「あのね、時々世界は私以外みんな怪物じゃないかなって思うことがある。本当は、みんなは私の前では、ずっと人間のふりしてるけど、それは嘘で、お母さんもお父さんも怪物で、いつか私を食べちゃう相談をしてる。いつかそのふりをやめるの」
その日が今日来
たの?と私は思った。
ホラーじゃなくなってしまった気がすごくします…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 12:45:08
3937文字
会話率:17%
駅のトイレの個室をあけると先客がいた。
便器の向こう側の壁の片隅に向かって、フードをかぶり、くるぶしまでの黒い細身のロングコートの男が立っていた。
男はえんえんと何かブツブツ唱えながら壁をひっかいている。ここはだめだ。
俺は入れる個室を求め
てトイレ内をさまようが…
びろうですみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-08 02:36:46
4440文字
会話率:7%
「年端もいかない子が、何か大事なこと忘れてる気がするって言ったら、それはこの世に生まれる前に、『何か悪いもの』とした約束の可能性があるかもしれなんだって。だからそう言われたら周りの人は『それは終わったよ、忘れていいよ』と言ってあげなきゃだめ
なんだって。言わないとその悪い約束が継続してしまって、悪いことが起こるかもしれないから」と彼が言った。
「え、なにそれオカルト?」
私、雪乃は最近よくそう思う。大事なことを忘れていて、それは忘れてはいけないことだったような気がするのだが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-08 00:48:37
1180文字
会話率:36%
ホラー2018用です。
最終更新:2018-08-09 12:25:11
301文字
会話率:13%
夏休み、友人の奈津に誘われた私は、卒論のテーマの助けにもなると思い、奈津の田舎の鬼女供養を見学に行った。奈津は夜中に立ち入り禁止の鬼女を祀る洞穴に入ってみようと誘って来る。まさか、奈津があんなことを考えていたなんて思いもよらなかった。
最終更新:2018-08-09 12:18:54
4254文字
会話率:37%
夏休みに祖父の家に来るのが楽しみだった。祖父からはいつも二つのことを約束させられた。庭の橋の井戸には近づかないこと。川遊びで知らない子供が現れても話しかけないこと。両方とも破ってしまった僕は、井戸の秘密を知ることになる。
(夏のホラー201
8参加作品)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-05 13:21:23
7025文字
会話率:33%
唐突に訪れる死の運命に翻弄される話
最終更新:2018-08-09 12:17:56
4945文字
会話率:31%
カミラ・エストリィは幼少期に笑顔を失くした女だった。彼女は行きつけのレストランである男と知り合った。男は吸血鬼だったが、人の血を吸うことに罪悪感を覚えていた。陰惨に嘆息する男に、彼女は自分の姿を重ねた。
罪を共有することで男の罪悪感を薄
らがせることができないかと彼女は考えた。罪の意識が薄らいだ男はふと笑うかもしれない。そのとき、つられて彼女も笑えるのではないかと希望を抱き、彼女は共犯者になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 12:00:00
5542文字
会話率:0%
人気いじめ小説家である私松戸楓が、名門女子校における中学生時代の実体験に基づいて書き上げた、最新作『夢魔の告白』。それはいじめの被害に遭って自殺してしまった、親友愛華恵との切なくも郷愁に満ちた、『偽りの友情物語』であった。
そう。私にと
っての恵は著作の中の彼女そのままに、女神であり唯一心からわかり合える同志であり──そして、憎んでも憎みきれない裏切り者であったのだ。
当時、恵に対する独占欲のあまり私は、彼女を自分だけに依存させるために、密かにクラスのボスグループに頼み込み徹底的にいじめさせるといった、我ながら狡猾で自分本位な暴挙に打って出たのであった。
しかしふとしたことから私こそがいじめの首謀者であることを知った恵は、ショックのあまり私の謝罪の言葉に耳を貸そうともせずに自殺してしまったのだ。
──だからこの作品は、私をひとり残して逝ってしまった恵に対する、復讐なのだ。
ただ美しいばかりの偽りの物語をでっち上げ、死んだはずの恵に再び仮初めの生を与え、永遠に作品の世界の中に閉じ込めて、二度と私の許から逃がさないようにするために。
しかし作品が好評を博しベストセラーになるにつれ、それと呼応するようにして奇妙な事件が起こっていく。何と作品の舞台となった女子校の在校生やかつてのいじめの加害者である卒業生たちが、次々に原因不明の昏睡状態となっていったのだ。
そんな折、私の夢の中にも恵がかつての中学生の姿のままで現れ、「楓、迎えに来たよ」とささやきかけ、私をそのまま夢の世界に閉じ込めようとし始めるのであった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 12:00:00
82620文字
会話率:50%
──ホラー小説みたいなことが起こるのは、あくまでもホラー小説の中だけなのだ。
大変お待たせしました! 『夏のホラー2018』参加作品第七弾、満を持して登場です!
冴えない中堅ホラー小説家のもとに、亡くなった妻の霊魂が宿っていると主
張する幼い義妹が『夫婦』としての関係を迫ってきたところ、以前から不倫関係にあった自称『前世の恋人』の美人担当編集者との間で板挟みになってしまうという、一見『なろう系作品』ならではの転生ラブコメに見せかけた、狂気と絶望の業界残酷ホラー小説『中二病症候群』、堂々公開!
本作は、思春期の中学生や高校生の女の子たちが、本気で転生や前世を語り出すといった奇病、人呼んで『中二病症候群』が蔓延している現代日本を舞台にして、明らかに異常事態に巻き込まれているというのに、ただ流されるままに受け容れ続けていったホラー小説家の男性が、いつしか現実の世界から虚構の世界へと囚われていくという、ほんのちょっぴりメタSFを隠し味とした不条理ホラーとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-30 20:00:00
23329文字
会話率:44%
連合軍の偵察部隊の青年兵士が捕虜となったのは、帝国軍が極秘に開発した吸血鬼からなる実験部隊であったが、何と実はそれは年端もいかない少年兵ばかりで構成されていて⁉
──あの超問題作『満月の少年たち』の、881374プレゼンツ!
ナチ
ス第三帝国の吸血鬼の少年兵たちと米国の捕虜の青年との、イノセントなエロスと絶望的なラストシーンとを、真のホラー小説と少年愛系少女小説の愛読者の、貴女に♡
何と『夏のホラー2018』と自主企画『*:.。20th century 少女小説・*:.』とに、いっそのこと同時にエントリー⁉
ど耽美な吸血鬼少年ものの少女小説でありながら、狂気と絶望の戦争ホラー小説でもあるという、禁断の単発短編小説『ワルキューレの息子たち』、『小説家になろう』様と『カクヨム』様との両サイトにて、満を持して同時に公開!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-20 21:00:00
11572文字
会話率:43%
光通信、電子通貨、垂直農園、遺伝子操作技術――
時代は進化し続け、空想は科学の手によって現実へと移り変わり往くこの世界。だが――それでもこの世に怪奇な噂が途絶える事は無し。
『奴ら』は"カタチ"を変えて必ずやって来る
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 11:49:14
13075文字
会話率:37%
祐也は、亡くなった伯父が住んでいた洋館を譲り受けることになった。
人の住んでいない荒れ果てた洋館に、たった1つ
女性の人形があった。
洋館に泊まった晩から、祐也に不思議な事が起こり始める。
最終更新:2018-08-09 11:21:28
6933文字
会話率:18%
座敷童子は家に憑くが、座敷笑子は人に憑く。お願いをきいてくれる座敷笑子だけど、お願いにはちゃんとルールがあって、そのルールを守れないと……。都市伝説のように広まっている座敷笑子と、それにまつわる人々の、精一杯の物語。
最終更新:2018-08-09 11:21:16
52793文字
会話率:54%
引っ越したばかりのマンションで奇妙なことが起きる。
怯えるばかりの私と、見えない何かを見る息子。
私たちはどうして……?
公式企画『夏のホラー2018 和ホラーvs.洋ホラー』に、和ホラーで参加させていただきました。
最終更新:2018-08-09 10:28:39
8667文字
会話率:30%
私が社会人になってから体験した話です。
嘘のように感じるかもしれませんが、すべて実話です。
今でも覚えています。
あの時の臭い、空気、景色。そして……恐怖。
これからほんの少しだけ、お付き合いください。
最終更新:2018-08-09 10:22:54
15621文字
会話率:21%
こちらは当方作の完結済み作品『もう、いいでしょう』のスピンオフ作品となります。
ヴォルトゥニュ帝国マルティン・マルティノヴィチ・グーリエヴァがミスイア皇国アレクサンドラ・アーレルスマイアーの婚約が決まった時点で、それぞれ罪を犯していた1
2人の側室達を断罪しました。
断罪後、12人のうち罪が重かった3人の元側室達がどうなったかを書いた作品です。
猟奇描写、後味の悪い描写、理不尽描写、女性が酷い目にあう描写などの他にも残酷な描写がたくさんあります。
お読みの際はくれぐれもご注意下さい。
1話3000文字前後になるかと思います。
夏のホラー2018参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 10:20:46
80361文字
会話率:20%
夏のホラー2018用作品
最終更新:2018-08-09 10:04:11
3127文字
会話率:38%
『夏のホラー2018』エントリー予定の作品です。
連載物は完結していないとダメみたいなので、期間に間に合うように完成させます。
怪異が続発し、忌み地として、幕府からも見捨てられた七ツ沢村。
この地の代官を兼ねる七ツ沢神社の宮司、鈴木道元の
もとに、娘を生贄に捧げることを示唆する『黒羽の矢』が送り届けられる。
わが子を利用して、この怪異に終止符を打つべく、山伏や退魔師や剣客を集め、怪異の中心たる『迷い家』に討伐隊を送り込む事を道元は決心する。
それぞれの思惑を胸に、集められた魔人たちが、七ツ沢の怪異に挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 09:24:00
35198文字
会話率:23%
あの日から5年。
ひとりの男が自殺した。
死後(?)の世界で男の前に現れたのは、ひとりの人間と黒猫
男が黒猫たちに語ったことは?
黒猫たちが男にかたることは?
最終更新:2018-08-09 09:22:17
4729文字
会話率:34%
肝試し?あぁ・・・知ってる知ってる。毎年何かしらの住居侵入とかで捕まるあれだろ?あれ!
え?違う?そうじゃない?・・・えーなんだよ、それ?
あぁ・・・わかった。ほら、肝試しにいったら中に浮浪者がいて、めっちゃビビるやつだろ?え?これも
違うの?なんだよ~
じゃあ、野生動物?あ~はいはう、違うんですね、そんな怖い顔しないでくれよ。スマイルスマイル。痛い参考書の角で叩くなよ!痛いんだぞ!!
普通に町中でやってる怖くもない肝試しのホラー屋敷・・・やめて、机の角は死んじゃう。
なんなんだよ・・・正解は?
え?そんなもん、本編読めって・・・・・・・・いや、読むからさ、逆に今までの態度から土下座はなくない?逆に読まなかったら何をされるか分からない恐怖から、ホラー小説より怖いんだけどさ・・・うん。いや、読むよ、読むから、何かあからさまに準備をするのはやめてくれませんかね。C君。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 09:00:00
14862文字
会話率:37%
無名の若手小説家である中川はストーリーが思いつかずに悩んでいた。ふと、父の形見の筆を手に取ると、筆に宿る妖怪 筆魔(ひつま)が現れた。筆魔は、体の一部を生け贄に捧げれば歴史に残る名文を書かせてやると提案する。
初めは拒絶した中川であった
が、借金取りに追い込まれ、ついに取引に応じる。
自らの肉体の一部と引き換えに得た文章は紛うことなき名文だった。その名文に魅せられた中川は次第に狂気に取り憑かれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 08:19:41
23092文字
会話率:48%
雪女の美知はバブル真っ盛りの三流私大のキャンパスで、吾一という学生と知り合う。
その吾一が所属するサークルは、フィールドワークなどと称し、いわゆる呪われた村の一つである奥三條村への夏季合宿を計画している。
雪女の嗅覚が何やら不穏なニオイ
を嗅ぎ取った。
美知は吾一を守るためにその合宿への同行を申し出るのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 07:28:40
18235文字
会話率:38%
異端の天才? そりゃ誰のことかな。僕の名前はウィリアム。ウィリアム・フランケンシュタイン。
……ふざけた名前だって? ほっといてくれよ、本名にケチをつけられるいわれはないね。
さて、このお話についてかな。これは僕の夢の話であり、僕の愛の話で
もある。
楽しんでくれたら嬉しいけど、恐怖してくれるならもっといいかな。
……うん、魅力が分かるのは、僕だけで十分かもだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 07:25:38
6979文字
会話率:34%
三十路のオカルト雑誌記者である小林は、ひょんなことから『還ってきた』少女、羽鳥と出会う。
最終更新:2018-08-09 06:57:33
11432文字
会話率:48%