ついに実現したVRゲーム!
このために高校生活をバイトに費やし手に入れたVR機器!
いざ!念願のVRMMO!!!
夢にまで見たファンタジー!!!!
ってあれ?...私男なんだけど...
...まぁ、のんびり楽しくファンタジーを楽しむぞ!
!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 12:00:00
15351文字
会話率:37%
過労と流行病で倒れた30代男性が、まさかの「赤ちゃん0歳」で異世界デビュー!? しかも期待していた“チートスキル”も“ステータス画面”もナシ。美人の侍女たちが24時間体制で世話をしてくれる、貴族屋敷の超VIP待遇……と思いきや、当人にして
みればおむつ替えや沐浴で無抵抗の全裸を見られ、恥ずかしさも限界突破! 気を抜けば哺乳瓶でちゅーちゅー吸っているし、泣けば高らかに「かわいい赤ちゃん」扱いされる始末。
ファンタジー世界といえば魔法や冒険! しかし今の彼にとっては「ベビーベッドをいかにして脱出するか」が第一関門。そもそも寝返りをマスターしないことには動きすらままならない。うつ伏せになっただけで腕が疲れ、侍女にあやされているうちに「あうあう…」と泣いてしまう自分に呆れつつも、日々ちょっとずつ首がすわり、寝返りスキルを会得していく過程は、意外なほど爽快(?)でもある。
おむつの処理ひとつとっても魔法設備が大活躍し、屋敷の庭には謎のピンクの花がふよふよ浮かんでいるし、噴水には怪しげなルーン文字が刻まれている。まさに剣と魔法の異世界らしいが、当面の敵は「筋力不足による寝返り失敗」と「美人侍女による恥ずかしすぎるケア」。いったいいつになったら新しい世界に踏み出せるのか?
とはいえ、赤ちゃん時代は物語のほんの序章。いずれは魔法に触れ、謎多き領地の秘密や貴族としての責務に巻き込まれ、あるいは腕一本でのし上がる冒険者になるか、もっと広い世界へ羽ばたく可能性だってある。そもそも彼の前世は、厳しい競争社会を必死に生き抜いた末に命を落としたという壮絶なもの。同じ轍を踏まないためにも、まずは立ち上がる力を手に入れ、ハイハイや言葉を覚えて“新しい人生”を楽しみたいのだ。これは、ちっぽけな寝返りから始まるコミカル&ファンタジー成長譚。赤ちゃんの視点で描かれる一歩一歩に、あなたもくすっと笑い、そして少し胸が熱くなるかも。読めばきっと、“立ち上がる”ことの偉大さを思い出すはず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 20:31:35
26385文字
会話率:18%
とあるゲームの悪役令嬢…の妹は癇癪を起して苛立ちを隠さない姉に助言してしまう。
平民の女生徒に唾を付けられた王子様にこだわる必要はないのでは?と。
スペックが高すぎた悪役令嬢は妹の助言に「それもそうね」と思い動いてしまう。
秩序と規律のピラ
ミッドである「貴族」と言う統治方法に皹を入れる新しい概念を打ち出した
平民の女生徒の出現と王子との婚姻が原因で国の序列と秩序は乱れまくる。
そしてバタフライ効果のごとく世界は動いてしまうのであった。
優秀な悪役令嬢は切っ掛けさえあれば羽ばたくだけの力があるのだ。
そして羽ばたいてしまった結果「乙女ゲーム」の世界は崩壊するのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 20:00:00
83486文字
会話率:18%
美術館に展示品として飾られている生命体。
その背中には真っ白な羽が生えており、タイトルプレートには『天使』の文字。
天使はあまりにも美しい。しかし、羽ばたくこともできない頑丈な鳥籠に入れられている。
主人公である沫時真まつときしんは
、その光景がどうにも嫌だった。
だから、その天使を鳥籠から羽ばたかせると決めた————————。
——————————————————————
初投稿です。
少しでも楽しんでくだされば幸いです…!
一応現代の話ですが、現代にはないものも登場したりします。
カクムヨ様の方にも投稿させていただこうと思っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 19:30:00
57462文字
会話率:37%
物語の舞台は「アヴィア」という大陸です。アヴィアは美しい空と広大な大地が広がり、鳥人間たちが自由に飛び回ることができる理想的な環境です。鳥人間たちは人間の知性と鳥の特性を併せ持ち、羽ばたくことで自在に空中を舞い、地上を歩くこともできます。
物語の主人公は「エイラ」という若い鳥人間です。彼女は知識欲と冒険心に満ちており、アヴィアの歴史や文化に興味を持っています。エイラは自らの種族の起源についても疑問を抱き、その謎を解き明かすために旅に出ることを決意します。
彼女の旅の途中で、エイラは他の鳥人間との出会いや異なる地域の探索を通じて、アヴィアの多様な文化や社会構造を知ります。彼女は各地の鳥人間の集落を訪れ、その中で起こるさまざまな事件や謎を解決するために奮闘します。
エイラは知識と技能を駆使しながら、アヴィアの歴史の断片をつなぎ合わせていきます。彼女は古代の遺跡や伝説的な場所に足を踏み入れ、鳥人間たちの起源や進化の秘密に迫ります。その過程で、彼女はさまざまな試練や敵対勢力との対決を経験しながら成長していきます。
エイラの旅は次第に大きな陰謀や秘密に巻き込まれていきます。彼女は鳥人間たちの世界のバランスを保つために立ち上がり、自らの力と勇気を駆使して敵と闘い、アヴィアの未来を守るために奮闘します。
この物語は、鳥人間たちの進化と成長、異なる文化間の交流と対立、そして自らの起源と向き合うエイラの冒険を描いています。彼女の旅はアヴィア全体の運命を左右し、鳥人間たちの世界に新たな秩序と希望をもたらすのでした。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-01 20:52:54
12205文字
会話率:32%
剣と魔法の世界で捨てられた赤子。
その赤子は河に流されたのだが、奇跡的に流木へと引っ掛かり一命を取り留める。
そこへ訪れたのは白髪の老人が一人。
その老人は天涯孤独の身。
武術の達人ではあるが、何かを極めるには他の何かを犠牲にしていること
が多く、その老人も例に漏れなかった。
生活が自立しているとはいえ、そんな老人が通常の人の営みを知る由もない。
そんな二人が起こす化学反応とは?
『あれ?ジジイはこれが普通だって…』
『え?女は殴るな、抱きしめろって…』
『宵越しの金は持たないって…』
偏屈な年寄りに育てられた赤子。
その赤子はその非常識を引っ提げ、初めて人の世へと出る。
そこで数々の間違いを訂正されるも、新たに出てくる非常識。
『ジジイ…嘘つくなよな…』
その度に、尊敬していた祖父のイメージは崩れていく。
当たり前だが。
山籠りの老師が育てた子は、老師の目標であった世界最強の夢を見て世界へと羽ばたく。
そしてその捨て子の出生も明らかとなり、それは世界を揺るがす事態へと……
〓以下ネタバレ含む〓
虎の子は虎。
その捨て子も老師に育てられたからか、世界的に見ても強者である。
しかし、物語序盤で最強に最強たる所以を見せつけられその差を痛感する。
その捨て子の名は【蚕】。その蚕はいずれ蛹となり、何になるのか?
名の通り、飛べないままその生涯を終えることになるのだろうか?
沢山のコメント!
あったらいいなぁ…
沢山のいいね……欲しいなぁ…
いっぱい評価!
つかないかなぁ……
こんな感じですが、よろしくどうぞ。
多謝。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 21:32:17
253496文字
会話率:33%
二十一世紀の日本で生きた記憶が有るが故に、転生後の世界に馴染めずに「出来損ない」と罵られる私アイリーン・ブレイアム伯爵令嬢。
ついには婚約者である王太子殿下から婚約を破棄され、家族からも見放されて、家を追い出されてしまう。
ようやく自由の
身になれました!
これからは、自分のやりたいように生きていきます。
まずは美味しい魚貝を食べに行こうかな~なんて気楽な気持ちで訪れた港町で、私の運命は大きく変わることになったのでした。
貴族社会から解放されたことで自由に羽ばたく転生者のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 21:44:54
6426文字
会話率:39%
夕映えの空へ羽ばたく春鳥のように咲く、ハクモクレンの花。あたためる想いを胸に、花つ月の夜空に、レグルスの星を追いかけながら。
最終更新:2025-03-09 21:03:08
539文字
会話率:0%
遥かな銀河を渡りゆく、はくちょう座の星々。夢という翼で羽ばたく、瞳が見つめる先には、ルビーの星が煌めいて。
最終更新:2024-07-15 21:23:01
539文字
会話率:0%
七夜月の風にゆれる、短冊に描かれた願い。星逢いの空に羽ばたくアルタイルと舞い降りるベガを見つめながら、心の橋を遥かに描いて。
最終更新:2024-07-07 21:36:34
1062文字
会話率:0%
ある日、天使であるのチャチェに自我が芽生える。
自由に生きたいと。
しかし、神の命令に従わない天使を天界は、放っておくわけもなく、天界から追われてしまう。
追い詰められた末に異世界へ転移するチャチェに待ち受けているものとは!?
自由を知
るための物語。
こうしてチャチェの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 10:00:00
35287文字
会話率:65%
その少女が荒野で気づいた時、周りには沢山の人が倒れていた。
彼女がワケもわからぬまま呆然としていると、突然巨大な鉈を持った見知らぬ男に殺されそうになる。
が、危機一髪、クリムスンという大柄な男が現れ彼女を助けてくれる。しかし彼に話しかけら
れた少女は言葉を理解することが出来ず、話すことも出来ず、さらには自分が何者なのかもわからなかった。クリムスンはそんな彼女を自らの養女とし、名をマゼンタと名付け、自分の息子たちと共に暮らすことにするが……
その名と同じ色の髪・瞳・血液を持つ人々が星をまたいで羽ばたく、色擬人化ファンタジー「イセカイロセカイ」
冒険、コメディ、逆ハーレム、音楽、ミステリー、バトル、SFと展開していく物語を、どうぞ楽しんでいってくださいね☆
※作品のスタイルは小説のようなシナリオ形式です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 14:18:08
208443文字
会話率:36%
宇宙飛行士エドゥ=ベレンは第2の地球となる惑星を探索する任務を受けていた。
●完全閉鎖孤島ーキロネキシアー
エドゥが着陸したのは不幸にも他の民族を徹底的に排除するエルフの島であった。
島からの脱出を試みるが、どうも島の様子がおかしい。
迫
りつつある巨悪を前にエドゥはどう行動するのか。
❦禁断の果実、怒りの鉄槌ー超大陸バンギア北西部ー
巨大大陸へと上陸をしたエドゥ達が聞いたのは能力者を作る果実の噂だった。
神を崇拝する教会、悪魔に魂を売る抵抗軍、謎の組織AH社etc...様々な勢力がエドゥ達の前に現れる。
今、エドゥ達の戦いの幕が切って落とされる。
✟眠れる聖剣と神秘の森ー超大陸バンギア北西部最奥部「神秘の森 カティー二ャ」ー
神によって作られたといわれる聖剣。聖剣は選ばれしものに抜かれるために台座に突き刺さっていた。聖剣を巡る争いにエドゥ達も巻き込まれていくのだった。
⚙︎機械仕掛けの神ー超大陸バンギア北部「医学都市 パピルス」ー
天災と呼ばれる神獣「ナテュミタ」が医学都市に現れた。
その能力によって都市は壊滅的な被害を受けていく。
さぁ、今こそ皆の力を合わせて神獣を止めるんだ!
◉月紅少女ー超大陸バンギア南東部「吸血鬼国家 ドラキュオン」ー
∴‥か∵‥∴‥∴‥わ∵‥∴‥∵れ‥∴‥∴‥な∵‥い∴‥∵‥
❁頂へと続く道 ー超大陸バンギア北東部「エンジェルフォール〜מִּגְדָּ֑ל בָּבֶ֔ל」ー
❂夜鷹の森ーー
✺
❅Va11e de los caidos ー聖地ヘルガネムー
❖斜陽へと羽ばたく鳥
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 21:06:48
806320文字
会話率:40%
気弱な少年は、集中すると、時と空間を超える能力を持っている、らしい。 ある日、見知らぬ小道に出てしまったが、少年は白い子犬と冒険を始めることになった。 知らない道を歩いて行けたのは、現実感がなかったから怖く無かったのだろう。 子犬がずっと
側にいてくれたからだろう。 冒険を経験して、少年はもう弱くは無い。 少年はもう弱虫では無くなり、未来へ強く羽ばたくことが出来るはずだ。 みんなが僕に勇気を与えてくれたんたんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 13:32:07
9696文字
会話率:28%
"羽が生えたらな"
それが彼女の口癖
蝶をお友につけながら
夢を見る瞳は
羽ばたく鳥の形をしている
キーワード:
最終更新:2024-12-11 08:38:45
233文字
会話率:0%
羽ばたきに耐えれず
私は小さく
身を縮めた
大きく屈んだ
キーワード:
最終更新:2024-10-24 08:34:17
218文字
会話率:0%
神と呼ばれる者達は、遥か昔、水星に住んでいた。
太陽の肥大化によって大地は灼熱地獄と化し、住む場所は限定されていく。
そんな時、宇宙から救いの手が差し述べられる。
新たなる大地……地球への移住を条件に、水星の人々は体内で神器を造る実
験体となる事を約束させられた。
体内で精製された神器は、その者を殺さなければ取り出す事が出来ない。
宇宙人に神器を搾取され続ける日々……耐え兼ねた人々は反旗を翻し、ついに地球に残された宇宙人を全滅する事に成功する。
そして、長い年月が過ぎ……自らを神と名乗る水星人は、いずれやって来る宇宙人の反撃に対し、宇宙人の記憶を持って生まれてくるヨトゥンと呼ばれる者達の命を使って外壁を造り、世界を隔てたもう一つの世界を造る。
更に長い年月が過ぎ……そんな神々の行動に異を唱える者が現れた。
未来の為に今を犠牲にし、宇宙人に対抗する為の地盤を作ろうとするロキ。
一人一人の命を大切にしたい光の神バルドル……
バルドルの存在を邪魔に感じたロキは、その命を奪う。
しかしバルドルを慕う多くの人々の手によって、人として生まれ変わる。
その身体に、ヨトゥンの血を宿して……
再び激突するロキとバルドル!
その戦いは、バルドルが心を失う事で決着した。
それでも……心を失っても、バルドルを慕う者は後を絶たない。
心や記憶を失ったバルドルは、魔導師マーリンによってアーサーという名を与えられて、聖凰騎士団の団長となる。
その聖凰騎士団は、何故か人間の暮らす町に襲いかかった。
バルドルが人間に生まれ変わった後、義理の兄として共に生活していた義兄である航太は、人間に牙を剥く義弟を救うべきか戦うべきか悩む。
そんな中、航太が身を寄せるベルヘイム王国は、聖凰騎士団討伐軍を編成し始める。
人間の脅威になりつつある聖凰騎士団は、倒さなくてはいけない相手だと認識されていく。
だが……ベルヘイム王国に、もう一つの脅威……
ロキやクロウ・クルワッハの指揮するヨトゥン軍が、ベルヘイム王都に迫りつつあった……
赤き瞳が輝く時、世界が滅びる……
鳳凰の翼が羽ばたく時、世界は救われる……
命と世界……
人と神と化け者……
何を守り、何の為に戦うのか?
何が正義で、何が悪なのか?
未来を紡ぐ為の戦いの扉が開かれる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 21:06:29
165317文字
会話率:42%
私の構造について書いてみました
キーワード:
最終更新:2024-10-06 07:53:46
585文字
会話率:0%
月が照らすのは闇夜を羽ばたく蝶なのか?
それとも怪物の儚き想いなのか?
最終更新:2024-08-03 23:21:37
274文字
会話率:0%
私、飛鳥 翼(アスカ ツバサ)と申します。
日ノ本家のご令嬢琥珀(コハク)様の専属メイドをしております……って不本意なんだけどね!
だけど故郷に援助はしてもらえるは、タワー都市に住めるは、学費と給料まで出してもらえるは、こんなに至れり尽くせ
りときては、三年間くらいは我慢せざるを得ない。
アタシの夢であるトップアイドルを目指すのは遅くなってしまうけれど、急がば回れだよね。
スペック高すぎのお嬢様に心へし折られるのも、学校に通っている時にテロに巻き込まれるのも、たいしたことじゃない!
だって、アタシは飛鳥 翼。未来のトップアイドルとして羽ばたく女だもん。
泣いたって! 撃たれたって! 何度だって、飛んでやる!
縦読み推奨折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 23:00:00
130504文字
会話率:41%
人の命のはかなさは、まるでカゲロウのようだ。
カゲロウは風に舞うかのように空中を浮遊する。
カゲロウという名前は空気がゆらめいて見える陽炎が語源らしい。
はかなく弱いカゲロウは、成虫になって数時間で死んでしまうらしい。
しかし、数
時間というのは成虫となってからの命だ。
意外にも、幼虫の期間は昆虫の中では長い方らしい。
幼虫の時は何度も脱皮する。私たちも脱皮して成長してきたような気がする。
成虫の姿は生ある時の一瞬の姿だ。
カゲロウの幼虫から羽化したものは、亜成虫と呼ばれているらしい。
|翅《はね》があって空を飛び、成虫と似ているのだが、まだ成虫となってはいない。
亜成虫は、まるで私たちみたいだ。
ゆらゆら揺れる心。大人になりかけているのに、大人ではない。
無色透明な翅。私たちは見えない翅を持っている。羽ばたく準備をしている。
「死ぬ前に、俺と友達にならない?」
優し気な声が背中越しに聞こえる。
声の主は同じクラスの同級生。
飛び降りようとしている同級生の私に向かって平然と笑顔で手を差し伸べてくれた。
彼は不思議な光に包まれて私るように見えた。天使のように救いをあたえてくれる存在に思えた。
温かなぬくもりを全身に纏ったような人。
こんな状況なのに驚くこともなく、笑顔で対応する同級生の名前は羽多野空。
華奢で透き通るような肌色で中性的な雰囲気の少年だった。
「今、死ぬ必要ある?」
彼はそう言った。
「なんか疲れちゃって」
「俺は生きたくても長生きできないから、人生の長さを選択できる人が羨ましいよ。生まれつき病弱で成人まで生きられないと言われている。いつ、人生が終わるかわからない毎日を過ごしていっる」
「人生の長さをある程度選べる私は幸せなのかもしれないね」
彼と話していて価値観が変わった。
「親の干渉が辛いんだ。価値観を押し付けられてさ。コミュ力がないから、友達もできないし。スマホは親が持ってはいけない悪いものだと洗脳されている。勉強も一日中しろと監視されている。自由がないの」
でも、その人は成人の年齢、十八歳になってすぐに亡くなってしまった。
まるでカゲロウのようだ。
亜成虫の時期を共に過ごしていたのかもしれないと思う。
まるでカゲロウのように、成虫になってすぐに死んでしまうかのように――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 23:21:29
12154文字
会話率:13%
劣等生の烙印を押されるカナタは、レイアス魔術学院1年生である。彼は普通の人間が扱えるような日常魔術でさえも、魔導具の補助がなければ使えない。故に劣等生。その代わり、彼に与えられたのが人並みならざる膂力。人とは違う力を持った彼は世界を変える。
設定が固まってない作品です。更新できたらします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 13:30:47
8997文字
会話率:44%
……苔生した巌は、口を持たずも物語る。
かつてこの世は一つの世界で、ヒトはそこに君臨する種族であった。
君臨者らは傲慢で欲深く、神の最も近くに居る、空高く羽ばたく鳥を妬んだ。
だが彼らには、翼はおろか羽すらなく。
故にヒトは、その足で神に至
ろうとした。
ヒトは〝塔〟を造り、神に至り──そして神は、そんなヒトに愛想を尽かし、消えるように死んでいった……。
天の御国は崩れ落ち、
羅生の門は開け放し。
それでもまだ、ヒトは滅んではいなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 17:19:00
48533文字
会話率:23%