「やーやーどうもどうも、みなさん。
記念すべきこの日にお集まりくださり、どうもありがとう」
快晴の空の下、博士が一歩前に進み出てそう言うと
観衆の声は一層大きなものとなった。
その理由、博士のうしろにあるもの。タイムマシンである。
そ
う、ついに世界初、タイムマシンの完成発表、そのお披露目の時というわけである。
博士は鼻をプクッと膨らませ、笑顔でシャッターと歓声を浴びた。
ファンファーレとダンス隊が踊る踊る。
この博士。元々、その知と功績から歴史上の世界の天才たちと
肩を並べると称されるほどの人物である。かかる期待も注目も大きい。
すでに何年も前から公開実験を行っていたから実は嘘でしたなんてオチもない。
集まった報道陣や国の役人、企業、各界の大物も空振りの心配はないわけである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 11:00:00
1591文字
会話率:9%
大阪下町にある燈籠稲荷のお使い狐でキタキツネのケマコは、隣のアパートに住むアパレル店長の律子のお願いを叶えようと奮戦中です。今日も律子の代わりに開店作業に出かけていきました。
律子が任されている店「シトラスフレーバー」は、割安な価格の若い女
の子をターゲットにしていましたが、ケマコ入店以来、高年齢のご婦人方の購入が増えています。
シャッターを開けようとするケマコの後ろに背の高い、ばりっとしたスーツの若い男性が立っていました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 20:12:23
4905文字
会話率:47%
主人公「私」は、ふとしたきっかけで、小学二年生になった頃のできごとを思い出し、小説投稿の形で書き留めておくことにしました。
「私」は、真夜中にシャッターを叩く音で目を覚まします。一緒に寝ていた姉は、飛び起きると「私」を両親の部屋に連れて
いくのでした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 10:00:00
966文字
会話率:6%
降りしきる雨の中で、傘を持って立っている男が一人。手に持つ傘は壊れており、使い物にはならないために、男はシャッターの降りた店の軒先で雨宿りに興じていた。ふとした気の緩みから傘でシャッターを叩き、ガシャガシャと大きな音を立てると、それを不思議
に思ったのだろう、中から女性が出てきたのだ。たった一度の雨宿りから始まる永遠の付き合い、そんなもの、予想できるはずもなく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-15 21:59:40
3641文字
会話率:25%
シャッター取り付けのアルバイトをしていた、ただの一般人、イツシマ・アラタは、突然異世界に召喚される。
その先で言われたのは巨大ロボットを操縦して戦えって!?
これは巨大ロボットに選ばれた、ただの一般人が、ただひたすらに異世界で生きていくお話
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 20:00:00
59762文字
会話率:43%
2022年初夏、来年には選挙権を得る柿谷要は「大人とはなんぞや?」と疑問を抱いていた。何をもって大人とするのか、いまいちピンと来ない。
そんな学校の帰り道、シャッター通りを歩いていると、一人の少女が目に留まった。占い師か。え、その年で
占い師?
どう見ても年下、中学生にしか見えない。
疑問に思った彼は、占い師な彼女に声をかけた。
その後語られる「呪い」という言葉、そして異世界飛ばし。
なぜ呪われるに至ったのか。呪いの正体を探るため、柿谷要は真相に迫る。
そこにあったのは、魔法少女だった彼女達の物語。
青春ミステリ×魔法少女。
「なぜ君は、魔法少女なんかになったんだ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 07:00:00
38256文字
会話率:50%
来年十八歳になる俺は大人びたことをするべきと考えていた。投票年齢も近い、大人にならねば。
そんなある日、シャッター通りで占い屋を見つけた。
女性が一人、見たところ中学生ぐらいだろうか。
youはなぜにこんな寂れた場所で占い師を。
時刻は午後6時過ぎ。
大人びた俺は彼女に確認せざるを得ない。
何より時間が時間だ、帰宅を促そう。
場合によっては通報せねば。
そんな俺が経験したのは、呪われた彼女との不思議な日常で非日常な一時。
異世界なんてあるはずない、ざまぁとか聖女とか悪役令嬢とかtsとかあるはずないんだ。
その謎を解明するため異世界かアマゾンの奥地に我々は向かうのか。いや向かう、もう遅い。
大人びたい俺は俺と彼女を知る。
完結確定の2話連載作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 16:35:08
23946文字
会話率:57%
27才の自称・写真家「俺」には、表沙汰にできない趣味がある。
目を付けた女性が住む安アパートへ留守中に侵入し、赤裸々な日常の一端を覗き見るのだ。
五月のある日、「俺」は秋葉原の書店に勤める井田須美の部屋へ、いつも通り侵入を果たした
。
地味だが清楚な容姿の須美に一目惚れ。書店のイベントで遅くなる日を狙った筈なのに、いきなり彼女が帰ってきた。
慌てて部屋の押入へ隠れると、大手出版社の社員だと言う中年男といちゃつき始める。その男の行動は極めて暴力的。突然、須美の首を絞め始めた。
いつもの癖で写真を撮りつつ、中年男の行為が「プレイ」の類か、犯罪かを判断しかね、悶々とする「俺」。
結局、押入を飛び出し、男を殴る羽目になってしまうが、その時の「俺」は知らなかった。
想定外の真実が、盗撮した写真の中に残されていた事を……。
アルファポリス、エブリスタ、ノベルアップ+にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-22 07:19:40
10163文字
会話率:15%
雑誌出版社に勤める私は、とある事故の写真を撮ったその日、不思議なシャッター音を聞く。
それ以降、度々聞こえるようになったシャッター音。それと共に迫ってくる恐怖に、私は少しずつ追い詰められていくのだった。
映画のような王道ホラー短
編。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 02:00:49
8683文字
会話率:29%
怒鳴り声ではない痴話喧嘩は、響くだけで五月蝿いものである。
最終更新:2023-02-11 22:00:00
522文字
会話率:0%
天麩羅かぁと思ってしまう。
最終更新:2019-02-16 13:47:20
350文字
会話率:0%
ある大雨の日。六歳のオトノハはシャッターが降ろされた店の前で、箱に入れられたメスの子猫を見つけた。それは全身真っ黒なのに、両耳の間の毛だけが金色の、奇妙な毛色の猫だった。
子猫を家に連れ帰り、世話をしようとするオトノハと父親のナユキだっ
たが、子猫は一向に懐かず、自ら家を飛び出す。
だがその数日後、子猫は傷だらけになって帰ってきた。
猫の視点から猫と少女との交流を描くキャットミーツガールストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 20:00:00
42590文字
会話率:13%
シャッターを切ると異空間への扉が開く。
※この作品は2022年11月に発行された文芸部誌に掲載したものです。
最終更新:2022-12-19 10:40:26
7164文字
会話率:35%
秋になると思い出す、あの頃のお話。
最終更新:2022-12-13 12:32:22
1642文字
会話率:18%
秋の京都で、ベビーフェイスな恋人に心奪われる話ーー。
最終更新:2022-12-04 11:19:38
1596文字
会話率:27%
夕方の商店街に奇妙なものが現れた。
シャッターの閉まった商店の前に、男達が横一列に並び、商品の声かけをしているのだ。
一見普通の光景に見えて、よく聞いていると売っているものは度付き眼鏡だったり、レモンだったり、ファッション雑誌の最新号だった
り、バラバラで、統一感がないものばかりだった。
一体、彼らは何者なのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-02 01:00:00
751文字
会話率:20%
2021年8月の暑い夏の日、私立クレアベルト学園に通う4人の生徒が部活の練習の為に学校まで来ていた。
陽が西へと深く沈み始めたタイミングで練習が終わり、下校しようとした所で1人が気付く。開かずの間である古いプレハブ小屋のシャッターが上が
っていることに………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-25 08:18:47
7898文字
会話率:52%
ごく普通のサラリーマンの渡邊律(30歳・独身)は、とある休日に唯一の趣味と呼べる風景の写真撮影を楽しんでいた。
その帰り道、ふと見慣れた近所の風景が気になりシャッターを押したとき、律は意識を遠くに飛ばされた。
目を覚ました時、彼の目に
映ったの近未来のような世界だった。
『ねぇ、僕と一緒に旅をしない?』
時の神クロノスとともに、律の不思議な旅行が始まる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 20:00:00
553583文字
会話率:52%
心のシャッターを切り続ける。
最終更新:2022-11-05 17:42:51
216文字
会話率:0%
ある朝私は奇妙な行動をするイケメンに出会った。彼がその行動をする理由とは。
この作品はhttps://inakanomonokaki.comとTwitter(@maki_mhr)にも掲載しています。
最終更新:2022-11-01 23:45:42
944文字
会話率:23%
閑散としたシャッター街通りの一角にひっそり佇む昔ながらの喫茶店に入店する。年季の入っていそうなダークブラウン色の木製の椅子に腰かけると叔母さんがメニューを持ってやってきた。ご注文はいかがなさいますかと声を掛けられる前に俺は料理の名前を口に
した。俺が頼むメニューはいつも決まっているからだ。
私立探偵の男の元に突如舞い込んできた奇妙な依頼をめぐる怪奇譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-17 20:00:00
4320文字
会話率:16%
それは異世界エルリアからの侵略により全人類が絶滅秒読みとなった時代。
七つの『次元断層』から、原生生物群とエルリア人類は現れた。
不定形生命が大都市を呑み、一本の魔剣が地平線を斬り裂いた。
一体の魔神が弾道兵器すら撃墜し、大陸は
異形の怪物達に埋め尽くされた。
どう考えても世界は滅ぶ。地球人類は終わりだ。
だが何故か、そんな状況ですら膝を折らない狂人共がそこにいた。
不死身の改造兵がドラゴンの心臓を握り潰し、不敗の英雄は0.1%未満の勝利を掴むまで絶死の戦場をループし続ける。
指揮官は禁忌すらも武器に換え、外交官は怪物とすらも心を交わし、ジャーナリストは己の喉笛に迫る牙に「シャッターチャンスだ」と笑ってみせた――。
これはどこまでも諦めの悪い地球人類が、絶望の運命を覆すまでの物語。
▽▲▽▲▽▲
第三次世界大戦前夜、とささやかれるほど国際情勢が揺れる、二〇二五年の夏。
大陸間の領土紛争を防ぐため、ジャーナリストのオグマ・ケイジは各国の精鋭軍人と研究者が集められた国連派遣調査隊と共に太平洋公海上に現れた新島へと調査に向かう。
だが新島『ニューミッドウェー島』で発見されたのはDNAの塩基構造すら界のレベルで地球と異なる生態系と、調査隊を喰らう生きた樹海の獰猛な獣の群れだった。
死の淵でオグマはカメラを掴み、世界に「はじまり」を告げ、諦めを忘れた最初の狂人となっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 20:00:00
40762文字
会話率:19%
ハワイをこよなく愛するカメラマンの俺の周囲には、どこか切なくホロ苦い彼女達の姿があった──。そんなちょっぴり大人な短編小説集。1話読切なので、どこからでも気軽にどうぞ。
ここからは軽く解説になります。
20年近く昔に書いた作品です。当時は自
分の文体じゃないと感じてお蔵入りにしたのですが、久しぶりにデータから引っ張り出してみて、WEB小説のスタイルにはちょうど良いのではないかと思い、改めて書き直してみました。
そのため、当時の情勢とかなり変わっている部分もありますが、基本的に時代性を感じさせないようにしつつもあまり手を加え過ぎないようにしています。特に昨今のコロナ禍の影響は大き過ぎるため、反映させていません。一刻も早く、この小説の頃の生活に戻れるよう願っています。
なお、作中に未成年者の飲酒や大麻等の表現がありますが、あくまでフィクションとして登場人物のキャラクター性を描くためであり、法律や法令違反を助長する意図はないことをお断りしておきます。
※「カクヨム」でも公開しています。また、「カクヨム」でしか公開していない作品もありますので、そちらも是非ご覧ください(https://kakuyomu.jp/users/nok_amn)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 12:10:42
13466文字
会話率:25%