ここではないどこか──人と魔族が争う混沌の時代を経た世界。勇者一行に討たれた魔王の怨念は人の世から魔法を衰退させ、それに代わる形で科学が人類の発展を支える新たなパートナーとなった。
時は流れ現代──創立から800年で世界を席巻したエレノア
聖教会は、エレノア教の更なる布教を目指し世界最大の動画共有プラットフォーム・アレクサンドリアに一柱の偶像を創り上げた。それはかつて勇者と共に救世を成し遂げた聖女エレノアを名乗る配信者。この神への冒涜に等しい暴挙は世界各地で紛争をも巻き起こす未曾有の事態に発展するも、神秘の力を背景としたエレノアの活動は次第に人々の信仰を集め、世界中で聖女の再臨と歓迎されるまでに至る。
「だがそのエレノアは偽物だ」──幻想の聖女が君臨する仮想世界の片隅で、敵意の炎を身にまとい産声を上げたその背信者はアスティマと名乗った。それはエレノア聖教会にとって存在してはいけない男の名──
※当小説はカクヨムにて数話先行し投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 16:00:00
186310文字
会話率:65%
大陸の西に十柱の星神に守護されし大国があった。
その名は“テラエ王国”といい、様々な苦難に遭いながらも四百年を越える栄華を誇っていた。
しかし、些細な事を切っ掛けとして隣国“アルビオン王国”との戦乱へと突入してしまった。
多くの血を
流し、多くの背信を生んだ戦乱は百年にも及ぶ長き戦乱となった。
この戦乱は、後に“百年戦争”と呼ばれる事になる。
この戦乱でテラエ王国は西側の領土の多くと多くの騎士、兵士を失い、王権を大いに失墜させることになった。
そして、忌まわしき“百年戦争”から四年後……
テラエ王国に新たな戦乱が起きようとしていた……。
これは、“月の女神の名を冠する姫”が“鴉の騎士”と共に王国の復興と、王権の回復を目指す物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 00:32:53
40361文字
会話率:49%
俺こと、息吹翔の通う学校には、Sランクパーティーのメンバーがいる。名前は木山豪気。ハイレベルな強さを持つ“剣士”であり、世間的にも有名である――ただし悪い意味で。
人を見下し、学校のアイドルを盗撮し、さらには平気で他のダンジョン冒険者を襲
う、最低最悪の人間だった。しかも俺が最弱ジョブと言われる「弓使い(アーチャー)」だとわかるや否や、ガムを吐き捨てバカにしてくる始末。
「こいつとは二度と関わりたくないな」
そう思った矢先、ダンジョン攻略中に豪気が所属するSランクパーティーと遭遇してしまい、問答無用で攻撃を受けて――
しかし、豪気達は知らない。俺が弓捌きを極め、SSランクまで到達しているということを。
そして、俺も知らない。豪気達との戦いの様子が全国配信されていて、バズリまくってしまうということを。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
※本作はカクヨム・アルファポリスでも公開しています。アルファポリスでのタイトルは
『【悲報】最弱ジョブ「弓使い」の俺、ダンジョン攻略中にSランク迷惑パーティーに絡まれる。~配信中に最弱の俺が最強をボコしたらバズりまくった件~』となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 22:39:04
38785文字
会話率:38%
燕都(えんと)はシングルファザーの家庭にてすくすくと育つ。そして幼稚園で一目惚れした聖(ひじり)ちゃんを軸に燕都の人生は進む。
最終更新:2024-08-02 00:00:00
6478文字
会話率:31%
ダンジョンが現れ、モンスターや魔法、ジョブの存在が確認され、早50年。
近年、一度きりではあるものの自動蘇生できる魔法が一般化したことで、ダンジョン探索、そして配信が急激に流行する。
そんな中、クガは器用貧乏という理由で、長く親しんだパー
ティを追放され、最後の情けで、隠しボス部屋に放り込まれる。
そこで出迎えるは美しいヴァンパイア。
そして彼女は言う。
「退屈だ」
※このタイトルにして、あまり"ざまぁ"でも"ダーク"でもないです。ご留意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 09:59:06
8687文字
会話率:52%
悪逆の那須藻(ナスモ)。放浪の搾菜(ザーサイ)。裏切りの松竹(マツタケ)。そして早漏の背信者(ダーティー)。定職にも就かず、悲劇を撒き散らかす4人の男たちの風俗行脚の旅から10年。神をも恐れぬ傾奇者4人が煩悩まみれの娑婆を彷徨う。
偶然に
も遭遇した獅子座流星群を鑑賞した4人はふとしたすれ違いから殴り合いに発展。離別の道を選択する。
パーティー解散から30年が経過。生活費が底をついた背信者(ダーティー)は気の向くまま思い付きで近くの村落を襲う。子供が1人もいない老いさらばえた小さな村であった。哀れみから背信者(ダーティー)は村人を全員虐殺。村人の生活跡を物色する背信者(ダーティー)。村人の日誌から、かつての仲間の1人那須藻(ナスモ)がこの村に流れ着いていたことを知る。30年前に袂を別った仲間の行方など微塵も興味もなかった背信者(ダーティー)はこのとき初めて感慨に耽る。悪逆の通り名を冠する那須藻(ナスモ)が村に残した足跡は悪逆の限りを尽くさんとするが如くのものだった。背信者(ダーティー)は決意する。
「よし!那須藻(ナスモ)と、搾菜(ザーサイ)、それから松竹(マツタケ)。この3人を探し出してこの手で殺してやろう!」
かつての仲間であり、かつての友を追い求める背信者(ダーティー)の旅がここに始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 16:00:54
459文字
会話率:20%
人間の欺瞞と裏切りが友情を揺るがす瞬間を描いたものです。
主人公、井上美咲が友情と信頼に立ち向かう物語です。
最終更新:2023-11-06 11:23:14
659文字
会話率:12%
歴代最高といわれた聖女ケイリンネは、あるとき、側近に裏切られ〈背信の聖女〉として処刑された。死後、その名誉は回復されたものの、少女メリサリアとして生まれ変わったケイリンネは人間への不信をこじらせ、自分の力を隠していた。しかし、国は彼女の力
を必要としていたのだった。
幼い頃、思わず助けてしまったために彼女の力を知ることとなった王子クオリンドは、メリサリアが目がない美味なスイーツをエサに彼女の力を求める。メリサリアはかれの用意する美しく美味しい菓子に釣られて色々な人を助けるのだったが、やがてそれは大事件へとつながっていき――
「もう、そのお菓子だけ置いて、わたしのことは放っておいて。お菓子は置いていくのよ!」
人間不信ぎみの食いしんぼう聖女がその力で国と人を救う異世界ファンタジーコメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 11:21:11
56914文字
会話率:33%
薬物使用で1度逮捕されていたシンガーソングライターの陣。歌手、役者、司会者とマルチに活躍する小田嶋とのしがらみ。そして、二人に待ち受ける結末とは。
最終更新:2023-05-30 21:00:00
2916文字
会話率:15%
これまで投稿した「One Dimension World」の各作品の関係をご説明します。
大災厄という災害から約1200年後を舞台としたのが、最初に投降した「遥か-流れの終わるところ 始まるところ-」です。
「宦官の帝国-宦官たちのしていた
こと-」と「宦官の帝国-フランのしていたこと-」は、
「遥か」の4-1~4-8「宦官の帝国」の裏話となります。
2作目の連載作品である「西の風士、東の陸士-完璧な世界-」は、
「遥か」より約200年前の新大陸の東方を舞台としています。
「魔女たちの休日」は「西の風士、東の陸士」の約40年前の話となり、
「たったひとつの。」は「西の風士、東の陸士」のエピローグ3の補足となります。
2023年2月まで連載していた「カイトの弓-全ての神々の背信者-」は、
「西の風士、東の陸士」よりもさらに約200年前、旧大陸の南方を舞台にしています。
今回の作品は、
「西の風士、東の陸士」の数年前、旧大陸からアースディア大陸、及び新大陸を舞台としています。
位置付けとしては「カイトの弓」の外伝で、全6話の短編となります。
キャナ王国生まれのキトという名の奴隷が主人公です。
では、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 23:00:00
23551文字
会話率:28%
旧大陸の南方に、幾つもの国と接しながら、どの国にも属さない広大な森が広がっている。
狂泉様として怖れられる、狩猟と復讐を司る泉の神の支配する森である。
狂泉の森に接する国の住人は、狂泉の許しを得ることなく森に足を踏み入れることは決して
なかった。狂泉が他者の立ち入ることを好まず、許しなく森に入った者を、狂泉の森に住む猟師たちが悉く狂泉への供物としていたからである。
狂泉の森では、14歳になれば森で1ヶ月をたった一人で過ごす「革ノ月」と呼ばれる通過儀礼が行われていた。
クル一族の少女・カイトは、革ノ月の最中、同じく革ノ月に出ていたハルという名のオルガ一族の少女を偶然助ける。カイトはハルから、狂泉の森にある唯一の国・酔林国の話を聞く。酔林国へと旅立ったカイトは、やがて狂泉の森を取り巻く多くの国々と関わっていくこととなる。
カイトに母親を殺され、ひとり狂泉の森を出たフウという名の少女とともに(プロローグ4以降
、第97部分までフウは登場しませんが)。
登場人物が増えてきたため、第1部分に登場人物紹介を追加しました。今後、登場人物が増えれば順次追加していく予定です。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 11:00:00
1011662文字
会話率:48%
もう助からない――
野盗に襲われた孤児の少女エレは窮地のところを黒衣の死霊術師セフィドに助けられる。
神の意志に背いた背信者とされる死霊術師にエレは恐怖を覚えるが、セフィドの優しい思いに触れ、心を解していく。
自分の生まれ故郷に帰してもらっ
たエレだが、死霊術師というだけでセフィドを迫害し遠ざける村の人に醜さを覚え、セフィドと一緒に旅に出る。
これは少女と聖者と死者の、幸せの凱歌である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-06 14:17:53
46353文字
会話率:17%
ひとつの国で革命があった。城は陥落し、王は弑された。血みどろの城。しかしその混乱の中で、空気のような第九王女を連れて逃げた魔術師がいた。
そんな魔術師と王女の、その後のお話たち。
※短編で投稿した「姫と魔術師と、遁走曲」と「異国と祖国と、
回旋曲」の連載版になります(同名の1、2話は短編そのままです)。短編集風になったらいいな、と思いつつ……
※姫と魔術師以外が主人公のお話は、タイトルに「*」を入れています。
※不定期なまったり更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-05 12:37:48
34454文字
会話率:40%
クレトス王国、ハイドフェルト・琴乃葉王女は、血も涙もない冷血な王女ですが、世界を救うという強い誓約を立てた王女です。そんな王女に忠誠を誓う、王室警護・青い薔薇隊、隊長である、黒群遥(くろむれはるか)は、ハイドフェルト・琴乃葉王女より、琴乃葉
王女の弟である、オズ・雄二朗王子に謀反の疑いがあるとして暗殺を命じられます。
オズ・雄二朗王子は、かつて黒群遥の恋人でしたが、今は事故により不自由な体で毎日絵を描いている世捨て人になっています。わずか原稿用紙10枚のシナリオ形式の物語です。何卒よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 12:03:01
2644文字
会話率:36%
去年の春に警察官として配属された、若き警官は、それからの毎日を監視室での業務に費やしていた。最初は国家に貢献する名誉な仕事だと受け止めていた彼も、次第に自分のしていることが一般庶民への背信ではないかとの疑いを持つようになる。
ある日、
勤務時間内に、私服姿でホストクラブに出入りする数人の同僚の不正行為を発見するに至り、それを上司に報告するが、そのことが原因で、先輩や同僚から不審の目で見られるようになる。これにより、彼の組織への嫌悪感は決定的なものになる。警察という組織の腐敗というテーマよりも、むしろ、社会全体における犯罪と正義の境界と疑念をひとつの作品にまとめました。よろしくお願いいたします。
この作品は完全なフィクションです。登場する組織、個人名、店舗名は全て架空のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-09 04:14:59
86019文字
会話率:59%
治安維持のため、敵対勢力への容赦ない虐殺を繰り返す。
イスタニア大陸に位置する、キルジス帝国の旅団長リオン・タリルは、悪名を轟かせていた。
そこに大義はなく、ただ軍としての職務があるのみだった。
山岳地帯には妖術を操る山賊が巣くい、教
主国は己の信仰のため帝国の転覆を目論む。大陸では終わりの見えない戦いが続き、旅団はまた剣を執る。
帝国は圧倒的な威力を誇る魔道武具の軍事力を背景に、大陸で猛威を振るう。帝国の兵士は、それが祖国の民のためだと信じていた。
忠実に職務をこなす日々の中、事件に巻き込まれたリオンは、戦いの裏に隠された陰謀に迫っていく。
冷血な旅団長は、人々の真の姿に触れ、どう変わっていくのか。
彼の信じるものが根本から崩れる時、背信の戦記が紡がれる。
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著者コメント:
世界観描写が多めです。
魔法少々、架空生物なし、ギャク要素なし、恋愛要素薄め、でイメージ伝わるでしょうか。
タイトルの通り、戦記ファンタジーが苦手でない方にオススメです。
批判や感想、気軽にお寄せください。悪い点でも指摘もらえると嬉しいです。
暴力的な言葉を使われると著者が怖がって泣くのでお気をつけください。
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この作品はカクヨムでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-26 13:55:01
71768文字
会話率:41%
武と悠一は幼馴染。小中高と確固とした友情を育んでいく。大学は別になったが絆は強固だった。少なくとも武は、それを疑ったことはなかった。真由美が現れるまでは…… 。
最終更新:2020-06-06 04:51:16
20758文字
会話率:25%
愛想神社、この神社には人知れず人間の恋の手助けをする天使たちが住んでいた。
だが、彼らの恋の手助けは決してボランティア活動のようなものではなかった。彼らの目的は恋の手助けをすることで神社の評判を上げ、繁栄させること。つまり、実態は人間社会
の会社と変わらない組織だった。
そんな愛想神社で働く桐野神はある日、ある女子生徒、野山香の恋のお願いを聞き支援することを決意する。だが、その過程でも神社という組織の不条理に苦悩する。
だが、そんな時、野山香の想い人、水野翔太を好きだという別の女性、東原ミサが登場する。彼女は芸能人としての人望があり、能力も申し分ない人物だった。そのため、愛想神社の上役たちは野山香を切り、東原ミサを支援した方がこの神社の繁栄につながると考えた。そんな中、桐野神一人だけが東原ミサより野山香の方が純粋に水野翔太を愛している。だから、野山香を支援するべきだと主張するが黙殺されてしまう。
結局、上司に干されることが恐ろしかった桐野神はその場では退いてしまうが、帰りに見たが水野翔太を振り向かせるために苦手な化粧をしている姿を見て、社長や神社に逆らってでも彼女を助けたいと決意した。
密かに上司たちの失脚を狙う若手のエース、福島も巻きこみ、桐野神たちは恋愛支援のエリートたち実行部隊と全面対決を繰り広げながら、神社の闇に近づいていく。
桐野たちの背信行為は発覚し、最終的に桐野神は神社を去ることになる。しかし、桐野たちは調査の結果、東原ミサと社長は親子であること、娘のために恋の支援をしようとしていたことを突き止め、野山香と水野翔太の告白の舞台を整えることに成功する。
告白の勇気が出ない野山香に桐野神は自分は君のことが好きだったと告白し、それと同時に水野翔太への告白に勇気を出すように背中を押す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-01 22:15:06
97282文字
会話率:45%
売れないアイドル岡本奈々は女神の力を借り、冒険者スレイの息子ナナとして異世界転生する。
そこは暗黒卿ジェノックによって歌を禁じられた世界だった。
気づかれぬように歌っていたナナは背信者と呼ばれる集団に歌っていたところを
世界に配信される。
封印された歌、七つの祝歌を求めて
ナナと背信者ルシは旅立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-17 23:33:15
7706文字
会話率:22%
たった一つのアクシデントで歯車が狂っていく。
仕事に理解のある女性を伴侶に迎えた男と、良家に嫁入りして玉の輿婚に成功した女が、偶然の出会いを重ねるごとに心身を通わせる恋愛物語。
『MBSラジオドラマ短編小説賞2018』用に書き下ろし
最終更新:2018-07-27 18:00:00
23534文字
会話率:49%
白羽の矢が戸口に刺さったその日から、マナカの世界は一変した。オチの村で催される三年に一度の狒神祭で、村に稔りと恵みを齎す狒々神様の嫁に選ばれたマナカは、家族の背信、明かされる村の秘密、幼馴染との淡い恋や親しかった人との別れを経て、その年の
最初の雪が降った夜、贄となるべくお山に登った。しかし、その山に居たのは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-26 00:00:00
45467文字
会話率:34%