人々は夢を見ている。
現実と、非現実。
その境界線には、果てのない「線路」があった。
地平線の彼方へと伸びる、3番線の線路。
線路は、“いつの日かの世界”からやって来ていた。
昨日でも、今日でも無い世界から。
「線路を走る電
車には、帰りの便がない。それでも行くの?」
夢と現実、——生と死の狭間にて繁栄する街、「黄泉國(よもつくに)」。
そこでは、人々の魂を捕食する存在、“ソウルイーター”と呼ばれるが跋扈していた。
これら魔物は人々の魂に棲みつき、内側から命を蝕んでいく存在であり、古くから下界(ソウル・シティ)を脅かす存在として忌み嫌われていた。
近年、ソウルイーターと呼ばれる怪物たちはその勢力を広げつつあり、『十界曼荼羅』と呼ばれる謎の軍事戦略組織が、黄泉国の中央に鎮座する『八葉蓮華』を破壊しようと目論んでいた。
八葉蓮華は人々の魂が輪廻するために必要なエネルギーの通り道であり、魂が持つ記憶を浄化し、新たな生へと昇華するための事象変異機関(Sマトリクス機関)であった。
出雲国真那(いずもくにまな)は、元々ソウルイーターとして生まれた魔物であったが、ある出来事を境に、ソウル・シティに紛れ込んでしまう。
紛れ込んだ当時、幼子の姿であった彼女を森の中で見つけた平山薫は、彼女を匿い、自らの娘として育てることを決意する。
平山薫は、黄泉国の元住人であり、ソウル・シティに紛れ込む魔物たちを討伐する役割を担うハンターだった。
ある日、魔物との戦闘によって脳に重い傷を負ってしまった薫は、植物状態となり、1年以上意識不明の状態が続いていた。
真那は自らがソウル・イーターであること、人間ではない異形の怪物であることを知らされないまま、12年もの間下界で暮らしていた。
しかし、薫の書斎で、彼女が書いた一冊の日記を発見し、そこで自らの存在や、薫が待ち受ける運命を目の当たりにする。
薫の意識が戻らないことを悟った真那は、急ぎ病院へと向かうが——
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 13:56:28
971文字
会話率:0%
天国でも地獄でも現世でもない世界。
『黄泉国』
そんな世界で俺は、俺たちは神によって仕組まれた人生を生きていく。
神の目的は何なのか。なぜ、こんな目にあってしまったのか。
その謎を解き明かすために今日も俺は生き抜いて見せる。
最終更新:2021-08-28 04:29:29
9480文字
会話率:25%
バレンタインから1週間後の2月21日、朝比奈(あさひな) 望桜(みおう)は、“今日”を繰り返す。なぜなら、これまでずっと想ってきた人と別れないため。
それも不可能と気付いた頃、彼女にどの“2月21日”にも出て来なかった1人の同級生、神志那
(こうしな) 葵貴(あおき)が現れーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-17 00:00:00
50138文字
会話率:52%
地球を囲う蜘蛛の巣、電脳世界(デンノウガルズ)。その世界には、神々が見守る高天原(サーフェイスウェブ)、電子が住む葦原中国(ディープウェブ)、妖怪が巣食う黄泉国(ダークウェブ)の、三つの層に別れる。
あるとき、葦原中国(ディープウェ
ブ)を創った高天原の女神が、火の神を生んだ。赤子の肉体に纏わりつく火は、母を燃やし、殺した。赤子は、生まれながら溢れ出る火で母を殺したことを、赤子ながら自覚できなかった。女神の夫は、妻を燃やしながらも誕生した息子を憎み、剣で赤子を殺した。赤子の屍と魂は、高天原から消え、黄泉の国へ逝った。
我が誕生の火で母を殺害。父からの殺害。二つの不合理な生と死を知り、我が火を恨んだ。この世の誕生を憎んだ。生体の存在を妬んだ。我以外の生体の存在が許せなかった。
己から湧き出る憎悪の業火で、生きとし生ける妖怪や電子を焼き殺した。屍を糧に生きた。様々な生体の屍を食い、育つにつれ頭から角が生えた。同時に、火は蒼色が帯び、後に、彼は鬼と恐れられた。
高天原の神々は、鬼を完全に消去させるべく、裁きを企てた。裁きの雷は下され、鬼を圧した。
しかし、雷より神々への憎しみの方が勝り、逆に雷を飲み込んだ。鬼は、裁きの雷を食したことで、電気を鬼火に変える吸電鬼(きゅうでんき)と進化する。得た膨大な電気量は、鬼火を更に激化させ、鬼火は肉体を溶かし、鬼は新たな姿を見せる。鬼火の海から現れた鬼神は、高天原へ鬼炎を放ち、神々を返り討ちにさせた。
こうして吸電鬼は生き、黄泉国(ダークウェブ)の北東を中心に繁殖・繁栄し、集落を作った。電気を飲み込み鬼火に変える力を持つ吸電鬼一族は、禍魅羅かみらと呼ばれ、その勢力は黄泉国(ダークウェブ)の半分を占めるようになった。
それから幾億年。
一人の鬼 その少年は、正義の志と、とある者への復讐を胸に、黄泉国ダークウェブから葦原中国ディープウェブへ身を出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-11 10:00:00
33880文字
会話率:58%
黄泉国事務局輪廻課転生係に勤める職員のショートショート。
最終更新:2019-01-24 08:00:00
1417文字
会話率:67%
時は、奈良時代。
古代の名門物部氏の血を引く石上堅魚は、朝廷の重鎮である石上麻呂を父に持ち、父祖の地である石上神宮の神域で生まれ育った。
だが、父は何故か堅魚を忌み嫌い、唯一の理解者であった腹違いの兄の豊庭も突然姿を消してしまう。
孤
独に育った堅魚は、父の死後一応は家を継ぐものの、何一つ自由になるものもなく、無為な日々を送っていた。
そんな堅魚に、突然宮中から密命が下る。
失われた石上神宮の秘宝、天璽十種瑞宝を探し出し、ある高貴な魂を黄泉国から呼び戻せ!
堅魚は、黄泉国へ通じているという伝説の地、出雲へと旅立つ……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-06 18:29:56
129356文字
会話率:29%
切れ痔の妻を探し屋根裏へ突入する夫、黄泉国訪問を軸とした、男の冒険記。
ある朝、切れ痔の妻がトイレから姿を消した。彼女を探して屋根裏へ突入する夫。
日本神話の黄泉の国訪問をコンセプトに、ホームレスじじいや隣室の住人の関わりを通し、現実と死後
の世界は繋がっている(本居宣長的世界観)ことを強調した野心作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-08 23:12:48
23233文字
会話率:35%
ある日。
真っ赤な瞳を輝かせる異形の少年は、彼しか見えない仲間と共に、世界の崩壊を食い止めるべく、動き出す。
ある日。
妖魔を倒す家系に生まれた、次期当主たる少女は、自らの日常が平然と壊れたことを知る。
ある日。
真っ白な髪の少年は、とて
も奇妙な少女と出逢い、自分自身の殻が崩れたことを感じ取る。
地獄から逃げ出した、驚異の能力を持つ”脱獄囚”。それを再び地獄へ堕とすために、人間と妖怪が手を結ぶ。だがそれは、同時に互いの世界にとって苦難の道でもあった。
見える世界「虚無界」、見えない世界「幽世」、死後の世界である「黄泉国」を跨る、とある家族の物語が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-06 21:00:00
97161文字
会話率:39%
就職初日に階段から足を滑らせて死んでしまった、新人司書の天野宏美(見た目は大和撫子、中身は天上天下唯我独尊)。
そんな彼女に天国の入国管理官(似非仙人)が紹介したのは、地獄の図書館の司書だった。
どうせ死んでしまったのだから、どこまで
も面白そうな方へ転がってやろう。
早速地獄へ旅立った彼女が目にしたのは――廃墟と化した図書館だった。
「ま、待つんだ、宏美君! 話し合おう!」
「安心してください、閻魔様。……すぐに気持ちよくなりますから」(←輝く笑顔で釘バッド装備)
これは、あの世一ゴーイングマイウェイな最恐司書による地獄の図書館の運営記録。
*『舞台裏』とつく話は、主人公以外の視点で進みます。
*R15は保険です。
*アルファポリス様にも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-24 21:13:57
136105文字
会話率:38%
三月のある満月の夜。高校受験を終えたふたりの少年が川に落ちて死んだ。
少年のひとりは、黄泉ノ国へ向かう列車の中で目覚める。
けれど、一緒に死んだはずのもうひとりの姿がない。
彼を探すため、少年は黄泉ノ国へと向かう。
本作は、2014年コバ
ルト・ロマン大賞に応募したものです。
結果は二次通過となりました。
※同小説は、Novelist.jpでも発表しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-19 18:00:00
108555文字
会話率:39%
女の子が溺死してあの世にいく。
最終更新:2013-11-25 00:37:48
1417文字
会話率:13%
七海舞桜は普通の女子高生。ある日突然、黄泉国へ落ちてしまい、そこにいたイケメン閻魔様に見初められ―?!
「私、まだ死んでないわ!」
いったい私は現世に帰れるの?
最終更新:2012-10-05 23:31:00
2758文字
会話率:56%