星たちがうっすらと散りばめられた夜明けを、一隻の飛行船が翔けていく。針路の先、遥か彼方には逆さになった城が浮かび、まるで絨毯を敷くように無数の飛行岩が流れている。
舞台は、飛行石の恩恵を受けた、魔術と古代遺物の世界『レストリア』。
安住の地
を求めて追手から逃げ続ける少女イユは、異形の翼と耳を持った『龍族』の少年リュイスに助けられる形で、飛行船『セーレ』に同乗することになる。
『異能者』であることでセーレの船員たちから厭われつつも、少しずつ打ち解けていくイユ。しかし彼女は、リュイスたちには知られてはいけないある秘密を抱えていたのだった。
これは、思いのままに生きようと足掻く少女の、生き様を綴った冒険譚である。
※更新:火、木、土(火、木は19時or20時台、土は不定)
※感想、評価、ブクマ、誠にありがとうございます。非常に励みになります。頑張ります! 誤字報告もとても助かります。
※クリスマスショートストーリーは、一番下のリンクよりお読みいただけます。(2018.12.25/2019.12.24/2020.12.24)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 19:15:45
2785028文字
会話率:41%
数千年の時を君臨し続けた幼き魔王ラグリンドは、勇者との戦いによって受けた傷が原因で部下に反逆されてしまう。
しかしそれは部下の勘違いであり、実際には全くの無傷であった。
だがラグリンドはこう考えた。
「あっ、これ倒されたフリをすれば、わらわ
久方ぶりに仕事を休めるのじゃ!」
魔王就任以来碌に休んでいなかったラグリンドは、これ幸いと己の死を偽装して魔王の座を退く事に成功するのだった。
自由になったラグリンドは偶然知り合った最弱魔物毛玉スライム達と意気投合し、南の島に楽園を作って凄く事を決意する。
ここに元魔王による南国スローライフの幕が上がったのであった。
そして偉大なる指導者を失った魔王国は次第に崩壊を始め、同様に勇者が属する人族の国もまたその傲慢さから破滅の道を歩むのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 12:00:00
513775文字
会話率:49%
白い世界で気がついた『ボク』。途中で出会った仲間とともに、象徴(シンボル)の謎を解きながら、不可思議な世界から脱出する。
世界とは何か、生きるとは何か、人生とは何か、自分とは何かを追求する、哲学ファンタジー。
最終更新:2024-05-10 23:30:00
121289文字
会話率:42%
一人で寂しいという人間は、不幸なのだろうか幸福なのだろうか…
例えば物心ついてからずっと、他人から攻撃され続けてきた人間は、周りに誰かがいたほうが苦痛で、誰もいない方が平穏を感じるのではないだろうか。
僕は、一人がいい。
今日も僕は一人、夜
空を見上げる。
あいつらはどうせ知らない。知ろうともしない。この星々に、名前があるという事を…
近未来のとある夏の夜、地球周辺に突如、異星人の宇宙船が大量に出現し、大規模な艦隊戦を開始、その流れ弾と墜落した宇宙船の残骸によって一晩で地球は壊滅的な被害を被った。後に、『スペースウォーズ・デイ』と呼ばれる事件である。
荒れ果てた地上では墜落した宇宙船から異星人の人型ロボット兵器、『アレッツ』がサルベージされ、野盗と化した者たちによって略奪の道具として使われていた。
それから1年後、星を見るのが好きな少年、渡会アユムは、北海道の荒野を、仙台を目指してスクーターで旅をしていた。
少年は行く。南天に輝く、一等星の指す下へ。
少年は征く。あの日、真っ逆さまに落ちてきた、星の欠片・ALLETSを携えて…
※ ※ ※
ほぼ量産機しか出ない、カスタマイズ自由なリアル系ロボットもの。ただし何せ異星人由来のためオーバーテクノロジー気味です。いじめられていた最弱主人公は人を好きになれるのか?その旅路の果てに何を得るのか!?主人公の趣味もあり、星や星座の話も混ぜて行きます。
本作はフィクションです。実在の人物、事件、団体、地名、法律等とは一切関係ございません。
また本作は、いじめを推奨したり、いじめの手口を喧伝する意図はございません。決して真似をしないで下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 23:31:31
536525文字
会話率:49%
日光東照宮の陽明門は、余りに美しいため、魔物に魅入られないよう、四本の柱のうち一本を、天地逆さにつけてある。
プレスマンに芯を二本入れると詰まるのも、完璧だと魔物に魅入られるからか。
最終更新:2024-04-25 06:55:52
379文字
会話率:0%
シャープペンシルを逆さに持ってノックしてしまったときの痛みは、速記シャープより、普通のシャープのほうがより痛いはずである。
最終更新:2024-02-16 17:15:29
305文字
会話率:0%
プレスマンのとがったところの痛みを親指に受けた数で、速記が上達するのです。
最終更新:2023-11-09 21:31:35
510文字
会話率:0%
非常に苦しい中学時代を終え、高校に入学した琴音は新しい生活を楽しもうとしたが、思うようにいかない日々の中で食べる意欲を失ってしまい、摂食障害に陥る。
—これは自分を奪われた少女たちの、克服と再生の物語—
この作品は拙作「Thirteen」
の続編となっております。
※カクヨム・ノベルアッププラス・noteでも同内容で掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 21:42:57
30260文字
会話率:37%
どこかの剣と魔法の世界にある円状の大陸、ラウンド。そこは王国、帝国、多種族連合の三つの大国によって統治されている。そしてその中にどこにも所属しない自由の組織として冒険者ギルドが大陸全土に広がっている。
そんな冒険者ギルドに所属している
ヨミは魔法使いだ。王国に住む彼女は4人でパーティーを組んで日々依頼を受けて生活をしていた。
しかしあるダンジョンの攻略に入った時、ヨミはパーティーメンバーとはぐれてしまい、一人ボッチになってしまう。地図やポーションを他のメンバーに預けていた彼女は路頭に迷い、その時最悪なことにダンジョンで魔物に見つかってしまった。
逃げ出すも、逃げた先でヨミを待ち構えていたのは無情なトラップ。死を覚悟するもそのトラップを踏むように告げる謎の声が響き、どうせ死ぬならとヨミは震える足を運ぶ。
そのトラップを踏んだ直後地面が崩れ、真下に真っ逆さま。再度死を覚悟したが、なぜか底にまで生きてたどり着けた。そこで待っていたのは……。
「……久しぶりの客人だな。人間、まだ生きたいか?」
――生きたければ、この鎖を外してくれ。
そう開いた口からは二本の牙がのぞいていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 15:00:00
319031文字
会話率:49%
『ちゃんと死んでくださいね。話はその後で』
屋上から飛び降りた少年は地面に激突する数センチ手前で止められると目の前の逆さまに立つ女性にそんなことを言われ驚いてしまう。
「助けてくれないのですか?」
『助けてもいいですけど、その場合はもっ
と酷くなりますよ?』
「じゃあ、いいです」
『では、ちゃんと死んでくださいね』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 07:00:00
133988文字
会話率:74%
「弱虫サクラ! いつも一人ぼっちのサクラ!」
かつて大陸を席巻した魔種は、奴隷として使役していた純粋種に反逆され、数百年もの間、北の僻地ジェベに押し込められていた。魔種と純粋種の混血として生まれた少年サクラは、同胞である魔種からも虐げら
れる毎日を過ごしていたが、とある事故に巻き込まれ、二代魔王として担ぎ上げられる。己の呪われた力に翻弄されつつも、魔王サクラは長大な戦役に身を投じてゆく。
※2010年に「マイカの魔王異聞録」というタイトルで投稿していた作品を一部修正し、再投稿したものです。
※2023/12/28 第一章投稿しました。
※なるべく毎日1話ずつ投稿予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 12:19:51
179063文字
会話率:35%
『フリーズ』
頭がフリーズ。脳みそが絶賛停止中!フラストレーション沈殿中!寒さが身体を侵食中。マイナス思考とトラウマが自閉的思考へと陥没中。有意義に突破?俺は、自己中、他人へのアクション、思いやりより恐怖!誰かの行動模範忠になる自分への
葛藤!即ち自閉症!今日もますます進行中、一歩アクション、全否定でまっ逆さまに脳みそが停止中、でも、此れって快感じゃん?何故なら、裏切られた期待へとのヘイトの狭間で、問答中!使わぬ脳みそ躍動中帰りで、活性中で盛り上がり中!アゲテけ、ナイーブで只の自意識の塊の表現者。置いてけ、モラルや愛情?同情、自己犠牲、己から出た錆びには、塗ってけ、個性、感性、カマドウマ、ヤクルト飲んだら全て忘れて永劫回帰、コンクリートの壁でも打つように伝うよ感情の無い言葉、話すよAI、君だけに。
飲もうよヤクルト健全に、酒なんてムカムカ癪なだけ。どうせ、人でなし、つるもうぜイカれた笑いを日は日貸せて、バチ当たりに昼起きよう、夜まで寝れた日を祝おう。躓いたら、歩きだそう。惨めさが原動力。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 23:36:44
1249文字
会話率:12%
昔、「逆さの吸血鬼」と呼ばれていた存在がいた。その名をルークと言う。数多の魔物に崇拝され恐れられていたはずの彼は、何故か人間の子供を育てていた。その子ーーフローラの出生と、ルークの生まれた理由が結ばれる時奇跡が起こる。
基本的には吸血鬼で
あるルークが、拾った自分の娘、フローラのために奔走する話。しかし、ルークは時におっちょこちょいなので、しっかり者のフローラに助けられながら生活する予定(まだここまで来てない)。
**フローラを子育てする描写はあまりありません。
※矛盾ありきのファンタジー。誤字脱字はすぐ修正。
自己満足の作品ではありますが、ブックマーク等つけてもらえますと、凄く励みになります。楽しく書いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 23:57:49
230425文字
会話率:30%
星野蒼は、毎晩星空を眺めるのが好きな普通の高校生。ある夜、彼は美しい星空の下で、ダンスが得意で夢見がちな同級生、月城結衣と出会う。結衣は、古いダンスホールで練習をしており、二人はそこで謎の老人と出会う。老人は二人に特別な力を授け、過去と未来
を旅する能力を与える。
旅を通して、蒼は自分の家族との関係を見つめ直し、結衣は自分のダンスに対する情熱と向き合う。時には危険な挑戦もあり、二人の関係は深まっていく。最終的に、二人は現実の世界に戻り、自分たちの夢を叶えるために一歩踏み出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 07:00:00
1787文字
会話率:20%
逆さ虹の森にある『どんぐり池』には、どんぐりを投げ入れて願いを言うと叶う、という伝説がある。
ある日の早朝、他に誰も訪れることのない『どんぐり池』に、ひとりのヒョウの青年の姿があった。
最終更新:2024-01-18 00:14:13
8943文字
会話率:44%
逆さ虹の森にある根っこ広場には、一匹のキツネが住んでいる。
ある冬の日、根っこ広場に狼の少年が訪れた。なにもかもがつまらない、そんな顔をして。
最終更新:2019-01-21 23:28:14
9982文字
会話率:48%
逆さ虹の森にある「根っこ広場」という名の広場に、一匹のキツネが住んでいる。生まれながらにおせっかいのこのキツネの前に、ある日、寒さに震えるヤマネコの少女が現れた。
これは、密かに心を痛めるヤマネコの少女を救う、ささやかな奇蹟の物語。
最終更新:2019-01-07 00:51:49
6514文字
会話率:37%
逆さまの烏、サカサマカラス。
最終更新:2024-01-14 15:22:28
709文字
会話率:0%
人生は極端が面白い。
最終更新:2020-07-29 04:00:00
233文字
会話率:0%
逆さの城が真上に浮かぶ牢獄のような学院【聖ルーナティア学院】。
そこに一人の少女=【フィーア=イブ=ルーティア】が転校してくる。
百合の花が咲く花園でフィーアは少女=【クラウディア=アダムス=ルーナティア】と出会う。
【楽園の花嫁】【決
闘】【禁忌の果実】【黒い百合の花】【箱庭の学院】で世界は廻っている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 15:35:54
4280文字
会話率:47%
学校で無視され続け家族にも疎まれる俺は、ちょっとした出来事をきっかけに自殺をほのめかして旅立つつもりだったのだが、手違いから崖から真っ逆さまに……ところが気がつくとそこは魔法が主流の異世界。しかも今にも征服されかかっているという大ピンチ。
大魔導士に間違えられた俺は知恵を振り絞り、何とか生き残る道を探ろうとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 07:26:20
754318文字
会話率:34%
この世界には能力と呼ばれる異能力が存在している。
力を持っていると当然だが迫害や差別が横行する。能力者達を閉じ込めておく島や施設も作られている。だがそれは隔離だ、嫌がる者も出て来るに決まっている。
となると能力者だと言う事を隠し、生活する
者達も大量にいる。そんな隠密能力者の一人、松雷 傀聖(ショウライ カイセイ)は特に変化も無い平凡な高校生活を送っていた。
だが夏休みの少し前、とある音を聞いて飛び起き驚愕する事となる。そしてその事件は彼を大きく変えるには充分すぎたのだ。
そして傀聖はある人物を殺すため決意を固める……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 17:34:21
17173文字
会話率:36%
特定の文字を使わずに書かれた文章――リポグラム。
全ての文字を一度だけ使った文章――パングラム。
逆さまから読んでも意味の通る文章――回文。
言葉の最後と始めをつなげて書く――しりとり。
区切る場所を変えると意味の変わる文章――ぎ
なた読み。
文頭だけ集めて現れる新しい文章――縦読み。
全ての文字を並び替えて別の文に変える――アナグラム。
その他、etc⋯⋯。
この短編集では、そんな言葉あそびを各編にまとめた、一話完結型の掌編小説たちです。
小説というのは、全てが言葉でできています。その言葉を表す文字は、本来なら意味なんて何もありません。ただの記号。白と黒の濃淡の組み合わせ。空気の振動。
しかし人類はそこに意味を与え、無限の広がりを持つ空間を作り出しました。
さあ、皆さん、言葉で遊びましょう!
この短編集では、各編の初めにその言葉あそびに関する概要を説明するページを載せています。
「リポグラムってなんだろう?」とか疑問に思った方は、初めにそちらを読んでみてください。
すでに知っている方は、いきなり本編を読み始めてもOKです。
基本的には、どこから読み始めても大丈夫なようになっております。
また、作品の性質上、文章の折り返す位置が重要になる作品(縦読み作品など)もあります。そういった作品には、タイトルに「☆」マークをつけているので、タイトル横の「表示調整」というボタンを押していただいて、適宜文字のサイズを調整していただけると幸いです。
番外編もあるのでぜひ読んでいってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 16:00:00
151269文字
会話率:13%
神木冬華(かみきとうか)28才OL。動物大好き、ネコ大好き。
仕事帰りいつもの道を歩いているといつの間にか周りが真っ暗闇。
しばらくすると突然視界が開け辺りを見渡すとそこはお城の屋根の上!? 無慈悲にも頭からまっ逆さまに落ちていく。
落ちていく途中で王子っぽいイケメンと目が合ったけれど落ちていく。そして…………
聞いたことのない国の名前に見たこともない草花。そして魔獣化してしまう動物達。
ここは異世界かな? 異世界だと思うけれど……どうやってここにきたのかわからない。
召喚されたわけでもないみたいだし、神様にも会っていない。元の世界で私がどうなっているのかもわからない。
私も異世界モノは好きでいろいろ読んできたから多少の知識はあると思い目立たないように慎重に行動していたつもりなのに…………
王族やら騎士団長やら関わらない方がよさそうな人達とばかりそうとは知らずに知り合ってしまう。
ピンチになったら大剣の勇者が現れ…………ない!
教会に行って祈ると神様と話せたり…………しない!
森で一緒になった相棒の三毛猫さんと共に、何の説明もなく異世界での生活を始めることになったお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 11:22:16
681914文字
会話率:30%
夏の終わり、田舎に暮らす少年の前に現れたのは「逆さま」の幽霊だった。
最終更新:2023-10-31 21:11:04
2569文字
会話率:19%