「友達なんていらない」静田カエデは父に言った。
父の仕事の都合で幼い頃から転校を繰り返していたカエデは、高3の春、10度目の転校をする。その高校にはレイナという学校をサボりがちなクラスメイトがいた。二人にはどこか似た部分があった。カエデは転
校初日の下校中、いつものように学校をサボっていたレイナと遭遇する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 22:19:13
8513文字
会話率:54%
ここはG町。
ギラギラな光と古き良き悪しき町。
行きかう人々は夏の暑さに悶えるも、女神のような彼女はその夏の暑さをもろともしない。
彼女は女王。彼女はアリア。
G町を魅了する麗しく、純情な、ダイナマイト。
最終更新:2020-06-23 16:02:27
3842文字
会話率:26%
とある世界に魔法の技術でとても栄えていた王国があった。
その王国には国王、クラウド王がいる。
クラウド王はあらゆる魔法、機械をいとも簡単に撃退する強大な力と、国民を想う優しい人柄に国民達から絶対的な信頼を集めていた。
一見安全な王国に
、いつしか依頼主のあらゆる願いを完璧に叶えてくれる存在がいるという謎の噂が広まっていく。
そんな中、ある晩に噂の存在が突如王国の城へ現れ、強大な力を持つ国王を無残に殺害した。
そしてその存在は、城の中の者たちを一通り殺した後、恐怖に怯える老人と、その老人に震えながらしがみつく国王の息子に対しこう言った。
『わたくしはキラークイーン。あなた達は依頼対象外ですから…ウフフッ…それではご機嫌よう。』
その存在は紺色の美しいドレスを身にまとったとても美しい女性だった。
こうして王国の城の中で唯一、国王の息子であるカイアスと、その世話係であるドレイクのみ生きのびた。
だが、この惨劇な出来事の裏には大きな秘密があった。
なぜ国王は殺されるよう依頼されたのか。
一体、誰が依頼したのか。
そして、キラークイーンの真の目的は何なのか。
国王である父親を殺され、国を滅ぼされたことで復讐を誓った若き国王カイアスと、その父親を殺し、国を崩壊へと導いた張本人、謎の暗殺者キラークイーンの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-16 19:36:19
2141文字
会話率:62%