報告書の内容が始まるまでの経緯
我々の世界とほぼ同じ歴史を歩んでいた平行世界「ハイマート」は、20世紀末、異界を結ぶ通路の集合体「ハブ」の発現によって、自分たちと極めてよく似ている世界(つまり、今これを呼んでいる読者がいる世界)があるこ
とを知る。異世界への対応を巡る対立からハイマート内で戦争が始まり、全面戦争にいたる。何回かの休戦ののち、現在でも局地的な紛争が続いている。
膠着した戦争のさなか、ハブの技術の応用によって兵力を自在に送り込む技術を確立した「術士団(じゅつしだん)」が、最終的な勝利者として台頭してくる。この集団は、政治や宗教など、特定の思想(イデオロギー)を持たないという思想によって結び付けられた人々による、少数寡頭の、地球規模の支配階級である。
術士団は統制を強め、反対派を弾圧し、血みどろの紛争を更に大きな戦争によって解決する。「自分たちと同じであり他者でもある」平行世界(ロウランド)に対しては、自分たちの世界の存在を秘匿しつつ、密かに調査をして相手を見極めるという方針を固める。
そして、無用な混乱を防ぐという大義名分のもとに、得られた情報の独占に努めた。
術士団の構成員たる相術士(そうじゅつし)(相士あるいは術士と略称される)の一人、上田一般術士は、ハイマートの平行世界たるロウランドに赴任するように辞令を受ける。目的はロウランドの文化、風俗を調べ、報告すること。そしてこれといった人材を勧誘し、ハイマート側に引き込むことである。
小型のハブを通って、和歌山沖にある島に上陸するところから、報告書の描写は始まる。
上田はロウランドに赴く以前から、ロウランドの出来事を同僚で幼なじみの河井出(かわいで)一般術士に密かに伝える計画を温めていたらしい。
伝えることになった経緯や目的については、上田が報告書冒頭で早速語ってくれている
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-26 20:03:56
170674文字
会話率:22%
人殺しと蔑まれ、疎まれ、怖がられ、国民から石を投げられ、弾圧や罵倒を浴びせられ、婚約していた第一皇子は私の秘密を暴いたと英雄扱い。国王も民衆も誰も何も分かっていない。
断頭台に立たされた私は静かに覚悟を決めた。
――今日、この国は滅ぶ。
私の死によって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-04 23:00:00
4671文字
会話率:25%
弾圧の時代を越え、リンカーティン王国でたった一人になった魔女のリナベル、十七才。
身分を隠し、住み込みで家政婦をしながら、育ててくれた祖母の遺志を果たしたいと願っているけれど、日々の仕事に追われてすでに諦め気味。
だが、ある日突然訪れた絶体
絶命のピンチを逆手に取って、大冒険の序章が始まった。
天涯孤独人間不信だった魔女が、一人で無理なら二人、それでも無理なら三人で力を合わせて、冒険します。
無鉄砲ゆえに女神の怒りを買おうとも、王家に目を付けられようとも、仲間がいれば大丈夫。
気が強くて無鉄砲、能力低めの魔女が、友情と冒険と恋を経験する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-23 23:16:28
120645文字
会話率:55%
世界半鎖国時代。近未来の萎縮した日本。超能力者通称「メタ」が出現。しかし、彼らは大した力を持っていなかったものの差別の対象であった。
差別に耐えかねた一部のメタはテロを決行する。事態を重く見た日本政府はAMP(アンチメタポリス)を結成。
メタに対して更なる弾圧を行うこととなる。
そんななかAMP三班はメタと非メタ(真人間)が計画した前代未聞のテロに挑むことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-20 09:45:18
23114文字
会話率:51%
これは世界が崩壊してしまった後の話。
国の弾圧とそれに立ち向かうレジスタンスの話。
二人の男が世界の真実と限界を知る話。
そして、一人の男の子が女の子を救うお話。
遅筆ですが頑張ります。
最終更新:2017-01-11 23:33:01
1291文字
会話率:50%
** リプレイ投稿規約に違反してない事を運営様に確認済みです **
ここは電脳都市「MIYAKO」。
ここに住んでいる全市民は、ありとあらゆる情報がネットワーク上で管理されている。
だが、近未来であっても魔法は存在する
「魔法」とは何か?
それは、それはこの日常の真下に……重なっている異世界と交信し、信じることで世界に変革をもたらす印である。
しかし、別の「天使」が「魔法」を指し示されたことに気付き、世界から魔法を取り上げるべく集団無意識に呪いをかけた。
ー 魔法を目にしたら弾圧せよ! ー
この影響が、歴史に登場する魔女狩りや異端審問である。魔法に気付かない者達は魔法を潜在的に恐れるようになったのだ。
「魔法」を知った者たちは、魔法を「偶然」と装う技術を学ぶ。そうやって周囲を恐怖と混乱に落とすこと無く現実を改変し、世界が静かに黄昏の時を迎えるのを見守る役目を帯びた者達を「魔法使い」と呼ぶようになった。
では、彼らを紹介しよう。
>> これはオリジナルカードゲーム『Mission in Links』のリプレイになります。ただ登場人物にゲームをさせているわけではありません。何せ、このゲームはTRPGテイスト(プレイヤーが自分のキャラクターをコントロールしながら行動を判定し、物語を創る)なストーリーテリング(ゲーム参加者全員でどんな結末であれ、物語を一緒に創り上げる)カードゲームなのです。1回遊べば、そこに1つの物語が生まれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-04 12:00:00
20939文字
会話率:1%
大勢に歯向かおうとする一人の勇気ある少年を、社会が弾圧していく物語です。
※シュールギャグです
最終更新:2016-12-05 03:58:55
3135文字
会話率:24%
魔族の復活を目論むリベラ王国の大臣ゲルト。
魔族の末裔である彼は、魔族復活の妨げとなる、精霊の守護者”獣人”を差別し弾圧していた。
そんな中、兎獣人のメイは息子キャロルと共にリベラ王国から亡命し、猫獣人の縄張りに辿り着き息子を託し絶命した
。
だが、猫獣人は縄張り意識が強く他所者を歓迎しない。
命を見捨てはしないが、幼きキャロルには惨めな生活が待ち受けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-21 01:09:07
262文字
会話率:0%
ペンデルチア連邦共和国。
居場所を失った者達を寄り集め、飲み込み、大きくなって来た国。
他国の落胤(らくいん)が身を寄せていたり、亡命してきた王族が居たりと言った一方、殺人・詐欺その他重犯罪で祖国を追放された者のも居る。
街角を見渡せば、
行き過ぎた研究をする錬金術師、弾圧を逃れた芸術家、一発逆転を狙う職人など、様々な人間がいる。
そんな国の一都市で、主人公である女性、ストラッテは、何でも屋として暮らしていた──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-28 01:47:25
3636文字
会話率:31%
2038年、後に悪魔の法と呼ばれるファッション規制法が施行された……!
ファッション規制法、それはとある女性総理の誕生が始まりだった。
国民総オシャレ化計画の一端として施行された「ファッション規制法」
この法律によりファッション文化の最先
端となった島国日本で行われていたのは非オシャレ人間への厳しい弾圧であった。
これは悪法に立ち向かうために立ち上がった反オシャレ組織レジスタンスとそのメンバーによる戦いを描く物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-19 12:39:14
1623文字
会話率:24%
人類に突然現れた謎の漆黒の大艦隊。艦隊名を『クロノス』。乗艦人数千以上の乗務員を抱え、その中でも戦闘を行える者はたったの十人。その選りすぐられた戦闘員は『シザース』と呼ばれ紋章を胸元につけている。どこからともなくやってきた人類に害を及ぼす『
エリクール』という怪物を消滅させるため戦うのが目的。しかし。人類にとって突然現れた漆黒の大空艦隊とエリクールと呼ばれる怪物の事情など知ったことではなく。人類もその両方を弾圧する為動くのだがーー。三者による波乱万丈の爽快アクションが繰り広げられ、人類は果たしてどうなり、その行方は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-29 10:19:29
2070文字
会話率:0%
男の娘、和風美人、イケオネェ、ギャップ萌え、方言、乙男、エトセトラ。どれも大好物です!萌え禿げます!
周りはそんな萌えの宝庫で私は今日も幸せです!
萌えの為にいろいろしてたらなんか懐かれたお話。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ほんのり悪役令嬢転生風味。
オチを全然考えずにノリと勢いだけで書いたので終わり方が微妙です((
弾圧シーンを返り討ちにしようと思ったのに出来ませんでした。
しかし、好きなものをつめこんだので満足です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-23 03:57:34
7350文字
会話率:52%
戦禍に晒された、かっての都イデアポリス。
その灰塵と化した鉄屑の街から現れ出た七人の少年少女たち。
女神フレィヤの転生者と称される幼女を守護し立ち上がる。
やがて人々を弾圧下から救う傭兵団へと成長を遂げる。
正義と愛と友情を掲げる旗
の本、鉄屑傭兵団スクラッパーセブンの名は次第に高まって行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-11 12:58:35
62289文字
会話率:42%
文明が衰退し、魔族と呼ばれる異種族が生まれた世界。魔族は人間から弾圧され、または家畜のように扱われていた。
人間である夜朗は、魔族である姉貴分・蝶香と共に、魔族のために世界中を旅していた。殺されそうな魔族を救い、捕らえられた魔族を解放す
る。それは、そんな二人の共同戦線。……まあ、寧ろ夜朗が蝶香に殺されそうになるのだが。
※前に他のサイトで公開していた時期があります。
※最初のページでスカ描写があります。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-08 06:36:23
162739文字
会話率:67%
時は西暦2020年。
2005年の地球温暖化の進行による各地の記録的自然災害、そして世界中で突如起こったプレート地震によって、世界情勢は大きく変動した。
各国は資源を巡り内戦や紛争が頻繁に起こるようになり、特にアメリカとロシアは武力による抗
争をギリギリ踏みとどまって水面下での睨みあいを続けていた。
一方イギリスは激化する戦争、それに追随する更なる経済悪化、二国の冷戦の巻き添えを懸念し、武力弾圧を視野に入れてある特殊部隊を設立した。
イギリス軍最強戦力でありながら、記録上は存在しない部隊。『形無き軍隊』と呼ばれた彼らは世界中でイギリスが飼い慣らした狂犬と恐れられた。
国はこの形無き軍隊を『ゴーレム』と名付け、各国の紛争に駆り出して暴動を鎮圧させていった。
しかしロシアとの睨み合いは激化し、とうとうある事件をきっかけに世界を巻き込んだ二国の戦争が始まる。
『ゴーレム』の隊員であり、15歳の中学生の少女、唐湊煌子(とそ こうこ)は国同士の戦争に巻き込まれながら、人として成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-25 14:11:26
3479文字
会話率:29%
天人の統べるこの世界は文明と科学力が発達し大都市が広がっていた。
医学の発達により普通の人間が一万年生きる事も容易で、争いも貧困もめったに起こることのない時代であった。
しかしここは元々魔術の盛んな世界だった。
現在魔術を使える人間は殆ど存
在しない。
精々、僻地に住む人間の魔術師や魔女、魔獣程度だといわれている。
世界は天人により科学の発展を進める政策が進められていて、科学派の人間を都市部に住まわせ豊かな生活をさせ、現代では数少ない魔術派を山奥においやり、格差を作って弾圧していた。
そんな中織我という少女が森の魔女の元で修行していた。
彼女は魔術が好きだった。
そして魔術を弾圧する天人のやり方を変えたいと願い日々努力をしていたのだが……
本小説はフォレストページから移転したものです。以前掲載していたサイトでは現在小説の項目は閉鎖していますが、設定のまとめ等は残っているので是非どうぞ。
id4.fm-p.jp/553/nightcat2013/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-03 00:47:56
30691文字
会話率:53%
あの「どこでもドア」が現実に!
超高度文明成長期に入った世界は加速度的に発展を遂げ、ついに2050年には空間圧縮式移動扉、通称どこでもドアが開発された。
そういった科学の異常な進歩に異を唱えるもの「レジスタンス」もいたが、国際連合の過激な弾
圧によってほぼ壊滅状態にされていた。
しかし、どこでもドアの出現によって特殊警備隊の必要に迫られた国家が選んだ人員は皮肉にも「レジスタンス」の生き残りだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-20 14:14:27
4293文字
会話率:61%
少数派が多数派に弾圧される話を、右利きと左利きの例で書きました。
キーワード:
最終更新:2015-08-13 23:37:56
1502文字
会話率:0%
色々と訳があって弾圧されている時魔法使いの主人公が、ひたすら冒険するだけのお話
人に優しくない物語
(習作につき、期待はしないでください)
最終更新:2015-06-27 21:21:15
29657文字
会話率:52%
アールヴとスヴァルト、異なる人種が泥沼の抗争を続ける嘆きと退廃のグラオヴァルト法国。
弾圧されしアールヴの尊厳のため、盗賊達が反乱を引き起こす。
北欧神話を下地にした東欧風戦記ファンタジー。
強大な魔術もなく、銃も存在せず、泥にまみ
れた兵士達が傷つけ合う。
チート無し、転生者もいない、そしてハーレムもなし、なろうのブームに逆行する内容です。
戦記は魔術や銃じゃない、肉弾戦だ派の人、独ソ戦のような地獄の戦場がお好きな方、凡人が苦しみながら前へ進むのニヤリとしてしまう方、銀河英雄伝説他、田中芳樹先生の作品が好きな方に特におすすめです
少しずつ、誤字脱字、矛盾点を修正中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-17 21:35:46
742655文字
会話率:41%