、夜会の場で婚約者である子爵令息アートバークに婚約破棄をすると告げられた。彼の隣には見覚えのある女性ヘアベルトがいた。「君は偽者で本物は彼女だ」「証拠
は君達の聖獣だ」と叫ばれるが、リープリッヒには彼が何を言っているのかさっぱり分からなかった。『ミナミコアリクイ』を守護精霊に持つリープリッヒは何故偽者だと言われるのか。
ざまぁ有りですが、さっぱり軽め。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 23:27:35
4658文字
会話率:37%
リドゥはフォーディーン王国の第一王子。穏やかな両親と自分の世話係である親友のクリス、凄腕の剣術指南であるロイドなど、優しい人々に囲まれ真っ直ぐに育っていた。
けれど成人の儀を迎えた日に、彼の運命は一転する。
知らなかったこと、見えなかったも
の。誰かの絶望、誰かの野望。
破壊と再生の、物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-20 22:00:00
138832文字
会話率:46%
魔術学園に推薦してもらえず、夢破れた少年レフィは在野で魔術の腕を磨くために賢者リューク・アルハーレンの住まいを訪ねる。しかし、そこにいたのは、リューク・ファルハーレンという、賢者によく似た名前の青年だった。このリュークは雑でずぼらな性格だが
一応は魔術師であるらしく、レフィは成り行きでこの偽者の弟子になることになった。こちらのリュークも、もしかするとすごい人なのか、ただの変人か。今のところ尊敬はちょっと、していない。そんな師弟は信頼関係を築くことができるのか――。
※カクヨム様にて同時掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 17:00:00
113160文字
会話率:35%
聖女を虐め、殺そうとまでした女性が処刑された。
処刑はやり過ぎではないかと胸を痛める聖女の前に、現れた人物が告げた言葉は……。
最終更新:2021-12-18 21:12:55
1543文字
会話率:44%
今では、すでに事の始まりを憶えている者はいない。
しかし、《光玉の女神》には決して忘れることのできない奇跡の物語がある。
これは、一人の異邦の少年と偽者の姫が紡ぎ、女神が記した最後の神話であり、もう語られることのない人類再起の物語である–
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異世界転生を果たした主人公が、人類を救いながらも、成り上がっていく物語。
古代末期~中世末期までのヨーロッパを舞台とした内政系ファンタジーです。
テンプレを踏襲しつつも独自の内政及び外交をしていきます。
P.S. 『カクヨム』でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 15:00:00
338252文字
会話率:19%