リリィは感情が薄く、かつて殺人に呵責を感じない異常者だったが、優しい老夫婦に愛され、「善が正しい」と学び、無意識に倫理を模倣した。ある日、暴漢を冷徹に殺し、自分の異常性に気づく。そしてある時、魔王を倒す勇者一行と出会い、「正しいこと」
を求め加わる。戦闘では無感情に魔物を斬り、仲間を驚かせつつも静かに微笑む。魔王を倒す目的を己の証明とし、最終戦で冷酷に勝利。感情なく立ち尽くす彼女は、異常性を超えたのか、闇に留まったのか自問する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 13:27:48
135737文字
会話率:15%
< 平凡代表ポジティブおじさんが転生したのは・・最強最悪の悪役 >
享年59歳、ハッピーエンドで人生の幕を閉じた大樹は、生前の善行から神様の幹部候補に選ばれたがそれを断りあの世に行く事を望んだ。
しかし自分の人生を変えてくれた「アルバー
ド英雄記」が空想上の物語ではなくこれから実際に起こる予言書であった事を知り、その本の主人公である呪われた英雄<レオンハルト>を助けたいと望むも、運命を変えることはできないときっぱり告げられる。
しかしそれでも自分なりのハッピーエンドを目指すと誓い転生、しかし平凡の代名詞である大樹が転生したのは平凡な平民ではなく・・?
( 後に )美形の英雄 ✕ (中身おじいちゃん)平凡、攻ヤンデレ注意です。
異世界ファンタジーとBLが半々くらいの作品が読みたくて自分で書いてみました。
ファンタジーにしてはBL色があって、BLにしては恋愛要素が薄く分類に迷う作品のため不快に感じる方がおりましたら申し訳ありませんm(__)m
主人公には恋愛要素がありませんのでBLを除けば少年漫画風( だと思っています )
戦闘シーンに多少グロさがありますのでR15禁とさせて下さい。
この作品はアルファポリス様、カクヨム様にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 06:46:02
1364164文字
会話率:14%
テイスト·アイランド――。
この人工島は、貧困と犯罪が渦巻く無法地帯。
そこに生きる16歳のバニラは、自我が薄く、物乞いとして過ごしていた。
彼の唯一の希望は、謎めいた男装の麗人――ジェラート。
ジェラートは行き場のない少年少女たち
を集め、スラムを浄化し、島を管理するスパイシー・インクに立ち向かっている人物だ。
バニラはジェラートに拾われ、彼女が経営するスイーツ&バー「ホワイト·リキッド」で働くことになる。
何も考えずにジェラートの指示に従い、犯罪に手を染めるバニラ。
しかし、絶え間なく続く困難な状況や予期せぬ出来事の中で、彼の中に徐々に自我が芽生え始める。
果たして、バニラは自らの道を見つけ、島と自分の未来を変えることができるのだろうか?
これは、まともな教育を受けられなかった少年が、様々な出会いや問題を通じて人格を形成していく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 04:41:49
13642文字
会話率:26%
剣と魔法、貴族に魔族、固有スキルなどがあるファンタジーな世界に生まれたクロエには趣味がある。それは、自分の存在を薄くし、他所様の恋愛を覗きみ……いや、イチャラブ感を味わ……とにかく自分は空気になって恋人達の激甘空気を吸いたい事だった。『私
は壁、空気、そこら辺の石ころ!自分の恋愛?まぁ、それは置いといて』これは、与えられた固有スキル『存在感を薄くする』を存分に使い、王都にあるエルシュティン魔法学園や様々な場所で、ただひたすらに恋人達のイチャイチャを陰からストー………見守って悶えてニヤニヤするクロエの話。
【ご注意】主人公は絶対に恋愛しません。主人公の周りがイチャイチャラブラブします。主人公が異性と仲良くなっても、協力関係or友人関係で終わります!これ、絶対です。【コンセプト】作者好みのキャラクターや様々なカップリング、シチュエーションが読みたい。お主ら、イチャつけ!甘い所だけが読みたいんじゃただそれだけ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 13:15:03
70466文字
会話率:51%
主人公の小巻昌は平々凡々たる高校一年生。
そんな彼はある日、隣の席の清楚系美少女から声をかけられる。彼女の顔はなぜか見覚えが薄く、名前が思い出せなかった。
「あの、ちょっと手伝ってほしいことがあるんです」
なんと彼女――駄原天歌と名乗
った自称『異世界の女神』――は信仰を集めるため、アイドルになりたいらしい。その手助けをしてほしいと当たり前のような顔で言われた。
「アイドルになるっていうのがどういうことかわかってる? そもそもアイドルについて理解してる?」
「多くの人に私の輝きを見せつければいいんですよね。私はこんなにも美しいんですから楽勝です!」
「あ、これわかってないやつだ……」
巻き込まれ主人公と駄女神による、ローファンタジーコメディー。
※これは柴野いずみ主催のリレー小説です。順番は以下の通りとなっております。
柴野いずみ
↓
アホリアSS
↓
ギル・A・ヤマト
↓
まさかミケ猫
↓
ニノハラ リョウ
↓
緋山宥
↓
黒星★チーコ
↓
遊月奈喩多
↓
本人は至って真面目
↓
りん
↓
とーふ
↓
ふりったぁ
↓
でんでろ3
↓
柴野いずみ
※感想受付はしておりますが、返信はいたしませんのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 07:00:00
57863文字
会話率:44%
私はおじさんである、髪の毛も薄くなってきた少しオタクな会社勤めのサラリーマンだ
だが目が覚めたらなぜか巨乳のダークエルフになっていた
もう一度言おう、私はおじさんである
最終更新:2025-04-09 22:28:47
2984文字
会話率:59%
一人の少女が倉庫で見つけた一冊の本。革で装丁されているが、ところどころ擦り切れ、色も薄くなり、大分くたびれている。その様から、かなりの年月が経っていることがわかる。表題も何もなく、少女は何気なく本を手に取る。最初の頁を開くと、「僕の名前は
、クルス。近頃記憶が両手ですくった水のように、隙間から抜け落ちてゆく。記録と、記憶のためにこれを記す」と書かれていた。
興味を抱いた少女が、最後の頁をめくると、そこにはこう書かれていた。【C=W=H 帝国歴 257年】「帝国歴って……えーと、王国歴からだと……250年前!?」 この本には『C=W=H』の歩んできた人生が描かれており、そこには少女の知らない世界が広がっていた。剣と魔法、異種族のエルフやドワーフ、そして恋や別れ……本人が書いたと思われる一冊の本。C=W=Hの手記と出会ったことで、少女の運命は大きく変わっていく。
(注)中編を分割しただけで、長編ではありません。全四話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 23:30:40
32848文字
会話率:32%
空中都市・ネモフィラ。それは科学の力で空に浮かんでおり、地上とは文明が大きく異なっている。
ネモフィラの住民、中森亜実は都市の生活に慣れることができず、仕事もうまくいっていない。そんな時、両親から縁談を持ちかけられ、来栖颯真と結婚することに
なる。亜実は、最初は人間味が薄く、典型的なネモフィラの科学者である颯真に戸惑うも、持ち前の明るさ(強引さ?)で距離を詰めることを試みる。
果たして亜実は颯真を振り向かせることができるのか。
ネモフィラという世界で、2人がたどり着く夫婦のかたちとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 14:46:53
52174文字
会話率:34%
気弱で冷めている故か、学校でも存在が薄く目立たない黒沼乃有真(くろぬまのありま)
密かに憧れを抱いている人はいるも片隅で眺めるだけ、高校生になったものの何も変わらない、変われる訳がない...... 陰鬱とした思いで毎日を過ごしていたそんな
折、ある転機が。
放課後、教室で一人居残りで宿題をしていたのち一段落がついた所で顔を上げると辺りは薄暗くなっていた。さすがに誰もいないか、と薄暗い教室内を見渡せば男子の注目の的、もとい自分の憧れである女子生徒(芽森文音)が居残っていたことに気づく。彼女は気持ち良さそうに寝ているが時間が時間だ、起こした方が良いのかどうか迷うものの......
『――明日の昼休みに理科室にきて――』
主人公にならざる者、黒く滞っていた彼の日常にある変化が訪れゆく。
(雰囲気に重きを置き執筆しています。ラブコメの主人公ではなく、その友人でもなく、クラスで目立たない男の子による恋愛物語です)
#投稿は未定で不定期更新です
PS、ブックマーク(pt評価)して下さった方ありがとうございます。
指摘感想を受けました故、誤解を招かないようタグ内にアンチテーゼと追記。
詳細は活動報告にて記載いたしました。
目を通して頂けますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 20:02:16
692818文字
会話率:31%
滅びた世界を、ただ一匹の黒猫が歩いていく。
誰もいない風景を、静かに、気ままに。
世界はすでに終わっていた。
祈りも、声も、温もりも、もうどこにもない。
それでも――黒猫は、今日も歩く。
崩れた教会、止まった時計、灰に埋もれた街角。
誰
も見ない景色のなかで、ただ一匹、しなやかな足音だけが残されてゆく。
物語性はごく薄く。
戦いも、運命も、冒険もない。
あるのは、終焉の風景と、猫のやさしい存在だけ。
静かで、少しだけ美しい、世界の“その後”の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 13:02:04
3345文字
会話率:10%
毎日、何かあっても、何も浮かばなくても、何かしら書いてはいる。だからこそ、腕が落ちた感じる事もある。
描写、薄くなったな。
なーにー? 悩み事?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
鈍って来たと思うのって、大抵描写が薄くなった時なんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 21:34:13
714文字
会話率:36%
朝起きてから眠るまで。全く同じサイクルで生きている。遂には休日の予定さえ浮かばなくなった。
別に今の暮らしに不満がある訳ではないけれど、満たされているけれど、今この瞬間、死んだとしても、後悔はないんだよね。
注意事項1
起承転結はありませ
ん。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
悔いがないのはいい事だと思うんですよ。
生の執着も薄くなりますが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 18:10:11
913文字
会話率:39%
異世界に召喚されて七年、私は聖女になれなかった。
だから今日、私は結婚する。
※昨年投稿した短編「聖女になれなかった聖女」に続きを追加し連載化したものです。エピソード1,2『聖女アイコ』の内容は短編と同じです。新規エピソードから読みたい方
は3話目からお読みください。
※タイトルごとに視点が変わります。
※ざまぁ要素は薄く、スカッとする話ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 08:00:00
17356文字
会話率:29%
電車は、まだ来ない。
旅人は、日本海を望む小さな駅の待合室で時間を持て余していた。
壁際の古びた本棚に、背表紙の擦れた一冊の詩集がある。
なにか特別な気がして、旅人はそれを手に取った。
ページを開いた瞬間、一枚の手紙がふわりとこぼれ落ち
る。
和紙のような紙は黄ばみ、折り目は薄く裂けかけていた。
ところどころインクが掠れ、いくつもの言葉が黒く塗りつぶされている。
手紙は、どこか遠くへ旅立ってしまった愛する人へ宛てたものだった。
満州の風景を感じさせる遠回しな言葉。
珈琲の香り、夕暮れの街角、秋の風の記憶。
そして最後の一文——それは滲んで読めなかった。
旅人は静かに手紙を戻し、ふと詩集の頁をめくる。
そこには、一篇の詩が書かれていた。
「たとえ遠くても、君の影はこの頁にいる。」
旅人は、詩集をそっと本棚に戻す。
夜の海は暗く、波は静かだった。
遠くで、電車の音が微かに響いた——。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 16:14:09
2515文字
会話率:0%
増えた人口を別の星系に移住させるための播種船は、知的生命体との争いのない星を探して永い航海に出た。乗組員であったベントはちょっとした事故により、移住開始から50年後に冷凍睡眠から覚めることになる。その50年の間に人類のそれとは異なる人体改造
がなされてしまっているのだが、本人にその自覚は薄く、やりたい放題が始まるようである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 09:00:00
62921文字
会話率:52%
一夜の過ちだなんて思いたくない。私にとって彼とのあの夜は、人生で唯一の、最良の思い出なのだから。彼のおかげで、この子に会えた────
私、この子と生きていきますっ!!
シアーズ男爵家の末娘ティナレインは、男爵が隣国出身のメイドに手を
つけてできた娘だった。ティナレインは隣国の一部の者が持つ魔力(治癒術)を微力ながら持っており、そのため男爵夫人に一層疎まれ、男爵家後継ぎの兄と、世渡り上手で気の強い姉の下で、影薄く過ごしていた。
幼いティナレインは、優しい侯爵家の子息セシルと親しくなっていくが、息子がティナレインに入れ込みすぎていることを嫌う侯爵夫人は、シアーズ男爵夫人に苦言を呈す。侯爵夫人の機嫌を損ねることが怖い義母から強く叱られ、ティナレインはセシルとの接触を禁止されてしまう。
時を経て、貴族学園で再会する二人。忘れられなかったティナへの想いが燃え上がるセシルは猛アタックするが、ティナは自分の想いを封じ込めるように、セシルを避ける。
やがてティナレインは、とある商会の成金経営者と婚約させられることとなり、学園を中退。想い合いながらも会うことすら叶わなくなった二人だが、ある夜偶然の再会を果たす。
それから数ヶ月。結婚を目前に控えたティナレインは、隣国へと逃げる決意をした。自分のお腹に宿っていることに気付いた、大切な我が子を守るために。
けれど、名を偽り可愛い我が子の子育てをしながら懸命に生きていたティナレインと、彼女を諦めきれないセシルは、ある日運命的な再会を果たし────
生まれ育った屋敷で冷遇され続けた挙げ句、最低な成金ジジイと結婚させられそうになったヒロインが、我が子を守るために全てを捨てて新しい人生を切り拓いていこうと奮闘する物語です。
※いつもの完全オリジナルファンタジー世界の物語です。
※この作品はカクヨム、アルファポリスにも投稿予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 18:38:50
176556文字
会話率:46%
田舎町に暮らす11歳の少女ミユキは、見た目は普通の小学生。でも、彼女には誰にも言えない秘密がある――全身泥んこになって遊ぶのが大好きなことだ。小川や田んぼに囲まれた自然豊かな故郷で、ミユキは学校指定の体操服を「泥んこユニフォーム」にして、湿
地や河原を駆け回る。泥水が靴に染み込み、ハイソックスを茶色に染め上げる感触、ジャージ越しに少しずつ下着まで浸透する冷たい泥の感触が、彼女の心を躍らせる。両親はそんなミユキを温かく見守り、庭には専用のシャワーまで用意してくれる。
ある日は排水路のヘドロに飛び込み、ある日は公園の噴水でびしょ濡れに。時にはおもらししながら泥と混ざる音を楽しむミユキの小さな冒険は、いつも一人。でも、心のどこかで、同じ泥んこ好きの友達と出会えたらと夢見ている。洗濯しても薄く残る泥染みの体操服を干しながら、彼女は次の泥濘を求めてウキウキする。泥にまみれ、笑い、感じる――ミユキの秘密の楽園が、今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 19:43:02
20190文字
会話率:0%
影が薄くパッとしない陰キャJK小雪風華は退屈な日常を過ごしている。唯一の取り柄は学年1の学力を持っていることくらい。ある日学校の王子様、東條瑞稀に呼び出される。それをきっかけに彼との距離がだんだん縮まっていく。
最終更新:2025-02-17 16:28:19
30575文字
会話率:68%
ラクラスは、読書好きで魔導研究者になりたい一五歳。力を欲せず、争いを好まない。心優しく可憐な少女。
――少女の世界の始まりは、終わりと同時に訪れた。
氷結世界の極寒すら蒼褪めるような鋭い視線、一点の淀みも無い透き通った翠緑の瞳。その瞳の
奥には、想いを貫く強い意志と、哀愁を帯びた調べ。
奏でる旋律は、滅びへの導き――。
ラクラスは、「死の祝福」と「闇の加護」を宿し、贖罪の十字架を背負う、絶対領域の少女。
「祝福」は力、「加護」は守、「支配」は使者。
「祝福」、「加護」、「支配」を頂点の名前として描いた神の三角形。その三辺の内側領域に属する極一部の者の総称を絶対領域(Absolute Territory)という。
絶対領域……。
それは、禁忌の力。人智の及ばぬ力――。
キメ細やかな柔肌。薄く桜色に染めた頬。絹のような光沢を放つ艶やかで張りのある、腰まで真っすぐに伸びた線の細いサラサラとした金色(こんじき)の髪。小さく華奢で触れると壊れてしまいそうな幼さの残る肢体。
背筋が凍りつくような神気をまとう人形のように美しい幻想的な少女が、力の代償として生まれながらに失ったものは眠りの世界に広がる『夢』。
暗黒が支配する終わった世界の眠りに堕ちた少女は、永久の闇の果てに光差す世界の始まりを求めて、運命に抗うことを決意する――。
ラクラスの『夢』探しの旅と出会いの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 23:00:26
179601文字
会話率:37%
気がつけば
大人になっていた
今日この頃
看護師さんに
恋をして
傷ついて
「大丈夫だと思うけど」
それが彼女の口癖だった
祈りの言葉
その言葉に私は
救われた
髪の毛を薄く茶色に染めて
いつも笑顔で挨拶して
入院中もずっと親切だった
彼女を思い浮かべ
また歩く
ダンゴムシが
短い足を懸命に伸ばして
地面の上を這っている
私もダンゴムシに負けないように
歩いていこう折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-15 14:36:17
236文字
会話率:100%
「あ、これゲームの世界だわ」
ある日、ワタシはかつて自身がプレイしていたオンラインゲームの世界に転生している事に気付く。
そして、瞬時に理解した。
「やばい! ワタシの人生ハードモードだ!」
現代日本を舞台に、陰陽師と悪霊の戦いを描
いたオンラインRPGゲーム、『白黎陰陽大戦(はくれいおんみょうたいせん)』。
陰陽師の名家――狗羽多(いぬばた)家の第七側室長女、魎子(りょうこ)は、この世界が前世でプレイしたゲームに酷似している事に気付いた。
『白黎陰陽大戦』の世界において女性は、陰陽師としての才能が薄く不遇を強いられる。
実力至上主義、男尊女卑のそんな世界に女として、しかも大したスキルも持たずに生まれてしまった運命を呪う魎子だったが……。
「簡単に諦めてたまるか!」
前世の知識を元に、子供の頃から努力に努力を重ね――強く成長することを決意する。
そして遂に迎える、陰陽師としての実力を測る儀式の場。
そこで初めて魎子の力を目の当たりにした者達は、一様に思うのだった。
――この女児、めちゃくちゃ強くない?
ゲーム知識とコツコツ努力で最強の座を駆け上がる、凡才女児陰陽師のシンデレラ?ストーリー開幕。
※戦闘シーンがあるため、念のため残酷な描写あり設定をしてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 12:10:00
43586文字
会話率:27%
歴史の裏に潜み、人知れず悪を切る異能の暗殺者達。
天見蓮太郎(あまみ・れんたろう)は、暗殺者の家系である天見家の次期頭領でありながら、暗殺者としての才能の薄い〝薄血頭領〟である。
先代である父親が【魔族】と結託し仲間を裏切った事から
、裏切り者の息子とも揶揄されていた彼だったが、そんな数々の苦難にも負けず、同級生の時雨(しぐれ)の協力も受けながら努力を重ねていた。
ある日、時雨の身に降り掛かった理不尽な暴力から彼女を守ろうとした時、蓮太郎の中に眠っていた力が覚醒する。
分家で血が薄く、才の無い落ちこぼれ――しかし真実は、かつて暗殺者の始祖となった二人の天才が持っていた『暗殺者の異能を打ち消す力』と『異能をコピーする力』を持つ、最強のハイブリットだった。
「落ちこぼれの〝薄血頭領〟がよぉ! 一人前に、この俺に楯突くつもりかぁ!?」
彼を見下し虐げる者達を蹴散らし、プロの暗殺者と同様に功績を上げ、蓮太郎の存在は周囲から認められていく事になる。
「天見蓮太郎、貴方には、これから【アサシン】を統べる……いえ、この闇の世界に君臨する、そんな器があると私は見ているわ」
やがて闇の世界を統べる、一人の暗殺者の物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-15 19:00:00
67822文字
会話率:35%