「終末が来る」
そう信じた組織の「ママ」に誘拐され、「僕」と「姉」は地下シェルターに閉じ込められていた。
二人は光の力を秘めた存在で、悪魔を撃退するための鍵なのだという。
あるとき「姉」は告げた。
「世界の壊れる夢を見たわ」
その言葉通り、
世界は本当に壊れてしまう。
混乱に乗じ、地上へ脱出する「僕」。
すでに悪魔の姿はなかった。
代わりに待ち受けていたのは破壊された東京。
自分勝手な人間たち。
「僕」は得体の知れない力を抱えながら、目的もなく世界をさまようことになる。
誰かを殺してもいいし、殺さなくてもいい。
誰かを救済してもいいし、見捨ててもいい。
力を使うたび、空間の裂け目からなにかの存在が語りかけてくる。それは本来、悪魔と戦うための力。しかし正体が分からない。
やがて組織の手先がやってきて、「僕」を連れ戻そうとする。
「僕」は人生に倦んでいた。
なにもかもを力で切り裂いてしまうことができる。
「僕」にはそれをしない「理由」が必要だった。
※不定期更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-05 21:00:00
168817文字
会話率:39%
よくある終末論の筈だった。
しかし、それを仮に信じたとして、果たして逃げようともがく自分を想像出きるだろうか?
・・。
そうだ。
大抵は、例え信じたとしても、愛する恋人、友人、家族等により、逃げられない。
そう。
追い出された者
、迫害された者、即ち、逃げられる環境にある者達こそ、選ばれし者だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-17 21:38:55
10615文字
会話率:47%
人類の世界は遥か昔、突如として閉ざされた。
縮小し、衰退した人類の文明には未来がなく、終末論すら囁かれていた。
しかし、閉ざされた世界が、ある日開放される。
外の世界は過去の伝聞や伝承とは異なる、新たな世界が形成され、その可能性は無数の輝
きに満ちていた。
人々はその世界を【神世界】と名付け、その世界を危険を省みずに、人類の発展のために開拓する者たちを【開拓士】と呼んだ。
これはその中の一人の【開拓士】の記録である。
※このあらすじは暫定的なものです。後々もう少しまともなものに変えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-11 22:29:44
31606文字
会話率:43%
西暦2016年。
世界中で「審判の刻」が噂されていた。終末論的な話題としてメディアでもよく取り上げられていた。
VD-master。2005年に登場したアクションコマンドシミュレーターである。
2005年1月、大人気ロボットアニメのコ
ックピットを模したアーケードゲームが登場し、空前のヒットとなった。それを受け、他社企業が次々とACSの開発に参入し、30を越える作品が世に出た。VD-masterもまたその中の一つとして発売された。だが、この商品が他と一線を画していた点がある。それは難易度が高過ぎてクリアできない事であった。これには多くの名だたるゲーマー達が立ち上がり、日夜クリアに向けての研鑽と情報共有を惜しみ無く行ったのである。だが、ステージ5の中ボス攻略でどうしても操作が追いつかずやられてしまうのだった。
企業側も緩和の方向で修正が行われたがやはりクリアは誰一人できなかった。
3年の月日が過ぎたある日、一人の小学生がクリアする事に成功する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-30 16:17:00
4347文字
会話率:60%
ファントム時間仮説というものがある。
西洋の年号には当時の人間の都合で三百年近い水増しが行われたという仮説である。
であれば……二十一世紀初頭に噂された数々の終末論は、本当にただの迷信だったのだろうか。
かつての予言者たちが読み違
えたのは滅亡の時期ではなく、人類が自らの年も数えられないという情けない未来だけだったのではなかろうか。
これは、ある世界の『時間切れ』の少し前の物語。
予期されていたはずの滅亡に、何の備えもできなかった人類の最後の年の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-09 17:24:25
5976文字
会話率:28%
2019年4月30日、ワルプルギスの夜。
仮装した人々でひしめく渋谷に向かった大学生女装コスプレイヤー、武内七夕(たけうち・なお)の前に超能力者が現れ、彼に襲い掛かる。
渋谷の人混みは騒然となるが、七夕は突如現れた美形の男装少女、宮内莉羅
に助けられる。
彼女によれば、七夕は1999年7月7日に生まれた世界を終わらせる者たちの1人であり、人類を次の段階に進化させる使命を背負っていた...
世界を終末に導く物語が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-28 19:30:45
24765文字
会話率:29%
青森県にある私立女子高、グリモワール学院。
この学院のオカルト研究会には、会長から会長へと代々引き継がれる魔導書があった...
最終更新:2018-11-18 05:32:57
4655文字
会話率:25%
高校二年生のアルビノ少女綾瀬百合はある日、毒を操る臓器を手に入れる。病弱さが無くなり喜ぶも、それは能力者が虐げられる世界ではとてもではないが生きづらいことだった。少女百合の自分の日常を守る戦いが今始まる───/この作品は「ハーメルン」に投稿
していました(現在削除済み)/注意:駄文・意図したインフレ・不死身のオンパレード・中二設定が含まれています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-13 23:35:00
204787文字
会話率:50%
忠告。
ハザードマップはちゃんと読んでおけ。
最終更新:2018-07-17 07:00:00
237文字
会話率:0%
結界のようなもので世界から隔離されてしまった都市<トーキョウ>を舞台に、人々を襲ってくる影のような獣<シャドウ>から生き延びるために戦う若者達の物語。
《問おう、其方にとって生きるとは何か?》
最終更新:2018-01-14 14:57:59
1029文字
会話率:27%
ヒロイン鷲尾美菜は現代の日本に住む高校2年生の16歳。ある夜、彼女は自室にて発作を起こして倒れてしまう。その直後、目前に観音菩薩が出現し、その光の渦に包まれるという超自然的現象に遭遇、困惑する美菜に観音菩薩が告げる。「あなたは威光に見初め
られた輪廻転生の守護者である。その輪を乱す不浄から守って欲しい」と。そして美菜は事情も分からず不条理にも別世界に転生させられる。
転生した地球は星体活動を終えようとし、なんと超新星(天体爆発)を迎えようとしてしていた。
地上である外殻は崩壊的な地殻変動と極端気象によって生命体の領域を蝕み、人類も例外なくその生存圏を狭めていった。
人々は阿鼻叫喚し熱的死を迎える世界に絶望と憎悪を抱いて余生を生存闘争に明け暮れた。やがてその人々も消失し、僅か数千の人類と奇跡的に保存された極小の活動領域のみとなった。
だがその世界の伝説では「地上に災厄降りし日、円環の救世主が降臨す」とされ、この終末論的世界を打破する存在が出現すると信じられている。その名は「輪廻転生のフィオーネ」。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-11 23:54:19
244文字
会話率:25%
終わった世界でただ一人終わらなかった「僕」の話。
最終更新:2018-01-08 07:59:05
3365文字
会話率:0%
12月14日、突然に核ミサイルが水上 早苗(みずかみ さなえ)の居る街に向けて発射された。
街は大パニックを引き起こし、ある人はシェルターに逃げようと人を押しのけ踏みつぶし、ある人は終末論を大声で叫び、ある人は犯罪に手を染める。
その
横を早苗は駆け抜ける。
荒れた吐息は白を残し宙に消え、ずっと走り続けた足は疲労で悲鳴を上げて、筋肉がこわばる。そして着ていたセーラー服にはじっとりと汗が滲んでいたが、それでも早苗は脚を止めることはない。
目指す目的地は海岸線にぽつんと立つ無人の『灯台』
早苗は最後の刻を家族で過ごすのでは無く、夕闇迫る灯台の展望台で過ごすことを決めたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 16:38:48
3141文字
会話率:18%
死後、ある部屋へ召喚された絢辻優希はベリアルとう悪魔に出会った。
邪神から神託を受けたと言う少女は優希に対し、神託の内容を告げる・・。
最終更新:2017-10-15 22:46:08
23126文字
会話率:61%
塔にいる少女。自分が何者かもわからずにただ終末を望む―。ただそれだけだった。
夢に出てきた少年に私の未来を託し、動き出した、かみ合い始めた私の歯車。
少女の名は【メルトメリア】誰かがつけた、とても大切な人がつけた大切な名だった。
空っぽ
の記憶を頼りに物語は始まった。終末が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-28 03:38:20
12672文字
会話率:31%
人類は『魔』に追い詰められていた。
人はその数を今までの100分の1程度にまで減らされてしまい、絶滅すら目に見えていた。
そんな時、『魔』に対抗できる力を持った戦士達が現れ始めた。
世は大乱の中に余儀なくされた。
祓魔師(エクソシス
ト)と呼ばれる彼らが『魔』と戦い、人類の未来を掴み取る。
そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-14 22:00:57
6621文字
会話率:22%
この妙なバイタリティ>挨拶
実際の文面には改行が反映されないらしい。やってみて初めて分かる苦労。苦労ではないか…
あ、う巻と申しますこんにちはー。今回は二作目にして閲覧注意っぽいのを上げます。ぶっちゃけ普通にセーフだとは思うんですが、
念には念で。
お暇だったら覗いてみて下さい。何の得にもならない時間を提供致します(何ならちょっと損かな折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-30 08:35:55
1581文字
会話率:86%
ここは魔導世界ユグドラシル。かつて剣と魔法の世界として栄えていたが、現在では魔法は廃れ、国防の主力は魔導炉といわれるエネルギー変換機を搭載した人型魔導兵器アレクロイドに取って代わった。アレクロイドが誕生してからおよそ百年後、ユグドラシル中央
大陸全土を巻き込む全国家間の大規模戦争『第一次魔導大戦』が勃発。そしてその最中にノースランド王国にて第二王子による公爵令嬢の婚約破棄、国外追放が行われた。そしてこの事件をきっかけに大きく戦局が変化し、より混沌となっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-22 20:56:24
6183文字
会話率:49%
とある終末論者たちの会議
最終更新:2015-12-10 07:19:22
303文字
会話率:56%
ヨグ=ソトースの門は開かれた。旧支配者は帰還する。
最終更新:2015-11-11 00:04:00
2066文字
会話率:33%
東洋人が原因不明に激減した22世紀後半。
中でも東洋の島国――日本人の人口の激減は目を見張るものがあった。
原因不明の人口激減。終末論を騒ぎ立てられることも少なくない。調査に明け暮れた22世紀だったが全く成果はなく、23世紀という新時代に向
けて、まとまりのない政府が漸くまとまって日本に出した結論は『退化』であった。
「たかが2人、しかも1人は浮浪者だ。何を騒ぐ必要があるのやら」
大馬鹿者として名前だけ有名人になってしまった国守(くにもり)壱斗(いっと)は職にも就かず、転がり込んだ紬唄(つむぎうた)という甘味処で団子を貪り、瓦版を眺めてそうぼやいた。
紬唄は津賀家で切り盛りをしており、今のところ従業員は夫婦と2番目の娘のみ。
壱斗は従業員でもなんでもなく本当に転がり込んだだけだ。いや、一応名目上は用心棒だ。
毎日三食、客が残した団子やら商品に出せなくなった甘味をひたすら食べ、店の表で胡坐をかくだけ。
それは世に言う残飯処理だ。決して用心棒ではない。客たちは毎度毎度そう思いながら津賀家の大黒柱が丹精込めすぎて失敗したぜんざいを食べる壱斗を見守るのだ。
東洋人が原因不明に激減した22世紀後半。
中でも東洋の島国――日本人の人口の激減は目を見張るものがあった。
原因不明の人口激減。終末論を騒ぎ立てられることも少なくない。調査に明け暮れた22世紀だったが全く成果はなく、23世紀という新時代に向けて、まとまりのない政府が漸くまとまって日本に出した結論は『退化』であった。
便利すぎる位、進化した世界。退化を命じられた日本は江戸時代までの退化を行い、江戸国と呼ばれるようになった。
王政の江戸国。
五代目の王の犬になることを拒否した大馬鹿者は今日も居候先の甘味処で残飯処理をするのだ。
大馬鹿者がだんだん合法ロリの犬になっていく話です(大体あってる)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-14 11:56:48
724文字
会話率:0%