精霊語。それは人間には理解できない言語だ。
西の国の王子様、リア・クローバーはその言葉以外話せない。
リア様に命を助けてもらった私は、何とかコミュニケーションを取っていくと次第にそれが旦那様に認められることに。
「君にはリアを支えて欲しいと
思っている」
喜んだ束の間、「ただし条件がある」と言われた。
「喋れないリアの代わりに結婚相手を見つけてほしい」
本来リア様と結婚を認めてもらえるような身分ではない私は、喜びつつもどこか心に引っかかりを感じていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 16:00:00
46686文字
会話率:52%
あらすじ
中学三年生のクリスマス、それぞれが思い描く未来への希望と、胸に秘めた想いを抱きながら過ごしていた。
誰にでも明るく接する天真爛漫な宮本いづみは、自分が照らせていないことに密かに気づいている。「太陽のような自分」ではなく、自分を
本当に照らしてくれる誰かに出会いたいと願っていた。
クールで小柄な高塚咲乃は、幼い頃に出会った「太陽」のような男の子を思い出す。彼のそばにいた日々は、自分が輝ける唯一の時間だったと気づき、再び太陽に照らされたいと願う。
天然で無邪気な平野佳奈は、誰もが知るムードメーカー。けれど、本当の自分をしっかり見てくれる誰かに出会いたいと密かに思っている。人懐っこい笑顔の裏で、見つけてほしいと願い続けているのだ。
それぞれの胸に灯った小さな希望が、彼女たちの未来にどんな光をもたらすのか。このクリスマスの夜、それぞれの想いが夜空に溶けていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 18:00:00
2358文字
会話率:17%
西暦2045年、少しだけ技術が進化した近未来。
無人水素タクシーが走るパリの街並みにカメラを向ける超色覚<テトラクラマシー>の少女、アーティ。
多くの秘密を抱えた色弱オッドアイの美青年カメラマンのマコト。
写真を通じて出会った
2人がレンズを向けるのはデイドリーマーズ。凶悪事件、怪異、戦争、疫病、天災などを引き起こす、不可視の怪物だ。
「想像は理解の前段階だ。不可視の存在は、理解を経て初めて人の目に映る」
誰かに理解してほしい。自分を見つけてほしい。認めてほしい。
承認欲求でシャッターを切る2人は、ウォッチャーと呼ばれるデイドリーマーズの監視・駆除を行う者たちに狙われ、硝煙漂う暗闘に巻き込まれていく。
「知らないから、私は先生を理解したいと思うの」
恐れるのは相手を知らないから。知ってほしいから知りたいと願う。特別を当たり前にしたい。だから、理解したい。
色鮮やかな視界でピントを合わせて、あなたを知る。そうすれば、私たちはもう独りぼっちじゃない。
色覚と視覚をベースに不可視の怪物が闊歩する世界を描く近未来SFファンタジー。
ひたむきなアーティに愛されることで、くすんでいたマコトの視界は少しずつ色づいていく。
難しいことは考えず、モノクロの文字で綴る色彩豊かなファインダーを覗いてみてください。
【この物語はフィクションです。登場する人物、団体、組織、技術は全て架空のものです。過去の出来事、実在の国名、地名をお借りしていますが、あらゆる人物事に一切関係ございません。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 17:37:46
121776文字
会話率:48%
彼、遊部福はすごい探偵なんだ。――殺しの臭いがわかるんだってさ。
大企業の御曹司・小野寺アランは15年前の戦争ののちにでき、ヤミ市を元に発展をした「さいわい横丁」に通うことにハマっている。
バーやキャバレーや劇場に通うのももちろん目的だが
、彼にはなじみの人物がいる。
さいわい横丁で探偵事務所を営む遊部福(あそべフゥ)だ。彼は殺しの臭いがわかる探偵なのだ。
アランは恋人候補の竹原美津子に依頼を受け、彼に引き合わせに向かう。
彼女によると、とある殺人事件の容疑者にされているそうで、福に真犯人の証拠を見つけてほしいというのだ。
福とアランは夜の冒険に出かけるが――?
近未来×ミステリ。4つの奇妙な事件を扱った連作小説集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 07:10:00
26720文字
会話率:54%
七月七日、小学六年生の流川清彦(るかわきよひこ)と園田伊織(そのだいおり)は、お泊り遠足の帰り道を一緒に歩いていた。
他愛のない話で盛り上がっていた二人だったが、先を行く伊織から清彦はあるお願い事をされる。
時は流れ七月七日。大学四
年になった清彦は漠然とした意識の中、突然伊織からの久々の電話に驚く。
彼女からの要件は、「かつて失くしたものを見つけてほしい」といったものだった。
詳しく聞くと、祖父の遺品の中に、「伊織の失くしたものはきっと取り戻せる」というメッセージと共にいくつかのキーワードが記されていたらしい。
そのキーワードが示す場所に行って写真を撮ってきてほしい。
それが彼女の依頼だった。
初めは怪訝に思う清彦だったが、渋々月末に生まれ故郷の鎌田町に戻り、「失くしたもの探し」を始める。
やがて、かつての旧友、尾崎京介(おざききょうすけ)や田中由依香(たなかゆいか)と再会し、「失くしたもの探し」のメンバーに加わることになるが、気軽に始めた「失くしたもの探し」の旅はやがて予想外の結末を迎えることになる。
果たして、伊織の真意は? そして、清彦たちは無事に目的を達成できるのか?
二つの七夕「七月七日」と「八月七日」の間に起こる、少し不思議な少年少女らの冒険譚です。
☆ 7/7~8/7までの約一か月間、毎日夜8時半に更新します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 20:30:00
66207文字
会話率:20%
初恋の淡く苦い思い出と夏休みの懐かしい思い出と謎解き要素ありのややホラーな短編。
小学1年生の夏にタイムリープ?してしまった中学生の少年じぇい。今はなき、懐かしい駄菓子屋や商店が存在していた。そして、死んでしまった人間しかその世界にはいな
いらしい。夢なのか、普通ではない特殊なタイムリープなのか。
そこの世界には「し」という文字が存在しない。発音することも文字として存在することもない。「し」のない世界だった。
(※会話の中の〇は「し」を表します。)
目の前に現れたのは初恋だった行方不明のままとなっており、未解決事件に巻き込まれた当時小学一年生だった石戸野奈香(いしどのなか)。通称ナカ。
彼女が自分の居場所を見つけてほしいと創った世界が「し」のない世界。そして、彼女の居場所と犯人が彼女の創作した世界の暗号によって導き出される。
「し」という言葉を抜いたことで、彼女の本当のメッセージが現れる。彼女が抱く本当の気持ちは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 00:14:33
5748文字
会話率:38%
公爵家の娘であるティナ・エバンスは、恋愛結婚への憧れを捨てきれなかった。
そのため、幼馴染であり情報ギルドに所属しているジェイドに、意中の殿方の情報収集を頼むのだが、何故か上手くいかない。
ティナは今度こそ上手くやってみせると意気込み、自身
に相応しい殿方を見つけてほしいとジェイドに頼み込むのだが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 00:08:06
8597文字
会話率:61%
売れない小説家の長谷川真治は昴皇子という売れっ子作家の替え玉として、とある祭典に参加することになる。その祭典とは資産家百瀬光一氏が主宰し、最優秀者には彼の全財産を与えるというものだった。
祭典の参加者は『これからの日本を変える若者50人』
に選ばれた人間で、その中から百瀬氏がさらに選りすぐった人達であった。百瀬氏はその中から一人を選んで最優秀者にするという。
百瀬氏はメディからは隔絶された山奥にある麗美山荘と言う名前の山荘に住んでいる。そこで『選択と対応』といった一風変わった催しで祭典が進行されていく。
祭典参加者は6名で全員が癖のありそうな人たちである。
そして祭典が始まる。
部屋決め、食事などを参加者が選択していく形になっており、それによって対応が変わって行くという。
夜になって事件が起きる。なんと主催者の百瀬氏が殺されるのだった。さらにはそれは密室殺人であった。山荘の責任者でもある執事の与那が言うには百瀬がこの殺人を予見していたという。つまり百瀬氏の祭典目的は犯人を見つけてほしいということになる。
続いて山荘までの道が崖崩れで閉ざされる。完全なクローズドサークルになってしまうのだ。
はたして長谷川真治は犯人を見つけ、謎解きが出来るのか、はたまた真治にまとわりつく謎の美女中村知里は何者なのか、登場人物すべてがあやしく見える。
さらに惨劇はこれだけでは収まらない。その後連続して起きる殺人事件。はたしてそれはどういう謎を秘めているのか、真治は謎解きをして生き残ることが出来るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 14:56:41
122012文字
会話率:57%
突然だが、この世界の掟として覚えてほしいことが五つある。
一、この世界のゲームとは、現実の世界とリンクしている空間である。
そして能力という存在もある(能力は今回一部しかでないのでそこ了承よろ!)
二、これからある一人の体験記録を流す、その
体験記録を見て自分が今やるべきことを見つけてほしい。
三、今回の物語は入学式、卒業式、大人になって…の3つの記録だ。
四、黒白、これは大切な言葉だ。
五、この掟を必ず読んで覚えてください。
それではいってらっしゃーい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 17:16:32
5115文字
会話率:45%
「……愛なんてものは、もう懲り懲りなのです」
初恋の相手である王太子に、他に愛する人ができたという理由で婚約を破棄されたクローディア。心から恋い慕う王太子のため、周囲からの求めに応じて心を殺し、気高く美しく微笑んでいた彼女が最後に望んだこ
とは、愛のない政略結婚だった。
そして嫁いだ日、持参金目当てだという彼女の夫は、クローディアに告げる。
「政略結婚とはいえ、私は、貴女に幸せになってほしいと思っている」
「どうして謝る。貴女は被害者だろう」
「好きなもの、やりたいことを、見つけてほしい」
向けられた思いがけない優しさに、戸惑うばかりのクローディアだったが、溢れんばかりの優しさを受け入れるにつれて、その冷え切った心は少しずつ解けていき。
愛する人からの婚約破棄をきっかけに、愛に怯えて生きていた1人の令嬢が、彼女を溺愛する夫に優しく甘やかされて、望みを口にすることを覚え、愛を思い出して幸せになるまでのお話。
◇
毎日更新。5万字程度の中編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 20:23:26
51969文字
会話率:46%
魔法使いとしてまだまだ未熟なアリシアは、自身の師匠であるルミーナが運営する「ルミーナお悩み相談所」で働きながらいつか一人前の魔法使いになるため日々努力していた。そんなある日、一組の親子が依頼をしにここ「ルミーナお悩み相談所」にやって来た。親
子からの依頼は娘のミナがクマのぬいぐるみを失くしてしまい、それを見つけてほしいというもので、話を聞いたルミーナはアリシアにその依頼を抜擢させる。アリシアは自分が依頼を任されることに多少驚きながらも、依頼を解決するためミナと一緒にクマのぬいぐるみ探しをすることに決める。これは魔法を使うのがあまり得意じゃないアリシアが依頼を解決するため一生懸命頑張る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-08 08:19:27
57938文字
会話率:68%
最愛の妹、小羽の結婚を見届けてから、半年。
月見里グループの令嬢である紗夜の元に、一件の見合い話が舞い込んだ。
人生の大半を小羽に注いできた紗夜に対し、小羽はそろそろ自分のしあわせも見つけてほしいと告げる。
最初こそ渋っていたものの、可愛い
妹とついでに父を安心させるためにも話を受けることにするのだが……
たった一人の誰かのためにしか生きられない不器用な二人の、不器用な恋愛物語。
* * *
『白雪姫と美女と野獣の王子様』の後日談的番外篇です。
本編を読んだ上でお読み頂くと、よりお楽しみ頂けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 00:00:00
7196文字
会話率:50%
夏休みの昼下がり、思い付きで始まった団地の中のかくれんぼ。
無人のエレベーター。
静まり返った長い廊下。
ゆっくりと暮れかけて行く夏の中を次々に見つかって行く仲間たち。
でも――
…………
そう。
見つけてほしい誰
かは、
見つけてもらいたい誰かは、
いつも後ろであなたを見ている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 21:00:00
4352文字
会話率:20%
一年前に残虐に殺されたはずの親友・楼花が幽霊になってある日主人公の元へ来て
「私を殺した犯人を一緒に見つけてほしい。」
と頼みに来た。親友の願いを叶える為に、主人公は楼花と共に怪しい人物達に聞き込みを始める。
最終更新:2021-07-04 17:39:42
5188文字
会話率:60%
前世は、日本みたいな世界で、その時恋人だった人が身分のもっと高い人で、絶対結ばれることはないと知りながら、見つけてほしい、好きになってほしい、愛してほしい、その想いを、新月を見て、恋人になるとき(告げられた言葉を思い出して、少し泣くけど、約
束のために笑い続けてるって話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-01 16:43:46
395文字
会話率:0%
第一部のあらすじ
両親を殺され、その復讐に取り憑かれた優等生…
その優等生を元の優しい青年に戻そうとする劣等生…
そんな二人が今まさに因縁を付けようとした瞬間に目の前は真っ白な光に包まれた。そして光が消えると目の前には少年が立っていた…
「悪神を見つけてほしい」
神の王である主神からのお願いを聞いた二人は決着を後にし、異世界で悪神を探す事になる……
両親を失い…優しい心も失いつつある剣聖の優等生ジュウロウと…自身の弱さを憎んだ拳聖の劣等生ウメオカ……これはそんな最凶で最狂な最強の死神コンビと…異世界転生…転移した人々の神殺し……その記録である。
《第一部完結しました!!(旧タイトル:ディファレントワールド 〜最凶の高校生、神に頼まれ異世界へと赴く〜)》
《第一部を読み終わった後に第二部(re:)を見る事をおすすめします》
《二部のあらすじは2ページ目にあります》
※この話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-24 10:02:01
886907文字
会話率:71%
タイトルにある通り、スナック菓子を食べる感覚で読んでほしいなと思います。手軽に、それで好きな話を見つけてほしいなと。
これは何組ものカップルや片思いを書いた1話読み切り小説です。といっても1組にいくつものストーリーがあります。年の差や身
長差、憧れの先輩、可愛い後輩、バイトの仲間、幼馴染など、沢山の人に現実的で(無駄な)夢を与えたいと思ってます。更新は話を思いついてすぐ投稿する予定なので不定期です、ごめんなさい。
リアルJK作者による(ネットでJK名乗っても8割の人は信じない説)現実的な恋愛話もあります。
感想と評価はめちゃ喜びます。(特に感想)
最後に1言。なろう読み過ぎでハーレムという非現実的な夢を見るのが当たり前になっているそこの男! 現実を見ろ! まだ諦めんなーー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-26 18:17:41
8105文字
会話率:45%
死んだと知ったとき、悠太は後悔しか残していないことに気付く。そんなある日、悠太はひょんなことから幽霊となった自分でも、電子機器に触れることに気付く。後悔を晴らせる様々な人に自分の気持ちを伝えることで後悔を次々と無くすことに成功した悠太。
し
かし、最大の後悔だけは結局最後まで残ったままだった。それは5年間付き合った最愛の彼女とのことだった。これまで共に過ごした時間に感謝しかないこと。最期まで愛したこと。死んでなお愛していること。それでも、死人の悠太からは離れて新しい愛を見つけてほしいこと。伝えたいことが沢山あるのに、彼女にだけは伝えられない。
電子機器が魂を繋ぐ。人と人との物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-05 01:41:30
709文字
会話率:0%
怪異や魔術といったものが秘匿され現在まで受け継がれた日本。
そのとある地方都市に住む高校生烏丸竜弥はある日、妹の友人からストーカー犯を見つけてほしいという依頼を受ける。特に考えもせず了承する竜弥だが、それは彼の過去の因縁を暴き、そして対峙さ
せる事件の始まりであった。
過去に「キメラ」と恐れられた怪物 烏丸竜弥には平穏はまだ遠い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-01 18:20:36
3980文字
会話率:35%
【死者の声だけが聴こえる少年が、殺人事件の解決に挑む青春ミステリー】
耳が不自由なことを言い訳に他人と距離を置きたがる少年・吉澤詠斗は、高校二年生になった春、聴こえないはずの声を耳にする。
その声の主は、春休み中に亡くなった一学年上の先輩
・羽場美由紀だった――。
詠斗にだけ聴こえる死者・美由紀の声。美由紀は詠斗に、自分を殺した犯人を見つけてほしいと懇願する。現在、美由紀を殺した容疑が無実の人間にかかっているというのだ。
声が聴こえることにこの上ない喜びを覚えた詠斗は、どうにかして美由紀の願いを叶えてやろうと奔走する。
刑事の兄、中学時代からの同級生、そして、かけがえのない幼馴染の少女――。
周りの協力を得ながら、詠斗は美由紀の死の真相に迫る。
人と人とのつながり、相手を思いやる気持ち――捜査の過程で大切なことに気付いていく、ファンタジック青春ミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-04 09:00:00
84062文字
会話率:50%