村田健三郎という男子高校生の青春行脚を描く。人生を山登りに例えるならその行き着く先は、到達すべきは無論頂上である。高みに上るほど来し方をふり返ることができるし、そもそも頂上に立つことが山登り(=人生行路とすれば)の目的なのだから当たり前の話
だ。しかるに往々にして人は易きに流れるで如何な上り始めようとさえしない。ふもとをウロチョロするばかりで「辛いことは嫌だ」とばかり山登りを始めないのだ。換言すれば人生を歩まない、拒否することとなる。もしそれで許されるなら、済めばいいが生憎とそのようには人生はできていない。循環を停止した水がいつか濁って汚れてしまうように人も沈滞し切って汚れてしまうからだ。もし山登りでピンと来なければ山を「自ら」に置き換えてみればいい。小さく、低くて、了見のせまい自分を人は誰でも超え行かねばならないのだ。それは子供が大人にならねばならないこととまったく同じことである。ところが先天的・後天的な業、すなわち性癖に染まってしまって、ここが住みやすいとばかり、如何な努力もせずにふもとで群れてばかり、山登りを始めない人間があまりにも多い。強い者なら怒りの性癖のままに、弱い者なら鬱屈の闇の中に、そのまま人生を送ってしまいがちだ。もしこの愚かさと無明に気づくなら、気づいた者からきっと上り始めるだろう。そして上り始めるなら実はその登坂こそが楽の道であったと悟ることだろう。本小説はその山登りの緒に就いたひとりの男子高校生の物語である。ここで云えることは無為と怠惰の悪の道には悪の輩が、行動と精進の光の道には必ず、必ず、良き仲間が現れるということだ。その道行き如何をどうぞ読者の方はお確かめください…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 20:23:18
8982文字
会話率:0%
1945年8月15日以降、世界はドイツ、日本、ローマによって分割され、新秩序(New Order)が訪れていた。ファシズムの世界。国家間での憎しみ、亀裂により混沌の三国志が背景で展開されていく中、主人公たちの旅の行く先には何が待つのか?
最終更新:2024-01-21 01:46:51
15999文字
会話率:36%
50億3000年生きた不老不死の男。宇宙をさまよう彼は、久々に人々と出会い自分が経験したことを話す。
最終更新:2023-12-14 23:48:56
2692文字
会話率:39%
縄文杉見学は妖精と妖怪にも逢うかも知れない覚悟で行く登山です
最終更新:2024-01-18 09:00:00
3504文字
会話率:10%
野球の試合が終わっても、それを取り巻くさまざまな人々、彼らの物語は終わっていなかった。
野球はスリーアウトから。
野球場の内側でも外側でも、おかしな事件が起こりまくる。
もちろん、試合の最中にも・・・。
野球のショートショート、はじめまし
た。年末年始バージョン。
その一部をご紹介(内容は変わることもあります)。
『報復だ』
デッドボールを食らった。二打席連続だ。さすがに頭にきたので、これより報復(ほうふく)を開始する。(※よい子はマネをしないでください)
『新しい監督は』
ドラフト会議の前日までに新しい監督(かんとく)を発表する。そう宣言(せんげん)していたのに、監督候補との交渉(こうしょう)に失敗。そこで球団社長は奇策(きさく)に出る。「それでは、新監督を発表します」
『登山中の標識』
登山(とざん)の途中(とちゅう)に謎(なぞ)の標識(ひょうしき)を見つけた。ここって、かなりの危険地帯?!
『写真つきの年賀状』
家族ぐるみの付き合いをしているチームメイトから、「写真つきの年賀状(ねんがじょう)」が届(とど)いたのだが・・・えっ? 二枚?
『ぽち袋』
息子(むすこ)が持ってきた「ぽち袋(ぶくろ)」。その裏側には謎(なぞ)の文章が。新年いきなりの、お年玉バトル開幕(かいまく)!
『驚異の記録』
プロ野球のオープン戦で驚異(きょうい)の記録(きろく)が誕生(たんじょう)する。それは新たな時代の始まりだった。
『すごい選手がやってきた』
球界に衝撃(しょうげき)が走る。ある球団が独自(どくじ)の経路(ルート)で、ものすごい選手を獲得(かくとく)したのだ。その選手が規格外(きかくがい)すぎて・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 17:00:00
21761文字
会話率:14%
妙だな……
カクヨムにも投稿
最終更新:2024-01-10 00:03:02
8688文字
会話率:54%
そこそこ名の知れたラノベ作家をしている男は
アプリゲームのシナリオライターを担当することになった。
だが、あるストーリーによって炎上してしまい、
誹謗中傷が鳴り止まなく、極度のストレスから気分転換で登山をすることにした。
身体的疲労から思う
ように身体が動かず、落下し、意識をなくした男が目覚めた場所は…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 12:00:00
2274文字
会話率:15%
遭難者が発生している雪山への登山を決行する山岳部。彼らを待ち受けているものは何か。
最終更新:2023-12-27 16:10:06
718文字
会話率:39%
もうすぐ冬山で合宿だ!
出発直前、私は大学のクリスマスイベントに遭遇した。
居合わせた友人と参加することになったのだけど……!?
大学四年生2人の、ちょっとしたイブのお話。
サンタさん来るかな?
最終更新:2023-12-24 23:49:48
4675文字
会話率:49%
10階建て295戸。ワンフロア30戸。(うち1階はゴミ捨て場等施設の関係で25戸)
二棟、大と小。切り離され、上から押しつぶされたような『コ』の字型のマンション。
敷地をぐるっと囲うようにフェンスあり。中央は公園。
部屋の広さは子持
ち夫婦が暮らすに十分。子供が巣立った後は悠々と。
家賃もお手頃価格。老若男女問わず受け入れる。
単身。二人。親子三人、四人と居住者の笑顔溢れるみんなの家。
子供が笑う。主婦たちが笑う。仕事帰りの彼、彼女が灯りを見つけ、ホッと笑顔になる。
そんな彼らのマンション。
夜中。カツン、カツンと廊下に響くその足音は無意識だが、どこか心の拠りどころ。
熊を恐れ、声を出しながら山道を行く登山者のよう。
これも無意識。つい目がいくのはドアの脇の部屋番号。
――101号室
【アイダショウタ アイダエツコ アイダハルト】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 11:00:00
10067文字
会話率:0%
その死体は県境の山の中で発見された。
発見者は登山を楽しんでいた老夫婦、その妻。
登山道をややはずれ、野花を愛でていたときのことであった。
通報を受けて駆け付けた両県警は
どちらがこの事件の捜査の主導権を握るかで少々揉めた。
結果、
合同捜査になったわけであり、死体は片方の警察署に移送
もう片方が協力という形に収まったが
どちらの警察署に死体を移送しようとも同じ事が起きたであろう。
そして揉めた理由というのも『どちらの県警が事件を担当するか』だけではない。
重要なのは死体。その事である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 16:00:00
3132文字
会話率:5%
ある日の午後。太田は溜まった有休を利用し
新たな趣味として登山を始めようと思いさっそく、山に入ったわけだが……
どうも道を一本間違えたらしい。歩けども歩けども平坦な道。
山頂へ続いているわけではなさそうだ。
ハイキングと思えば、それも悪く
はないわけだが代わり映えの無い景色が続く。
木、木、木、木、木。花などない。ここまでほぼ一本道。ただ引き返せばいいだけだし
これ以上、迷う不安はないものの、登山道に繋がる気配はない。
そろそろ引き返そうか。時間の浪費、徒労に終わるのは口惜しいが……。
と、太田が思った時だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 10:00:00
2595文字
会話率:42%
昔から漫画やラノベ、ゲーム等が好き過ぎて学校を卒業して社会人になっても仕事が手に付かず転職の繰り返しで崖っぷち生活を続けて居た夜光龍真は30歳を過ぎて行き着いた結果、自らラノベ作品を作り始めた。
下手くそな作品でも諦めずに作り続け数年掛け
て漸く潤いの有る生活を手にした龍真は登山の苦労を肌身で感じてリアルな描写を書き出す為に単身遠出して山登りへ向かう。
…気が付くと龍真は現代世界では見慣れない風景と不思議な力を使う生物に囲まれていた。
動揺していた龍真に襲い掛かる未知の生物から何とか逃げる事に成功すると、始めから持っていた固有スキル【万物創造(ばんぶつそうぞう)】で瞬きしたらレベルアップしたり即死スキルを覚えたり呼吸で魔力が増えたりとチート能力を増やしまくり。
身体も魅力アップで若返ってイージーモードで人生を謳歌出来る筈なのに、元来持ってる強い警戒心の影響で石橋を叩いて慎重に生きていきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 22:12:03
268666文字
会話率:30%
アンブレはミエド山を半裸で登っていた。
最終更新:2023-12-12 17:20:52
810文字
会話率:58%
井上尚樹は学生時代(高校生)、親友である幼馴染を亡くしている。
親友は部活で登山中に監督と一部の上級生にしごかれて亡くなった。
それが問題となって、監督と直接しごいた上級生は逮捕された。
しかし、上級生の中で唯一、逃れた男がいる。その男は直
接手を下すことなく、親友を精神的に追い詰めていたにも関わらず、学校を卒業し、普通に生活をしている。
尚樹は復讐しようと試みるが、思いもよらない事態へ――――
この作品は「カクヨム」、「note」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 17:00:00
27862文字
会話率:62%
登山サークルの女子大生たちは吹雪の山で道に迷いました。
第5回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞参加作品です。
既出小説『ランコ推参! ~キャンプ場での一幕~』の登場人物がでますが、このお話単体でもお楽しみいただけます。
最終更新:2023-12-08 18:43:18
1000文字
会話率:22%
雪山登山をしてまで秘境の温泉に浸かりに来る理由。
なろうラジオ大賞5参加作品です。
「真冬の怪異」の「別嬪さん」を加筆修正した作品です。
最終更新:2023-12-07 13:00:00
864文字
会話率:16%
今日は獲物に出会えなかった。
夏のホラー2023参加作品です。
最終更新:2023-07-19 13:00:00
692文字
会話率:5%
探偵、人望寺一郎。頭脳明晰、運動神経良好な文武両道を絵に描いたような男だ。身に危険を感じる事も有ったが、それでも、もうかれこれ10年探偵稼業を続けている。
彼はとある依頼で冬山の山荘へ向かっていた。数年ぶりの登山、しかも雪山である。更に
、天候は悪化して行き、今は吹雪いていた。やっとの思いで辿り着いた山荘には、オーナー夫妻、30代夫婦、もう一組の客が泊っている。
姿を見せない体調不良の男性客。夜中の叫び声。果たして彼は無事に仕事を全う出来るのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 13:38:01
999文字
会話率:30%
友との約束を果たすために二年ぶりに御轟山に登る。
御轟山のゴゴティ―研究のために決死の覚悟で冬山に。
しかしそう簡単には登らせてくれない。
低体温症になりながらもどうにか山小屋へ。
夜、外からどんどんと言う音で目覚めるとそこには……
最終更新:2023-12-05 12:17:20
997文字
会話率:0%
些細な事から村を追い出されることになったカン。
チートを授かろうと当てもなくさまよう。
道中二人の仲間と出会う。
神が住まいし地、神々の森を目指し三人は旅を開始する。
少女プラスティ―の不気味な予言。
果たして村は世界はどうなってしまうのか
?
物語は予想外の展開へ。
旅自体はお気楽そのもの。
ハプニング続出。
登山にキャンプ&テント。
露天風呂で一息。
ちょっぴり嫉妬深いヒロインと村で帰りを待つ優しき幼馴染。
カンはどちらを選択するのか?
どちらの愛が勝つのか?
手紙も忘れずに。
回収あり?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 18:00:00
100875文字
会話率:0%
超絶晴れ男である松竹 梅造(まつたけ うめぞう)は、昔からイベントや行事には必要不可欠な人間だった。彼が向かうところは、必ず晴れて温暖になるのだ。遠足から林間学校、修学旅行、卒業旅行。記念式典や競技大会の日、オープンセレモニー等々……スタッ
フとして参加することで、必ず晴天にしてきた。
そんな彼が最近はまっている趣味は登山。どんな悪天候でも山に登れば晴れるのだ。調子にのった彼は真冬に一人で雪山を登頂する計画をたてたのだった…… 小説家になろうラジオ大賞5 参加作品。テーマは「雪山」 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-02 17:44:51
1000文字
会話率:26%
私は研究所(ラボ)に残されたロボット。どうやら人類は死滅したようです。私は話し相手のロボットを作りながら、山の上に発見した人家(じんか)へ行こうと思っていました……
カクヨムで先行して投稿しています→https://kakuyomu.j
p/works/16817330667541464833
またアルファポリスにも投稿を開始しました→https://www.alphapolis.co.jp/novel/566222062/846827009折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 10:17:52
11386文字
会話率:24%
一人の男がチョモランマをめざした。
最終更新:2023-11-28 12:08:02
279文字
会話率:0%
登山する人の無知極まりなさにあきれる。
最終更新:2023-11-23 15:38:14
322文字
会話率:0%