山伏姿の、童子レオとバカにされることが大好きな、少々変わった少年。天汰堂煉翁《てんたどうれおう》。
是空界《ぜくうかい》というこの世界。
いや、自然界そのものの、神々の姿そのものの権化、または具現化した姿が、
刃の形をした誠の姿「
真理刀剣神」なのである。
只、その多種多様な生物、目には見えない霊体、宙ノ理のなかで
心に闇を抱えた者だけが、その戸惑いの自分の、
開けない道を、どう切り開くのか。
惑人《まどびと》という人間だけが、目の前の闇を切り、
そのこと切れた闇をどう施すかで、
扱う者の生命がより生きる。またそしてそれを手にし、
生きてゆくこと自体、また始まる「神縛刃」と共に歩んでゆく刀剣。
その神縛刃のなかで、世界の人々の平穏と安らぎ【迷落《めいらく》】とした世界の、その混沌を。希望へと変えることを。
扱う者に一縷の願いを託し、
神々が一同に集い、錬金したとされる
『十八岐ノ焱《じゅうやまたのほのお》』の複数本の一振り
『炎螺剛《えんらごう》』が。
哀愁漂う煉翁の坊主頭のてっぺんに(イメージと真逆じゃねぇか!?)
鋼色の落雷と共に。埋まって、頭髪は赤焦げた色に……?!
そのエンラよっと、炎螺剛が。
生まれつき両手足とも。指が1つない煉翁少年の、左手小指の爪先へ。
まるで別次元へと、渦巻く溶岩のような煉獄の炎と共に、目から見えるようにその爪先に納まり、存在した。
その後腕白な天汰煉翁少年は、図らずもその炎螺剛を宿した小指のある左手に、
法螺貝を詰め込み過ぎてしまったせいで、「法螺」を抜け出せなくなってしまった。
その煉翁少年の身に危険が及んだ時。
こっちも焦げ茶色である、法螺に護られた爪先に。小さく収まっていた、炎螺剛の秘められた力が発揮される……。
そして、煉翁は拳を握り。上手く炎螺剛を操って。
その敵たちと。
自身の宿命ともこれから。
戦い抜くことになってゆく。
未来に待ち受ける困難へと、その先へ悩みながら、もがきながら、悲しみ、苦しみながらも。
でも。煉翁はそれでも悠然と。目に見える・または見えない、目の前にある荘厳であり、壮大な冒険浪漫へと。駆け進んでゆくのだった。
※カクヨムさんでも連載しております。更新は不定期で行います。御意見、御感想、メッチャお待ちしておりますm(_ _)m※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 22:00:00
15453文字
会話率:17%
徒手空拳に秘められた力。
あなたは信じていますか?
最終更新:2023-03-19 23:45:37
2789文字
会話率:8%
神に生贄を捧げ、過去100年に起きた全ての幸せに感謝する儀式《 ディリシア 》。
神の元に送られるとされる生贄に選ばれるのは少女と決まっている。
生まれたその時から生贄になることを決められた少女は国王が住む王宮で外と隔離されながらも聖女と呼
ばれ幸せに、大切に育てられる。
しかし 、その年のディリシアの最中にある事件が起きた。
生贄となる聖女が攫われたのだ。
聖女を攫ったのは化け物と呼ばれるひとりの青年。見てくれこそただの青年だがその身に秘められた力は化け物そのもの。
生贄を送らねば厄災が起きると考えた国王は化け物の早急な討伐と聖女の奪還を国中に命じた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 09:00:00
2559文字
会話率:12%
幼い頃に両親を亡くした少女、ユキは、自分を捨てた親戚たちに虐待されていた。ある日、逃げ出したユキは、不思議な森に迷い込んでしまう。そこで彼女は、人語を話す白い狼に出会う。
白い狼は、この森には誰も入ってこないように守る役目を持っていた。し
かし、ユキが心優しく、狼に対して優しく接したため、狼はユキを森の中に住む妖精たちに案内してくれることになった。
妖精たちは、ユキが持っている特別な力を見抜き、彼女に協力することを決めた。そして、妖精たちは、ユキが幼い頃に失ったものを取り戻すために、彼女を冒険の旅に誘う。
旅の中で、ユキは自分に秘められた力を知り、それを使いこなす方法を学びます。そして、彼女は自分自身と向き合い、過去のトラウマから解放され、成長していくのです。
しかし、ユキたちを待ち受ける困難も多く、様々な試練が待ち受けます。それでも、ユキは勇気を持って進み、自分の使命を果たすことができるのでしょうか。
「ユキの旅」は、冒険と成長が交錯する物語で、読者たちに感動と勇気を与えることでしょう。ユキが持つ特別な力や、妖精たちの個性的なキャラクター、不思議な森の世界観など、日本独自の要素を取り入れたファンタジー作品となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 18:05:54
1300文字
会話率:43%
外国で処刑寸前の日本人青年が魔物に襲われ死にかけるものの、秘められた力に目覚め勝利します。他には、踊るのが大好きなゲーム実況の配信者が登場します。
最終更新:2023-02-14 23:27:48
8682文字
会話率:41%
幼い頃に半ば騙し討ちの形で人質としてブラウ帝国に連れて来られた、隣国ユーリ王国の王女クレア。
クレアは皇女宮で毎日皇女らに下女として過ごすように強要されていたが、ある日属国で暮らしていた皇太子であるアーサーから「彼から愛されないこと」を条件
に婚約を申し込まれる。
(過去に、婚約者になるはずの女性がいたと聞いたことがあるけれど…)
そう考えたクレアは、彼らの仲が公になるまでの繋ぎの婚約者を演じることにした。
移住先では夢のような好待遇、自由な時間をもつことができ、仮初めの婚約者生活を満喫する。
ある日、ある出来事がきっかけでクレア自身に秘められた力が解放され、それはアーサーとクレアの二人だけの秘密に。行動を共にすることも増え徐々にアーサーとの距離も縮まっていく。
「俺は君を愛する資格を得たい」
(皇太子殿下には想い人がいたのでは。もしかして、私を愛せないのは別のことが理由だった…?)
これは、虐げられ感情を失くしかけた人質王女のクレアが、自由気ままな生活を取り戻し幸せになる物語。
※注意 序盤、主人公はドアマットです。苦手な方はご注意ください。
※感想欄は完結後に解放します。
※ノベルアッププラス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-12 07:10:32
137690文字
会話率:41%
ラン王国の王妃セリスは、虚弱体質ゆえに周囲からお飾り王妃と囁かれていた。そして即位してから約10ヶ月後、セリスは侍女のカーラに無実の罪を着せられ極刑に処されてしまうが、夫である国王アルベルトは、彼女に対し表立った行動は起こさなかった。
刑の
執行中セリスは、もう2度とアルベルトを愛さないと誓うと、彼女のペンダントが眩く光り、時間が婚儀の直前まで巻き戻る。
それ以降、受け身だったセリスは「もう失うものは何も無い」と悟り自発的に行動する様に。すると、彼女に対して素っ気無かったアルベルトの態度が徐々に変化していく。
暗躍する侍女、迫る謀略。セリスの周囲には闇が潜むが、決して怯まない彼女は、やがて自身に秘められた力と刑の執行時の真実を知る。王妃として民の為に出来ることを模索し、戸惑いながらもアルベルトとも向き合い、能力を開花していくのである。
※序盤のシリアス展開は3話まで
※当分毎日更新します
※ノベルアップ+様にも載せています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 12:45:15
262475文字
会話率:44%
神条瑠香は、友人たちと共に平穏な毎日を送っていた。しかし、ある日を皮切りに、不可解な出来事が瑠香の周りで起こり始める。世界の改変を目論む謎の組織、〈黒の使徒〉が瑠香に迫る。そして、覚醒する瑠香の秘められた力とは? そんな中、異世界から来た
と言う少年と出会う瑠香。少年は瑠香に言った。共に、世界に影を落とす巨悪に立ち向かってほしい、と。 かくして、少年少女は立ち上がる。この世界を、救うために。――これは、神話のエピローグ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-22 22:00:00
507051文字
会話率:39%
島村陸は、どこにでも普通の男子高校生――だったはずだが、ある日異世界に召喚されたことで常人離れした力を得る。
そのうえ、異世界に召喚される直前に拾った宝石に秘められた力のせいで、性転換してしまい――その後、なんやかんやあって、異世界で無事に
務めを果たして、日本に戻ってきてからのお話です。
陸が、異世界に召喚される直前に拾った宝石。性転換してしまったその理由。
そして――化け物とは無縁と思ってたはずの地球で遭遇した、謎の怪物――邪霊。
陸の新たな戦いが、始まろうとしている。
※キーワードに設定されている異世界転移(ならびに、異世界召喚)の要素は、第一話に登場する分を除くと、主人公と他数名が異世界由来の力を使うのみとなっています。あらかじめご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-08 22:33:15
45453文字
会話率:34%
14歳のリオンは駆け出しの冒険者。
だが手にしたスキルは、人を起こすしか能がない『目覚まし』という外れスキル。
リオンはギルドでのけ者にされ、いじめを受ける。
妹の病気を治すため、スキルを活かし朝に人を起こす『起こし屋』としてなんとか生
計を立てていた。
ある日『目覚まし』の使用回数が10000回を達成する。
するとスキルが進化し、神も精霊も古代遺物も、眠っているものならなんでも目覚めさせる『封印解除』が可能になった。
――起こしてくれてありがとう!
復活した女神は言う。
――信徒になるなら、妹さんの病気を治してあげよう。
女神の出した条件は、信徒としての誓いをたてること。
勢いで『優しい最強を目指す』と答えたリオンは、女神の信徒となり、亡き父のような『優しく』『強い』冒険者を目指す。
目覚めた女神、その加護で能力向上。武具に秘められた力を開放。精霊も封印解除する。
さらに一生につき1つだけ与えられると思われていたスキルは、実は神様につき1つ。
つまり神様を何人も目覚めさせれば、無数のスキルを手にできる。
神話の時代から数千年が過ぎ、多くの神々や遺物が眠りについている世界。
ユニークな神様や道具に囲まれて、王都の起こし屋に過ぎなかった少年は彼が思う最強――『優しい最強』を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 21:08:25
717373文字
会話率:32%
剣と魔術がいまだ栄えている大陸、ワンダルシア。
その大陸のとある国、ゼレスティア。
そこに住まう人々は、日増しに高まっていく魔物や魔神族の脅威から国を守るために巨壁を建て、その内側にて平穏に暮らしていた。
主人公の少年アウルは、国の英雄を
何代にも渡って輩出し続けてきた名門一家『ピースキーパー家』の生まれだ。しかし、アウル自身は日々をだらだらと過ごすだけの適当な毎日を過ごしていた。
アウルが学園を卒業間近に控えたそんなある日のこと。
卒業後の自らの進路について楽観視をしていたアウルの元に、数年間顔を合わすことも無かった兄が突然家に帰ってきたのだ。
この突然の兄の帰宅こそが、アウルの平凡だった日常に大きな変化をもたらすのであった。
そして、アウルに秘められた力とは一体――。
一人一人に個性があり、人間味の溢れるキャラ達が織り成す、心情描写たっぷりの群像劇風ダークファンタジーです。
長編となりますので、どうぞ末長いお付き合いをよろしくお願い致しますm(_ _)m
※2021年1月13日より、完結タグを連載タグに切り替え、第二部の連載をこちらの方で改稿版にて更新していきますゆえ、何卒ご理解の程をよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-05 22:14:21
687573文字
会話率:43%
虎河上流からの谷風が年中吹き抜ける浜辺の町。静かなこの地方では、凪いだ海に漕ぎ出してはいけないと言う禁忌があった。
海の底に横たわる希石“黒牙石”と、それに秘められた力を運用して生存するこの国の人々。
毎朝に立つ市場の木箱の隙間を縫って歩く
飼い猫を探す少女が不意に聴いたのは…掟破りを機に不吉の波紋が大きく広がってゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 10:04:15
12801文字
会話率:48%
あらすじ 1
茶房の女店主とクーデレな隊長さん、そして二人の周りの人たちのお話。
冷酷冷徹と呼ばれた隊長さんは、茶房の店主と出会い何故か「茶房もも」のギャップ有りバイトさんに。
隊長さん達の魔物との戦いあり(予定)、ちょっとおかしなほのぼ
のお店を営む毎日あり。自分の過去を知らない主人公のお茶は、チート能力を秘めています。
甘めでいきたい今日この頃。
あらすじ 2
異喰イ(イーター)と呼ばれる魔物が蔓延る世界。セイレン国の異喰イ討伐国連機関アーシェス・シンハ支部にある「茶房もも」。
その店主モモ・赤郷はある日新任の隊長であるスタースと出会う。「氷のスタース」と呼ばれ、冷酷冷徹だとウワサされる彼だがなぜかモモを気にかけているようだ。
異喰イ殲滅の為に生きるスタースだったが、モモの作る焙じ茶とお菓子、モモの優しさに少しずつ心をほどかれていく。そしていつのまにかバイトとして働くことになってしまった。
そのうち、モモに秘められた力があらわになることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-06 20:47:51
102570文字
会話率:43%
普通とはかけ離れた日常を送っていた浅倉春人は、ある日突然不気味な化物に襲われる。
自身の秘められた力を爆発させ怪我を負いながら、不気味な化物を撃退しいつもの日常へと戻ろうとする。しかし陰陽総局と名乗る集団に気絶させられ、どこかの施設へと連れ
ていかれる。
自身の秘められた力、不気味な化物、そして陰陽総局の目的。その全てを知った春人は最強の陰陽師を目指す。
そして二年と五ヶ月後──神奈川県唯一の陰陽師育成校、通称・第三中学校を卒業をし、秀才陰陽師と呼ばれるまでになる。
苦境劣勢が日常茶飯事になりながら戦う現代異能バトルファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 11:00:00
34623文字
会話率:40%
千年王国リーデルシュタインの妾腹の第三王子であるアルベルトは剣や魔法の才能には恵まれてはいなかった。現国王である彼の父は病床にあり、次期国王は誰かという話題はアルベルトの耳にも届いていた。次の王位は第一王子か第二王子のどちらかが継ぐだろう
と誰もが考え、アルベルト自身もそう思っていた。
ある日、父王からアルベルトたち王位継承権者は〈王の器〉の話を聞かされる。それは伝承にある〈王の器〉は竜を倒し、嵐を退け、民を救ったとされる正体不明の神器。父王は〈王の器〉が次の王を選ぶ、と言った。その言葉の真意をアルベルトが知ることになるのは、父が逝去した後のことだった。
アルベルトは、自身の視界の真ん中に浮かぶ「〈王の器〉を継承しますか?」という文字列に困惑していた。
王宮に侵入していた暗殺者に命を狙われ、無力なアルベルトは他に対抗する術を持たず、〈王の器〉を「継承する」と宣言。〈王の器〉に秘められた力とは――、歴代の国王たちが1,000年かけて研鑽し積み上げてきた「職能《クラス》と技能《スキル》」の集合体だった。アルベルトはそのうちのひとつ「クラス:剣匠」を使い、暗殺者の撃退に成功するが、既にふたりの兄王子は暗殺されていた。
1,000年分のチートスキルを手に入れて、なし崩し的に王位に就くことになったアルベルトは王国で起きる様々な事件に――王として、時には素性を偽って貧乏男爵家の三男を名乗ったりもしつつ――関わっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-08 17:11:30
156494文字
会話率:44%
世界中で多発する不可解な事件。その影には歴史上の人物の影を纏った<異能怪人>の姿があった。駿英学院大学附属高校に通う明智芳雄は、ある日自分に秘められた力を知る。全宇宙の記録を有するアカシックレコードにアクセスし、過去の人物を投影
――特殊能力を持った<異能英傑>として甦らせる能力を持ち、自らも特殊能力を行使できる「アカシック・ライブラリアン」の適性者だというのだ。かくして彼は異能怪人に立ち向かうため過去の偉人たちとともに戦いに身を投じることとなる。華麗にして壮烈な異能力アクションバトル、此処に開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-17 01:41:11
9480文字
会話率:48%
誰もが魔法が使える世界で、ただ一人、魔法が使えない少年クリス。
クリスは、まだ幼い赤子の時に山でお婆さんに拾われ一緒に暮らし、山を下りて学校に通う毎日。
学校ではクラスメイト達から無能と呼ばれて馬鹿にされていたが、ただ一人同い年で同じク
ラスの国の姫であるアイリスはクリスに優しく接していた。
盗賊に襲われた時、クリスはアイリスを守るために必死に力を振り絞ると自身の秘められた力と記憶を呼び覚ます。
クリスはアイリスと同じ、ただの魔法使いではなく、世界に一握りしかいない精霊を宿した魔導師だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 19:55:50
121162文字
会話率:58%
バイブルキラーと呼ばれる、ある闇地域では、10年に1度、モノクロと呼ばれる闇ゲームが行われていた。
モノクロに勝利したチームはエンペラーと呼ばれ、その先10年間この地域を支配することができる。
前回のモノクロから10年…今、再びモノクロが開
始されようとしていた…。
超不運体質の青年、和泉 陽斗(いずみ ようと)。
突然、気が付くと見知らぬ地にいた彼は、モノクロに参加する、あるチーム「ジュピター・コア」に身を寄せることになる。
この闇ゲームに参加できるのは、内に秘められた力…[ルスールス・アンテリウール]をもつチームのみ。
陽斗も実はその能力者であり、かなりレアな力をもっているのだという。
全く自覚のない陽斗に秘められた力とは…。
そして、陽斗は、ジュピター・コアの仲間とともに、闇ゲーム「モノクロ」に勝利することができるのか…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 16:06:03
7777文字
会話率:55%
魔法具いじりが趣味の貧乏子爵家の令嬢、ロレッタの婚約者は、幼馴染みで王子殿下の側近候補を務めるマーカスだ。二人が通う貴族学院では、この一年異常事態が続いていた。王子殿下を含む高位貴族の令息達が、次々と元庶子の男爵令嬢に競うように愛を囁いて
いるのである!
そんな中、王子の側近候補として王子等と行動を共にしながら、唯一男爵令嬢に傾倒していないマーカスは周囲からの評判が高まっている。
ある日、ロレッタが男爵令嬢が違法な魔法具を使用し、周囲の令息たちを操っていることに気がついたことから事件は明らかになる。正気に戻った令息たちが自身の行いを深く悔いる一方、明らかになった魔法具の持つ効果によって、自分がマーカスからこれっぽっちも愛されていないことを突き付けられたロレッタ。
悲しみに沈む中、事件を切欠にロレッタには秘められた力があることが分かり……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 20:38:35
43394文字
会話率:41%
この世界にはスキルというものが存在している。
スキルには剣術や魔術、中には農業などの多種多様なものが有り、10歳前後で能力を開花させる。
しかし、当時6才だった彼カインは開花の日を迎える前に、1つの起点が生じた──それも悲劇と言う形で。
平穏に過ごしていたある日、賊が村を襲い、目の前で姉は犯され、両親共々殺された。
そして孤児となった彼は奴隷商人に捕まり、奴隷として6年が経過した時、ようやくスキルを発現するのだが、そのスキルは──インキュバス。
しかしそのスキルはただのいかがわしい能力なのかと思っていたが、秘められた力を有していた。
だから彼は考えた──自分の自分だけの世界(国)を作ろうと考えた。
これはそんな主人公がのし上がり世界を摑み取る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 10:48:44
3217文字
会話率:46%
少女、シルフィは幼馴染と共に勇者パーティーにスカウトされる。
彼女はその非常に希少である白魔法を使い、勇者パーティーの中でも頼られる存在になっていく...。
なんてことにはならず、希少である白魔法の才能も、幼馴染や勇者パーティーの面々には到
底敵わず、実力不足からか、お荷物状態となってしまう。
そして遂には勇者パーティーから追放されてしまう。
失意の中、彼女に語り掛ける謎の声が。
「力を貸してやろう」
謎の声と共に溢れんばかりの力を手に入れた少女。
そんな彼女は強大な力を持って勇者パーティーに復讐を果たし、やがて世界最強へと成り上がっていく!
そんな事はさせない。何故かって...ホントはお前が復讐なんて望んでいないって知ってるから...。
これは、勇者パーティーから追放された後、秘められた力を解放させ最強に至る少女の話...ではなく、幼馴染が闇堕ちするのを何としても防ぎたい男が奔走する異世界ファンタジーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-14 03:31:29
12641文字
会話率:34%