「今日から、この子はお前の妹だ」
背中に大きな翼を持つ鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。
「人の子が、ボクの妹!?」
「この子の世話は、お前にまかせた」
父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。
「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」
それも、よりにもよって、人の子なんて!
鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。
そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。
イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?
「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」
しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。
鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。
「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」
少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。
彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。
メドリには、なにか秘密があるようで――!?
はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 16:00:00
41486文字
会話率:36%
森の奥にあるブレア家の魔女デイジーは、高所恐怖症のため箒で空を飛べないし、呪文を唱えるのも苦手だ。しかし彼女には魔法薬作りの才能がある。ブレア家に代々伝わる秘薬を作れるのは今世ではデイジーただ一人。
その秘薬の使い道は多種多様。
デイジーは
その秘薬をどう使うのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 22:21:19
113698文字
会話率:44%
「俺じゃお前を幸せに出来ない、別れよう。」
未練タラタラなまま手違いで人生が終わったアタシが、幸せになりたいお話。
最終更新:2024-04-27 12:00:00
115549文字
会話率:48%
空を飛べるのが当たり前の世界で、空を飛べない
最終更新:2024-04-27 09:21:29
1456文字
会話率:0%
生まれることもできない卵の雛たち。
5匹の殻にこもる雛は、卵の中でそれぞれ悩みを抱えていた。
一歩生まれる勇気さえもてない悩み、美しくないかもしれない不安、現実の残酷さに打ちのめされた辛さ、頑張れば頑張るほど生まれることができない空回り、醜
いことで傷つけ傷つけられる恐怖。
それぞれがそれぞれの悩みを卵の中で抱えながら、出会っていく。
彼らは世界の美しさを知ることができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 08:06:06
13398文字
会話率:18%
飛べない鉄トンボはなにを思う?
最終更新:2024-04-25 07:00:00
284文字
会話率:0%
28世紀の宇宙で人類はほかの生物に対して敵対的な、Ωと呼ばれる滑らかな岩塊のような結晶生物体と戦闘を繰り広げる傍ら、いくつかの中核星系同士での覇権争いを起こし、また、宇宙を航行する商船や客船などを狙い、時には人類が宇宙に築き上げたコロニーを
襲撃し物資や人的資源を略奪して回る宇宙海賊(宙賊)の対処に手を焼いていた。そのような中で傭兵として、主人公は航宙駆逐艦を操り、艦隊を築き上げつつ、様々な星々を流離う物語。
この話は世界観をまとめ紹介するために作られた物語なので、結構ご都合主義で、行き当たりばったりです。時折本編で登場した艦艇のスクショが出てきます。別にこの世界がブロックでできているわけじゃないです。あと巨大人型兵器に巨大戦艦、某艦隊のコレクションや某アズールな線に出てきそうな擬人化キャラ的な美少女とかなんでも出てくる予定です。ただ某星戦争に出てくる力の力的な念力とかは本編には登場しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 15:48:10
12847文字
会話率:14%
破壊を司る〝天使〟が眠りから覚める。人間たちが繁栄を築き上げたからだ。
最終更新:2024-04-21 10:26:37
20288文字
会話率:36%
鳥人たちの閉鎖的な村で暮らす主人公の少女プロテアは、鳥人でありながら飛べない未熟児である周囲から浮いた存在。
従兄弟のセオを筆頭に村の人たちから露骨な嫌がらせをされる日々を送る。
そんな中、村を訪れた旅人リーフを助けたことにより、リーフはな
にかとプロテアを気にかけるように。
やがて、リーフはプロテアを村の外へと導こうとする。
執着攻めといじめっ子攻め折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 00:41:52
5177文字
会話率:40%
僕たちは、示された人生を進むのが嫌だったのかもしれない。
それが、たとえ誰かにとって人生を変えざるを得ないほどの変化だったとしても。
最終更新:2024-04-10 23:27:05
2771文字
会話率:14%
飛ぶことを知らず羽があることすら忘れていた一匹の小さなカゲロウ。
ある晩 お月様に出逢いました。
最終更新:2024-04-05 05:00:00
1665文字
会話率:0%
犬住真丸。
拳銃が大好きな16歳の女子高生。
初めて参加したサバゲー大会でまさかの事故死!?
そしたらお約束の異世界転生。
でも転生した姿は、拳銃!?
ぽんこつ女神の手続きミスで拳銃に転生した少女は、フクロウの獣人少女・ルゥーアと出会って
相棒契約することに。
そして拐われた妹を探すルゥーアと一緒に異世界を旅することに。
こうして真丸の異世界での拳銃生活が幕を開けるのだった。
基本、毎日零時に更新します。
アルファポリスにて先行公開中。
ノベルアップ+でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 13:15:36
82926文字
会話率:36%
お前はアヒルだ!この湖に置いて行く!
白鳥の群に紛れ込んだアヒルの苦悩とは…
ハンス・クリスチャン・アンデルセン著の「みにくいアヒルの子」は百年以上にわたって読み継がれてきた名作であり、この物語は、その名作のオマージュである。
白鳥の群
の中に一羽紛れ込んだアヒルの苦悩を描く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 16:27:19
9661文字
会話率:36%
ここは仙師達が住む世界。
仙師の冬氷は17歳、次代を期待されているエース的存在。
一方14歳の竹香は仙人と人間のハーフで、仙術が使えず、空も飛べない。
竹香は彼のことを意識しすぎて、へまばかりする。
竹香はあることがきっかけで、冬氷のこと
も、仙界で生きることも諦めて、ひとり人間界へ行く決心をする。
竹香は宮廷の洗濯部で働くことになる。
そこで遠音王子や、エリート役人の驪山が現れる。離山は冬氷に似ているところがあるが、もっと年上で、痩せていて、足が悪い。
離山は控えめながら、竹香にとても親切にしてくれる。
一方、遠音も竹香を気にいっている。王子として育った彼は、ほしいものは何でも手にいれられると思っている。
ある日、竹香りは離山が誰なのかを知ることになる。
主な登場人物:
竹香(チクカ・チーチー)、仙師と人間とのハーフ
冬氷(トウヒョウ・キャプテン)仙人界の若きホープ
永剣(エイケン・ケンケン) 冬氷の親友、仙術に長けている。
貴星(キセイ) 竹香の義姉
小菜(ナナ)人間の友達
中柿(チュウシ)おじさん 小菜の養父
遠音皇子(トドロキノミコ) 皇帝の寵姫だった女性の息子。
離山(リサン) トップで試験を通過してきた宮廷役人 足が悪い。何者?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 13:56:10
88022文字
会話率:54%
生まれ変わったら飛べない鳥――ペンギンでした。
最終更新:2024-03-16 15:33:28
160015文字
会話率:26%
天界に住む仙人の子供、灰簾(かいれん)。
彼は毎日、觔斗雲で空を飛ぶ練習をしていた。
『觔斗雲に乗れてようやく半人前』
なら、飛べない自分は何なのか。
落ちるのは怖いし、痛いし、格好悪い。
灰簾は姉の蒼に励まされながら、一人練習を続けるの
だった。(一話)
灰簾は友人の柘榴とこっそり遊びに出かける。
その先で恐ろしい化け物、幽鬼と出会ってしまうのだった。(二話)
幽鬼に対し、灰簾はある策を講じる。
この経験で得たものが、後の灰簾に大きな影響を与えた。
そして時は進み──(三話)
※全三話。和と中華が融合した感じの世界です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 19:13:20
10407文字
会話率:39%
空が飛べない天使がゼウスにいわれた任務を全うしようとするも悪魔に捕まり出来ずに堕天してしまう、そういうお話。
これは呪われた双子兄妹と六つの至宝の番外編です。
同じ世界線で起こった話です。
R-15は保険。
最終更新:2024-02-16 21:35:38
950文字
会話率:75%
『私たちは、空は飛べないけど魔法が使える』
ヒーローに憧れる少女、森 雪菜(もり ゆきな)と他人を助けたい少年、鬼武 哲(きたけ てつ)、兄に劣等感を持つ少年、鬼武 諫(きたけ いさ)が駆け抜ける仄暗くキラキラした青春の一ページを切り取っ
て閉じ込めたファンタジー魔法学園もの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 20:21:16
72379文字
会話率:36%
気の弱い地竜のレオは空が飛びたかった。
空なんて飛べないと思っていたが、やっぱり空が飛びたい。
飛ぶために毎日練習をするが、そんな彼を嘲笑う男に出会う。
最終更新:2024-01-19 20:00:00
12784文字
会話率:68%
突如、翼が現れる人々、「ウィンガー」。
翼がある間、高い身体能力を発揮すると同時に、凶暴性をます彼らは、時に悲惨な暴力事件を起こして恐れられている。
彼らを取り巻く世界では様々な出来事が起こっていく…
最終更新:2023-12-15 20:00:00
537605文字
会話率:34%