〜 報酬は未定・リスクは不明? のんきな雇われ勇者は旅の日々を送る 〜
魔獣や魔物を討伐する専門のハンター『破邪』として遍歴修行の旅を続けていた青年、ライノ・クライスは、ある日ふたりの大精霊と出会った。
彼は、この世界を支える力の源泉
であり、止まること無く世界を巡り続けている『魔力の奔流』が徐々に乱れつつあることを精霊たちから教えられ、同時に、そのバランスを補正すべく『勇者』の役割を請け負うよう求められる。
それも破邪仕事の延長と考え、彼らの求めに応じて気軽に引き受けた彼は、顕現した大精霊の一人と共に魔力の乱れの原因を辿って旅を続けていくうちに、そこに思いも寄らぬ背景が潜んでいることに気づいた・・・
ひょんなことから勇者になった青年の、ちょっと冒険っぽい旅の日々。
# この作品は「カクヨム」でも同タイトル/同名義で掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 20:51:57
3325391文字
会話率:55%
馴染みの武器屋で買った剣は、七年前に行方不明になった伝説の聖剣、オボロブランドだった。
「伝説の聖剣が武器屋の店頭でひっそりと売られてるのはおかしいだろ!」
偶然にも聖剣を買ってしまった冒険者フェリクスは、聖剣を取り戻そうとする者達
に命を狙われる羽目になる。
厄介なことに、聖剣を手放すことはできない。聖剣に宿る意志「オボロ」の言うことには、彼女は何故か往時の力を一部失っていて、フェリクスの精神と癒着することで己を保っているのだという。そのせいで、フェリクスは聖剣から一定距離離れると、問答無用で死ぬ。
死から逃れるためには、オボロの失われた力を全て取り戻すしかない。美少女の姿を取って顕現したオボロ、そして旅の仲間とともに、フェリクスはエスタシア島で冒険を続ける。オボロの力の欠片を追い、刺客に追われながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 20:11:19
288010文字
会話率:49%
ここは『流転の國』…だったはずなのに。
突如として、現代日本に顕現したジェイ。
しかも、流転の國の皆と一緒に!?
皆の日本名は分かったけれど、流転の國における名前は思い出せない。
元いた会社に似ているけれど、社長はきっと彼女に違いない。
「姫」(マヤリィ様)、貴女はどこまで分かっているんですか…?
流転の國から現代日本にまさかの逆顕現。
果たして、皆は流転の國に戻ることが出来るのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 19:20:12
17017文字
会話率:40%
異界。それは突如として表れて此方と彼方を隔てる檻。そして異界の出現を、人々は「異界顕現災害」と呼んで恐れた。
ある日、一人の少年がその災害に巻き込まれる。助けは来ない。生き延びるための、少年の奮闘が始まった。
最終更新:2024-12-02 18:00:00
507839文字
会話率:43%
魔王勢力の侵攻により、人類は人口と領土の大半を失い、滅びつつあった。
そんな中、辺境の農村で、「勇者」と「聖女」のチート能力を持った少年と少女が顕現した。
少年と少女は女神より神託を告げられる。
「古代の神器を集め、魔王を討伐し人類を救
え」と――
しかし、少年と少女は非常に頭が悪かった。
神託の内容を全く理解できず、とんでもない勘違いをして謎の旅に出発する。
誰もが思った。
「お前らさっさと魔王を討伐してくれ」と。
果たして、少年と少女は世界を救うことができるのか―—
ーーー
週1、日曜+都度更新予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 16:13:08
78217文字
会話率:45%
『ウルガルド物語』
嘗て魔族が存在した場合の近未来が舞台である戦闘描写有りの乙女ゲー。
この世界では所謂ファンタジー世界で使われる様な呪文を用いた魔法は既に失われており、代わりに顕章と呼ばれる独特な進化を遂げた化学と魔法が融合した魔科学
を用いたハイテクノロジーを以て作り出された腕輪型のデバイスを用いる事で魔法に近しい能力を扱う事が可能となる。
周囲のオド(空間に満ちる自然発生した魔力)を顕章を持つ者同士の任意でフィールドを展開し、己の分身とも言える魔力(マナ)を武具として顕現させ戦う事が出来る。(フィールドを展開させずに武具のみを顕現させる事も出来るがその場合使用者の負荷も大きい)
また、一部の特異体質者には魂で結ばれた者、即ちソウルメイトの魔力を武具に出来る者も居るが先祖返りとして先天的に本来の魔族に近い性質を持つ者が大半である。
そんなゲームの世界だとばかり思っていた世界にある日転生する事となった悪役令嬢 アンナ・ノワール、彼女の前世の名は大黒仁(おおぐろじん)。
個人の戦闘力は高く舎弟の信用も厚く15の頃から20年育てられた組の親父にも次期頭に、と名指しで指名される程の極道者であったが、偶然居合わせた火事現場でカタギの女を庇う形で焼死した。
根っからのゲーム好きでもあり狭く深くというよりも広くそこそこ深くといった感じで色々なジャンルを遊んでいたが一見すれば幾ら戦闘パートがありとはいえ乙女ゲーとは思えない『ウルガルド物語』にどっぷり嵌っていた。
そのハマり具合は転生した事で忘れて久しい8歳児の自分がウルガルド物語に出て来ていた、ヒロインに事ある毎に絡むアンナ・ノワールに転生したのを鏡を見て気付く程。
然も、この悪役令嬢、全ルートの共通のライバルキャラでありこの世界の戦いという戦いを支配する大魔王の子孫であり、聖女の力を持つメインヒロインと男を取り合う所謂やんごとなき家の娘なのだ。
前世の記憶を取り戻したアンナ自身は、テンプレ通りの国外追放や死刑は怖くは無いが元男としては男に掘られるのは御免こうむるとばかりに行動を起こすが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 12:10:00
41144文字
会話率:53%
実家の和菓子店を任されていた水沢和生は、ある日、不幸にも、自宅から店に出勤する途中で、高齢者ドライバーが引き起こした事故に巻き込まれてしまい、二十五歳の若さで死んでしまった!
魂となった彼は、戸惑いながらも不思議な場所へと導かれ、そこで
、謎の女性レムリアと出会う。そして、彼女から魂の転生について驚くべき話を聞かされた!
「魂はね、何度も生まれ変わるって聞いた事あるでしょ……」
そして、彼が、久しき昔、太古の時代に、地球と対の世界ガイアにおいて、エリアという名前の女性として生きていた事実が明かされた。
「僕の過去生っていう事? 僕自身の女性性?」
しかし、ガイア世界の社会は男性性の側面が優位になり過ぎてバランスを崩し、大きな戦争が起きた結果、多くの人間が死んでしまった。そして、今、そのガイアでは、過去のトラウマを引きずるように、人類は、再び同じ歴史を繰り返そうとしている!
「……もし、ガイアで大きな戦争が起きれば、地球でも同じようなことが起きるでしょう」
レムリアは、彼に、女神ガイアの最強加護”女神の祝福”の付与を条件に、異世界ガイアへの転生を促した。女神ガイアの加護 ”女神の祝福” はどんな魔法も努力次第で使用可能なチート能力だ。
「……あなたがエリアとして生きた記憶を自ら思い出すこと。それが、この転生の目的なのよ。……」
彼が、ガイア世界に転生し、エリアの記憶を思い出すことがガイア社会のバランスを取り戻すことになる。しかし、彼は、エリアとしての記憶を完全に忘れてしまっていた。それに、女神の祝福加護には一つの問題があった。女神ガイアは、古代に人類が受けたトラウマを自らの枷として背負い続けており、女神ガイアの顕現とされる女神の祝福加護を付与された者は、様々に形を変えた枷を背負うことになる。
「あなたの場合は、言わば、自由の制限ね。……」
かくして、水沢和生は、隷属の首輪を嵌めた奴隷少女、エリアに転生し、ガイアの女性達の救済と、エリアとして生きていた記憶を取りもどすため、眷属達を仲間に加えながら、女神ガイアの生まれ変わりとして、剣と魔法の異世界を無双? していく。――心のままに!
※毎週月・金更新予定
※今後、間接的な用語を用いたセルフプレジャー表現が含まれてまいります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 00:00:00
619703文字
会話率:30%
鬼ヶ島にて、犬、猿、雉の犠牲もありながら死闘の末に鬼退治を果たした桃太郎。
島中の鬼を全滅させて村に帰った桃太郎は、娘を授かり桃姫と名付けた。
桃姫10歳の誕生日、村で祭りが行われている夜、鬼の軍勢による襲撃が発生した。
首領の名は「温羅巌
鬼(うらがんき)」、かつて鬼ヶ島の鬼達を率いた首領「温羅」の息子であった。
人に似た鬼「鬼人(きじん)」の暴虐に対して村は為す術なく、桃太郎も巌鬼との戦いにより、その命を落とした。
「俺と同じ地獄を見てこい」巌鬼にそう言われ、破壊された村にただ一人残された桃姫。
「地獄では生きていけない」桃姫は自刃することを決めるが、その時、銀髪の麗人が現れた。
雪女にも似た妖しい美貌を湛えた彼女は、桃姫の喉元に押し当てられた刃を白い手で握りながらこう言う。
「私の名は雉猿狗(ちえこ)、御館様との約束を果たすため、天界より現世に顕現いたしました」
呆然とする桃姫に雉猿狗は弥勒菩薩のような慈悲深い笑みを浮かべて言った。
「桃姫様。あなた様が強い女性に育つその日まで、私があなた様を必ずや護り抜きます」
かくして桃太郎の娘〈桃姫様〉と三獣の化身〈雉猿狗〉の日ノ本を巡る鬼退治の旅路が幕を開けたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 23:35:41
381658文字
会話率:51%
「あんたみたいなのが神様を顕現させられるわけないでしょう!!」
「少しはお前の姉を見習ったらどうなんだ!!」
お父様とお母様は言う
でも、その姉様折ったという依代は、私が作った物なのに
「あんた、早くしなさいよ!!でないと殴るわよ!!」
そ
う言って、姉様は私が折った神様の依代を奪っていく
もう、こんな生活には絶望していて、どうにかしようとする気力も無くなった
そんな時だった
「お前はこの屋敷から追放だ!!もう顔も見たくない!!」
お父様が私を勘当したのは
そして
「こんにちは、お嬢様。今日から貴女の護衛官となります、榊と申します」
彼と出会ったのは
※こっちはサブで上げるので、不定期気味かもしれません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 18:38:59
752文字
会話率:35%
この世界には『化身』というものが存在する。
それは昔、ある炭鉱で作業していた男が、鉄などとは違う金属を掘り出したことから始まった。
そこから掘り出された金属は『スピリツメタル』と名付けられた。そして月日をたち、その金属の作用が『触れること
で己の精神エネルギーを具現化し、現実世界に顕現させる』ということが分かった。
そしてこの話は化身に憧れを抱いている、ある青年の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 20:12:24
76917文字
会話率:48%
村では、川を神格化した「サクラリウス」が生活の基盤を支えていた。サクラリウスは「山神オロス」と「雨神ユドール」の子として信仰され、村に肥沃な土壌と水をもたらす恵みの象徴だった。しかし、山と雨の調和が乱れるとき、川は洪水という「怒り」を顕現さ
せる。
主人公フォティウスは、過去の祭壇崩壊で洪水を招いた罪人とされ、村人たちから忌み嫌われていた。再び川が荒れ始めたとき、彼は自らの贖罪のため、危険な源流「神の座」へ向かった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-30 15:09:11
1379文字
会話率:20%
その世界では、神は人の味方ではなかった。
星の主であるホシアカリ丿ミコトヌシ(神々の長)は、
人類滅亡を望む神・クロキカタマリ丿ミコトと
人類救済を望む神・シロキヒカリ丿ミコト
に顕現した人間の肉体で対決し、どちらか勝った方に人類の存亡の判
断を任せると宣言。
神と神とが人の肉体で剣と剣とで対決し、互いの魂をぶつけ合う。
剣劇アクションファンタジー、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 04:30:10
22671文字
会話率:30%
普段はそれほどでもないけど繫盛期になると残業代はきちんと払うから帰る事はゆるさんと言うブラックかホワイトか解らない上司の下で働く本郷美晴さん
10日ほどの地獄週間を越えて帰宅後、明日は休みだからとお酒を飲みながらネトゲの日課を初めて寝
落ちしたのが運のつき。
目が覚めるとそこは見知らぬ場所、その上なんじゃこりゃと叫んでみればなぜか少女の声。
魔王を信仰する者たちによって顕現させられたのは自分がやっていたネトゲのキャラだった。
キャラ性能や持っているアイテムは、この世界で言うとそのすべてが規格外、でも中身はしがないサラリーマンの主人公が戦乱や魔物たちによって不幸振りまかれる世界をのほほ~んと生活していく物語です。
主人公は最強ですが、俺Tueeeeeeeeeeeeeeee!はしませんし、魔王の手下たちと死闘を繰り広げるなんてことはありません。
ただ、ご近所の平和くらいは守ってもいいかなぁと考えながら生活する、ゆるゆるぐだぐだな物語です。
また、例のごとく残酷な表現タグはついていますが念のためなのでそれを期待しないように。まず出てこないので。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 12:00:00
70102文字
会話率:31%
事件は、異世界の方からやってきたっ!!
鉄正宗は日本の高校生。ゆるキャラのような怪物に襲われていた所を魔法少女姿のヒロインに助けられ、何だかんだと怪物退治に付き合わされる羽目に。怪物が真の力を発揮した時、正宗もまた秘めた力が発現するのである
。
「リヒカバイフィ=ニショケミューコン=カインゼロイカ=ユメソウサ!!」
顕現っ!!アルヴァジオンッ!!
世界を救うため、異世界巨大ロボットバトル開幕っ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 18:00:00
493970文字
会話率:59%
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現実世界であらゆる手段で私利私欲を貪り天寿を全うした男、「新道集一 」。
彼が次に意識を覚醒させた時、そこに広がっていたのは上下左右前後不覚の虚無空間だった。
その後顕現したなんだか神々
しい存在は荘厳な雰囲気を纏わせながらその口を開いた。
「ごめん、間違えた。」
少し笑えない事態の中、彼は異世界にて「クラウン・チェーシャル・キャッツ」として転生。新たな人生目標を掲げ、その内にある〝強欲〟を存分に発揮する。
「全スキルコンプリート。」
「魔物を標本、剥製にして収集。」
「あらゆる最高の武器種を収集。」
そんな荒唐無稽を実現する為、彼はあらゆる手段で己が欲望を撒き散らすっ!!
異世界転生ファンタジー開幕!!
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なろう中、スキル数最多を目指します。
ゆっくり少しずつ、けれど確かに確実に、主人公が最強に近付いていく様をお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 11:24:30
2632343文字
会話率:49%
人々が隣界の存在を知って150年──数多の恩恵があったが同時にあまりにも大きな物を失ってきた。隣界から理(ことわり)を借りて顕現する理力という概念は、人々のインフラや生活に利用されるだけでなく、軍事力へ転用されあげく国家間のバランスさえ左右
する世界の中枢に根付く力となっていた。
理力を扱う技能が高い者ほど重用される世界で、少年少女は国のため、夢のため、家族のため・・・個々の様々な思惑のなか陰謀渦巻く学園内で成長していく。
理の路(みち)を制する者は世界を制す・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 08:52:15
71994文字
会話率:40%
未来の地球──人類は「AIDA」と呼ばれる謎の生命体によって滅亡の危機に瀕していた。
「AIDA」に対して対抗手段を持たない人類に突如『霊装』と呼ばれる武器の形をとる特異な力を持った少女たちが現れた。そしてそんな少女たちを育成するためAID
A殲滅特殊機関[神話の庭園]が創設され数十年が経った。
ある日学園に一人の少年が入学した。彼の名前は「神風 隼人」。彼は少女にしか使えないはずの『霊装』を顕現してしまい。学園に入学する事になってしまう。そして彼は6人の少女と出会う。彼女たちは学園中から〈無能〉と呼ばれる存在だった。
学園でたった一人の男。そんな状況で何も無いわけがない!?
そんな彼と少女たちが繰り出す剣と魔法のファンタジーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 00:00:00
968文字
会話率:25%
俺だけ魔法が使えないとか、なんの冗談だ?
俺、相沢ワタルは平凡で一般的な高校二年生である。
成績は中の下。友達も少なく、誇れるような特技も趣味もこれといってない。
そんなつまらない日常は突如として幕を閉じた。
ようやく終わった
担任の長話。喧騒に満ちた教室、いつもより浮き足立った放課後。
明日から待ちに待った春休みだというのに突然教室内が不気味な紅色の魔法陣で満ちたかと思えば、俺は十人のクラスメイトたちと共に異世界に転移してしまったのだ。
俺たちを召喚したのはリオーネと名乗る怪しい男。
そいつから魔法の存在を知らされたクラスメイトたちは次々に魔法の根源となる『紋章』を顕現させるが、俺の紋章だけは何故か魔法を使えない紋章、通称『死人の紋章』だった。
魔法という超常的な力に歓喜し興奮するクラスメイトたち。そいつらを見て嫉妬の感情をひた隠す俺。
そんな中クラスメイトの一人が使える魔法が『転移魔法』だと知るや否やリオーネの態度は急変した。
リオーネから危険を感じた俺たちは転移魔法を使っての逃亡を試みたが、不運にも俺はただ一人迷宮の最下層へと転移してしまう。
その先で邂逅した存在に、俺がこの異世界でやらなければならないことを突きつけられる。
挫折し、絶望し、苦悩した挙句、俺はなんとしてでも──『魔王』を倒すと決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 17:00:00
765939文字
会話率:24%
百年に一度、魔神の【使徒】が顕現する。それに抗えるのは異世界から召喚された【勇者】と【聖女】のみ。何度目かの災厄の訪れを前に、召喚士・アシュレイは習わしに従い両者を召喚した。が、その直後、聖女マリナの拳が勇者トシヤの顔面にめり込んだ。呼び出
された二人は――離婚調停のまっただ中だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 15:53:58
97562文字
会話率:46%
東京都千代田区神田神保町。
ここには世界一とも言われる古書街がある。
その一角に十年前に突然現れたその建物。
それは一見するとごくありふれた建物であるが、実はある目的のためだけに特別に設えたものである。
その目的。
それは本の収納。
そして
、この建物の主が天野川夜見子。
天野川夜見子。
彼女が暮らすこの建物を埋め尽くしている本が二千万冊とも三千万冊とも言われる彼女の蔵書のほんのわずかであるという有名なビブリオフィリアである。
彼女が使う膨大な本の購入資金は古今東西あらゆる言語を読み解ける彼女の異才に目をつけスポンサーとなった日本はおろか世界をも闇から支配する橘花グループのオーナー立花家から得ているものである。
だが、たとえどれだけ潤沢な資金があろうとも、それだけでは他人の本棚にある貴重な本が手に入るわけではない。
しかし、彼女にはその手段があった。
天野川夜見子の望むものを手に入れるために粘り強くそれをおこなう優秀な交渉人。
一方でどのような好条件を提示しても首を縦に振らない蔵書家はためらいなく殺して目的の本を強奪するという裏の顔を持つ人間。
それが彼女が持つ手段。
蒐書官なのである。
「……私には世界中から本を集め、それを読むという崇高な使命があるのです。そして、そのために日夜命がけで働いている者たち。それが蒐書官なのです」(天野川夜見子)
これは世界屈指の蒐書家「古書街の魔女」こと天野川夜見子と、日本人の、それもそのほんのわずかな者にしか顕現しない特別な能力を駆使する彼女の使い魔たる蒐書官たちがあらゆる手段を使い世界各地に眠る幻の書を手に入れていく物語。
※長文を多用しているので横書きでも読みやすいように一文ずつ間隔をあけています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 05:18:54
788109文字
会話率:56%