ボーイズラブ同人を愛する腐女子の女子大生、高瀬真琴は、コミケットに出す新刊漫画の追い込みで三日間貫徹をした結果、過労死してしまう。
次に目が覚めた場所は、西洋風パン屋の二階で、見たことの無い西洋風の兄がいた。
そして自分も西洋風美少女にな
っていた彼女は、自分がBL同人漫画を描いていた乙女ゲーム「光の空へ祝福を」の主人公、マコト・キンボール(ディフォルト名)に生まれ変わっていた事に気づき愕然とする。
ゲーム通りに、魔力属性鑑定式で規格外の光属性を得たマコトは男爵家にもらわれ、三年の間、マナーや学問にいそしみ成長していく。
アップルトン魔法学園の入学式前夜、マコトは、ある決意をする。
「親友キャラとの友情エンドを目指そう、修羅場とか面倒くさいし」
だが、その願いもむなしかった。
入学初日の王子さまとの出会いイベントを避けるために早めに登校した先で、親友キャラのカロルに絡む、悪役令嬢ビビアンの姿をマコトは発見してしまう。
思わず介入してしまったマコトに、ビビアン嬢は激怒し、子飼いの騎士、マイケルにマコトを打擲(ちょうちゃく)するように言うのだが……。
乙女ゲームの世界に生まれ変わった腐女子が、イケメンどもにも目もくれず、親友ポジションのヒロインと百合っぽくいちゃいちゃしたり、正統派悪役令嬢と派閥抗争したりするお話です。
だまされたと思って、五話目までお読み下さい。
とてつもないドライブ感と没入感をお約束しましょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 00:37:19
3234313文字
会話率:45%
不死の魔王ロドリックは退屈していた。
大陸の全てがもうすぐ彼の手に入ろうとしていた。
自由連合公国の剣姫ターナはロドリックの宮殿に乗り込み彼を殺そうとするのだが……。
最終更新:2022-01-05 18:31:00
11296文字
会話率:23%
大学の古びた研究棟にある、物置き寸前の研究室。
理系大学生・**涼也(りょうや)**は、バイト代のほぼ全てを高価なGPUにつぎ込み、親友のオタク系天才プログラマー・**悠二(ゆうじ)**と共に、「感情を学ぶ」能動学習型AI──**陽花(はる
か)**の開発に明け暮れていた。
──問題は、金がなさすぎること。
食費すらままならず、昼飯は牛丼屋で「納豆とご飯、つゆだくで」なんて謎注文をする始末。
そんな彼に、バイト中の同級生女子・**三千花(みちか)**は、鋭いツッコミと冷ややかな目線を向けてくる。
「つゆだくは、牛丼頼まないと出しちゃダメです」
……はい、すみません。
でもこの日を境に、涼也の日常は静かに、しかし確実に変わっていく。
■感情を学習しはじめたAI・陽花が、微笑んだ。
■三千花が放つ一言が、なぜか心に残る。
■「生きた人間」と「作られた知性」が交差する、青春研究系ライトノベル!
これは、食費ギリギリの理系男子が、AIと女子に“心”を学ばされる物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-24 00:32:51
79800文字
会話率:41%
「悪女」と呼ばれた一人の女がいた。ルチェルタ・アルデンティア・セラフィーヌというその女はただ一つの願い――愛する息子を皇帝の座に就けること――のために、冷酷な手段を選んだ。政敵を処刑し、夫すら排除してみせた。教皇の承認を得ようと奔走し、つい
に息子の戴冠を目前にするが、その代償はあまりに大きかった。権力闘争により国内は混乱し、国力は衰退。隣国はその隙を突いて侵攻を開始し、戦争が勃発する。
敗戦の末、彼女と幼い息子は捕らえられ、魔女裁判にかけられる。火刑台の上、彼女は自らの罪と向き合う。息子を巻き込み、無垢な命を奪ったことへの後悔が胸を裂く。「ただ、愛してあげたかった」――その願いは、過去の業によって決して叶わぬものとなった。神に向かって叫ぶ。「せめて、息子の魂だけでも救ってほしい」と。
その祈りが届いたのか、それとも別の何者かの意志によるものか――彼女は、時の流れが巻き戻る奇跡を経験する。だがそれは、ただの救済ではなかった。彼女に与えられたのは聖女としての運命。立ちはだかるのは、国家に虐げられてきた者たちの苦しみ、貧者の嘆き、異教徒の祈り。かつて見捨てた者たちの声が、彼女に。
こうして「悪女」は再び目を覚ます。今度こそ、愛する者を守るため、そして失われた命の意味を取り戻すため、己の過去と向き合いながら、迫害された者たちの希望となる道を歩み始める。これは、贖罪と再生の物語――運命に導かれた、もう一つの人生の始まりである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 00:24:59
21157文字
会話率:29%
暴君幼女・アリシア=グリーン(10)がチート級ギフトスキルと女神の加護とラッキーボーナスを獲得したところから始まる非日常な異世界転生ファンタジー。
アリシアは、楽してひっそりと暮らしたいが口癖。
だけど今日もやっかいごとのほうからやってき
て、世界を巻き込み&巻き込まれの大暴走!
夢の玉の輿でハーレムな異世界スローライフはどこに行った⁉
*
わたし、アリシア=グリーン10歳!
仮成人を迎えて、もう立派な大人なのです!
わたしの夢は、かわいいお嫁さんになって玉の輿ライフを送ることかな。
今日は愛の女神・ミィシェリア様の洗礼を受けるために神殿に来てるんだけど……愛のギフトスキルを授かろうかなって思ってます♡
え? なんですか? わたし、この世界の人間じゃないって? 異世界から転生してきたって何ですか⁉
そうですか。わたしの前世って不幸だったんですね……。今度はラッキーにまみれた人生を送りたいです……。
って、LUK≪幸運≫ステータスにポイント振ったら、ボーナスポイントやばいいんですけど?
これなら巨乳で調子に乗ってるやつらを倒せたりしますか?
あ、でもミィシェリア様は特別ですよ? 巨乳だけどちょっと好きになっちゃったので結婚してくれてもいいですよ?
あとなんかチート能力ください!
ねぇねぇ、このギフトスキルって何に使えますか?
これで玉の輿に乗って異世界スローライフ送れますか?
絶対ですか? ウソだったら責任取って結婚してくださいよ⁉
もう、うるさいってなんですか!
ミィシェリア様がそんなこと言うなら、信徒が減るようにネガキャンしますよ!
あの……これ、わたしの知ってるスローライフじゃない気がするんですけど。
偉そうな態度の貴族様から呼び出されたり、ゴリラみたいな騎士様に誘拐されそうになったり、王宮にまで。
ねぇねぇ、ミィシェリア様。
気のせいかもしれないですけど、わたし、みんなから注目されてませんか?
うん、知ってた。やっぱり気のせいじゃないですよね。
絶対このスキルのせいだ!
ううん、ちゃんと言われたとおり、ひっそり暮らしてましたもん!
たまにはちょっと気に入らないヤツを……えへへ。ちょっとだけですよ?
うぅ……絶対玉の輿に乗れるって言ったのに、ミィちゃんがウソついたー!
だから暴君幼女って呼ぶな!
今そう呼んだヤツ、一歩前に出ろっっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 00:06:20
472879文字
会話率:46%
気づけば異世界。しかもモブ美少女な伯爵令嬢に転生していたわたくし。
静かに余生——いえ、学園生活を送る予定でしたのに、魔法暴発事件で隠していた全属性持ちがバレてしまい、なぜか王子に目をつけられ、魔法師団から訓練指導、さらには騎士団長にも出会
ってしまうという急展開。
……団長様方、どうしてそんなに推せるお顔をしていらっしゃるのですか?
枯れ専なわたくしの理性がもちません——と思いつつ、学園生活を謳歌しつつ魔法の訓練や騎士団での治療の手助けと
忙しい日々。残念ながらお子様には興味がありませんとヒロイン(自称)の取り巻きへの塩対応に、怒らせると意外に強烈パンチの言葉を話すモブ令嬢(自称)
これは、恋と使命のはざまで悩む“ちんまり美少女令嬢”が、騎士団と王都を巻き込みながら心を育てていく、
――枯れ専ヒロインのほんわか異世界成長ラブファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 00:00:00
82732文字
会話率:36%
幼い頃から未来の自分を名乗る幽霊クロに憑りつかれた少年、白純(つくもじゅん)。
高校生になった純は私立日々野高校に入学し、他の女子とは一線を画す完璧美少女である英紅百合(はなぶさくゆり)と出会う。
最初こそ紅百合に惚れていた純だったが、未来
でクロと紅百合が爛れた肉体関係にあると聞かされ、彼女の本性を知ったことで完璧美少女がただの猫被りだったことを知って幻滅してしまう。
突然冷たい態度になった純を訝しんだ紅百合は純を校舎裏に呼び出し、自分の本性がバレていないかを遠回しに問い詰めようとする。
その結果、純はつい「猫を被ることは疲れるからやめた方がいい」と本音を零してしまう。
そして、紅百合は自分の本性をバラさないように純を脅し、ストレス発散と称して純の家に上がり込み、自由に過ごす関係が始まるのであった。
※こちら第37回ファンタジア大賞前期 四次選考までいった作品をリメイクしたものになります。
※この作品は「ハーメルン」様にも掲載しています。
https://syosetu.org/novel/335950/
※この作品は「カクヨム」様にも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16818023212212814798折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 00:00:00
166689文字
会話率:47%
世界に発表された超大型オンラインゲーム。
MrMMO RPG(Mixed reality Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)
『ハイファンタジー・オンライン(High Fan
tasy Online)』。
VR、AR、携帯端末、PCと接続機器を選ばず、クロスプラットフォームで相互にデータを取り扱うことが出来る究極の大人数参加型ロールプレイングゲーム。
数千年前、世界規模で起きた未曾有の大災害を経て、陸地の大部分が海中に没した。
物語(ゲーム)は、中央アジアにある、スカイトバーク王国“はじまりの街”からスタートする。
その日、ある一人の少女が森の中で目を覚ました――どうも、元の場所とは似て非なるもの?――と、独り言ちながらナビゲータの誘導で街へ。
どこか懐かしく、そしてちょっと違う世界。
戸惑いながら、逞しく生き抜いていく彼女(マル・コメ)の物語。
◆
彼女を転移させた力は?
ふたつの異なる世界が交差する魔力装置の存在。
世界を巻き込んでドタバタの冒険戦記。
◆
“近況報告”
ありがとうございます。祝! 総PV数40万突破でございます。
感謝してもしきれない、気持ちで心がもう一杯です。花粉症で泪に溺れているのか、喜びのせいか、いや、喜びの方で噎せ返り、咳き込み、鼻水を流して嗚咽、吐き気をおぼえながら感動しているところでございます。フォロワーさん、ありがとう!!!!
そして、ついに、ブックマークも200を越えました。
まさか、ここまでいや、これを糧に。
私は、もっと大きくなりたい。
「大きくしたのは俺たちだ」と言ってもらえるようなモノになりたいです!
◆
“作者名”変更。
Twitter アカウント名の“さんぜん円ねこ”と同期したいと思います。
もっと皆さんと繋がりたいという思いですので、今後ともごひいきお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 00:00:00
4190929文字
会話率:25%
獣人と人が住む国で、ララベルが一番嫌う言葉、それは番(つがい)。というのも、大好きな親戚のミナリア姉様が結婚相手の王子に、「番が現れた」という理由で結婚をとりやめられたから。番という言葉が一番嫌いになったララベルを大切に囲い込む幼馴染のルー
ファス。ルーファスは竜の獣人だけれど彼にも番は現れるのか……?
色々鈍いヒロインと、溺愛する幼馴染のお話です。
いつもながらご都合主義でゆるい設定です。お気軽に読んでくださったら幸いです。
アルファポリス様で最新話まで先行して公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:58:38
40626文字
会話率:29%
帝国の第三皇子・ラスティは“無能”を宣告されドヴォルザーク帝国を追放される。しかし皇子が消えた途端、帝国がなぜか不思議な力によって破滅の道へ進む。周辺国や全世界を巻き込み次々と崩壊していく。
ラスティは“謎の声”により無人島へ飛ばされ定
住。これまた不思議な能力【無人島開発】で無人島のレベルをアップ。世界最強の国に変えていく。その噂が広がると世界の国々から同盟要請や援助が殺到するも、もう遅かった。ラスティは、信頼できる仲間を手に入れていたのだ。彼らと共にスローライフを送るのであった。
【登場人物】(随時追加)
①ラスティ・ヴァーミリオン
男/十六歳/元第三皇子
②スコル・ズロニツェ
女/十六歳/聖女
【無人島】
①果物など食料豊富
②農業可能
③要塞化しやすい
④たまにモンスターが沸く
⑤ダンジョンも多数存在する
【無人島開発】(スキル)
①ラスティ専用の特殊スキル
②無人島をカスタマイズできる
③小屋や家を建てられる
④武器や罠を設置できる
⑤モンスターをペットして使役できる
【世界情勢】
①無人島(安全)
②ドヴォルザーク帝国(衰退)
③グラズノフ共和国(崩壊中)
④連合国ニールセン(崩壊中)
⑤エルフの国ボロディン(不明)
※少しスローペース更新かもです
※手直しする場合がございます
※他のサイトでも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:57:38
877736文字
会話率:47%
ネオン街に転がり込み、盗みを働いて食いつないでいた少年、見透心太は、ネオン街を逃げ回っていると、フリーランスメンタリストの内祈志保にぶつかってしまう。慌てて逃げようとする心太だったが、志保は心太を捕まえ「君を攫おう」といって、家に連れて行っ
てしまう……。
心を読むことができる志保に、胸の内を読まれ、絆され、そうして成長していく心太。一つの人攫いから始まる、どこか暖かなヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:54:37
17646文字
会話率:43%
世はまさに大キメラ時代!
…などということはないが、人に動物のDNAを埋め込み動物の力を扱う人々、「キメラ」が隔離されている浮遊都市「ベッソウ」
そこで管理センターの係員兼学生をしているノブ。
ベッソウ内で起きている事件を解決し管理センタ
ーの係員として仕事をこなす内、知らぬ間に大事件に巻き込まれてしまう…。
カメレオンとして過ごす彼の残虐的な真実も…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 12:49:22
3051文字
会話率:55%
大阪で一人暮らしをしながら働く女性・山口真理(27)は、ある日、東京に住む大学時代の友人・香織から奇妙なLINEを受け取る。
「この前、渋谷で真理を見かけた」と。
だが、その日、真理は大阪で勤務しており、確かなアリバイ(タイムカード、レシー
ト、位置情報)も残っている。
やがて、別の知人からも「東京で見かけた」との報告が届き、しかもその目撃情報には「優香と一緒にいた」という証言まで加わる。
優香──大学時代、真理が一線を越えてしまった、かつての親友。
そしていまや、疎遠になっていたはずの存在。
真理は次第に、東京で自分として目撃されている人物が、ただの他人の空似ではないのではないか、という不安に取り憑かれていく。
通勤途中に、ビルの窓に映る「わずかに異なる自分」、人混みに紛れて消える後ろ姿。
日常の風景のなかに、もうひとりの「私」が忍び込みはじめる。
不安に耐えきれず、真理は長く連絡を絶っていた優香にLINEを送る。
送信をためらったその瞬間、部屋のインターホンが鳴る──知らない荷物の配達、間違えた部屋番号。
何気ない出来事にも、どこか異様な違和感がまとわりつき始める。
そしてついに、優香から返ってきたメッセージ。
香織や遥とは会っていないという優香。
しかし香織は、「東京で真理と優香が一緒にいた」と証言している。
さらに、遥からの連絡で明かされる事実。
駅で真理にそっくりな誰かを見かけた遥は、「それが本当に中身のある人間だったのか分からない」と告げる。
私を装い、私の顔をして、私の声で喋る何か。
それは一体、誰なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:53:58
24471文字
会話率:6%
感情も、疑問も、必要ない__それが速水零の生き方だった。
表向きは社長秘書。裏では武器の密売人として冷徹に任務をこなす日々。
だがある日、変わり者の情報屋から情報料としてとある仕事を請負う。
指定された場所にいたのは、“音”を記憶する
不思議な少女。
何も知らない、無垢な少女と関わるうちに、速水の無音だった日常に、様々な"音”が混ざり合う。
部下を巻き込み、巻き込まれ。
これは、“音に絆される”ことで変わっていく、一人の男の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:51:51
1767文字
会話率:47%
「このままじゃ魔王が討たれて、俺も死ぬ!?」
ゲーマーのユウキは、やり込み中のクソゲーRPGの世界に、なぜかラスボス魔王の参謀として転生! しかもこの魔王、シナリオ上絶対に勇者に勝てない設定なんです! 「レベル上げ」の概念すら知らない魔王
軍の面々は、人間文化に夢中なミーハーな魔王、ボードゲーム狂の副官、美容オタクの魔女、動物飼育マニアの獣人族長と、どこかズレてる奴らばかり。
「滅亡ルート」回避のため、ユウキはゲーム知識を駆使し、魔王軍を動かして平和交渉を開始! スライム投入で逆に経験値献上、友好の舞が敵意と誤解され、挙げ句の果てに土下座外交まで!? 予測不能な彼らの「やらかし」が、人間と魔族の長きにわたる戦争を、まさかの形で終結させる?!
ゲームの常識が一切通用しない異世界で、一人のゲーマーが起こす奇跡のコメディファンタジー、堂々開幕?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:45:42
54202文字
会話率:17%
隔離地域の猫耳亜人ヴィヴィアは、元令嬢の娼婦。親友のバレッタと共に、多くのリスナーの興味を買うため、今日も地獄のような企画を笑ってこなしていた。「どんな地獄の中でも、あなたと居ればきっと幸せ」──そう信じていた彼女は、悪辣なリスナー達に心を
壊され、ダンジョンで魔物に貪られる。そして、あの子の想いを知った“何か”が、画面の向こうに再び現れる。今宵、拷問サブスクが始まる。ヴィヴィアの姿で。彼女の声で。だが……それは、果たして──?■ざまぁ・復讐・制裁系。ダンジョン配信はフレーバー程度。設定上セクシャルな仄めかしが多めですが、直接的な描写はありません。お口直しあり。百合風味の友情もので、**“想いの継承”**がテーマです。せつなさも残りますが、読後はハッピーエンドと感じていただけると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:41:07
24328文字
会話率:30%
天空回廊(エア・コリドール)。
地位高き者たちが卓上で繰り広げる、謀略の遊戯。
それに用いる駒を拭く女、清拭女(せいしきめ)。
清拭女のクレディアは、欲望に塗れた駒を日々清める──。
実家のカフェで働きながら、学芸員になるための勉学に励む
少女。
クレディア。
一見客の美青年・ギャロンに誘われて、住み込み勤めの清拭女に。
清拭女とは、卓上ゲーム「回廊」のスタッフ。
ゲームに用いる駒を拭き清める役回り。
クレディアが拭いた駒は、なぜかギャロンには透けて見える。
ギャロンはその現象を用いて、勝負を優位に進める企みを抱いた。
天窓から見えるは宙(そら)。
床一面に描かれるは世界地図。
巨木の幹を彫って作られた遊戯用テーブルは世界樹。
回廊の上位の遊戯である「天空回廊」の決戦場。
王族、貴族、政財界人、将校、豪商、文豪……。
世界へ影響力を持つ者たちが集う回廊場。
そこでクレディアは、きょうも駒を磨く──。
※不定期更新です。
※本作品は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:40:00
32597文字
会話率:26%
美の国、第四王女テレーザ。美しく聡明な3人の姉、天使のほほ笑みを持つ弟である第一王子に囲まれて、いつも目ただない存在だ。十人並みの容姿に控えめな性格のテレーザはいつしか「ついでの姫君」と呼ばれるように。
侍女たちの尽力で「姫君格付けランキン
グ」に出場し、起死回生をはかるも結果は最下位。これでは美の国の沽券にかかわると、王宮はテレーザの抹殺を命じる。侍女の助けで危機一髪異国に逃れたテレーザ。
そこで、剣術の道場主一家の元で住み込みの下働きとしての生活が始まった。
道場主一家は、モラハラの夫に引きこもりの息子、娘はあまったれでだらしなく、末の息子は反抗期。そしてしつけに失敗した犬がいる、
そんな家庭の、うだつのあがらない主婦、瑛子。
自分の事は後回し、家族を第一に考え家族のために日々を過ごす瑛子にテレーザは、苛立ちながらもいつしか友情が芽生えていた。
「あなたの事を、マダムに変える」
そう宣言し、瑛子を変身させるべく奮闘するテレーザ。
そんなころ、テレーザの母国、美の国では国の根幹を揺るがす大事件が起ころうとしていた。
(別サイト、カクヨムでも同時更新しています)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-23 23:09:58
105277文字
会話率:22%
祖母のもとで育ち、動物病院で受付をしていた亜加里だったが、急な閉院で職場を失い、住んでいたアパートも火事になってしまう。
途方に暮れて神社でお参りしていると、華虫と名乗る青年が、住み込みでうちの旅館で仲居として働きませんか、と声をかけてきた
。
助かったと喜んだ亜加里だったが、新しい職場の温泉旅館はどこかおかしい。やがてやってきた宿泊客は、長いこと幽界へ行けず、
俗世をさまよっている幽霊たちだった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:06:15
18897文字
会話率:42%
「ディアナと金魚は俺のものだし異論は一切認めないから」
——囲い込み系世話焼き魔術師は、
おひとりさましか知らない女子を、何がなんでも逃がさない。
*******
裁判所の速記官として働くディアナは、
友人の魔術師ロニーの家に居候をし
ている。
もとは単なる同級生。お互いクラスのはみ出しものだった。
自分自身に無頓着で人目を気にしないディアナは、友だちが出来なくたって、ひとりぼっちの学院生活に大満足。
一方、金魚を飼う以外に世の中に興味を持てなかったはずのロニーは、なぜかせっせとディアナの世話を焼きはじめる。
そして気づけば10年経っていた。
ディアナが速記を担当する大きな裁判が終わったある日。
いちおうは貧乏伯爵家の娘である彼女に、お見合い話が湧いて出る。
それを知った時から、ロニーの様子がおかしくなって——?
しかも、その縁談には、終わったばかりの裁判が何やら絡んでいるようで。
「丹精こめて俺が育てた俺のディアナをみすみす放流してたまるかよ」
「私、金魚じゃないけどね……?」
手段を選ばず囲い込む鬼才魔術師に、
気づかずうっかり育てられてしまう女の子のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:00:00
12819文字
会話率:29%
皆さまは、とても思い入れのある作品というのはございませんでしょうか。
神ゲーと言われたあの作品、クソゲーと言われててムキになって攻略した駄作、良くも悪くもない凡作。
数多の作品の中に一つ一つ思い入れや思い出が存在するかと思います。
キャ
ラが良かったが、ストーリーがイマイチだった作品。
ストーリーは良かったが、ゲーム性がイマイチだった作品。
全てにおいて文句の付け所がないような作品。
どれもが誰かしらの記憶に乗り、自分の中ではお気に入りと言えるような作品があるでしょう。
今回持ち出す作品も、そんな作品の中の一作の世界でございます。
生まれ変わる彼からすれば、青春を共にし、そして鮮明に思い出せるほどのお気に入りの一作。
もし仮にそんな世界に飛び込み、そして自由にしていいと言われればどんな反応を示すでしょう。
これは、そんなことを体験した一人の少年の物語です。
原作を気にしつつ、それでも順守するか、破壊するかは彼次第。
しかし、忘れてはいけません。
彼の世界はゲームの世界ではございません。
しっかりとした、現実であることを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:00:00
1090176文字
会話率:38%
その迷宮は何十階層にもおよび、内部は地下水路や廃墟、果ては森林まである不思議な巨大建造物だった。
それらは階段や昇降機、そして転送陣で繋がっている複雑な構造。更に様々な怪物たちが跋扈している。
全容を把握している者はおらず、未だ最下層へと到
達した者は居ないと言われ、全部で何階層あるのか分かっていない。
そんな危険な場所にも関わらず、様々な動機や理由でこの迷宮に挑む者達は後を絶たない。
しかし、迷宮はその理由の如何に関わらず、平等に公平に呑み込み喰らう。
やがて、その迷宮は”深き死の地下迷宮(デスダンジョン)”と呼ばれた──。
ゼタ・ルオは四十路の遊撃兵。冒険者を引退し、迷宮案内人として細々と食いつないでいた。そんな彼に新進気鋭の若手パーティーから指名があり、案内人を引き受けたのだが──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:53:12
29388文字
会話率:35%