「異世界に転生したら、俺が“六法の勇者”だった件。」
現代日本で敏腕弁護士として活躍していた鷹野誠一(32)。
離婚裁判中、依頼人を守った代償として、DV夫にサバイバルナイフで刺され──気づけば異世界で目を覚ましていた!
魔法?使えませ
ん。
剣術?完全に素人です。
スキル?六法全書がピカピカ光ります。
だが――
この世界には“魔導法廷”なるものが存在し、「べんごし」が伝説の職業とされていた!
しかも手元には、なぜか異世界仕様に改訂された『六法全書・改』。民法から魔族間契約法まで、どこか見覚えのある条文がズラリ。
初依頼は、なんと「人を喰ったオークの弁護」!?
依頼人のクセが強すぎるこの世界、まともな人間が一人もいない!?
・悪役令嬢「わたくし、潔白ですのに婚約破棄されましたわ!」
・追放勇者「俺、国の金で飲み歩いただけなのに……」
・人型スライム「差別だ!人権をよこせ!」
・ドラゴン「この土地は我の縄張りじゃ!」
──だが彼は、どんな相手でも勝ち筋を見つけ出す。
「法は剣より強し。俺に勝たせたいなら、証拠と条文持ってこい!」
こうして始まった、“剣も魔法も使わない逆転無双”異世界裁判ファンタジー!
ざまぁ上等!
スカッと痛快!
異世界で一番頼れるのは、剣じゃなくて六法全書でした!
あなたの異世界お悩み、すべて“法律相談”で解決します──
ただし、相談料は高めなので悪しからず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 08:27:10
49315文字
会話率:38%
真嶋隼人(ましま・はやと)、三十五歳。
日本の法務省管轄下にある厳重刑務所で勤めるエリート刑務官――のはずだった。
部下の指導も評価され、上司からの信頼も厚く、将来は管理職コースも見えていた矢先。
とある同僚からの「理不尽な嫉妬」によって
、背後から刃物で刺され、彼の人生は終わりを迎えた……かに思えた。
目を覚ますと、そこは見知らぬ世界。
「おっ、新入りか? ちょうど手が足りなかったんだ」
そう言われ、訳もわからぬまま“監獄島ガランツァ”なる辺境の島に連れて行かれる。
そこは、異世界における最悪最凶の犯罪者を収容した、国家管理の“監獄”だった。
だが──中に入ってみれば、そこは正義も規律もあったもんじゃない。
看守たちはコネと怠惰で仕事を放棄、賄賂と癒着が横行し、囚人たちは自由気ままに釣りに賭博に酒盛り三昧。
上司は責任逃れ、報告書は丸投げ、雑用ばかり押しつけられ……まるで“異世界ブラック職場”の縮図だった。
――ここ、本当に刑務所ですか?
新米扱いで雑用係にされた元エリート刑務官、真嶋隼人。
彼は絶望しながらも、刑務官としての信念を捨てなかった。
「刑務所とは更生の場であるべきだ」
「人は変われる、やり直せると、俺は信じている!」
囚人の中には、元勇者、天才詐欺師、義賊の盗賊、冤罪の貴族など、ひと癖もふた癖もある連中が揃っていた。
だが隼人は、彼らと少しずつ信頼を築き、“共に生きる”監獄の再構築を目指していく。
腐りきった看守たちとの対立、島の外からの圧力、国家の陰謀……
様々な困難が立ちはだかるなか、彼が目指すのはただ一つ。
――囚人も看守も、胸を張って生きられる場所を創ること。
これは、異世界の片隅で一人の元エリート刑務官が、
曲者だらけの囚人たちと織り成す、再出発のスローライフ改革録である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:56:34
122432文字
会話率:35%
就職氷河期を生き抜き、派遣社員として底辺を這い続けて43年。
独身、貯金なし、住まいは築40年の風呂なしアパート。
そんな俺・高野一朗(たかのいちろう)が、会社の“親睦会(という名の強制飲み会)”に参加させられたその日、事件は起こった。
──気がついたら、会社の正社員どもと一緒に異世界転生してた!?
しかも全員に【スキル】と【ジョブ】が与えられるというおまけ付き!
だが──俺だけ“スキルなし・無職”という無慈悲なステータスを叩きつけられ、あっさりパーティから即追放。
「戦力外のおっさんに居場所はねえよ」
そう吐き捨てた正社員たちは、勇者だの賢者だの名乗りながら俺を置き去りにしていった。
だがしかし──俺には、密かに発現していた最強のスキルがあった。
その名も【記録(ログ)】──
あらゆる物事を完全に“記録”し、“再現・解析・応用”できる、チート中のチートスキルだった!
敵の魔法? 見ればコピー。
武器の使い方? 一度見れば完璧に再現。
王族の会話? 隠れて記録して、後日ざまぁに活用!
最初はただの“メモ魔スキル”だと思われたそれは、やがて“国家を転覆できる”ほどの力となる──!
地味にコツコツ、時にイヤらしく。
ブラック企業に仕えてたおっさんの処世術と執念が、異世界でまさかの開花!
「スキルも職もない? 上等だ。だったら全部“記録”して、俺が全部手に入れるだけだ──!」
追放から始まる復讐劇。ざまぁ上等!
下剋上して、気づけば王になってました?
でも俺、いまだに風呂入りゃ腰痛、飯食やすりゃ胃もたれする、ただの中年おっさんなんですけど……!?
これは、異世界で“記録”と“根性”だけを武器にのし上がったおっさんによる、
地味で痛快なざまぁ系異世界無双サクセスストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 05:49:48
123049文字
会話率:48%
その日、俺――リオ=グランティスは、魔術師として人生最大の分岐点を迎えていた。
「お前さぁ、魔法って、なんかこう……地味じゃね?」
そう言い放ったのは、俺の師匠、アリステア=フェンブラム。
王都でも五指に入る魔術師なのに、なぜかいつも笑
いながら無茶ばかり言ってくる変人である。
そして、俺は今、その変人の前で困り果てていた。
「師匠……何度も言ってますけど、魔法は繊細な術式構築と精神集中が――」
「いや違うって。お前の魔力さ、繊細に扱ったら逆に不安定になるんだよ」
「だからって剣で魔法を撃てって、無茶すぎません!?」
俺の手には、長剣。
本来なら剣士が使うはずのそれを、師匠は「杖の代わりに使え」と言い張ってきた。
「いいじゃん、剣で魔法撃つとか。浪漫!」
「師匠、それはロマンであって、理論じゃない……」
だけど、アリステア師匠は真剣な顔で言った。
「リオ、お前の魔力は普通じゃない。杖じゃ流しきれない。だから“出力制御”のためにあえて鉄を通せ。剣身が抵抗になって、魔力が安定する」
「……それ、学会で発表したら怒られるやつでは?」
「うん。だから発表してない。お前だけに教える、禁断の奥義だ」
禁断って自分で言ったなこの人。
でも――俺もわかっていた。
普通の魔法の打ち方では、俺の魔力は制御できない。
それでも諦めきれず、俺は魔術師を目指してきた。
「剣を杖に……か」
重みのある剣を両手で構える。
魔術師が扱うにはあまりに武骨で、不格好な代物。
だが、確かに手の中に収まるそれは、杖よりも――何かしっくり来る感触だった。
「いけるかもな……」
そして、次の瞬間――
「《フレイム・ブラスト》!!」
俺は咄嗟に剣を振り下ろした。
ズガァァァァァン!!
周囲の地面が爆発四散した。
魔法が、剣から放たれた――それも、明らかに規格外の火力で。
「う、うそだろ……マジで撃てた……!」
剣の先から吹き出した火柱は、訓練場の模擬岩を余裕で粉砕していた。
それは、確かに“魔法”だった。
「……これ、魔術師として誤解されないですかね?」
俺は――“剣で魔法を撃つ魔術師”としてやっていく。
そしてこの選択が、後に王国中の魔術師や剣士、貴族や王族までも巻き込む大騒動になるとは――このときの俺はまだ、知る由もなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 08:10:00
8335文字
会話率:39%
この屋敷は、わたしの居場所じゃない。
薄明かりの差し込む天窓の下、トリノは古びた石床に敷かれた毛布の中で、静かに目を覚ました。肌寒さに身をすくめながら、昨日と変わらぬ粗末な日常が始まる。
かつては伯爵家の令嬢として、それなりに贅沢に暮
らしていたはずだった。だけど、実の母が亡くなり、父が再婚してから、すべてが変わった。
「おい、灰かぶり。いつまで寝てんのよ、あんたは召使いのつもり?」
「ごめんなさい、すぐに……」
「ふーん、また寝癖ついてる。魔獣みたいな髪。鏡って知ってる?」
「……すみません」
トリノはペコリと頭を下げる。反論なんて、とうにあきらめた。
この世界は、魔法と剣が支配する王国《エルデラン》の北方領。名門リドグレイ伯爵家の屋敷には、魔道具や召使い、そして“偽りの家族”がそろっている。
彼女――トリノ・リドグレイは、この家の“戸籍上は三女”。けれど実態は、召使い以下の扱いだった。
「キッチン、昨日の灰がそのままだったわよ? ご主人様の食事を用意する手も、まるで泥人形ね」
「今朝の朝食、あなたの分はなし。ねえ、ミレイア? “灰かぶり令嬢”には、灰でも食べさせればいいのよ」
「賛成♪ ちょうど暖炉の掃除があるし、役立ててあげる」
三人がくすくすと笑うなか、トリノはただ小さくうなずいた。
夜。屋敷が静まり、誰もいない納戸で、トリノはひとり、こっそり木箱を開いた。中には小さな布包み。亡き母の形見――古びた銀のペンダントが眠っていた。
それだけが、彼女の“世界でただ一つの宝物”。
「……お母さま。わたし、がんばってるよ。ちゃんと、ひとりでも……」
声が震える。けれど、涙は流さなかった。
屋敷の誰にも必要とされない“灰かぶり令嬢”。
だけど、彼女の心だけは、まだ折れていない。
いつか、この冷たい塔を抜け出して、空の広い場所へ行くんだ。
そう、小さく、けれど確かに誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 07:30:00
77864文字
会話率:35%
バレンシア王国の王都から南へ数十リーグ、小さな村「ロサーナ」には、今年も豊かな実りが約束されていた。アントニオはその村で農業を営む青年だった。親を数年前に病で失ってからは、たった一人で麦畑と向き合い、耕し、育ててきた。
でも、ひとりじゃな
い。アントニオには心に決めた婚約者、村娘のマーガレットがいた。
ところが、その日。黄金色に波打つ麦畑のそばの農道に、高級な馬車が止まった。
降り立ったのは、見たこともないような豪奢な服を着た男と……もうひとり。信じられないことに、マーガレットだった。
「……マーガレット?」
アントニオが呼びかけると、彼女は軽く鼻を鳴らして笑った。
「アン。わたし、結婚やめる」
「……え?」
「婚約、破棄するわ。ごめんね。でも、もう決めたの。わたし、サラゴサ男爵様と王都で暮らすの。あんな畑の土なんて、もう触りたくない」
耳を疑った。何を言ってるんだ、マーガレット。
「……マーガレット、そいつに騙されてるんだ。男爵が、村の娘と本気で付き合うわけない。王都に行ったって、どうせすぐ捨てられる。そんなの……遊びに決まってる!」
必死だった。怒りというより、彼女を守りたい一心だった。
だが、その時。
「貴様ぁ……!」
男爵が、鷹の羽をあしらった帽子を払って、アントニオを睨みつけた。その目には、蔑みと怒りがあった。
「このサラゴサ男爵の、真実の愛を……愚弄したな、平民が!」
男爵の号令で、背後に控えていた従者たちが動いた。ゴツい腕を持った男が二人、麦畑にズカズカと踏み入り、苗を蹴り倒していく。たわわに実り始めた麦の穂が、無惨に踏みつけられる。
「やめろ……やめてくれ!!」
アントニオが走り寄るが、男爵の手下が拳を振るう。
ゴッ。
強烈な衝撃が頬に走り、視界がぐらりと揺れた。そのまま地面に倒れ込み、泥の匂いが鼻を突いた。
「平民のくせに、俺様に説教だと? 身の程を知れ、田舎者が」
男爵の靴が、アントニオの顔すれすれで地を踏み鳴らした。
「行くぞ、マーガレット。こんな泥まみれの世界と関わっては、おまえの美しさが穢れる」
「うん、ありがとう、男爵様。……もう、こんな村に未練なんてないから」
ふたりは、夕陽に染まる麦畑を背に、馬車へと戻っていく。破壊された麦の中で、アントニオは地面にうずくまったまま、目を閉じるしかなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 20:10:00
6371文字
会話率:27%
右も左も判らぬ侭夢を追いかけ上京して来た田舎者。
縁を失い、縁を結ばれを繰り返し、護ると決めた者を失い、其の大切な者と引換えに夢を掴んだ、何かを手に入れるには其れ相応の対価を払わねば為らぬ。
唯でさえトラブルを招く?、巻き込まれる?、そん
な体質の此の田舎者は、何事も無く済む訳無いですよね~。
(¯―¯٥)…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 08:00:00
29734文字
会話率:35%
小さな夢と小さな野望、其れを追いかけ見ず知らずの地にやって来た田舎者、この先どんな目に合うんだか…。
(ノД`)シクシク
最終更新:2025-06-04 04:00:00
81875文字
会話率:49%
のほほんとド田舎暮らしの男子高校生、此のアホ面した田舎者が何故上京する事に為るのか?、何をするのか?
最終更新:2025-03-04 06:00:00
63432文字
会話率:40%
司法局実働部隊の隊員神前誠(しんぜんまこと)曹長は上司の西園寺かなめやクバルカ・ランのパワハラや自称『許婚』の男装の麗人であるかなめの妹日野かえでのセクハラの日々を過ごす平和な日常を送っていた。
そんな法術と呼ばれる魔法を使う人々の暮らす星
『遼州』の経済大国『東和共和国』で不可思議な事件が続発する。
それは他者の法術を利用して軽い悪戯を起こすという事件だった。
警察は軽犯罪に人手を割くのも面倒だということで法術がらみと理由を付けて法術専門捜査隊である法術特捜の嵯峨茜警部と司法局実働部隊、通称『特殊な部隊』の暇なシュツルム・パンツァー部隊が捜査に当たることになる。
その事件を追っていく遼州同盟司法局の隊員神前誠、カウラ・ベルガー、西園寺かなめ、アイシャ・クラウゼは行きがかりで東和の首都東都警察に出向となり専従捜査官に任命されることになる。
その捜査の中で次第に誠達は法術に対するゆがんだ社会の摂理をしる。そして誠を敵視するアメリカの法術師部隊や宿敵『廃帝』達もこの特殊な『低威力』の法術師の存在に注目し暗躍を開始した。
この変わった法術師にたどり着くのは誠達か、アメリカか、それとも『廃帝』か?変わった法術師の過激化していくいたずらに誠は恐怖を覚えながら捜査に当たることになる。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 07:40:11
48215文字
会話率:47%
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第三部
遼州人の青年『神
前誠(しんぜんまこと)』は法術の新たな可能性を追求する司法局の要請により『05式広域制圧砲』と言う新兵器の実験に駆り出される。その兵器は法術の特性を生かして敵を殺傷せずにその意識を奪うと言う兵器で、対ゲリラ戦等の『特殊な部隊』と呼ばれる司法局実働部隊に適した兵器だった。
一方、遼州系第二惑星の大国『甲武』では、国家の意思決定最高機関『殿上会』が開かれようとしていた。それに出席するために殿上貴族である『特殊な部隊』の部隊長、嵯峨惟基は甲武へと向かった。
その間隙を縫ったかのように『修羅の国』と呼ばれる紛争の巣窟、ベルルカン大陸のバルキスタン共和国で行われる予定だった選挙合意を反政府勢力が破棄し機動兵器を使った大規模攻勢に打って出て停戦合意が破綻したとの報が『特殊な部隊』に届く。
この停戦合意の破棄を理由に甲武とアメリカは合同で介入を企てようとしていた。その阻止のため、神前誠以下『特殊な部隊』の面々は輸送機でバルキスタン共和国へ向かった。切り札は『05式広域鎮圧砲』とそれを操る誠。『特殊な部隊』の制式シュツルム・パンツァー05式の機動性の無さが作戦を難しいものに変える。
そんな時間との戦いの中、『特殊な部隊』を見守る影があった。
『廃帝ハド』、『ビッグブラザー』、そしてネオナチ。
誠は反政府勢力の攻勢を『05式広域鎮圧砲』を使用して止めることが出来るのか?それとも……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 10:55:06
297969文字
会話率:45%
『特殊な部隊』、司法局実働部隊に本局からの監察官が抜き打ちで現れた。
それは暴力サイボーグ西園寺かなめの腐れ縁の親友田安麗子中佐だった。
そのとんでもな行動に振り回される誠達。
誠達はこの監査を潜り抜けて次につなげることができるか?
最終更新:2022-12-15 21:00:00
76079文字
会話率:56%
地球から遥かに遠く離れた惑星サモナルドが舞台。そこでは、召喚師と呼ばれる者達が日常生活から国家間の戦争に至るまで幅広い分野で強い影響力を与えている。そんな召喚師の中で、ケンタウリ国の召喚術師カーンフェルトは当代髄一の召喚力を誇る。ところが、
ある召喚実験において致命的な問題を引き起こし、カーンフェルトは自らの命を失うことに。そして、カーンフェルトは奇跡的に現代の日本に転生することで復活を果たすのだが、果たして、転生したカーンにどのような運命が待ち受けるのか?そのカギは、彼の運命を左右する二人の女性が握るのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 07:40:00
439373文字
会話率:31%
「異世界召喚」──それは、ファンタジー小説の王道にして、多くの現代人が一度は夢見るシチュエーションだろう。
しかし、召喚されるのは、たいてい若くてイケメンな高校生や大学生、あるいは社畜スキルを「戦闘力」に変換できるような、キラキラした若者た
ちばかり。
だが、もし、召喚されるのが、四十路のおっさんだったら?
しかも、チート能力が、剣や魔法ではなく、まさかの【総務部長】スキルだったら、どうなるのか?
ここに、そんな「ごく普通」だったはずの四十路サラリーマン、佐藤慎一がいる。
彼は、魔王討伐などという命がけの「業務」には、まったく興味がない。彼の目的はただ一つ。異世界で、のんびり家庭菜園をしながら、可愛い女の子たちに囲まれて暮らす──スローライフハーレムを築くことだ。
しかし、物語は予想もしない幕開けを迎える。
召喚された直後、慎一の前に現れるのは、彼が培ってきた【総務部長】としての経験と知識が、まさかのチート能力として異世界で通用するという事実だった!
「──勇者よ。我と契約し、魔族の繫栄に貢献せよ。」
「良いだろう、魔王。その契約を受けよう。だが、その代わり──この世界の半数を、俺にくれ!」
果たして、四十路のおっさん慎一は、この【総務部長】チートを駆使し、魔王との破天荒な交渉を成立させ、念願のスローライフハーレムを勝ち取ることができるのか?
さあ、常識を覆す異世界総務部長物語、開幕です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 07:19:31
81457文字
会話率:38%
Reprobate Online ~神去りし世界~
剣と魔法の世界観を売りに20年前流行したゲームで、通称Roと呼ばれる。
1アカウントにつき1キャラクター制で、一度決めたステータスと職業のリセットはできない。
職業を3つ選択して各
職のスキルを組み合わせながら攻略していくシステムで、プレイヤーの個性と趣味がより反映されるキャラ作成が人気なゲームだ。
前作の世界観を継承しつつ、剣と魔法の世界をVRMMOで限りなくリアリティに体験できる事を売りにして今回再び注目を集めている。
「とまぁ、こんな感じなんだけど、久しぶりにやらないか?」
SNSのグループチャットで誘ってくるのは梅梅うめうめ(40歳男)、確か20年前も梅梅が誘ってきたっけ。
「確かに興味深いが…時間がないな」
梅梅の提案をバッサリ断るのは神丸ごっどまる(40歳男)、確かに学生ではない今は時間が溶けるこの手のゲームは手が出しにくい。
「いやぁ、すごく面白そうではあるよね」
そして二人の間を持つ俺は鈴星べるすた(40歳男)、二人とは高校時代からの腐れ縁だ。
「最初の1カ月は俺が金出すから、護衛すると思って!昔みたいな廃人生活はしなくて良いから!」
「金の問題じゃない、それにやるなら自分で金を出す」
「まぁまぁ、最初の1回だけでも!」
「俺は奢ってもらえるならいつでもOKだよ」
「おいおい」
続けて何か言いたげな神丸をよそに、そのまま話を続ける。
「てかSNSでの連絡とか久しぶりじゃない?」
「まぁ、そうだな」
「仕事仕事で休みも合わないからなぁ」
「Roで同窓会するってのはどう?折角だからこの機会に旧交を温めようよ」
「いいねいいね、それじゃ集合時間は発売日のオープニングセレモニーがある12時前あたりからで良いかい?」
「あー…まぁ…そうだな、良い機会か。なんとかしよう」
こうして3人のオッサンゲーマーは同窓会として発売初日に集う事を決めたのだった。
――――――――
――――――
―――
そして当日
―――
――――――
――――――――
「この世界で死ぬと現実世界での死に繋がります」
俺達はゲームクリアまでログアウトできなくなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 07:10:00
81338文字
会話率:50%
気がつけば、見知らぬ女性に「あなたは亡くなっています」といきなりの
死亡宣告!
転生? 異世界? 女神? 魔法? え、聞いてないんですけど!?
気づけば丸腰で荒れた大地に降臨!?ボロボロの村でスライムと共存? 村おこし?
現代知識とポジテ
ィブ思考で、崩壊寸前の世界に立ち向かう!
―これは、不遇だった元日本人が、異世界で仲間と共に“希望”を育てていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 07:09:00
138687文字
会話率:49%
札幌駅前の廃ビルで途方に暮れる無職OL・片桐千歳。就活は全敗、希望はゼロ。そんな彼女の前に現れたのは、銀髪に羽根をまとった現役引退の女神・リィナだった。異世界から落ちてきた女神は、この世界で無一文。生きる術もなく廃ビルを住処にしようとする彼
女に、千歳は「会社を作って一緒に働こう」と提案する。
こうして、絶望の淵にいた二人が“神が経営する”異世界系ベンチャースタートアップ、ピコリーナ・カンパニーを立ち上げることに。社員は異世界からやってくる特異技能者たち。だが、拠点は電気も水道もまともに使えない廃ビル。地下には封印された魔王も眠る――。
果たして無職OLと女神の前代未聞の挑戦は成功するのか? そして、次元の裂け目から訪れる“迷い人”たちとは?
札幌駅前の片隅で、新たな世界が今、動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 07:00:00
139914文字
会話率:56%
30年ぶりに新卒採用を行った謎の企業「梢ラボラトリー株式会社」に入社した森川裕一(もりかわゆういち)。
会社の敷地には巨木がそびえ、社長はどこか不思議な雰囲気をまとった美しい女性。その日常は、普通のオフィスとは程遠いもので――。
新
しい職場で待ち受けていたのは、奇妙な同僚たちと、異世界からの関係者たち。悠人は次々と巻き込まれるトラブルを乗り越えながら、徐々に「梢ラボラトリー」が抱える秘密に触れていく。
仕事の合間に垣間見えるちょっと不思議でハートフルな人間(?)関係、時にシリアス、時にコミカルな展開。そして巨大な「世界樹」が繋ぐ二つの世界に隠された真実とは――。
これは一人の新入社員が、異世界企業の謎に挑む物語。
仕事に、友情に、そして少しのロマンス?
「俺の転職先、思ってたのと全然違うんだけど!」
不思議が詰まった職場で、新たな人生が今、動き出す!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 07:00:00
474814文字
会話率:33%
「やりたいこと、できることだけやって生きてみよう」
そんな標語を胸に宇宙に飛び出してみたルオー・ニックル。苦労の反動が思わせた信条だったが、意外にも「やれること」「できること」というのは多くて困る。のほほんと程よく暮らすつもりが周囲の期待
もあって案外忙しい。
できることの一つを活かして立ち上げた民間軍事会社『ライジングサン』。食いっぱぐれない程度にと思っていたのに、安価に手に入れた戦闘艇に付いてきた操船AIは彼を仕事にと急き立てる。
しかも、それほど仲が良いと思っていなかった同窓の男パトリック・ゼーガンまでもが『ライジングサン』の協同経営者を名乗る始末。さらに、型破りで掴みどころのない猫耳娘クーファ・ロンロンまで押し掛けてきてライジングサンは賑やかになる一方。
ルオーの目指す呑気な未来はどこにあるのか?
リアルロボットSFストーリー、混迷の第十二弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 07:00:00
452475文字
会話率:58%
目が覚めると、そこはかつて夢中でプレイしていたVRゲーム『エターナル・リアルム』の世界だった。
ただの非戦闘職「写本士(スクライバー)」として登録された主人公――ユウ(元・社畜)は、ログアウトできない状況に戸惑いつつも、この世界で生きていく
ことを決意する。
だが、彼にはひとつだけ“異常”があった。
――なぜか、自分だけレベルアップ速度が異常に早い。
コピーした魔法書や素材記録からスキルが習得され、戦わずしてスキルツリーがどんどん解放されていく。さらに、“無限インベントリ”というバグ級機能まで備えていた。
NPCなのに心を持つパン屋の娘、冷静だが心配性なギルド受付嬢、そして迷い込んだ魔導士の少女との出会い――
街の路地裏、夜市、スラムの噂、そしてダンジョン探索へ。日常と冒険が交差し、気がつけば都市の裏社会や神秘の存在へと巻き込まれていく。
これは、地味職と呼ばれた男が、誰よりも早く強くなる物語。
非戦闘職?関係ない。戦わずして最強、記録と分析で無双する――
『非戦闘職〈写本士〉だけど、俺だけなぜか最速レベルアップ』
異世界×日常×バグ級成長、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 07:00:00
24045文字
会話率:33%
家事代行スタッフ・春野透子は、掃除・洗濯・料理を完璧にこなすプロフェッショナル。ある日訪れた新たな依頼先は、極端に無口な女性の住む汚部屋だった。最低限の会話、沈黙の中で進む作業――だが透子は気づく。この声、仕草、雰囲気……彼女はまさか、自
分が癒されてきた“推しVtuber”なのでは? 気づいても言えない、言えばすべてが壊れてしまう。言葉を交わせなくても、寄り添うことはできる。これは、ひとつの部屋とふたりの心が、静かに整っていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 07:00:00
96158文字
会話率:42%
気がつけば、そこは砂と遺跡の眠る異世界だった。
配管工として働いていた俺――三浦修平(34歳)は、ある日突然“異世界転移”を果たす。
与えられたのは《無限腰袋》という、配管工具から日用品まで何でも収納できる謎のスキル。
魔法もスキルも存在
しないこの世界で、唯一“異能”を使えるのは、俺ひとりだけだった。
襲い来る魔獣、荒廃した集落、水の絶えた村……
持ち前の職人魂と日本製の道具を武器に、今日も俺はパイプをつなぐ!
──だけど、俺一人じゃなかった。
出会ったのは、心優しくも芯の強い砂漠の村娘・レナ。
剣も言葉もまっすぐな彼女は、修平の心を少しずつ変えていく。
彼女と共に旅をしながら、世界の謎と運命の歯車に巻き込まれていく。
「恋? 冒険? それとも水道工事?」
配管工×異世界×ほんのり甘めなバディ冒険譚、始まります!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 06:30:00
15502文字
会話率:37%
主人公、水無月 奏(みなづき かなで)はひょんな事件から警察の特殊捜査官に任命される。
そして、同じ特殊捜査班である、透(とおる)、紅蓮(ぐれん)、槙(しん)、そして、室長の冴子(さえこ)と共に、事件の「真実」を暴き出す。
その事件
がなぜ起こったのか?
本当の「悪」は誰なのか?
そして、その事件と別で最終章に繋がるある真実……。
こちらは全部で第七章で構成されています。第七章が最終章となりますので、どうぞ、最後までお読みいただけると嬉しいです!
よろしくお願いいたしますm(__)m
*アルファポリスでも連載中です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 05:40:00
465729文字
会話率:47%
主人公「篠原 彩子(しのはら あやこ)」
前世:日本の50代スーパー看護師。医師とほぼ同等の医療スキルを持つが、家事能力は壊滅的。
転生後:25歳
性格:情に厚く、プロ意識が強い。「目の前の命には全力で」ということを信条にしている。
事故で
命を落とし、異世界に転生する。
---
目覚めたのは辺境の貧しい村。
そこでは病気も怪我も「祈る」か「簡単な魔法」「薬草」という状況だった。それは「病気」にはほとんど効果がなかった。
彩子は自らの医学知識を駆使し、応急処置や感染症対策を村人に教え始める。
彩子のいる村はアデルナ王国の辺境地、隣接には魔国、帝国が存在。
転生により魔法も使えることに気付いた彩子は転生前医療を取り入れながら村人や出会った人の治療にあたる。
万能ではないけれど、できる限りの知識と技術で新しい医療を確立していく。そんな彩子に対し王国、魔国、帝国が取り込もう、排除しようと画策する。
恋愛下手で家事壊滅的な彩子に、淡い恋心を抱く者も現れる?
一方で、彼女に救われた者たちの中から少しずつ「新しい医療の教え」を広めようとする仲間が現れる。
やがて「命を尊ぶ者たち」の小さなネットワークが生まれ、世界を少しずつ変え始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 03:57:24
198540文字
会話率:31%
ITスキルしか持たない派遣社員が、異世界転生。剣と魔法の世界でシステムエンジニアか何をすればいいの?皿洗いか、奴隷くらいしかないのでは?これ、詰みましたわー。
最終更新:2025-07-05 03:21:19
827891文字
会話率:56%
「完璧な聖書などといったものは存在しない。完璧な神話が存在しないようにね」
「ねえ、あなたは何の歌を聴いているの?」
「僕が聴いてるのは歌じゃない。女神の声さ」
「女神の声なんて聴いて何になるのかしら?」
「貴族達の家の本棚に新しい聖書が一
冊増えるよ。聖書の代書をするのが僕の仕事さ」
「まるで、右のポケットにあるコインを、左のポケットに移すような仕事ね?それって仕事といえるのかしら?」
「少しは、ピカピカのコインにはなるさ。少なくともね。僕のパンツのようにね」
「ふーん」
彼女はどうでも良さそうに、僕のパンツを脱がすと洗濯に向かった。まるで、赤ピクミンの群れを水たまりに突っ込むようにね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 12:00:00
10235文字
会話率:56%
街の片隅、ベンチに座る少女が、何かをかじっていた。
「ん?これ、フランスパン……じゃないよね?」
「ガリッ!ガリッ!むしゃむしゃ、むしゃむしゃ!」
黒い木製の、立派な魔法の杖をかじる少女。
硬いし、まずいし、全然おいしくない。なのに
――
少女のお腹はギュルルルと鳴りっぱなしだった。
「魔力の源はカロリー……でも、ぺこぺこで魔力も切れそう……!」
そう、彼女は魔女っ子令嬢――レミィ・ルミナ。
しかし今は、腹ぺこなただの少女。しかも杖かじる危ないやつ。
「空飛ぶ鳥もジューシーお肉に見えてきた……これは……魔女っ子ピンチ……!!」
ベンチで震えるその手は、再び杖をかじろうとする。
が――
「ダメだっ!もう限界っ!」
ルミナは杖を掲げ、叫んだ。
「集え、肉汁とパンの精霊たち……カロリーの力、今ここに!!お腹ペコペコお肉パン召喚!!」
ギラギラ、バチバチ、ド派手な魔法エフェクト!
空に巨大な魔法陣が現れ――
「ゴォォォォォン!!」
\ドンッ!!/
そして。
静かな街の通りに、突如現れたのは――
「マジカルミートバーガー」と書かれた、ハンバーガーショップ。
香ばしい肉とパンの香りが、路地に広がる。
「え……うそ……なんか、やばいもの召喚しちゃったっぽい……?」
魔法、暴走しすぎ!
でも、ルミナの目はキラキラと輝き、口元にはよだれが垂れていた。
「おにく……おにくぅ……」
涎をぽたぽた垂らしながら、ふらふらと店へと吸い寄せられていく少女。
その小さな口元には、まだ杖の木くずがくっついたままだ。
――そして、扉が開いたその瞬間。
ルミナは、ふらりと崩れ落ちるように、ぱたりと倒れたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 02:10:00
66001文字
会話率:46%
2042年、地震と共に世界に数多現れたダンジョン、これまで熱い戦いがしたいという欲を隠してきた者の息吹が、都合よく戦場が用意されたことにより芽生える。
ステータス、スキル、ジョブ有りの成り上がりご都合ファンタジー物語
俗物の戦いをご覧あれ
※カクヨムにて先行して投稿してます。こちらは纏めて投稿するので更新頻度は不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 01:45:34
21169文字
会話率:32%
少女×鉄×工具、のバトル物?の予定です。初投稿なので生ぬるい目で見守って頂ければと。
最終更新:2025-07-05 00:47:32
18688文字
会話率:40%