聖女と結婚したいからという理由で、婚約者である侯爵家のスターチア様を冷遇してきた兄。もともと別の男性と婚約間近だったのを横槍を入れて入れ込んだ婚約だったのに。地獄に落ちればいいのにと内心そんな兄を軽蔑していたタチアナの元に【聖なる者】が降臨
するという神託が下り、それを喜んだ兄はさっそく婚約破棄を行い……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 13:00:00
4300文字
会話率:47%
勇者でありながら、聖剣ではなく、魔剣に選ばれたグレイ。周囲から異端な存在だと疎まれるも、勇者として前向きに頑張ろうと奮闘する。
神に選ばれし聖なる者として、悪しき者の王である魔王を打ち倒さんとする、勇者という存在。それはいつしか、人間
の旗印ではなく、国のシンボルとして人間たちが利用するものになっていた。
そして聖剣に選ばれた勇者たちの多くは、聖なる者とは思えない、腐った思考の持ち主ばかり。
選ばれた存在だと大仰に振る舞う勇者たちに、グレイは魔剣を振るう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 07:00:00
7947文字
会話率:19%
この世に存在する境界線は、往々にして目には見えない。
地上を支配した人類は、その血塗られた歴史の中で英知を駆使し、凡ゆる境界の可視化に努めて来た。
有史以前から人の社会に紛れて生きてきた“人に非(あらざ)る者たち” 彼らは、18世紀頃からV
ampire=吸血鬼と呼ばれ始めた。
百年にも及ぶ、
ヴァチカンの布教と駆除によって、一時はヴァンパイアは滅んだかに思われた。
しかし、その歴史的事実には裏があった。
ヴァチカンは聖なる者の存在を信じさせるため、悪しき者どもに存在の余地を与えたのだ。
さらに19世紀後半には、深海からある“新薬”が発見される。
その“新薬”は、ヴァンパイアの呪われた血や細胞を構成する特殊なタンパク質を変異させ、まるで人と変わらない生活が送れるまでにするものだった。
闇に息を潜めてきた吸血鬼たちは、
白昼堂々、人間とともに生きることができるようになった。
その一方で、あくまで吸血鬼としての能力を誇示し、人間を餌として付け狙う原理主義的な吸血鬼も存在した。
そして、現代の日本。
吸血族の父と、人間の母を持つ高校生、
巽晴は、自らが吸血族の血を受け継ぐ存在とは知らずに育っていた。
ある日ひょんなことから、村井玲という魅惑的な大人の女性と知り合う。
しかし、その正体は永遠に生き続ける伝説の吸血鬼ラミアであった。
彼女は人間との共存を目指す吸血鬼の一派を従え、“カウント”吸血鬼原理主義組織と対峙していたが、
同時に政府の中枢にパイプを持つ彼女を脅威と見なす輩も少なくなかった。
時の警察当局が組織する“夜警”は、
ラミアの駆除を決定し命をつけ狙う。
巽晴は行きがかり上、玲と大切な人々を守るために吸血鬼として能力を覚醒させてゆく……。
第2部(第9章〜)
吸血鬼原理主義組織《カウント》首魁マッド ・スティール(Mud Steel) ことアンティパティースは、
ラミアへ《魔獣ガランティス》との魂の融合を匂わせ、圧倒的な力を見せつける。
追い詰められたラミアたち一派は、最終手段に出る。
その一方で、巽晴は、瀕死の紋を救えると言う《アルタキエー》を手に入れるため異世界へと旅立つのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-04 01:22:22
363590文字
会話率:36%
この世界は、女神と精霊によって守護されている。
自然も人も、生きとし生ける者すべてが女神の恩恵ーーー「マナ」によって守られている。
そして、彼女を手助けするは、15人の精霊、「マナ一族」。
彼らは、この世界が千年の時を迎えるたび創られ
た、れっきとした精霊だ。
だが、その正体ーーーいや、真の姿は怒り、笑い、泣き、悩むどこにでもいる少年少女なのだ。
生い立ちや個性、考え方も、彼らには基準はない。
皆バラバラだ。
だが、強い絆で結ばれている。
彼らが戦うは、5億の漆黒の者共。
この世界に生きる人類すべてを憎み、非道に生きる悪。
だが、彼らも最初から悪ではなかった。
「マナ一族」、聖なる者にも一人一人それぞれ事情があるように。
ーーー正義とは何か?
ーーー勧善懲悪とは?
ーーー生きるチカラに繋がりゆくモノはどこから?
ーーー愛情や友情の定義とは何だろうか?
少年少女の成長と闘いと友愛の壮大な物語が今、幕を開ける!!
※この作品は、「ふぁーやー」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-03 22:13:39
4349文字
会話率:0%
優しさとは何だろうか。ある一つの善意を成し遂げようとする時に、あらゆる手段を使い、敵・味方を問わず欺く、これを方便と言う。
このお話しは、毘沙門天の魂を持つ少年と、吉祥天の魂を内包する少女のシリアスだが、傍から見ていると笑ってしまうラブコメ
なのだ。
槍田青果店の長男清秀は、鏡花高校商業科二年生で極普通の男子だ。しかし、彼は不思議な能力がある。それは、人々が日々の生活の中での行いで、善行ならバーチ・悪行ならカーマと言う数字で、バーチャレジとか徳台帳と呼ばれる台帳に記録されるが、清秀はそれを宣言するチェッカーと呼ばれるモノと会話も出来るのだ。だがこの能力は序の口で、毘沙門天の力は強大すぎるので、幼馴染の上白川香庫の母等によって、清秀が生まれた直後に抜き取られていた。抜き取られた力は金剛槍と言うヤリであり、香庫の母・二三四(ふみよ)の部屋の結界された金庫に仕舞われている。
この力は良い面も有れば、英雄色を好むの諺の通り、愛人を十人二十人と持ってしまう面もあるからなのだ。一方、清秀が通う高校に謎の転校生・剣先狂火が現れて、清秀に接近して来る。清秀の幼馴染・香庫も聖なる者と会話出来、また遠方の存在とも交信出来るのだ。。観世音菩薩の恋の橋渡し、山奥の白龍が、寂しくオチガミになったのを救ったり。赤穂浪士・大石内蔵助の霊に助言したり。その結果、白龍と青龍の子供を貰い受ける。夏休みのある日、清秀のクラスメイト・加名子が突然亡くなる。それには深い訳があるのか調査のため、清秀達は協力して、「あの世」にジャンプする。また、清秀が偶然知り合った怪人・毛むくじゃら大男の、五百年前からの罪の大元も調査出来る。清秀が行く所には、全身包帯を巻き付けた化け物が現れ、攻撃される事件が頻繁に起きる様になる。
これには剣先狂火が深く係わっていた。狂火は、羅刹女族の末裔で、二五〇〇年前に毘沙門天によって滅ぼされたと主張していたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-15 12:00:00
103801文字
会話率:40%
古来より聖なる者と邪なる者との闘いは続いてきた。闇より現れ人の魂を喰らう魔獣鬼<ダークホラー>。その闇から人を守る力を持つ獅騎導士<ビーストナイツ>。彼らの闘いは今夜も・・・・
最終更新:2016-05-02 22:20:01
15788文字
会話率:38%
能力者ー。それは代々聖なる者として扱われてきた者。
主人公、シャレネットはナーガ島の組織の中の能力者だが、能力が使えない。
その謎を解くために旅をはじめるー!
能力者が必ず持っているタロットカード、紋章。
そして能力者が必ず成し遂
げなければならない宿命とは!?
感動あり恋ありのファンタジー!折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-08-03 21:04:51
1094文字
会話率:56%
聖坂静は退屈していた。
望めばなんだって手に入ってしまう環境。代々男児に恵まれなかった聖坂家に生まれた待望の男。聖坂家の跡を継ぐことを強制された男。それが聖坂静である。
そう、考えてみれば外に出ることも出来ない静がアニメや漫画の世界に憧
れるのも仕方の無いことなのかも知れない。自由気ままに世界を闊歩する主人公。それが静にとってはうらやましい。
――もし異世界に行けたなら、僕は世界を見ることが出来るだろうか?
静はふと考えた。それは願いだった。心のそこから自由になりたいと願ったのだ。
そして、その願いに応じるように扉は開かれた。
『今ここに門は開かれた。歓迎しよう、聖なる者よ』
どういう意味かは静には分からなかった。それでも、静は今を変えたかった。
「――さて、行こうか」
驚くことも無く、静は歩く。その先に自由があるのだと信じて。
――異世界人の気ままな冒険者、セイ・ヒジリザカの旅が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-25 16:30:31
3450文字
会話率:35%
聖なる地ル=バール。9番目のアルバが守る場所。死者の魂を慰めながら時を流れるアルバに転機が訪れた。「やりなおしたいか」天から声が貫き落ちる。「何も望まない」アルバは答えた。「御意」返事をしたのは有羽の男。神の使いとして知られる、聖なる者の姿
だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-01 10:00:00
31469文字
会話率:21%
平和な世界……《平和世界》
残酷な世界……《天使世界》
此処は、平和な生活を送る世界でもあり、天使との戦いを続ける世界でもある。
人々は、天使に対抗するべく拠点を造り上げる。その名は《デビルハント》……赤い者の集い《朱雀》青き者の集
い《清瀧》冷たい者の集い《白虎》重たい者の集い《玄武》祓う者の集い《バスターズ》聖なる者の集い《クルセイダーズ》反抗する者の集い《レジスタンス》。
また、天使世界で戦う宿命を課せられた戦士を人々は《天使狩人》と呼んだ。
彼らは六つマイスターを持って戦う。《聖騎士》《槍術師》《銃装者》《妖術師》《召喚師》《医療師》……順に、ナイト、ランサー、ガンマン、ソーサラー、サモナー、ヒーラーと読む。刀剣、槍、銃、魔法、天使の召喚、治療……。
これは天使と人間の戦いを描いたお話……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-21 22:06:23
6322文字
会話率:31%
聖なる者達とされる天使は、何故人間と戦うのか
キーワード:
最終更新:2010-06-08 17:48:47
256文字
会話率:0%
古代ローマ史上最大の英雄、ユリウス・カエサル。彼の後継者となった弱冠18歳のオクタヴィアヌスがいかに戦い、アウグストゥス(神聖なる者)として帝国を統治するまでに至ったか、その軌跡を追う。
最終更新:2008-03-29 23:08:34
3897文字
会話率:0%
大昔に起こった聖なる者と悪しき者たちの戦争の様子を描いた作品です。
最終更新:2005-09-30 22:26:34
11441文字
会話率:40%