想像してみて。あなたの父親がドラゴンの卵をくれる。でも、かわいらしい小さなドラゴンではなく、危険なモンスターが孵化する。
目の前に現れたのは、氷のドラゴン。鋭い爪、尖った牙、そして人類最後の拠点を破壊する力を持つその青く輝く目に見つめられ
る。
あなたはどうする?
死をもたらす氷の時代のファンタジー冒険、10通りのエンディングが待っています。
あなたが選んだ決断で物語は進み、5つの選択肢が10のエンディングを導きます。
あなたは人類の希望となるのか、それとも滅亡をもたらすのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 19:08:19
324961文字
会話率:23%
色気ムンムンの未亡人の奥様と、一流の執事伊勢馬場(異世界人)、それと奥様を暗殺に来たけど伊勢馬場にあっさり捕まりなし崩しでメイドをやらされているオチ担当のあん子が織りなすあっさり目の物語。
最終更新:2025-06-26 07:52:04
72417文字
会話率:29%
深淵と言う深いダンジョンの奥底
弱肉強食の名の下に、戦闘に明け暮れていた無敗の蜘蛛の魔物
そんな彼が、伊勢馬場と言う執事に敗北をして、戦闘以外にも興味を持つようになり、やがてレストランを開くかもしれない物語
最終更新:2025-06-23 00:14:24
74022文字
会話率:15%
新聞記者上がり(崩れ)でノンフィクション作家の「おれ」は、神奈川県警青葉署に通常逮捕されるーー。
最終更新:2025-06-26 00:00:00
154123文字
会話率:45%
ある日、お使い帰りのメイブは、”癒しの魔女”が住む『癒しの森』の奥で運命の出会いを果たす。倒れていたのは、平和を象徴する東の大国メルボーン王国の近衛騎士、レオンだった。彼が抱える使命とは、”曲解の魔女”によって突如もたらされたチェルシー王女
を苦しめる『魔女の呪い』を解くこと――ただそれのみ。
“癒しの魔女”ロッティと、その使い魔であるヒヨコのメイブは、彼の願いに共感し、勇敢なる冒険へと旅立つ。
魔女の使う禁忌『魔女の呪い』は、生命力を吸い取り苦しみを与え死に至らしめる強力なもの。唯一解呪することができるロッティの魔法効力を底上げ出来る『フェニックスの羽根』を求め、使い魔メイブ、”癒しの魔女”ロッティ、”霊剣の魔女”モンクリーフ、近衛騎士団長レオン、騎士フィンリーは旅に出る。
世界の南ルーチェ地方に位置する『癒しの森』を拠点に、数々の困難な試練と不思議な出会い、魔女や人々、そして仲間たちとの織りなす絆を描くこの物語は、信じる心と愛情の物語でもある。
怒り心頭の”曲解の魔女”が語った愛するペットが被った悪戯の真相、人語が話せないことで苦悩するメイブ、心に秘めた思いと使命の板挟みに葛藤するロッティ、自分の行動に対し無責任だったモンクリーフの心の成長、人間でありながらメイブの言葉が判ってしまうフィンリーの秘密とメイブへの恋、忠誠心故に焦るレオンの誠実な想い。ロッティとレオン、メイブとフィンリーの異種族間の恋愛模様や、みんなの心の成長を経て王女の解呪に挑むとき、ロッティとメイブに立ち塞がる最後の試練は!? きらめく冒険と温もりに満ちたファンタジーが、今ここに始まる。
中世欧州風の、人間と魔女が共存する世界アルスキールスキンを舞台に、小さなヒヨコの使い魔メイブと、魔女や人間たちとのほのぼの王道ハートウォーミング冒険ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 20:00:00
222174文字
会話率:49%
1988年冬。同志社大学文学部に通う一回生・中田晴人(ナカタハルヒト)は、信州・志賀高原へのスキー旅行の帰り道、軽井沢にある老舗の蕎麦屋に立ち寄る。
蕎麦の香りに誘われるようにして出会ったのは、店でアルバイトをしていた、年齢不詳の少女・舞子
。癖っ毛をポニーテールに束ね、真冬でも短パン姿で、革リュックには文庫本と猫のカリカリを忍ばせている。少し浮世離れしたその少女に、晴人はつい、自分の住所を箸袋に書いて渡してしまう。
翌週、舞子は本当に京都までやってきた。下宿の前で三角座りをして――何事もなかったように、彼の日常に入り込んでくる。
「三条の河原で、等間隔カップルを襲撃したい」
「川下りがしたい。今すぐ」
「普通じゃないたこ焼き、買ってきて」
舞子の気まぐれな“お願い”に翻弄されながら、晴人は京都の街を駆け回る。
学生アパート、鴨川デルタ、四条河原町、祇園宵山、送り火、銭湯、夜の北山カフェ……
大きな事件は起こらない。ただ彼女のいる風景だけが、すこしだけ、非現実。
昭和の終わり、青春のまぼろし。
もう戻らない季節と、消えてしまいそうな少女をめぐる、京都ノスタルジー幻想譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 01:23:33
4751文字
会話率:22%
蒸気機関や化石燃料を用いた機械文明が発達してもなお、この世界では魔術は衰退することなく、教会もまた絶対的な権威を失うことがなかった。
ある日、若き騎士シオンは叛逆の罪に問われ、大罪人として騎士団を追われることになる――その五年後、彼はとある
辺境の町で、その日暮らし同然のしがない便利屋として生活していた。
シオンがいつものように明け方まで飲み明かしていたある日、突如現れた少女が仕事の依頼をしてくる。
それが始まりの因縁――シオンは、自身の過去に清算をつけるため、少女との旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 21:03:31
1235986文字
会話率:47%
革命家は予め死刑を宣告された存在である
ネチャーエフ
活動家として活動していたストラベリングスキーは、活動家として農村部の読み書きができない人間に文字を教えたりしていたが、一人の活動家
が何者かに殺されたことにより内部より反発の声が起きる。新しい思想に目覚めるものヴェルホーヴェンスキーは、人は暴力によって抑えられると持論を展開し、独自の理論を広め、活動家たちを扇動していくが、ストラベリングスキーは反対してしまい…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 16:35:06
6747文字
会話率:47%
契約社員として働いているオリザは、ある日自分のアパートの1階に倒れている男を助けた。男の名はレフスキーと言ったが、悪魔をしているらしい。彼が目覚めたときから、彼女の生活が少しずつ変化してきた。
彼は幸運の悪魔なのか、悪魔という通り、不幸を呼
び込む不吉な存在なのか?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-08 22:45:55
4648文字
会話率:49%
悪魔であるレフスキーは、彼の仕事である煉獄での罪人の監視役から離れ、堕天使ルシフェルからロングバケーションをもらう。
彼のお付の下男であるリャブスキーと後ろ足2本で歩く黒猫マーロウの3人で冷たい街に旅行することになった。
見たことのない世界
にレフスキーはウキウキ気分だが、それから出会う沢山の人々とのやりとりが後々大波乱へ突入してしまう…。
彼の休みは安らかな休息で幕を閉じるのか…、それともトラブルまみれのジェットコースターのような日々になるのか…!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 18:00:36
17855文字
会話率:38%
日本のある田舎にはとても不幸な少年がいた。
彼が家で眠っていると、いつの間にかその異世界に転移しており、怯えていた所を丁度良く狩人に拾われたのだ。
狩人は自らの住む村へと彼を案内する。
そして半年後、少年は仕事をこなしながら現地の
言葉を覚え、すっかり馴染んでいたのだが、不幸な事態が起こってしまった。
その後すぐ村長の孫に村から追い出されてしまう。
それは丁度、歴史の転換期の最中でもあった。
少年の旅がいま始まる。
・現在、改稿停止中。(プロローグ~二章9話の範囲内)(進行具合:32/61)(改稿の再開は第三章完遂後。)
・投稿日は土日&祝日のみ。(ただし、明日の午前1時までは滑り込みセーフで)(誤字修正、改稿については制限なしで)
・変な文章や誤字を見つけた場合には遠慮なく報告をお願い致します。(事前に感謝、事後にも感謝!)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 23:56:30
378084文字
会話率:27%
※本作は一人称の研究目的で書かれた小説です
※私小説風の何かです
キーワード:
最終更新:2022-08-07 00:00:00
634文字
会話率:0%
それはそれはとても古い時代のことである。
最終更新:2020-04-25 11:37:47
808文字
会話率:0%
その日、僕たちは「人生のルール」を失った。
突如始まった全世界規模のデスゲーム――その名も《全人類バトルロワイル》。
全員参加。生き残れるのは、たった一人。
倒せば経験値、成長すればスキル。
モンスターも、敵も、時には自分さえも――この
世界ではただの“素材”だ。
だが俺には、唯一の特権がある。
この狂ったゲームの“すべての情報”が見えるスキルを持っているのだ。
始まりは、学校の体育館。
クラスメイトが1人、また1人と“消えて”いく中、俺とカズマは、まだ「間にあう」と信じていた。
願いのために。仲間のために。
そして――俺自身が、俺で在り続けるために。
これは、願いを賭けた世界最終戦争で、最弱から始まる最後の1人になるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 04:53:33
4377文字
会話率:25%
元A級冒険者のリッドは相棒とともに、暴走前のダンジョンを閉ざす。
かつて『血塗られた両腕のリッド』(リッド・ザ・ラスティレッド・ガントレット)と呼ばれ、A級冒険者だったリッドはある時をきっかけに彼のパーティーとともに数年ほど行方不明にな
っていた。
数年の時を経て、再び現れたリッドは当時のパーティーが未だ消息不明のまま、ただ一匹の動物ウィノーを相棒にC級冒険者として復帰する。
以前の強さを保ったままのリッドだったが、復帰した彼が受ける依頼はどれも保有魔力が低くて崩壊寸前、さらに崩壊後に魔物の暴走を誘発するようなダンジョンに関わるものばかりだった。
人は今の彼のことを『ダンジョン仕舞いのリッド』(リッド・ザ・ダスキーグレイ・クローザー)と呼ぶようになっていた。
彼は求め、そして、集めていた。かつての仲間を救うため、仲間との平穏を取り戻すため、ダンジョンに眠る「人の想い」を。
【この作品は短編ないし中編の連作になります】
【この作品はカクヨムさんでも並行して連載しております】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 00:20:00
154114文字
会話率:49%
ボクの母さんは雪女だった!?
スキーリゾートで賑わう小さな町の飲食店、「雪乃亭」を手伝う一人息子、北原雪哉は、14歳の誕生日に父から衝撃的な事実を知らされる。
自分の母親は雪女。
俄には信じられない事実に驚愕する雪哉だが、さらなる
事態が襲う。
なんと母の血が目覚めて、雪女の子供・雪ん娘になってしまったのだ。
学校は? 店は? 何より自分はどうなってしまうのか?
そして雪哉もとい雪耶のドタバタts雪ん娘ライフが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 12:10:00
235523文字
会話率:36%
平凡な毎日を送る青年は、突然当たり前の様にあった平凡な日常を謎の怪物たちによって奪われた。
日本の関西を中心に発生した衝撃のパニックホラー。果たして彼らは生き残れるのか⁉
最終更新:2025-06-19 23:00:00
305050文字
会話率:52%
犬好きな唯は日課のウォーキングをしていたが酷暑に体力を奪われへばっていると道すがらしんどそうに散歩している小型犬たちとすれ違い心配になってしまう
そんな折、リードも飼い主もいない美しいハスキー犬が息切れもせず凛とした眼差しで歩いていたのを見
かけるのだが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 22:44:48
1050文字
会話率:64%
最愛の兄が亡くなった喪失感から廃人のように生きていたひろみは兄との思い出の公園の河津桜で兄に瓜二つの謎の桜男と出逢う
桜男は卵サンドをくれたお礼に「お兄ちゃんの代わりになってお前が生きている限り、一生、お前の傍にいて守ってやる」とひろみに
誓い、ハスキー犬のぬいぐるみに憑依してひろみにだけ聞こえるように特殊な力を使いひろみと暮らし始めひろみは少しずつ笑顔を取り戻しはじめる
だが…桜男の正体は亡くなった兄の浩二だった
博美に打ち明けたら傍にいられなくなるため、自分を桜男の精霊と偽り生涯、ひろみを守っていくことを決意した浩二
桜男を兄だと気付かずハスキーのぬいぐるみをこーじと名付けて彼との暮らしに癒されているひろみ
そんなひろみも高校を卒業して新たな生活を歩み始めるが…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 16:30:37
17190文字
会話率:78%
拘りが強く耽美主義者のももは美人だが気難しく趣味が偏っているために誰と付き合っても価値観が合わず恋に発展しないまま破局になり25歳を過ぎても乙女なまま…恋愛に興味がない
そんなももを心配する幼馴染のマリは嫌がるももを合コンに誘い、ももにひと
め惚れした純一にももとどうしても付き合いたいから連絡先を教えて欲しいと拝み倒され、もものメアドを教えてしまう
勝手にアドレスを教えられ腹を立てるももだがマリに「メールだけでいいから試しに一週間だけ付き合ってあげて」と頼まれいやいやながら純一とメールするが…
数日後に純一のしつこさとなれなれしさにももがキレて着信拒否にしてしまう
激怒するももにマリは謝りに行きももの家で夕食を食べながら最近、気になる人はいないの?と質問すると…ももから想定外の答えを聞くことになる
果たして変わり者のももが恋に堕ちる日は来るのだろうか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 15:22:53
9290文字
会話率:84%
やる気はスクリーンショットの中に置き忘れた。
スリープばかり繰り返す日々、更新してもシャットダウン。
つぶやきはシャドウバン、心は擬似的なボレロのリズム。
ウイスキーの琥珀色に揺れながらも、ロックには生ききれない。
皮膚がざわめくのは興
奮じゃなく、たぶん虚無。
後書きのないわたしと、前書きのないあなたがすれ違う夜に。
夢を見ても再起動はしないけれど、
もしパレードがあるなら、そこでまた会おう。
どこまでも気怠くて、どこか可笑しみのある、中身のない叙情詩を携えて、今日も眠る準備をします。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-17 11:58:35
313文字
会話率:0%
エッセイを書くとは夢にも思いませんでした。
だって小説が透けて見られそうだし、ネタも溜めたいし。
タイトルはポスト・パンクのチャールズ・ブコウスキーに反旗を翻したけわけでもないけれど。引用です。
基本的に好きなことについて話すので好きに読ん
でください。
読んでくれたら嬉しいです。
不定期連載なので、滞ったら、スマブラでもやっててください。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-13 03:00:00
10106文字
会話率:4%
スキー教室で同い年の秀真と知り合った中学二年生の由羽。意気投合した二人は、翌日の約束をして別れる。しかし、約束の時間に遅れた由羽は、秀真を探している途中でコース外に滑落してしまう。
そこに助けに来た秀真。救助を待つ二人だが、気を失った由羽が
気づいた時には秀真の姿は無かった。
無事に救助された由羽が、秀真の母親から聞いた信じられない事実。
秀真の思いと見果てぬ夢を引き継いだ由羽は、アルペンの選手を目指しゲレンデを突き進む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 23:05:36
9607文字
会話率:39%
商店街の福引でスキー旅行を当てた、小学五年生の知佳と蓮、二つの家族で連れ立って出かけた先で、突発の依頼が発生する。その依頼には二人のクラスメートが関係していて……依頼解決の過程で、蓮の心の闇にも触れて行く……
現代日本を舞台とした、小学生が
主人公の等身大超能力ファンタジー、忠国警備シリーズの本編第二弾!
執筆から一年半の時を経て、なろう小説で発表!
最新作を含む、その他の続編、傍編は、以下のサイトで閲覧できます。(ブラウザ画面にフィットした縦書き表示、文字サイズ調整、ダークモード表示、しおり機能に対応しています)
http://gambler.m78.com/hikaru/sosaku.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 05:35:55
81803文字
会話率:63%
超人見知りの女子高生「真由美」。
夏休みの一人旅で偶然2人のクラスメイトと駅で出会う。
同じ電車で同じ駅まで一緒に行く事になるが、それだけでは済まなかった。
翌日、同人誌即売会のコスプレイベント受付の列で、三人は顔を会わす事になる。
三人と
もコスプレイヤーだったのだ。
コスプレイベントをそれぞれ楽しむが、動きのあるポーズを表現しきれないと言うジレンマを三人とも抱える。
その時、偶然見付けたのはスキー場で行われたコスプレ滑走イベントの動画だった。
コスプレした状態でのアクションを表現する手段として彼女達は「スノーボード」に興味を持って行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 18:00:00
473721文字
会話率:60%
貧乳ラブコメ。
「俺は貧乳が好きだ!」
「しね変態!」
貧乳をこよなく愛する大平野好史は、転入してきた比入氷雨の貧乳に恋をした。彼女にではなく、彼女の貧乳に恋をしたのだ。
大平野好史は不死身ゆえ彼女に殴られても蹴られてもすぐに治ってま
た貧乳を褒め、また殴られ……まるでギャグのような異常な日常。
だが、そんな日々は長くは続かなかった。未来から来た根暗なヒロインが不思議未来グッズを駆使して世界を救うとか何だとかっていう、シリアスな話にするために暗躍していたのだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 19:05:14
398950文字
会話率:41%
特別講演『ギャラクシー猫信仰の軌跡』
於:ユニヴァース猫大学マンチカン第二キャンパス222教室
初代教祖・四代目教祖、クロード・ニャンコスキー
最終更新:2024-05-13 02:09:08
50101文字
会話率:36%
不運で冴えない織原久遠(ラック)は転生者として召喚された。
転生者であるからには、魔王を倒さねばならない。
さあ冒険のはじまりだ、と意気揚々と歩き出したラックだった。
けれども始まりの町ホクキオに足を踏み入れる前に山賊被害にあった挙句、濡
れ衣で逮捕されたラックは、村から出ることも禁止されてしまった。これでは魔王を倒しようがない。そもそも出鼻をくじかれ心折られて、旅立つ気もなくしてしまった。
どんより引きこもり生活のなかで、習慣のモブ狩り生活を続けていたラックだったが、十年後に転機が訪れる。ラストエリクサーを手に入れたのだ。
ラストエリクサーは高値で取引されており、これを売ることで一気に金持ちになったラックは、味をしめてラストエリクサー転売業者を目指すことにした。ところが、『偽装スキル』を使った別の売り手にだまされてしまう。
このままにはしておけない。悔しがるラックは『鑑定スキル』と『検査スキル』という偽装に対抗するスキルを身に着けて問題を解決。信用を取り戻し、駆け出し商人としての生活に希望を抱いた。
ほどなくして、ラストエリクサーの価格が大暴落。追い打ちをかけるように税金を払わされ、借金生活に転落。しかも国家転覆容疑までかけられて、指名手配を受けながら、追われるように旅立つことになった。
散々な目に遭うラックだったが、この不運に満ちた慌ただしい旅立ちは、ラックにとって悪い事ばかりでもなかった。
レヴィアという可憐な少女に出会えたのだ。
そして、いつしか彼は、大いなる旅の目的を得た。
――何としても、レヴィアを俺の世界に連れて帰る!
ラックはこの願いを形にするべく、『鑑定』と『検査』のスキルを磨き抜きながら、逆境の異世界マリーノーツを、仲間とともに生き抜いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 19:00:00
1193843文字
会話率:42%
トイワホー国という『愛の国』を舞台にしてこの国の数少ない殺人事件にスポットを当てた推理小説である。主人公のヤツデは無差別の愛を広める『愛の伝道師』である。ヤツデのやさしさは作中の色んなところで窺うことができる。ヤツデとその友人のビャクブはク
リーブランド・ホテルに宿泊して旅行を楽しむことになった。そのホテルでは時同じくして殺人事件が起きる。イチハツとエノキはヤツデとビャクブの友人になった人達である。イチハツはとてもフレンドリーな性格をしておりハスキー・ボイスが特徴的である。エノキはクールな雰囲気でイチハツとは対照的な低音の声の持ち主である。バニラは行動力が抜群で事件とは関係なさそうだが、実は被害者とは顔見知りで謎の男から届いた手紙で心を悩ますことになる。バニラの女友達であるスミレは思いやりがありバニラの悩みに気づき、シランははっちゃけた性格である一つの隠し事を持っている。駅員のテンダイは手品を披露するのが趣味でありヤツデとビャクブも手品を通じて彼と知り合うことになる。死体発見の現場に居合わせたので、シロガラシは警察から取り調べを受ける。孫娘のチコリーはそれを邪推しテンダイの手品の種を解き明かしたヤツデにシロガラシの無実の証明を頼んだ。死体発見現場に居合わせたカラタチという男はヤツデのオカリナの演奏を通して知り合うことになる。ホテルで殺害されたのはクローブという55歳の男性でありネズというのがその妻である。クローブとネズは共通の知人であるマツブサというホテルに住む男を訪れていた。ヤツデはマツブサという男の事件に関する訳ありな雰囲気を察する。マツブサとネズは一緒にいたことでお互いのアリバイを確保しているので、ビャクブはその点についても疑わしいと思った。自分で考え出した疑惑と信頼の両方で物事を捉える『白と黒の推理』を駆使することのできるヤツデは自分から事件に首をつっこむようになり相棒のビャクブと一緒に三つの殺害方法で殺されていたクローブという男の謎と犯人は誰なのかという謎に挑戦する。この事件はバニラの兄が病院で看護師を殺害した8年前の事件と密接な関連があり、これはある人物の復讐殺人だということをヤツデは突き止める。ただの雑談に聞こえる会話や地の文が後になって重要な意味を持ってくるというのもこの小説の特徴の一つである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 11:13:06
212328文字
会話率:10%