2011年11月に祖父が亡くなった。
89歳だった。
当時、比較的場所を選ばず仕事ができた私は
延命治療をしない最期の1週間を、祖父と同じ病室で過ごした。
5日目くらいにいよいよ・・・となり、
老人ホームに住んでいる祖母が同室に加わった。
深夜に医師に「ご臨終です」と告げられ
祖母は静かに祖父を見つめ続けた。
私は祖父の短くなってしまった白髪を撫でた。
柔らかく、暖かかった。
*
それから12年経った2023年に
実家の父の書斎で、古びたノートに出会う。
それは、祖父が定年後にコツコツと書き溜めた自分史だった。
何度も推敲した跡があるこのノートは
果たして誰に向けたものだったのだろうか。
今年100歳になる祖母は、読んだのだろうか?
父は、遺品整理の際に読んだのだろうが、内容はうら覚えのようである。
母や兄妹は、興味が無いようだ。
戦争を生き延び、大往生した人の覚書を
独り占めしているようで忍びなく思う。
20年後には、このノートは捨てられ忘れ去られるだろう。
・・・なんだかなぁと思い、試しにここに掲載してみることにする。
誰かに届けば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 06:34:57
5597文字
会話率:1%
自分は悲劇のヒロインになりたいわけじゃない。でも自分の思いを伝えたい。いたって普通の健常者でも生きづらいと感じてしまうからその思いを文字に込めました。これは恐怖という名のオバケに憑りつかれている私の話。
最終更新:2024-03-10 02:53:46
240文字
会話率:0%
◆自分史上最多犠牲者数作品でバスガス爆発◆
双子惑星の一方に小惑星が衝突し死の星になった。だが本当はもうひとつの惑星にその災厄は訪れる筈だった。命運を分けたのは『巨大テラ連邦の利』を追求した特殊戦略コンピュータ・SSCⅡテンダネスの最適解。
家族をコンピュータの言いなりに殺されたと知った男は復讐を誓いテラに挑む。――途方もない数の犠牲者が出ると知りながら。
【惑星警察刑事×テラ連邦軍別室員シリーズPart10[全38話]】
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
〈アルファポリス・エブリスタ・Nolaノベル・ノベルアップ+・ツギクルに掲載〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 00:52:14
99055文字
会話率:48%
凡そ自分史における文章の表現に絶対的妥当性があるものなのか。内在する表現はあらゆる言語学をもってしてもその妥当性は次元を異にする。
私が魅かれたのは謎に満ちた一瞬の閃きであり文章表現では決して届くことのできない内在する幻想でもあった。
最終更新:2024-01-28 00:00:00
25238文字
会話率:56%
長く歩いたら後ろにできていたのは長い迷路だった。
最終更新:2024-01-08 21:34:33
209文字
会話率:0%
自分史上最低の文章。これはつまらない。ちょっと逆に読んでみて欲しい。いや~これはつまらん。
キーワード:
最終更新:2023-10-29 03:04:10
2039文字
会話率:0%
執筆中の拙作がまるで進まないので、せめて書く癖と書いた達成感だけでも得ようと苦肉の策でエッセイを書き始めました。とはいえライトな内容を心掛けます。
週に三回程度更新、一話1000文字程度で。
最終更新:2023-10-01 15:43:59
43233文字
会話率:2%
まぜ自分が「お話」を書いてるのかを、過去に遡りながら色々と考察してみました。
最終更新:2023-09-08 22:01:55
4141文字
会話率:2%
本気でほしいと思ったら、頭のアンテナがピピピと立ちます!
最終更新:2023-08-28 10:44:24
4216文字
会話率:0%
おっさんの自分史。アメコミのスパイダーマンの「おおいなる力には責任がある」みたいなセリフに「カッコいい~」とか軽い気持ちで自分にもこんな能力が・・妄想・・(言わゆる中二病)
これ二十歳の頃の話。
そしてはじまる・・
自分のせいではない!
悩み、悩み、悩む・・
都合の良い事は自分の手柄
悪い事はシニカミさま。
人でなしのような行動の裏で「心の中で悩む」
悩んだ所で現実は変わらない!
そう、シニカミさまが悪く自分は悪くない。
都合の良い存在「シニカミさま」
時が流れ・・
現在の結論は「それでも人は大切にしないといけない」
TVゲーム好き。
いわゆるオタクの欲望の物語(日記)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-28 03:42:33
389文字
会話率:15%
60歳を前にして癌を患い、一年間の入院をよぎなくされ、手術をして
退院はしたのですが、いつ又転移や再発をするかもしれない状況で、
いやでも死というものと向き合わざるをえなくなり、
そこで自分史を書き始める事にしました。
まずは父のことからと
思い、調べ初めると自分が知らなかった
渡鹿野島の歴史が見えてきたのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 16:14:56
5019文字
会話率:1%
自分史上最高でもタイトルが決まらない
ヒロインを埋もれさせたくはない!
最終更新:2022-12-03 00:22:51
506文字
会話率:0%
ふとした切っ掛けから、自分の創作活動の歴史を辿ることは、もしかしたら今後の作品づくりに活きるのかも知れない、と考えました。取り留めもなく創作自分史を綴っています。もしよろしければ、あなたも是非、自分の創作活動について振り返ってみませんか?
最終更新:2022-10-08 17:31:31
3718文字
会話率:0%
第19回春日井市掌編自分史作品集掲載の作品です。Twitter(@twikestar)にも投稿してます。
食事が苦手な私が、会食恐怖症というものを知った話です。
最終更新:2022-04-09 20:00:00
2570文字
会話率:43%
令和四年一月。約十年ぶりに実家に帰って母親と話をしていると、猫が寝ていた棚から、一冊の青いノートが地面に落ちた。
猫が落としたのか、それとも自然に崩れたのか、よくわからないまま。
それは、お見舞いに行った日、ヒマだと嘆くじいちゃん
に、病院の売店で買ってプレゼントしたノートだ。その日、僕は言った。
「ヒマなら、そのノートに自分史でも書けばいいよ。僕はインターネットで小説を書いてるんだけど、それも書けたらインターネットにあげてみんなに読んでもらおう」
その後すぐに仕事で忙しくなり、僕は小説を書かなくなった。ついでに、じいちゃんとそんな約束をしていたことをきれいさっぱり忘れた。
それから十数年、再び小説を書き始めた僕の前に、このノートは降ってきた。中を開くと、手書きの文字がびっしりと書き込まれている。
「あ、これはヤバいやつだ」
僕は約束を履行することにした。約束はみんなに読んでもらうところまで。
読んでくれなかったら棚から青いノートが落ちてくることになるので、是非とも最後までお読みください。
なお、差別用語、人名等登場しますが、当時の空気感を残すため、ちょっと削ってお茶を濁した上でそのまま掲載しています。
それが嫌だという方は、読まないようにお願いいたします。その場合は、青い本も落ちてこないでしょう。知らんけど。
※カクヨムに同時投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 22:43:12
2705文字
会話率:4%
自分史の詩です。明日は大雪だって・・・
最終更新:2022-02-09 20:32:40
464文字
会話率:0%
『皆んなさんどうも、ナメコ2世です、はい、こんにちは』
『今回は、自分史はじめての現代ファンタジー?を書いてみた』
『それにタイトル通り一回クラス単位で異世界転生してから、
戻ってきてるっていうことでどうやって戻そうかと思ったら
中々
に酷くなってしまったんですが、、、』
『ぁあッ取り敢えずあらすじですねここあらすじ書くところなんで、』
《あらすじ》
『話の流れ的にはまず本編の話の戦闘後から始まります
そしてかつてのクラスメイトとの激闘の末に勝利、と思ったら逃げられてしまた
疲れてもいたから
追いかけることもできずそしてなんとッ!!そこに
急に現れた謎の二人警戒する主人公だが頼みの綱のサポーターシイナを封じられ焦るが落ち着こうとした時、
圧倒的な力の権化を前にその二人を直視した瞬間気絶してしまう』
『目覚めた時にはなんと元の世界で授業中、その事に疑問を持ったがクラスの委員長からもうすぐ進級するから海に行こうと、、、的な?』
『では、是非是非楽しんでみていってやって下さい
あと、できれば★や♡、ブックマークなども宜しくお願いします』
「「「海だ「「「旅行だ「「「海水浴だぁ」
「きたキタきたキタァーッ「海と言ったらぁ〜ジャカジャカジャカジャカジャンッ!!」
「「「女の子だぁ〜「女の子と言ったらぁ〜「「「水着だあァ〜」」」
「じゃぁ、水着の採点っやってくかッ!!」
「(バカだなぁ〜「エントリーナンバーワンッ霧氷雪《むひょうゆき》ぃ〜おっとぉ素晴らしいッ今まで小さいと思われていたその胸は着隠れしていただけだった
そしてなんともエロいッその澄んだ瞳に見つめられただけで
凍りついてしまいそうだぁッ!!
是非とも、是非とも俺の彼女っグハッ!!「死ぬ覚悟は出来たか?「あっあのぉ寒ッ寒いです、「だから何?もし次やったらこのまま海にでも沈めるよ?」
「ガハッお前たち、あとは、たのッん、だぁ
「「「之雨羅ぁッ後は、任せろっ」」」
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注
最後の話は総集編です
下のURLは、本編のですのでそちらも是非どうぞ
『伝説の鬼人種になった異世界人の冒険談』
https://kakuyomu.jp/works/16816700429309929405折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 11:00:00
45440文字
会話率:59%
図書館司書をしている20代後半(アラサー)女性。周りの同年代の人たちが結婚や出産で盛り上がるなか、好きな人も出来たことがない自分に焦りを感じている。
共学の高校に通う女子高生。勉強は出来るけどスポーツは苦手。同性の友人から告白されたことをき
っかけに、自分のセクシャリティについて考え始める。
Twitterのフォロワーに設定(上記のあらすじ)を考えていただきました。自分史上最大のあらすじ詐欺。設定を考えてくれたフォロワーさんに「予想の斜め上をいくお話」と褒めて!?頂いた、セクマイ小説をお楽しみください。
題名はNHKで2022年1月から放映予定のドラマ【恋せぬふたり】のパロディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-20 21:22:28
6133文字
会話率:56%
祖母の死をきっかけにして残された謎を解いていく私。それによって明らかにされていく昭和の普通の出来事。不可解な死、竹島、引き上げ、原爆、インパール作戦・・・。昭和史の一コマと思われていたことが次々と自分につながっていく。それぞれの自分史が、ち
ゃんと無数に集まってできている有機的な歴史。それを実感できることでしょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-17 11:07:59
8804文字
会話率:0%
波乱万丈な『私』の人生語ります。
最終更新:2021-03-12 20:08:29
3502文字
会話率:13%