信州の山奥に移築された古城を舞台にした本格ミステリーです。
関東軍の軍令憲兵である【主人公】は、長野・茅野市の別荘で養生している貴族院の【高平政信】議員に送りつけられた殺害予告により、上司に調査を秘密裏に依頼される。【主人公】は満州事変の
折、右脛を銃弾に貫かれた【黒羽武】少佐として議員宅に招かれたが、正体は不明である。
その日の夕食は、政信の妻【高平節子】、長男【高平和政】、長女【高平恵子】、次女【高平彩子】のほか、貴族院の議員、地元の有力者、警察署長など七名が招待されていた。殺害予告された【高平政信】議員が、送り主の心当たりのある容疑者を別荘に招待したのである。
【主人公】は犯人を見つけようと行動を開始するが、その矢先、貴賓室に飾られていた黄金の装飾銃と銃弾七発が何者かに奪われてしまった。【高平政信】は盗まれた装飾銃と銃弾が、三つの塔をもつ『三叉槍(トライデント)』と呼ばれる古城を異国から移築するとき、一緒に譲り受けた美術品だと言った。
そして招待客が部屋に戻った深夜、中央塔を挟んで客室と反対側にある高平家の私室で、招待客の一人が黄金銃の暴発で死んだ。市警察の【近藤貞治】署長は、暴発で死んだ招待客が殺害予告を送りつけた犯人だったと推理したものの、【主人公】はリボルバー式拳銃の回転弾倉に残り六発の銃弾がないことに違和感を覚える……
関東軍の憲兵である黒羽武少佐を名乗る【主人公】が、山奥の古城という閉鎖空間で起こる連続殺人事件を捜査する本格ミステリーです。
【更新は週に二、三回を予定しており、完結まで二ヶ月程度となります】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-20 22:05:38
135240文字
会話率:37%
先祖から受け継いだ土蔵に封印されていたのは、数えることがバカらしい程の美術品の贋作と一本の日本刀。そしてそれに取り憑いている亡霊だった!ーー「銘は鏡紋幻月。幻月とお呼びくださいませ、ご主人様?」
妖怪の町と現代の街を舞台に、俺と幻月があらゆ
る存在に憑依する、美術品の怪異に挑む!
ーーけどその前に。
「さあ、ご主人様ぁ?このくらいでへばっていてはいけませんよ?安心してください修行ですからね、死にはしません。死ぬほど酷い目には遭うかもしれませんが…ね。」
ーーオバケと幻月怖い。ダレカタスケ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-02 00:58:27
2770文字
会話率:7%
彼女は言った。
「彼らを変えていくのは、他でもない人だ」と。
僕はそれを疑問に思いながらも、どこか納得しているような気がする。
「君、妖怪っていったらどういうイメージ?」
「怖いとか、人を襲うとか」
「妖怪たちはそういう人間の"
イメージ"に合わさざるを得なくなる」
「そういうもんですか」
はたきで掃除をすれば、ほこりが舞うように。
息を吸えば、吐かなければ生きていけないように。
当たり前を踏み締めて、僕は「彼ら」に触れていく。
時には死ぬかと思うこともあるけれど。
それでも、忘れてしまうのは悲しいから。
* * *
占いツクールというサイトにて、同じ名前で連載しております。
短編オムニバス形式。
初めてなので色々と至らない部分はあるかと思いますが、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-25 23:25:20
3020文字
会話率:33%
ブラックバーン家の当主ジェイクとその身内のユン、ダニエルは集まってビリヤードをしながら美術品と売買について話をしていた。ここには本物の絵画が飾られているらしい。
しかし贋作が飾られていることをシスターのアニーから告げられてしまい、ジェイクは
顔が青ざめていく。
一体誰が本物と贋作を入れ替えたのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-16 12:28:28
4524文字
会話率:73%
ある犯罪者を追うために、美術品専門の探偵になったシャーロック・ホームズ。そんなある日、いわくのある人物から連絡が来る。
スミルノフと名乗るその男の依頼は、第三十五代アメリカ合衆国大統領暗殺事件の真相の究明だった。
ホームズは、1963
年に起きた、証拠も、証人も、現場さえも残っていない事件の真相を突き止めることをスミルノフに約束する。
スミルノフは、ホームズの去り際に、叫んだ。
我が祖国、ソビエトは無実である! と――――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-09 09:08:29
1565文字
会話率:70%
ごく短い、日常の隙間の話です。
最終更新:2017-10-09 22:40:08
979文字
会話率:0%
海に浮かぶ美術館。青年は作品展を観賞しようと美術館に来ていたのだが、誰もいない。諦めて帰ろうとするが、外に出られない。困り果てた青年は〈名も無い人物〉の作品展を観賞しながら、美術館の出口を目指していく。途中、翼を持つ謎の少女に出会い、思いも
寄らない作品を知ることになる……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-29 19:00:00
7959文字
会話率:37%
世界中の政治家や大企業のCEOが挙って求めるメガネを作る職人がいた。
その職人は齢90を超えた爺いだった
何時間着けて居ようが眼精疲労は溜まらず、着けて居ることを忘れることもしばしば。
造詣も美しく、1つとして同じメガネは無いし全てのメガネ
は美術品のように輝きを宿す。
眼鏡作りの神と呼ばれた爺いの作品は神々すらも魅了する。
此れは死した後、神々の末席を加えられる筈だった爺いの余生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-14 22:02:20
1268文字
会話率:58%
ある日、前世の記憶が突然よみがえって、この世界が人類滅亡トラウマホラグロゲームの世界であることに気づき、怯えて暮らす日々を過ごすことになりました……なんてイヤァァッ! しかも、実はゲームの世界じゃなくて、現実の未来の世界ってどういうことです
か? あのトラウマクソゲーは「未来の歴史書」!?
現在、(家が)金持ち&秀麗な容姿の10歳児。人生イージーモードからハードモードにクラスチェンジ!? 絶望的な未来を変えるためには、良い子でなんかいられない。私、悪役になります!
世界屈指のグローバル企業ロークスのチカラと金を使って無双する、幼い少女の謎解き冒険物語
注意:当作品は乙女ゲーの世界観ではありません。世紀末に入る一歩手前の現代に近い未来の世界です。
*本編後半から糖分(恋愛要素)多め
*豪華客船で旅をしたり、民間軍事会社に侵入したりする現代バイク&ガン(銃)アクションファンタジー物
*本編16年5月21日に完結しました。
*番外編 人形師6月19日に完結しました。
*番外編 呪いの美術品コレクター 8月7日に完結しました。
*番外編 影武者前編 9月3日に完結しました。
*番外編 影武者後編 10月19日に完結しました。
*番外編 囚われた今は亡き少女 5月9日に完結しました。
*随時、番外編をアップする予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-09 03:06:44
366492文字
会話率:52%
重度の美術オタクにして伝説の怪盗な喫茶店のマスターと、依頼がまったくない暇すぎる探偵のダブル主人公で送るドタバタ怪盗小説。
三千年もの時を生きる錬金術師、かつては三重に偉大なるヘルメス(ヘルメス・トリスメギストス)とも呼ばれたその男は、
何故か日本の地方都市の片隅で喫茶店を経営していた。
普段は一般市民として生活しながらも、裏ではそのチートなまでの力を使い、美術品をこっそり盗んで鑑賞してはまたこっそり返すという趣味人泥棒を繰り返す日々。
そんな彼のもとに、1990年に起きたある美術品盗難事件の手がかりが舞い込んできた。
それはオランダの巨匠、レンブラント・ファン・レインの『ガリラヤの海の嵐』の情報。
上の階で探偵をしている槇静馬を巻き込み、かつて世間を賑わした伝説の怪盗が再び物語の幕を上げる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-15 23:21:46
89427文字
会話率:55%
月時 曇(つきどき くもり)は美大に通う十九歳。「目が合った美術品を現実のものにする」という特殊な『目』を持つ彼は、それ以上に数奇な運命の中に置かれていた。それでも、何もしなければ、何も起きなかったかもしれない。奇妙な縁と不幸な偶然に導かれ
、悲劇はここに幕を開ける。――放たれた竜は、もう二度と、戻ってこない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-11 00:00:00
93088文字
会話率:48%
高校二年生の山敷洋太は、学校帰りの夕方に近所の洋館の前を通りかかる。その洋館は久しく人が住まずに荒れ果てていたが、草の生い茂った庭に人影を見つける。
以前に投稿した『黒い絵画』を一作にまとめました。少しでも読みやすくなっているといいのですが
…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-14 19:01:16
180292文字
会話率:30%
言葉を「固める」という特殊能力を持った美術商が、その能力を駆使して狡猾な美術品収集家に戦いを挑む!
最終更新:2016-09-13 01:00:14
1686文字
会話率:50%
芸術大学に通う小泉明里。
人と関わることが苦手で、暇があれば大学近くの東院美術館に通っていた。
ある日明里は美術館に携帯を落としてしまい、閉館後の美術館を訪れる。
そこで明里が目にしたのは、美術品の付喪神達だった。
展覧会に出ることを拒否す
るお雛様やちょっと性格の歪んだ幽霊画、極彩色のポメラニアンの様な唐獅子など、個性豊かな付喪神達が明里を翻弄する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-16 20:00:00
108649文字
会話率:36%
祖母の影響で美術品を鑑賞するのが趣味の青年、雛見は地元の小規模博物館"鷹川博物館で新人学芸員として働き始める。
だが、雛見の周りは個性的な学芸員だらけだった!!
絵画フェチの先輩・柊谷、身長差性愛の性癖を持つ先輩・高柳などおかしな
学芸員に囲まれながらも奮闘する
てな感じで、いろいろ進めていきます。
基本的にバカバカしいギャグです。コメディです。変態だらけです。
話もくだらねぇけど、暇潰し程度に見てくれれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-23 17:55:34
2107文字
会話率:22%
八月二十二日。蝉煩く熱気煩わしい夏の最中。
日向ヒカリは友人である新部万里子と共に、万里子の恋人である藤堂朝陽が住むアパートに訪れた。
朝陽の部屋のバスルームで見つかったのは、頭部と右手を失った死体だった。
時を同じくし、藤堂家三女
の家庭教師として、住み込みのアルバイトをしていたアキラ。
ちょっとした契機で、アキラは宝物庫を案内されることになるが、バイオメトリクス認証システムが守る美術品の中から、一枚の絵画が消えていることに気が付く。
合理と不合理の狭間に棲む悪意に、喰い千切られた死体の謎。
翡翠荘の殺人に続く、ヒカリとアキラが挑むミステリー。
日向ヒカリとアキラのSP問題『持ち去られた頭部と右手』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-13 19:00:00
137055文字
会話率:36%
欲から生まれた産物が、真面目な人達を巻き込み、とんでもない事に。
その後始末は、サッパリと爽やかです。
最終更新:2015-11-11 13:37:44
4466文字
会話率:10%
機械人形という、人間と瓜二つのアンドロイドが広く普及した、少し先の社会。
人間の代替ともなりうる完成度を持つそれら人型は「最高の美術品」とさえ称されるほどに美しく、清らかな生活を送る。
そんな、機械人形である涼子と、彼女の所有者である清隆が
織りなす物語は、新宿のとある交差点で起こった交通事故に端緒を持つ。
「もし百万回愛を伝えたなら、彼女は一回でも答えてくれるだろうか」
機械と人間の物語。
※第3回ハヤカワSFコンテスト 一次選考落選折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-08 09:00:00
245405文字
会話率:54%
喫茶店に訪れた老人と少女の本当に短い短編。2分で読めるに違いない。
最終更新:2015-08-14 17:27:39
1105文字
会話率:46%
隠れ家的喫茶店を切り盛りする高校生の影山天牙には裏の顔があった。闇夜に紛れて博物館や資産家の豪邸に忍び込み、美術品を盗む見えない怪盗【BLACK MOTH】の一員としての一面が。
ある日、孤宝博物館に展示される予定である月ノ宮家の至宝【月下
美人】を盗む計画が持ち上がる。しかしそれは月ノ宮家の次女・水蓮を巻き込んだ"孤宝博物館館長"村山善二の陰謀へと繋がっていた。
(士シ告心さんの企画『非リア願望週間』参加作品)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-09 16:23:08
57646文字
会話率:56%