すべての恋するヲタに捧げる、濁りに濁った純愛小説――
巨大IT企業デスパート社によってネット上に開発された、現実世界と遜色のないヴァーチャルリアリティの世界。ユーザーはアイマスクひとつで、睡眠時だけその世界に意識がとぶことができる。
瑞生はかつてそのプログラムのセキュリティ部分を担当したエンジニア。それをいいことに、自分で設定したセキュアをほどいてもうひとつの仮想空間をつくり、学生時代に好きだった詩梁のコピーを創造して自分の恋人にしたのだった。
しかしとうぜんながら瑞生は、仮想空間の治安を維持するための公安組織にマークされ、違法コピーである詩梁ともども狙われることとなる。
公安から逃亡する瑞生と詩梁。そこに仮想空間を好き勝手にいじりたおすハッカーの天才「ご陰キャさま」が現われ、はてまたOSのアプデを嫌がるVRアイドルのメグが仲間に加わって、物語はねじれにねじれて怒涛の展開に⋯⋯
VRシリーズの第二弾となります。いちおう前作の『世の海は漂流するためにあるもの』の続きモノにはあたるのですが、話はそれぞれ独立しているので、そちらを読んでいなくてもまあ楽しんでいただけるかなと。
仮想空間のこまかいルール等は『世の海』に書かれてあるので、もう一歩踏みこんでこの世界に浸りたいという方は、ぜひぜひご一読のほどを。
*不定期連載となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 00:07:05
52318文字
会話率:38%
反社会的勢力が役員をつとめる巨大IT企業デスパート。その子会社のアニメ制作会社で働く、キング・オブ・ピュアな橋枝君。
アニメが大ヒットしたため、役員たちの子分格でありながらゴッド・オブ・ピュアの松永より、投資詐欺のセミナー向け動画を制作
するよう圧力がかかる。
泣きに泣いて仕方なくセミナー向けのアニメ制作に励む橋枝君。
ところがよせばいいのに「へたな小細工」をして役員たちの怒りをかい、橋枝君は松永ともども、デスパート社が社運を賭けた一大プロジェクトであるヴァーチャル空間に放りこまれてしまう。
しかしそこには、職場の紅一点であり、橋枝君が恋こがれる麗しの渚さんがいたのだった‥‥
※ 物語の進行上、やむなく投資詐欺についての手口がこまごまと書かれてありますが、決して犯罪を助長する意図のものではございません。また作品中、登場人物たちの頭が溶けたり、犬に食われたり、首を斬り落とされたりなどの残酷描写がございます。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 10:03:14
96632文字
会話率:54%
この街で“最強”と呼ばれる不良高校生、**九条焔(くじょう ほむら)**は、毎日ケンカとバイクとラーメンに明け暮れる日々を送っていた。
だがある日、謎の光に包まれた瞬間から、彼の拳は「世界を救う力」を持ってしまった――。
突如現れた異世
界の使者、巨大な悪魔、空から落ちてくる隕石、制服美少女の聖騎士……。
「なんでもいい。オレの邪魔すんなら、誰だろうがぶっ飛ばすだけだ!」
義理と人情、熱血と喧嘩魂だけで、世界を背負ったヤンキーが、今、神に喧嘩を売る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 00:00:00
4374文字
会話率:44%
高校入学から2ヶ月。
毎朝誰よりも早く登校して、誰もいない教室で静かに過ごすのが日課だった“自称・陰キャ”の俺、渡瀬徹。
なのにある日、美少女クラスメイトに話しかけられ、生徒会長には命を狙われ、しかも精霊界の王様扱いされて…って、何この展開
!?
巻き込まれたのは、“1万年に一度”現れるという精霊の王をめぐる超スケールの騒動。
暴走する謎の陰キャ、飛び交う巨大カマと銃撃戦。
唯一“精霊でも人間でもない”俺だけが、鍵を握ってるってマジ?
「……ちょっと、俺の静かな高校生活、返してくれませんか?」
世界を救うのは、ただの陰キャ高校生と微妙に強い超能力!?
今、冴えない少年が“王”を探す冒険に巻き込まれる!
トンデモ美少女×陰キャ×超展開の学園バトルファンタジーここに開幕!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 07:30:00
19204文字
会話率:80%
平凡なアラサーフリーター律子が不思議な手鏡の魔力によって小人の世界に現れる。この世界こそナチスドイツを中心とした強大な軍事同盟ゲルマニアが支配する暗黒の世界なのだ。この軍事国家を相手に正義の闘いを挑む身長164mの巨大ヒロイン律子。お気に入
りのジーパンにロングブーツインスタイルで大暴れ!ナチスドイツ第三帝国を相手に律子の果てしない闘いは続く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 00:00:00
597898文字
会話率:29%
※(1700万アクセス突破いたしました!本当にありがとうございます!)
『最後に残ったのは、竜との約束』。
人間族と亜人種が存在する大陸において、両者の対立が厳しい時代……。
そんな時代、あらゆる人種との共存を果たしたがゆえに、人間族
の勢力から『魔王』と蔑みと畏怖をもって呼ばれる男がいる。
ガルーナの気高き王ベリウス。
亜人種びいきの魔王と呼ばれた、人間族の王の一人である。
そして、このガルーナ王に仕える、『竜騎士』の一族がいた。
ストラウス。この蛮勇なる剣鬼たちは、飛竜を自在に駆り王国を守ってきたのである。
しかし、その武勇を愛する王国も滅びることとなる……。
圧倒的多数の敵を前に、竜騎士である父親も兄たちも討たれた。
ストラウス家の四男ソルジェは、一族に残された最後の古竜アーレスと共に敵陣への特攻を行う。
―――竜騎士として戦場で死して歌となることは名誉であったが……。
戦場で死んだはずのソルジェは、古竜アーレスの魔力で蘇生を果たす。
古竜アーレスの亡霊は語るのだ、同盟国の裏切りに遭い、魔王は殺されたと。
裏切り者どもを殺せと、古竜アーレスはソルジェに願う。
故郷を失い、一族を殺され、竜という翼さえ無くしたソルジェ・ストラウス。
最愛の妹の骨を指に抱きしめ、彼は復讐を誓うのだ。
それから歳月は過ぎ……仇敵、ファリス王国は勢力を増しつづけ、巨大な帝国を築き上げていた。
いくつもの戦場を経て、ソルジェは白獅子と呼ばれる老いた傭兵に拾われることとなる。
『パンジャール猟兵団』……亜人種を弾圧する帝国に反する、少数精鋭の傭兵団。
エルフの弓姫、巨人の戦士、獣人の少女に、詩人の男。
心強い仲間たちを手にしたソルジェ・ストラウス、彼が再び『竜』に出逢うとき、運命は動き出す。
……これは、13人の戦鬼と1匹の黒き竜が歌う英雄譚である……。
※熱い物語がお好きな方、どーぞお越しくださいませ。巨大な帝国と腕力と策略で戦う、ダークヒーローのストーリーです。
※カクヨム様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 23:55:03
15142194文字
会話率:49%
〈あらすじ〉
人類は宇宙へと進出した。
だが、それはあくまで技術的な革命だった。
人々の社会は宇宙に出てもなお、有史以来人間が持つ、人間らしさは変わらなかった。
その証左となるのがこの歪な世界。
すでに宇宙に進出して1000年以上、古の16
世紀も目を見張るほどの混乱と死が巻き起こっていた。この宇宙で死んでも誰も看取ってくれる人はいない。
地獄の中で生を受けた主人公 ルーカス・マクワイヤーは20mを超える巨大人型ロボット[ポッド]に登場し数多の戦場を駆け抜ける。
(リアル寄りロボット小説)
(KSPの影響あり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 23:38:35
335688文字
会話率:39%
普通の女子高生だった綾瀬セイラは、ある日突然異世界・エリシア王国へと召喚される。
彼女に託された使命は「世界を脅かす深淵の魔物を討つ聖女」としての役目だった。しかし、期待とは裏腹にセイラの魔力適性は「華奢で優雅な魔法」ではなく、巨大でごつご
つした戦鎚にあった。
戸惑いながらも周囲の冷たい視線や嘲笑を浴びつつ、戦鎚を振るう聖女としての道を歩み始めるセイラ。
彼女を支えるのは、忠実な魔法使いや、一癖ある騎士たち。やがて仲間と絆を深め、己の力と使命に覚悟を決めていく。
「聖女らしさ」とは一体何か?「戦鎚」とはただの武器以上の意味を持つのか?
世界の命運を賭けた戦いの中で、セイラは自らの信念と真の力を見つけ出す——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 23:30:00
6675文字
会話率:40%
ここは学研新都市「トバオーハマ」
100を超える学校とそれをまとめる連合によって形成される巨大な学園都市である。
不思議な力(物理)を持つ生徒たちによって繰り広げられ、創造されていく"伝説"の数々…。
奇跡とダークのおり
混ざるファンタジー物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 23:02:43
806文字
会話率:19%
新たに見つかった電波帯を使い、これまで不確かな存在だった霊体を視覚化しコンタクトに成功。
この電波帯をEG帯と呼び、霊体を自在に操る者たちをEG使いと呼んだ。
大阪で起こった巨大結界事件後、環境が激変した結界内で争うEG使いたち。
その争いに巻き込まれる主人公安倍まゆらと彼女を取り巻くデンタイや能力者、術師たちの話。
EG使い、ユキオンナ、FF、くれいじーモコの三人が高野山に眠る空海の暗殺術式の一つ、『嘘実哭怨』を狙って行動を開始する。
高野山が防衛に当たるが、ユキオンナの前に惨敗する。
しかしそこには応援として来ていたデンタイと波付、四術宗家からも水属性の上水流家の縁の者が来ていたが、それぞれの思惑が食い違い現場は混乱を招く。
ユキオンナの攻撃は抑えたものの、肝心の空海の『密秘』を修行僧である顕正に盗まれてしまう。
個々に絡み合う個人の思惑が見え隠れする中で、デンタイは『密秘』を奪還できるのか、、、?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 23:00:00
16468文字
会話率:20%
新たに見つかった電波帯を使い、これまで不確かな存在だった霊体を視覚化しコンタクトに成功。
この電波帯をEG帯と呼び、霊体を自在に操る者たちをEG使いと呼んだ。
四ヵ月前に大阪で起こった巨大結界事件後、環境が激変した結界内で争うEG使
いたち。
その中に、主人公、安倍まゆらの姿があった。
彼女が再び結界の中に入って行った目的とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 23:00:00
27173文字
会話率:19%
推しが死んだ――。
2024年、K-POP界のトップスター・ソルが突如この世を去った。
16歳の「私」は、幼い頃から心臓病を患い入退院を繰り返していたが、そんな私の世界を照らしてくれたのが、他でもない“推し”のソルだった。
彼の死に絶望し
た1年後、私も静かに人生の幕を閉じた……はずだった。
だが、目を開けたとき、私は見知らぬ世界で泣いていた。
1998年の韓国。そこはソルがまだ夢を追って生きていた時代だった。
そして私は、この時代の巨大財閥〈ハンファグループ〉の一人娘、“ハン・ユナ”として新たな人生を与えられていた。
本来、2025年の世界には存在しなかったはずの“ユナ”。
私が転生したからこそ生まれたこの新しい運命。
ソルの未来を救うため、ユナとして生きる決意を固める「私」。
けれど彼の運命を変えるには、芸能界の闇、過去の傷、そしてライバルや謎の人物――さまざまな障壁が立ちはだかる。
過去を知る者として、未来を変える覚悟はあるか?
愛と運命と再生の物語が、今はじまる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:57:40
16270文字
会話率:34%
隕石の飛来とともに突如として現れた敵性巨大生物、『怪獣』の脅威と、加速する砂漠化によって、大きく生活圏が縮小された近未来の地球。日本では、地球防衛省を設立するなどして怪獣の駆除に尽力していた。だが、それと同時にある問題が生まれた。それは怪獣
の源、コアの処理であった。この特異な仕事を行うには、専門的な知識を持ち、かつ危険な状況を切り抜けられる経験と能力を持つ人間が必要。地球防衛省の新長官、出羽はそんな人材を各分野から集め、怪獣のコアの処理に特化した部隊を設立した。その名も怪獣特殊処理班。そしてその初代班長に選ばれた元陸上自衛官、有坂慶吾は一癖も二癖もある仲間たちと共に、人類未経験の特殊業務に従事することになる。
前例もなく、全てが手探りの状態で過酷な現場を乗り越え、徐々に特殊処理のノウハウを身に着け、仲間との絆を深めていく有坂達。果たして彼らを待ち受けるのは、人々からの賞賛か、それとも恐怖か。
怪獣特殊処理班ミナモトより10年前、怪獣特殊処理班創設とその歩みを描いた前日譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:47:51
7546文字
会話率:60%
隕石の飛来とともに突如として現れた敵性巨大生物、『怪獣』の脅威と、加速する砂漠化によって、大きく生活圏が縮小された近未来の地球。日本では、地球防衛省を設立するなどして怪獣の駆除に尽力していた。そんな中、元自衛官の源王城(みなもとおうじ)はそ
の才能を買われて、怪獣の事後処理を専門とする衛生環境省処理科、特殊処理班に配属される。なんとそこは、怪獣の力の源であるコアの除去だけを専門とした特殊部隊だった。源は特殊処理班の癖のある班員達と交流しながら、怪獣の正体とその本質、そして自分の過去と向き合っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 22:48:03
379205文字
会話率:63%
蜂をこよなく愛する高校生、アビリー。セミの泣き声が聞こえる夏の日、彼はひょんなことから巨大な蜂の巣——通称『聖地』の異変に気づく。そしてその原因はなんと瀕死の女王蜂だった!
慌てて保護したアビリーだったが、彼は女王蜂を裏庭に匿うことに。
そして献身的な看病の甲斐あってか、奇跡的に一命を取り留めた女王蜂。
しかし、その日からアビリーの日常は一変する。なんと、女王蜂がアビリーの元を離れず、付きまとうようになったのだ!
言葉を話せない女王蜂と、人間語を理解できない(と思っている)アビリー。一人と一匹の間には、奇妙な秘密の協定が結ばれていく。それはアビリーに世界を揺るがすかもしれない『特別な蜂の力』を分け与えること——。
学校生活、そして次第に明らかになる女王蜂の驚くべき目的。蜂を愛する心優しい少年と、誇り高き女王蜂の、ちょっと不思議でヒミツめいた共同生活が、今、幕を開ける折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:34:44
27597文字
会話率:56%
20XX年
異世界転生が現実のものとなった近未来。
老舗の生命保険会社でトップセールスだった主人公。
しかし、時代遅れと見なされ、会社を追放されてしまう。
失意のどん底から、不死鳥のように飛び立つ彼の決断は、
”異世界転生保険営業”へ
の転職だった!
――”異世界転生”を売る、という一風変わった営業職。
個性派揃いの同僚と共に、異世界転生ビジネスを切り開く。
だが、その裏には、異世界をも巻き込む巨大な陰謀と、
闇組織の暗躍が!?
現実世界と異世界を股にかけ、営業力で駆け抜ける。
――営業無双で異世界をも救う!
かもしれない異世界転生ビジネスストーリー、ここに開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:33:30
163654文字
会話率:31%
近未来の巨大都市「第三区」で、人々の記憶を都市設計に反映させる違法プログラム《再設計コード》が発見される。開発者・リツコと元刑事のユウマは、過去を消し続ける都市システムに疑問を抱き、都市そのものを「記憶する存在」に変える闘いに挑む。
だが
、過去を忘却し効率を追求する都市庁幹部・榊亮介との思想的対立が深まり、やがて都市全体を巻き込む住民投票へと発展。市民は「記憶の都市」か「合理の都市」か、究極の選択を迫られる。
僅差で「記憶の再設計」が支持され、都市は少しずつ“人の記憶と共にある風景”を取り戻していく──
忘れられた坂、消された地名、小さな看板が語りかける。
「ここには、たしかに誰かがいた」
都市とは、記憶そのものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:33:02
23026文字
会話率:23%
この物語は平穏狂狼録(陽)と連動して進む物語となっております。こちらはside黒狼です。黒狼って誰って方に説明。にゃんこ転生みろ!!(宣伝)、、、ごほんっ、、、純粋無垢な狂人?銃、糸と円形の糸巻き、巨大な鎌に変形する髑髏を持つ暗殺者。常識を
知らない最強?まあそんな感じだ。陰と陽どっちもみるでもいいけど、こっちが完結してからあっちをみるでも視点を固定できて良き。
これはあくまで二次創作。設定とかは多少変えるものの東方projectという作品の設定をお借りして作ったものになります。あくまで二次創作ですので多少の違いには目を瞑っていただきたく存じます。そして、リスペクトを大事にしてほしい(自分にもこの作品を見てくださっている他の人にも)と私は考えております。初歩的な句読点ちゃんとしろ!見たいなのは見ないふりをしていただけると幸いです。
ついでに。私は気分が乗らないと書けないので不定期の投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:28:13
16303文字
会話率:60%
この作品は前作「人類は孤独ではなかった――タイタン探査が明らかにした新たな知性との邂逅、そして旅立ち」の続編です。
本作から読み始めても、まったく問題はありません。
むしろ、ここを起点にして、後から前作を読み直していただくことで、時間軸を遡
るように物語を再構成する読み方も可能です。
22世紀半ば。
人類は土星の衛星タイタンにおける探査活動中、メタンの海の底で静かな文明を築いていた種族――エリディアンと出会う。
彼らは人類とはまったく異なる認知体系を持ちながらも、共鳴というコミュニケーション方法により人類との意思疎通に成功した。
エリディアンは、土星の表層を覆うストームセル(雷嵐)に宿る微細な秩序と意識の兆候を読み取り、さらに巨大な惑星――木星においては、はるかに進化した知性が潜在している可能性を示唆した。
人類とエリディアンは共同で木星へと赴き、そこで半覚醒状態にあった超高度知生体「オメガ」を覚醒させる。
覚醒したオメガは、自らを含む銀河各地のストームセルが構築してきた超知性ネットワーク――ヴォクス・インフィニタの存在を明らかにする。
そしてその記憶の中から、恐るべき事実が浮かび上がる。
――銀河中で、数多の知的種族が忽然と「失踪」している。
それは数百万年から数億年というタイムスパンで幾度となく繰り返されており、理由も痕跡も残されていない。
これは、かつて人類が直面した「フェルミのパラドックス」、すなわち「なぜ人類は宇宙で知的種族に出会わないのか」という疑問に対する、現実的かつ深刻な答えかもしれないと人類は気づきはじめる。
オメガは語る。
この謎に迫るには、銀河に分布するヴォクス・インフィニタの「ノード」――すなわち、半覚醒状態にある超高度の知性とその無限の記録の保管庫を次々と目覚めさせ、情報を統合していくしか道はない。
そのためには、「扉」と呼ばれる時空構造の亀裂=ゲートウェイを通じて超光速でノードに到達する手段が必要だった。
オメガはこの技術の実現可能性を示し、人類とエリディアンは協力して、生きた宇宙船「コヒーレンス・アーク」を建造した。
3隻のアーク――ARC-1「アルファ」、ARC-2「リュクス」、ARC-3「ノヴァ」は、それぞれ異なるノードへと旅立っていった。
それは、知性という存在の存続そのものを賭けた、銀河規模の探索のはじまりだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:00:00
95601文字
会話率:24%
2030年、日本は未曾有の大災害に襲われた。
巨大地震、津波、火山噴火――そして、人々の心をも蝕む終末の連鎖。
絶望の未来から転生した俺は、未来を知る唯一の人間として、家族と仲間を守るため、生き残りの準備を始めた。
やがて、人々が集うシェル
ターは「希望の国」と呼ばれ、崩壊する世界に灯をともしていく。
ギャング、欲望、そして異世界からの脅威が迫る中――
これは、滅びゆく世界で希望を繋ごうとした、一人の男の軌跡である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:00:00
971文字
会話率:3%
遠い未来、小惑星コロニーの巨大企業のCEOの一人娘センナ(16歳)は恨みのある相手にかなり過剰な仕返しをする為いつしか悪役令嬢と呼ばれていた。ある日彼女は婚約者で大企業の御曹司のアローゼンに、宇宙腫瘍に犯されて子供が出来ないことがばれて婚約
破棄されるも、彼が魔動力で動く巨大ロボット・OBS(お嬢様武装システム)によるコロニー内を舞台にしたレース・SDAG(スペースダンジョンアタックゲーム)の有名選手と浮気している事を突きつけた。更に彼女は優勝者には宇宙腫瘍の治験が受けられるというSDAGに、彼の脳髄をデバイス化したOBSでメイドのアロエと共に参戦することとなった。重力魔法を得意とする彼女は、果たして数多のライバルたちを抑えて優勝することが出来るのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:00:00
37240文字
会話率:67%
私立探偵を営むやもめ暮らしの35歳男性、砂浜太郎とその娘の1歳9カ月の花音は、ある日空飛ぶ巨大おっぱいに襲われるも、公園のトイレ前で出会った「司令」と名乗る謎のヘルメット男に助けられ、OBS(オヤジ武装システム)の操縦者に勧誘され、成り行き
上承諾し、娘共々戦うことになってしまう。外見は太ったおやじそのものの常識外れの超兵器と、サイコな仲間達に振り回される彼らの運命や如何に!?
第1回WEBアマチュア小説大賞二次選考落選作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-16 09:00:00
387059文字
会話率:44%
街の片隅、ベンチに座る少女が、何かをかじっていた。
「ん?これ、フランスパン……じゃないよね?」
「ガリッ!ガリッ!むしゃむしゃ、むしゃむしゃ!」
黒い木製の、立派な魔法の杖をかじる少女。
硬いし、まずいし、全然おいしくない。なのに
――
少女のお腹はギュルルルと鳴りっぱなしだった。
「魔力の源はカロリー……でも、ぺこぺこで魔力も切れそう……!」
そう、彼女は魔女っ子令嬢――レミィ・ルミナ。
しかし今は、腹ぺこなただの少女。しかも杖かじる危ないやつ。
「空飛ぶ鳥もジューシーお肉に見えてきた……これは……魔女っ子ピンチ……!!」
ベンチで震えるその手は、再び杖をかじろうとする。
が――
「ダメだっ!もう限界っ!」
ルミナは杖を掲げ、叫んだ。
「集え、肉汁とパンの精霊たち……カロリーの力、今ここに!!お腹ペコペコお肉パン召喚!!」
ギラギラ、バチバチ、ド派手な魔法エフェクト!
空に巨大な魔法陣が現れ――
「ゴォォォォォン!!」
\ドンッ!!/
そして。
静かな街の通りに、突如現れたのは――
「マジカルミートバーガー」と書かれた、ハンバーガーショップ。
香ばしい肉とパンの香りが、路地に広がる。
「え……うそ……なんか、やばいもの召喚しちゃったっぽい……?」
魔法、暴走しすぎ!
でも、ルミナの目はキラキラと輝き、口元にはよだれが垂れていた。
「おにく……おにくぅ……」
涎をぽたぽた垂らしながら、ふらふらと店へと吸い寄せられていく少女。
その小さな口元には、まだ杖の木くずがくっついたままだ。
――そして、扉が開いたその瞬間。
ルミナは、ふらりと崩れ落ちるように、ぱたりと倒れたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:59:25
13470文字
会話率:50%
カガミヤ・カズヤは、ごく平凡な日本の男子高校生。しかし彼は、過去に宇宙一の人気を誇る〝美少女宇宙配信者〟を救ったことで、その記憶を消されていた。
その功績から、宇宙の巨大組織〝宙域統合本部〟に目をつけられ、全世界が注目する中、内閣総理大
臣から直々に〝宇宙平和大使〟に任命される。
「宇宙に行けばアナタは超・超・超・ちょーう有名人! 高給な平和大使になれば、まさにハーレムですよ?」
ベルミーと名乗る美少女の甘言に乗せられ、戸惑いつつも大使を引き受けたカズヤ。だが、就任直後、彼らは未開の『カオス領域』に遭難し、そこから先は予測不能の連続だった。
――地球の常識が通用しない宇宙で、少年と個性豊かな仲間たちが織りなす、壮大な冒険スペクタクルコメディー、いざ開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:27:37
123651文字
会話率:39%
ドラゴンの採卵士、ネル。偶然出会った巨大なドラゴンの卵が孵化したとき、彼の運命は大きく変わった。孤独な少年ネルと、巨大なドラゴンの冒険譚。
最終更新:2025-06-07 21:13:15
18249文字
会話率:24%