時は八月の中頃、そこそこまじめで普通で平凡な中学生、星見夏紀は、ここ最近の夏休みの日々に、どこか言葉では言い表せないような、焦燥感や閉塞感といったものを感じていた。
夏紀はそれらを振り払うため、ギラギラと日差しが照りつけるなか一人散歩に出か
けたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-29 23:53:15
3321文字
会話率:13%
ヒマワリ咲いた、一面に、ギラギラと
最終更新:2021-09-22 21:23:41
381文字
会話率:0%
カティは辺境の伯爵の娘だ。
カティは辺鄙で牧歌的なこの領地が大好きだ。
14歳のカティはロバを牽き、歌を歌い、踊る”お友達”を眺めながら大好きな領地を回っている。
森の中の池のほとりでカティがお友達と休んでいると、知らない青年がお伴を連れ
てやってくる。
それはいつか王国を救う二人の出会いだったことを知っているのは、お友達とお伴と、そしてロバだけだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 20:53:20
11092文字
会話率:27%
〖祝☆ ジャンル別ランキング月間10位! 日間ランキング最高2位! 週間4位! 応援ありがとうございます ☆〗
◇◇◇
あー……これは完璧な修羅場です。
僕の視線のその先に、何やら激しく言い争っている女性が3人居た。
そしてつい
には、武力行使……女性達の揉み合い押し合いの激しいバトルが始まった!
その中でも、一番小柄だった女性が突き飛ばされ、傍観していた僕の傍まで来て転んだ。
……凄く痛そう。怖いなあ女性って。般若だよ。
転んだ小柄な女性は、近くで良く見ると凄く可愛らしい外見をしていた。
(服装は俗に言うゴスロリかな?)
よく見たら小柄と言うか……。全体的にかなり痩せ細っていた。ご飯ちゃんと食べてる?
その子の両手首には、包帯グルグル巻きが見える。oh……これはもしや?
ギラギラ光る目で、即立ち上がったその小柄な女性は、鞄から何かを取り出した。
それは……台所でよく見掛けるような、ごく普通の包丁だった。
包丁を片手に持ち、未だ激しい喧嘩を続ける2人の元へ、走り出す小柄な女性。
それを見ていた僕は、半ば無意識にその女性を引き止めるように、その女性の肩を掴んでいた。
僕 「ちょっ待てy……」
小柄な女性 『私の邪魔しないでっ!』 ドスッ!!!
僕が全てを言い切る前に、女性に容赦無く包丁で刺されていたのだ。
刺された場所からは、ドクドクと大量の血が溢れ出す。
あ、これ死んだ……。マジか~
ショックからか、僕はすぐに意識を失って地面へと倒れた。
……。
……。
……。
……あれ?
何故か意識が戻ると、光に満ち溢れ全体的に真っ白な空間の中に居た。
そして目の前に居たのは、悲しげな表情をした女性だった。
神々しいオーラを身に纏う、まるで女神様のような存在。
『あ、あの~?もう一度、人生やり直しますか~?』
あ、本当に女神様だった! 僕は即座に肯いた。
【今度は修羅場抜きでお願いしますね】
さあ、人生をやり直そう。
でももう『修羅場』は勘弁だ。
目指すは悠々自適なスローライフ。平和が一番だと思いますよ本当に。
……え?
次は異世界? いえ、何でもないですッ!
もうそれで良いです、助けて下さい。お願いします女神様ッ!
何でもしますよ!(何でもするとは言ってない)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 05:03:22
190400文字
会話率:17%
「英雄再生研究所チャンネルをご覧の皆様、こんにちは。主席研究員です」
Y○uTubeの生配信画面には、目だけをギラギラと輝かせるやつれた顔の壮年の男が映っている。
「視聴者の皆様へ、大変喜ばしいご報告です! ついに我々英雄再生研究所は、
織田信長を蘇らせる事に成功しました!!
この成功をもとに、これから日本には大英雄時代か訪れることでしょう。
再生信長は、遺伝子、思考、記憶、その全てが在りし日の織田信長そのもの。カケラたりとも抜かりはないと、主席研究員として断言いたします!
……なんだ? 奥が騒がしいな。まだ培養を続けなければ、再生信長はゾンビのようなものなのだが……
えー、研究所の都合で、今回の配信はここまでといたします。また見てくださいね!」
プツリと配信が切れる。このところ毎日放送されていた英雄再生研究所チャンネルだが、翌日になっても新たな動画は投稿されなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-14 20:11:24
1347文字
会話率:49%
終わる気配のない夏。ギラギラと照りつける真夏日、その日はゲームの決勝戦だった。
もはや毎年恒例となった最高気温のニュースを尻目にコンビニへでかけた彼は、友人と遭遇して大会への英気を養っていた。友人と別れた後、すぐに大会へ出場する。激闘の末
、勝利した彼だったがそこには変わり果てた自分の姿と見知らぬ世界が広がっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-13 21:56:36
10402文字
会話率:14%
異世界に転生したい平凡なサラリーマン、北岡ツトム。
そんな彼はひょんなことから、いつもの行き付けの店とは違う、とあるカフェに足を踏み入れた。
純喫茶『レイン・バロン』。
持ち込んだノートパソコンをおもむろに開き、ワイファイ回線でネットに接続
すると、見慣れた画面が現れた。
小説投稿サイト『クロノスの物語の園』。
そこには無数のユーザーにより投稿された、玉石混淆の作品群がアップロードされていた。
知人のラノベ作家・寄館島スバルの影響でライトノベルの魅力にすっかり取りつかれてしまったツトムは今から、このカフェでついに自分の作品を執筆しようとしていたのだ。
めっきり良いニュースを流さない現代のマスメディアと戦っていく。――そんな大義の下で数々のファンタジー小説を世に放ち続けるスバルに憧れてツトムが綴り始めた小説のタイトルは『天界を剣一本で作った凡人』。
ウェブで開かれているコンテストの多くは、8万文字以上はないと応募すら受け付けないほど高き壁がある。
事前に調べた情報や、スバルが時折くれるアドバイスで自分なりには執筆の流れをイメージしてあるツトムだったが、これからのことを思うと、ひどく緊張していた。
本業である林業卸売会社営業課での仕事との両立。妻からの誤解。突如として現れた探偵。
そんな全てがツトムを取り巻く日常。
ある意味では彼はそうした忙殺を、ライトノベルという非日常で忙殺することで上書きしようとしていたのだろう。
「没個性に怯えるから、あなたは私に付きまとわれる羽目になる」
美人の女探偵、白草チユナの危険ながらも蠱惑的な囁きは、むしろツトムをラノベ作家に掻き立てる良い立役者であるのが皮肉だ。
ツトムの父、知名度は高くないながらも旧財閥の傘下にある木材管理会社で成り上がって後に引けなくなってしまった男である北岡マサフサへの、とある過去に対する復讐。
それを果たすはずが、ツトムを珍妙な人生へと誘い込んでしまったという失態でしかないのがチユナのしてきたことだったのだ。
さて、そんなこととは露知らず、今、ツトムはいよいよ『天凡』こと『天界を剣一本で作った凡人』の執筆に取りかかろうとしていた。
しかし、この時はまだ彼は何ひとつ気付いていなかった。
怪しく瞳をギラギラさせる二人の店員。
これはそんな彼らの、瞳がギラギラしているように見えていただけのアホだった青春物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-30 12:05:03
1975文字
会話率:99%
ここはG町。
ギラギラな光と古き良き悪しき町。
行きかう人々は夏の暑さに悶えるも、女神のような彼女はその夏の暑さをもろともしない。
彼女は女王。彼女はアリア。
G町を魅了する麗しく、純情な、ダイナマイト。
最終更新:2020-06-23 16:02:27
3842文字
会話率:26%
普通のサラリーマンだった俺が、ある日突然異世界の無人島に投げ出されたのは一ヶ月ほど前のことだ。
会社で仕事をしていた俺は一瞬の睡魔に襲われ、目を閉じた。
次の瞬間、目を開けばそこは無人島だった。
何を言っているかわからな
いだろう? 俺にも訳が分からない。
ただ、まぁ、なんていうんだろ? あれだ。 とりあえず目の前にはオーシャンビュー。
ギラギラ照りつく太陽と、足元には焼ける砂浜。
そしてスーツに革靴の俺。
暑い。
太陽を睨み付けながら、乱暴にネクタイを緩めた俺は、額に滲み始めた汗を感じながらこう思った。
バカンスの始まりか。
---本文より---
魔人好きな方はぜひご覧ください。
とりあえず、第二部まで完結しています。
ご覧頂いて有難うございます。 宜しくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-19 22:06:29
46850文字
会話率:23%
血のような赤? いいえ、晴天の空のような澄んだ青色かしら。
私にはわからない、一体赤色と青色の間にどのような違いがあるのか。いいえ、それはきっと重要な事ではないのでしょうね。だってこの世界では色なんて何の意味も持たない。
――ほら、空
から青が零れ落ちるよアリス
錆色の空がギラギラと輝きを放つ。零れた青は地に降り注いで全てを染めていく。
――まあ大変、薔薇を赤く塗らなきゃ
ここが私の世界、私の居場所。足元を濡らす青に右手の人差し指を浸す。ドロリと滴るそれを自身の唇にそっと押し当てた。
白いうなじに金の髪
幼いアリスは不敵に笑ふ
空の青に指を浸し
桜色の唇に塗りたくる
ああ、それとも血の赤かしら?
どうだっていいわ
ほら、私はとっても綺麗
景色がだんだんと歪んで見える。空色に塗った唇がニヤリと意地悪くめくれ上がった。
「時間だよアリス」
自身の口から出てきたのは聞き覚えの無い男の声。
ああ、意識が……遠のいて……
そして私は目を覚ました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-29 15:39:02
47559文字
会話率:35%
『うっふふ』
摩耶が笑みを洩らした。
「な、何が可笑しい!」
LUCAが気色ばんだような表情をした。
「バラバラにして犬の餌にしようが、現実世界のあたしは無傷よ。なので恐怖感は半減するわよ」
「そう思う
なら、今から体験させてやる。夢魔地獄の凄さをな」
『ガチャガチャ』
『グゥッイン』
電動ノコギリとフォークが小刻みに踊っている。
LUCAが胸前で押し開いていた両手を、地面に叩きつけるように振り下ろした。
フォークと電動ノコギリが、摩耶を目指して突進する。
摩耶は冷静にフォークと電動ノコギリの動きを見ていた。
(これでジエンドか‥‥)
摩耶は静かに眼を閉じた。
『ゴー‥‥』
突然、内耳が揺れて耳鳴りがした。
そして眼前に過去の出来事が螺旋を描くように点滅する。
(本当だったんだな。人は死ぬ瞬間に過去の出来事が走馬灯のように蠢くというのは‥‥野呂との2年間の結婚生活、偽装結婚とはいえ穏やかで安らぎの日々だった。あたしは満足‥‥)
『あれっ?』
眼前に2倍位に膨れてギラギラ耀くシルバーの円盤から放り出された野呂の姿が大写しになった。
(あの時の出来事があたしの人生で一番ビックリした一瞬だったわ。あっ、映像が動き出した‥‥)
ヌメヌメぶよぶよした野呂の表皮をバリバリ破って、毛が全く無いツルツルした人間らしきものがニューと現れた。
表皮は蒼白いゼリー状のもので覆われて白く透明感を帯びていた。
床に散乱したゼリーで滑るのか男は、動いては転びながら、やっと四つん這いになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-18 08:09:44
5654文字
会話率:39%
私が色々あって新宿歌舞伎町の有名店ギラギラガールズのタカになるまでの物語
最終更新:2020-02-13 08:53:25
8759文字
会話率:34%
邪神らしい謎存在の厚意(?)でチートパワー盛り沢山で転生して超つよつよで
ニューライフと洒落込む筈だったのにここでまさかの一方通行な女神さまの天啓。
要約すれば「世界がヤバイ。こっちもキツい。だから聖女送ります」と言う事で
今の自分の立場+
世界がヤバイのに聖女様の力を利用せんと企むゴミクズどもの
ギラギラっぷりが酷くて近付くだけでも不審者扱いですが女神様が遣わせた聖女…
いや聖幼女ちゃんを守り通すためにはどうしても近くに居なければなりませぬ。
俺は優雅にスローライフしたいのにどうしてこうなった。
だがしかし…情けは人の為ならず…巡り巡って己が為…!
誰が為、他ならぬ俺が為、彼女は俺が守り通す!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-08 21:09:18
23794文字
会話率:34%
星野タクマが騙されて入部させられたのはリンカーネイター(転生者)たちが所属する異世界探検部なる怪しい部活。
そんな怪しさ全開の部でありながらも、持ち前のポジティブシンキングでタクマはプロ野球選手になるべく?ポータル(異世界への扉)をくぐり、
未知なる世界アナザーバース(異世界)へと愉快な仲間(ギラギラマッチョ、金髪ツンツンヤンキー、パンクサムライガール)たちと冒険の旅に出るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-07 17:00:00
37786文字
会話率:69%
同僚から飲み会に誘われて
付いていくと、合コンだった。
ギラギラの目をした女の子を尻目に
飼い猫の元へ帰りたい主人公。
二次会を断り、帰路についた主人公は
この後、運命の出会いをする事はまだ知らない。
最終更新:2018-12-28 21:24:08
778文字
会話率:23%
ある日突然、食欲が止まらなくなった。僕はその時人生で一番痩せていた。肌はカサカサで髪の艶もなく、瞳に光もなかったと思う。ただ目の前はギラギラとしていた。
最終更新:2018-12-22 14:26:39
1874文字
会話率:22%
「先生、私先生のこと好きだったんですからね!」
10年前の私は高校生で、30歳になって婚期逃したいつもプルプルホゲホゲ言っている先生が好きだった。私の友人はマイ●ロディを教祖様と崇めたり、自分のことをナスと呼ばせたり、学校の先生を登場人物に
して乙女ゲー作ったり、ワニが好きでバナ●ワニ園に一人で行ったり、お笑い芸人目指すと意気込んでいたり、好きな先生の授業を完コピして放課後お披露目会したり、でも共通するのは、数学がもの凄く出来ないで0点を平気で取る子ばかりが集ってた。
青春は刹那的で儚いけれど、ギラギラしていてじっと見られないくらい、眩しいもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-22 04:29:31
1141文字
会話率:18%
僕は、青少年食育キャンペーンで預かった「原料」を、檻に入れて部屋の隅に置いていた。
金色の髪。白皙の美貌。ギラギラと、生気に輝く緑の瞳。
まるで美しい女の子のような、食品に加工される前の「ソレ」。
とても、とても、美しくて――――とても
美味しそうで――――胸が痛い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-08 00:44:36
14222文字
会話率:31%
ある、世間を賑わせている連続殺人事件があった。
その犯人はどうやら小さな子供らしいという噂が都に流れていた。
ある日、下級警羅騎士のレイ・ニコラス率いる警羅部隊は、その犯人と思われる少女と出会う。
苦戦の末、彼の策によって捕縛され
た少女は、例によって投獄され、ただ刑が執行されることを待っていた。
そんなところに、彼女の目の前に、少女を追い詰めた張本人が姿を表す。
「ボクを追い詰めて、脅して得たそんなお金で、ボクに同情なんてしないでくれるかな?」
投獄前のキラキラとした、あるいはギラギラとした目の輝きは無く。
諦観を決め込んだ、そんな風に捉えられる声音で、少女は話す。
「同情?」
「そうだよ!
それが同情じゃないなら、なんて呼べばいいのさ!?」
檻にしがみつくようにして、レイに抗議する少女。
――これは、同情から始まる物語。
行く先々の困難の待つ世界を、歩む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-21 21:09:08
7376文字
会話率:17%
古来より、人は闇を恐れてきた。夜の闇には、人に在らざるものが潜んでいると考えられてきた。そこで灯りをともし、闇を照らす事を覚えたのだ。ギラギラと輝くネオンからは、人の恐怖心を打ち払いたいという思いが感じられる。だが、闇を打ち払った人類がそ
うであるように、闇に生きるもの達も、光の中で生きる術を身に付けていた……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-30 00:00:00
43245文字
会話率:49%