(じわじわっとしたミステリーです。どんどん展開していくミステリーが好きな方には物足りないと思います。あまりに悲しい結末です。それに建築現場のちょっと狭い世界。初めてノブシリーズを読まれら方にはお勧めできないかも。初めてノブシリーズをご覧頂く
方は、「ノブ、ずるいやん」か「ニューキーツ」を。でも作者の住む実社会を最もよく反映している作品ではあります。次の作品「ニューキーツ」に繋がっていく部分もあります)
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建築家生駒が携わるマンション新築工事現場で、ゼネコン職員の転落事故が起きる。幼馴染で、同じこの町の出身者である現場所長から聞かされた言葉が気になって生駒は……。
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「ノブシリーズ=生駒&優 長編ミステリー小説シリーズ4」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-04 23:06:50
226291文字
会話率:36%
(場面展開はほとんど無し。じわじわ系。でも、作者は王道のミステリーだと思っています。最後の結末に「そうか……」と言ってくださることを期待します。でも、初めてノブシリーズをお読みくださる方は、もう少しテンポのいい「ノブ、ずるいやん」か「ニュー
キーツ」をお勧めします)
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豪華なペントハウスで行われたあるパーティ。参加者は、成功を収めた税理士、建築家、不動産ブローカー、おでん屋の女将、コンビニエンスストア経営者、イベントプロデューサー、税理士の愛人、そしてピアニストになる夢を捨てざるを得なかった女性などの面々。
そこで交わされた会話の数々と「音の世界」を紐解いていくと、何が見えてくるのか。
多くの出会いが明らかになるにつれ、小さな記憶が次々と蘇り、三十年前のある事件へと収斂していく。
悲しく驚くべき結末の中に、新しく芽ばえた情。
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「ノブシリーズ=生駒&優 長編ミステリー小説シリーズ2」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-23 23:55:46
158537文字
会話率:38%
(場面転換はそれなりにあります。でも前半三分の一は「だるい」かもしれません。途中からぐんぐんテンポがよくなります。ノブシリーズお勧めNO2の作品です)
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伝承に彩られた隠れ里に起きた連続殺人。聞き耳頭巾の継承者
の少女が語った言葉とは。
建築家とその若い恋人がおぞましい事件を解こうと奮闘します。それぞれの思惑を持って集まった都会人と、村人との攻防の根底にあるものを突き止め、新たな事件を未然に防ぐことができるのでしょうか。
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「ノブシリーズ=生駒&優 長編ミステリー小説シリーズ3」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-21 22:37:35
237461文字
会話率:44%
人間は『建築家』と『建築家以外』に大別されると考えます。これは周辺環境の解釈と再構築を補助する道具として作りました。
最終更新:2010-04-10 23:26:54
516文字
会話率:0%
フランス南西部を流れる、ロアール川の流域には、いくつかもの古城が点在する。そこは、この国に無数に存在する観光ルートの一つだった。しかし、フランス政府の財政事情も手伝って、そのどれもが見学可能という訳ではなかった。外観は立派でも、中は廃虚同然
であったり、土台と外壁以外は、すべて崩れ落ちてしまったようなものも多かった。観光ビザで入国した秋津隆也は、そんな薄暗い廃虚のような城の一つの中で、大きく口を開けた石畳の床下を覗いていた。その穴の中で、炭坑夫のように穴を掘っていたのは、ピエールという名の金髪の美青年だった。日本で、建築家としての夢に敗れた隆也は、この国の古い城を巡る旅を続けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-07-17 15:38:11
33592文字
会話率:41%
東京の建築家のところに岩手県の片田舎から若い男が訪ねてきて、弟子にしてくれと頼む。弟子入りした青年は修行に励み、師匠の娘に思いを寄せる。やがて青年は娘とともに故郷に戻り、苦心惨憺して堰(ダム)を創り上げる。
最終更新:2007-03-15 19:04:50
47966文字
会話率:76%