異世界パンデミック発生から約20年。
異世界の魔物、建造物、ダンジョンが日常に存在し、
パンデミック発生後に生まれた人類はステータスを獲得した。
高校2年生の天野 ヒサシ(あまの ひさし)。
適性試験によりスキルを獲得するのだが
最悪で最弱のものだった。
しかし、ある日、転機が訪れる。
最悪で最弱だと思っていたスキルは最強のスキルだったのだ。
最強スキルを手に入れたヒサシは異世界パンデミックの脅威に立ち向かい謎を解明してゆくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 13:06:04
3690文字
会話率:26%
先祖代々、千年以上続く軽装歩兵の家系に生まれたシェルダン・ビーズリーは、生国アスロック王国の皇太子が、皇太子自身の婚約者である聖騎士のセニアを断罪するのを見て、国に絶望してしまう。
国と心中することよりも、家系を途絶えさせないことを優先
したシェルダンは、父母とともに隣国のドルレア帝国へと亡命する。
シェルダンはそこで新たな軍人としての生活を手に入れた。
確固とした命令を受けて、何も考えず、悩まず、軍人らしい軍人でありたいシェルダンであったが、同じくドルレア帝国へ亡命していたセニアに存在を知られる。
帝国では魔塔という魔獣を生み出す建造物が出現してしまう。そしてシェルダンは次第次第に魔塔を巡る大きな戦いへと巻き込まれていく。
シェルダンは、父祖と同じく軽装歩兵という数ある存在として生きていきたい、と願いながらも聖騎士、剣聖、賢者といった英雄たちに見出され、実力を発揮する。
得意の鎖鎌を振り回して、魔獣を薙ぎ倒すシェルダン・ビーズリーのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 12:10:38
1165854文字
会話率:30%
拙作『由緒正しき軽装歩兵』が100話到達したことに伴い、作成した物語となります。
キリ番時の場面の主要人物だった、ハンスに焦点を当てた文章となります。
あくまで、本編『由緒正しき軽装歩兵』に付随する文章であり、そちらを読んでみて、興味
を抱かれたら目を通して頂けると幸いです。
付録のおもちゃのようなスタンスなので、単体の読み物としてのクオリティは微妙かもしれません。あくまで、記念ものとご覧を頂ければ、と思います。
全3〜4話の予定です。
(あらすじ)
ドレシア帝国の商家の次男に生まれたハンスが、家を出て、カディスやロウエンと出会い、軍隊に入るところから、ドレシア帝国にある魔塔という、魔物の溢れ出てくる建造物を攻略する戦いに従軍する。
友人であるカディス、ロウエンらとの交流や、上司であるシェルダンとの出会い、恋人であるニーナとのやり取りなどを描いたもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 21:11:49
10557文字
会話率:32%
国の重要指定文化財の登録間近に迫るほどの歴史的建造物であるオンボロ木造アパートに住んでいる俺の隣の部屋に、見た目が港区女子の女性が引っ越してきた。俺は彼女の素性を調査するべく行動を起こしたが、素人が探偵の真似事をするには限界が出てきた。そこ
で、プロの探偵を雇って隣人の素性調査を依頼したのだが、一癖も二癖もあるこの女探偵は、素行調査対象の隣人を俺の家に連れ込む予想外の行動を起こしやがった。そして・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 14:01:16
11672文字
会話率:46%
道具、建造物、文字――人間の作り出したモノが一度利用されれば、消えてなくなるようになった世界。モノがこれ以上増えることはなくなり、世界は段々と空虚になっていく。
緩やかに衰退を始めた世界での日本のとある離島。その島に住む高校三年生、穂海圭一
は一ヶ月経ち消失現象に慣れたものの、この世界でこれからどう生きていくのか、どう過ごすのかがわからないでいた。あるとき、圭一の元へ一通のラブレターが届く。圭一が読み終えると文字はラブレターから静かに消えていった。しかし、そのラブレターには、差出人の名前が何故どこにもなかった。
一体誰がくれたのか。
この終末世界でラブレターを出した意味は何なのか。
圭一は終末世界で差出人の少女を探し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 10:24:01
33646文字
会話率:26%
「さぁ! 火を放てい!」
豪快な掛け声と共に火が放たれた。バチバチと音を立て、勢いよく燃え上がる建造物。
静かな巨人を思わせていたそれの変貌ぶりに、ある子供は恐れ
また、ある子供は目を輝かせながら見つめている。
が、次第にどの子供も体
を強張らせていた緊張感が熱に溶けたようで、大人に混じって声を出し始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 10:00:00
1382文字
会話率:64%
――――“それ”は、ある日突然来訪し、世界を一変させた。
【塔】と呼ばれる、外宇宙から飛来した巨大建造物。
地球に深く穿たれたそれは、外部からのあらゆる干渉を跳ね除け、
その内に物理法則を無視した巨大な迷宮と、敵性生物を孕んでい
た。
人類は、【塔】からの呼び声に従い、
未知の技術や知恵、力、あるいはその全てを求めて【塔】に挑む。
やがて生まれたのは、【塔】によって齎された技術を武装として纏う少女たち。
名を、アドバンス・エクスプローラー。
この物語は、聳え立つ塔の下に生まれ、塔を見上げ続け、憧れ、やがて挑んだ。
鋼の衣を纏う少女達の――――『断章』である。
※
この作品は高峰ナダレ先生の『EXPLORER GIRLS』の世界観・設定をベースに作られた、
公認二次創作小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 14:52:15
47803文字
会話率:26%
ワタシはよく妄想する
小さな昆虫を見ながら 動物を見ながら 人々を見ながら 建造物を眺めながら 自然を愛でながら
そんな妄想から生まれた オムニバス・ストーリー集
最終更新:2023-03-01 17:58:00
37361文字
会話率:71%
吾輩が世界を征服するまであと一歩というところまで来ていたのだが、憎き勇者共が大量のペットを連れて吾輩の城を攻め落としてしまったのだ。
吾輩は命からがら逃げだして城を放棄する羽目になってしまったが、ここまでくればさすがに勇者共も追ってはこない
だろう。
自らは戦わずにペットに戦闘を任せるなど勇者にはあるまじき行為である。
吾輩は残る魔力を総動員してでもこの世界で飼われているペットどもを擬人化して勇者の戦力を削いでやるのだ。
仲間のいない勇者のペットがいなくなれば吾輩が負けるはずなどないのだ。
それにしても、吾輩はいったいどこまで来てしまったというのだ。
今まで見たことも無いような建造物に息をする事すら苦痛になるような空気。
それなのに何の武装もせずに悠々と歩いている人間ども。
「もしかして、吾輩は勇者から逃げるために使った転移魔法で異世界に来てしまったというやつなのか!!!!」
どこを見ても平和そのもののこの世界は魔力を使い切っていない吾輩であればあっという間に征服出来たのかもしれない。
しかし、そんな事に気付いたところでもう遅い。
吾輩はこの世界にやってくるために使った転移魔法とペットを擬人化させる魔法で魔力はすっかり空になってしまったのだ。
再び魔法を使えるようになるまでに魔力が回復するには相当な時間がかかるだろう。
この世界には魔法という概念が無いようだし、吾輩が魔法を使えるようになるまでにいったいどれだけの時を要する事か、それは吾輩にもわからない。
「とりあえず、魔力が戻るまで大人しくしておこう」
こうして、世界各地でペットが擬人化してしまうという出来事が発生していったのである。
世界中の科学者はその原因の究明に難航していたし、神の起こした奇跡だと信じるものも多くいたのである。
今までは当たり前のように多頭飼いされていたペットたちも愛情を注ぐことで擬人化することがわかってからは一匹のペットを溺愛する人が増えていったのだ。
だが、ペットの擬人化を望まない者達は多くのペットを同時に飼い、ある程度の愛情をもって世話をするという世界が確立していったのである。
この作品は「カクヨム」「アルファポリス」「ノベルアッププラス」に投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 12:18:44
112733文字
会話率:63%
ごく普通の男子小学生が最強魔女(迷子)の面倒を見る物語。
ある日、現世から異世界に飛ばされて迷子になってしまった女の子は、最強魔女とはいえ内心焦っていた。見たこともない建造物、車、人――――。
初めての光景に身構えるあまり、挙動が不審な彼
女は『ルナ』という名前らしい。
「何やってんの?」
「べべべべつに……!」
そんなやり取りに始まり、ひょんなことから小5の義希と居候することになるのだが……。
続きは本作で。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 23:00:00
3070文字
会話率:5%
2024年までに完了を想定した、米国主導のアルテミス計画は無事に成し遂げられ、現在フェーズ2が決行中だ。
私は唯一日本人で月探索隊に選ばれたが、今は後悔している。
静かなる海と呼ばれる月の裏側を探索中、事故に合い基地への戻る手段が徒歩と
なった。
距離は有に1時間を超える。
酸素残量は1時間弱……。
生き残る為にはひたすら歩みを進めねばならない。
そんな私の道をばかるように、突如、日本家屋が現れた。
これは一体なんなんだ?
恐怖が見せる幻覚か?
はたまた何もかにより造られた建造物なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 22:00:00
1999文字
会話率:0%
"あなたの脳を溶かす、異次元バトル。その思考は追いつけるか?"
ゲームデザイン課の専門学生、那由多・クロトは、過去の事故を美しい天使に救われていらい不思議な能力をえる。
パース(遠近法)の線を現実の線として見たり触れ
ることが出来るクロトは、自分の力を持て余し困惑する。
そんなクロトの能力を異界の戦争に利用しようと、2人の異次元人"ドミネーター"がやって来た。
青い髪に地平線のパースを持つモルタ。
赤い髪に蜘蛛の巣のパースを持つディキマ。
異次元人によるクロトの奪い合いは現実の街を巻き込む。
電車を凶器に変え、ビルを溶かして洪水を起こし、高層ビルを湾曲させ、さらには天地逆転させ建造物落下させる。
現実を崩壊させる戦いに、クロトは自身の力を使い、争いを止めることを決意する。
※不定期更新です。
エブリスタにも投稿してます。
某アニメ企画のコンテストに落ちたので、ここで供養しますm(__)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-24 12:00:00
52210文字
会話率:22%
異世界の奴隷少年は、ある日、天から降りてきた宇宙最強の少女に助けられ、奴隷から解放される。喜ぶ少年は、奴隷や貧困のない『自由の国』を作ろうと決心する。少年は不思議な力を持つ少女に助力を願ったが、少女に国づくりを手伝う代わりに、「失敗したら
世界そのものを消去する」という条件を突きつけられた。
少年は逡巡するが、必ずやり遂げてみせると理想に燃え、受け入れる。
襲われる王女を助け、王宮で大暴れする少女……。少年はほんろうされながらも、理想を説いて『自由の国』創りの仲間を増やしていく。王女、ドラゴンを引き連れ、国づくりの参考にしたのは日本だった。渋谷に降り立った一行は日本を知り、過去の悲惨な歴史を知り、そして宇宙の根源を知る。
少女の不思議な力で土地を整地し、タワマンや主要建造物を建て、日本からITエンジニアも採用してインフラを整備する。
貧困層を持て余していた国王とディールし、移民を受け入れ、ついに理想の国が完成する。
それは異世界に登場した素晴らしい近代国家だった。
国は順調に成長したが、少年の理想を信奉するあまり幹部たちは暴走し、他国への侵略を始めてしまう。理想高き幹部にとって、旧態依然とした諸外国の存在を受け入れられなかったのだ。
少年は拘束され地下に監禁される。追い詰められた少年は少女たちの持つ不思議な力の理由を知り、自らもその力を身に着けることに成功する。
少年は侵略を止めに行き、成功するが、そこで大切な仲間の王女を殺されてしまう。
生き返らせる方法は一つだけ、少女に会うことだ。少年は犠牲を覚悟で少女へと会いに行き、ギリギリのところで目的を達成する。
最新のAI技術の発展の先に予想される世界をファンタジーの形式にし、読む者を自然と世界の真実へと引き込んでいくことを目指した作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 11:56:14
114239文字
会話率:46%
交通事故発生件数の多い都道府県、愛知県。
そこでは『車なんでも相談所』を営む関朝陽、警察本部の交通捜査課で働く凪愛昼、自動車学校に勤務する要叶夜が暮らしていた。
また、朝陽と愛昼は『車の声が聞こえる』という少し変わった能力を持ち、車と会
話することが出来る。
人間の荒い運転に嫌気がさした一部の車が良からぬことを企むなか、三人はそれぞれの立場から心に傷を負った車達と関わり合いながら『人間と車にとってよりよい社会』を模索していく。
*この話は県名や地名、建造物の名前等を除き、全てフィクションです。登場する人物や交通事故等は架空のものであり、実在のものとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 17:00:00
289054文字
会話率:37%
おおきなたてものを、とりこわした空白。
また、なにかが建つ日が来るのでしょうか?
最終更新:2022-11-14 07:00:00
1019文字
会話率:0%
運河と風車の国として知られるオランダ。
「北のヴェネツィア」とも呼ばれる首都アムステルダムは1500もの橋と、運河沿いに建つ歴史的建造物の数々で観光客を楽しませています。
そんなアムステルダムで、数百年前、子供たちが行方不明になる事件が
起こりました……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-07 08:00:00
2174文字
会話率:3%
地球を終の住処と定める地球連邦軍は、宇宙移民者の迫害だけに留まらず、彼等が得る宇宙鉱物を搾取する側に回っていた。
宇宙移民計画の初期段階では、宇宙空間は作物の大量生産や、人間が生命を維持するために必要な水資源の生産には不向きだった。
地
球連邦は当然その強みを利用する……度重なる地球資源の値上げだ。
しかし宇宙移民者は、その不遇を物ともせず何代にも渡り長い時を宇宙で過ごす……
その結果、彼等は遂に自分の終の住処を『宇宙に持つ』事に成功した。
彼等の悲願『宇宙空間で、人間が地上と変わらないように過ごせる環境』……コロニーの建設だ。
その巨大建造物『第一ユニバース』の建設に成功したのだ。
しかしそれは同時に『地球を頼らずとも自活出来る』その証明につながってしまう。
地球に住む人間と宇宙移民者の争いは、資源争いの小競り合いからやがて大きな戦争へ発展した……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 21:58:40
40613文字
会話率:42%
世界各地に点在する巨大な建造物、ダンジョン。
ダンジョンに挑む者達、ハンターは、ダンジョンの中にある未知の資源や魔物の素材を獲得し、栄光を掴まんと命をかけてダンジョンへ潜る。
そんなハンター達の一人、ハルトはダンジョンに潜っている最中、獣魔
と呼ばれる特異体質の魔物に襲われるのだが、何を血迷ったのか、彼は自らを食らう獣魔に恋をしてしまった。
弱い自分では、彼女の餌になるだけだと感じたハルトは、取り敢えず彼女と仲良くなる為に、強くなる事を決意した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 18:30:18
891文字
会話率:46%
『全人類の皆様へ!これより24時間後、世界にダンジョンが現れます!それに伴い種族の変化、建造物の変質、外界へのモンスター進出が起こります!救済措置として皆様にはスキルや武器、防具などが排出される『ガチャ』を24時間限定で実装させていただきま
す!回数は1〜10のランダムです!ガチャを引きたい場合は視界右端に出ているガチャという文字をタップして頂くと目の前にガチャが出現するので、それを回してください!但し24時間を過ぎると回数が残っている場合でもガチャを使用することは出来なくなるのでご注意ください!では、皆様のご健闘をお祈りしてます!』
ある日脳内に語りかけてきた謎の言葉。その言葉通りモンスターやダンジョンが現れた世界で、ステータスボードを手に青年は戦い始める
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 15:22:03
31381文字
会話率:70%
日記① 働き始めて3年目
今日から日記を書こう。
今日は瞬のことで。
放棄国に住んでいる孤児、瞬は国を治めて治安を良くするのが夢。
その国は建造物は孤児院だけ。しかもこの国、異能力者という害を加えると考えられている人を押し付けられている。
また一人、異能力者の孤児が来るらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-02 15:46:41
609文字
会話率:66%
ダンジョンの主になった。
なに!冒険者が攻めて来ただと?数押しだ!
なに!トラップが壊れただと?数押しだ!
なに!ほかのダンジョンからの使者が来ただと?数押しだ!
少しの策略と、圧倒的な数の力でこのダンジョンはすくすくと育っていくのです。
現代に現れた謎の建造物。ダンジョン。それは人類に益をなすものなのか?それとも害を及ぼすものなのか?
世界がファンタジーに染まっていく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 23:49:48
33076文字
会話率:37%
テニクレート大陸の西南部にインフェリス国がある。建国してしてからまだ五百年の歴史しかない小国家だ。だがこの国は大陸中の国々から人や物が流れてきている。
大都市アルカリス。
インフェリス国の首都の名前は知らない人でもこの都市の名前は誰でも
知っている。大都市アルカリスには一つの巨大な『塔』が存在するからだ。その塔は雲よりも高く、地上からは頂上の姿を見ることは出来ないほど巨大で、大陸の中央部からでもその姿は確認できるほどの建造物だ。
何時、誰が、どうやって創ったのか誰にも判らないが確かに『塔』は存在していた。
『塔』の中に入る事が出来き、中は様々な階層になっており、一つ一つ階層がまるで別世界の様になっていた。中には魔境な様な所もあり、そこに住む生き物は外にいる生き物と異なっていた。
火を穿く狼。鉄より固い皮膚を持つ猪。毒を撒き散らす鳥。身体に入りこみ中から食らう魚。
『塔』」の外では考えられない未知の生き物が存在し、異形の生き物に人々は恐怖と畏敬からそれらを魔境に住む生き物、『魔物』と呼んだ。
そんな別世界の『塔』に挑む人々がいた。
冒険者。
彼らは『塔』に挑み中にいる魔物を倒しながら、『塔』の上層を目指した。未知の世界に入り冒険をする者達を皆そう呼んでいた。
冒険者は『塔』に挑み、その中で仕留めた魔物の素材や『塔』の中でしか存在しない鉱物や植物を持ち帰り日々の糧にしていた。だがどの冒険者も共有する夢がある。
誰よりも先に塔の頂上にたどり着くと。
そんな夢溢れる世界の遥かな真下に巨大な『迷宮』が存在していた。誰もその存在を知らない、太陽の光も届かない只ひたすらに深く『迷宮』が存在していた。
その『迷宮』に男はいた。かつては太陽の光の下で生きていた男がいた。
男は夢がある。何時かまた、太陽の光を浴びることを。
男は夢がある。何時か、この暗闇に自分達を落とした者に復讐をすることを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 05:00:00
751497文字
会話率:56%