すべてが終わった世界で、
“ツノの折れた鬼女”サクラはひとり、静かな瓦礫の中に立っていた。
かつて“魔王軍”を率い、誰よりもうるさく、誰よりも必死に戦った彼女。
でも今は誰も返事をくれない。
それでもサクラは“ただいま”と、再び拳を握る。
これは「世界征服」を夢見るポンコツ魔王と、その右腕となった“最強の鬼女”の、
すべてを失った後から始まる物語。
過去も未来も、全部ぶっ壊すくらいの馬鹿力と笑いで、
サクラはもう一度、この世界に“返事”を叩き返しに行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 19:03:33
5281文字
会話率:32%
ラクラスは、読書好きで魔導研究者になりたい一五歳。力を欲せず、争いを好まない。心優しく可憐な少女。
――少女の世界の始まりは、終わりと同時に訪れた。
氷結世界の極寒すら蒼褪めるような鋭い視線、一点の淀みも無い透き通った翠緑の瞳。その瞳の
奥には、想いを貫く強い意志と、哀愁を帯びた調べ。
奏でる旋律は、滅びへの導き――。
ラクラスは、「死の祝福」と「闇の加護」を宿し、贖罪の十字架を背負う、絶対領域の少女。
「祝福」は力、「加護」は守、「支配」は使者。
「祝福」、「加護」、「支配」を頂点の名前として描いた神の三角形。その三辺の内側領域に属する極一部の者の総称を絶対領域(Absolute Territory)という。
絶対領域……。
それは、禁忌の力。人智の及ばぬ力――。
キメ細やかな柔肌。薄く桜色に染めた頬。絹のような光沢を放つ艶やかで張りのある、腰まで真っすぐに伸びた線の細いサラサラとした金色(こんじき)の髪。小さく華奢で触れると壊れてしまいそうな幼さの残る肢体。
背筋が凍りつくような神気をまとう人形のように美しい幻想的な少女が、力の代償として生まれながらに失ったものは眠りの世界に広がる『夢』。
暗黒が支配する終わった世界の眠りに堕ちた少女は、永久の闇の果てに光差す世界の始まりを求めて、運命に抗うことを決意する――。
ラクラスの『夢』探しの旅と出会いの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 22:10:14
191127文字
会話率:37%
人類は地球を捨て、宇宙に逃れた。
逃げた先には「天使」と呼ばれる脅威がいた。それに対抗すべく育成された戦闘要員たちの中に、澪はいた。
感情の機微に鈍く、どこか人間離れした澪と、明るく真っ直ぐなバディ・朱莉。彼女との日々の中で、澪は「心」とい
う未知の領域を少しずつ知っていく。
残されたものの中に、確かに響いたものがあった。
――これは、“終わった世界”に、たったひとつ残った心の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 16:12:03
25012文字
会話率:46%
ある日突然終わった世界。生き残った一人の男は人間を、文明を、砂漠と化した世界を元に戻すため、途方もない年月の旅に出る。果たして彼の冒険の結果は報われるのか、それとも──。
最終更新:2025-06-22 22:24:45
5610文字
会話率:70%
いじめのせいで不登校になっていた少年、夜月 帳(よるづき とばり)は、自分が引きこもっている間にパンデミックが起こり、世界中がゾンビで溢れかえっていることを知る。その中でトバリは、ゾンビと化した幼なじみの少女、刹那(せつな)に噛まれ、一度意
識を失ってしまう。しかし目が覚めると、トバリはゾンビを操ることができるようになっていた。ゾンビになった刹那を好き放題にしたトバリは、決意する。この力を使って、自分を虐げていたクラスメイトたちを、ゾンビの餌にすることを。終わってしまった世界を舞台に、トバリの復讐劇が今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 23:00:00
255664文字
会話率:29%
世界はある日終末を迎えた。研究所からの未知の生物cnuの出現と世界に拡散された謎の霧は一夜にして世界人口の9割を消滅させた…
そんな中名も無き主人公は生き残り世界を救おうと志す集団前進隊に出会い命を救われる。
そして少女は動き出す。終わ
った世界を見続けそれでも希望があると信じ前へ前へと進み続ける。この戦いを終わらせ仲間と笑える理想の世界を作るため力を使う。進む道がたとえ地獄だろうと、その先にあるものが何よりも大切なのだと心に決め少女は前進する。
※この物語の舞台は地球ではなく架空の星ヲレイナス。魔力を用いる魔導科学が現実のある科学と絡み合って存在している世界観折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 07:33:46
106610文字
会話率:40%
人類は、死滅した。
それを送る死神も数を減らしていった。
死神と人類が共存していた、かつての世界で、
人類の最後の希望である一人の少女エト、
未だこの終わった世界に留まる魂を狩る死神エス。
誰のためでもない。
自分たちの明日のために。
二人は日々を歩いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 18:17:22
35682文字
会話率:35%
あらすじ
「あらまあ、世界が滅んでしまったの?」
長い封印を破り、目を覚ましたのは、かつて人々に恐れられた呪いの人形。
復讐の時を迎えた――はずだったが、世界はすでにゾンビの群れに蹂躙され、崩壊していた。
だが、彼女にとっては、そんな
ことどうでもいい。
何しろ、人形は**“生きていない”**のだから。
ゾンビたちは、血の匂いもしない彼女には見向きもしない。
「まあ、便利ですこと。」
終わった世界を悠々と歩く、呪いの人形。
誰も止める者のいないこの新世界で、彼女は自由気ままに”死者たちの世界”を満喫することに決めた。
壊れた町でアンティークドールの衣装を漁り、乗り捨てられた車を走らせ、時折、ゾンビの少女を冷蔵庫で保存しながら――。
これは、不老不死の人形が、終末の世界で気ままに旅をする物語。
ちょっぴり不気味で、だけどどこか可愛らしい”ほのぼの崩壊コメディ”、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 08:00:00
7401文字
会話率:18%
かつて、人類は魔王との戦争に苦しみ、冒険者たちはその戦いの最前線に立たされた。彼らは勇敢なる戦士であり、国家の枠にとらわれず、自由と力を信じて戦い続ける者たちだった。しかし、魔王が討伐され、戦争が終わった今、彼らの存在意義は失われていく。
平和の世においても、封土を守る騎士や兵士は必要とされる。しかし、冒険者という存在は、秩序の中では無用の長物とされ、社会の中で居場所を失った。彼らは武器を帯び、戦う術しか知らぬまま、厄介者として扱われ、時にはならず者と変わらぬ目で見られる。
ラントシュタイヒャー――かつて騎士であった男も、そんな社会の波に取り残された者の一人だった。仕えるべき主を失い、信仰さえも剥奪され、貴族の名誉を失った彼は、冒険者ギルドという社会の最底辺に身を落とした。そして、彼に与えられるのは、最も卑しい仕事――盗賊退治であった。
しかし、彼はただの無法者ではない。彼は騎士としての誇りを捨てきれず、悪を罰し、その命を奪い、金を得て暮らす事に明け暮れていた。
これは、魔王という巨大な脅威との戦争の終わった世界で、かつての騎士が生きる理由を探す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 02:20:00
12217文字
会話率:20%
地球のようで地球でない、日本のようで日本でない。
ファンタジーが始まって、終わった世界。
そんな世界を生きる普通なはずの高校生と、その周りで起こる日常生活とちょっとしたオカルトを描く異世界青春オカルトコメディ(?)です。
最終更新:2024-12-25 18:39:26
32849文字
会話率:16%
主人公宝賀幸斗が転移したのは思っていたのとは違う世界だった。
異世界魔術の世界で起こったちょっとした人生の物語。
最終更新:2024-11-10 20:00:52
3570文字
会話率:29%
不思議を処理する仕事をしている志東は、1人で仕事をするのにそろそろ限界を感じていて、一人利用出来そうな人物に話をもちかけてみることにした。
その人物は、たくさん人を殺してしまった少女で、それだけに強さは折り紙つきである。
しかし、利用出来れ
ばよかっただけなのに、ひょんなことから世話を任されて。二人で過ごすことに……。
闇に隠された過去を抱える志東と、血にまみれた過去を持つ少女の、お仕事とその日常のお話。
終わった世界で、終われないものと、終わらないものと。命が紡ぐ。いつか終わりゆく為の、少しづつ、真実に、辿り着くための、その過程。
終わりが決まっている二人は、終わりから目を背けているけれど。
けれど、少しずつ、終わりは追いついてきて。
けれど、少しづつ、真実から目を背けることが出来なくなって。
仕事の中で色々な人と出会って、色々な景色を見て、色々な思いに触れて、2人はいつか___折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 17:10:00
216369文字
会話率:40%
ある日突然、ルーラと名乗る女性によって告げられた新時代の幕開け。
「私の全知全能の能力によって、男性は淘汰された。」
純粋な百合を見守りたいがために、いきなり男性だけが消滅してしまった世界で繰り広げられる、中学二年生の「ひなみ」を中
心とした非日常系日常百合コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 20:00:00
25574文字
会話率:40%
終わった世界の住人、望月秋菜は事故に巻き込まれ死んでしまう。そんな秋菜を哀れに思った。また神が秋菜を神様にして、世界を作り直して欲しいと頼む。秋菜は素晴らしい世界を作れるのか。
最終更新:2024-10-21 01:14:14
2882文字
会話率:50%
城の中庭という閉鎖された空間で暮らしていた17歳、ルウ・フレイン。彼はこのオーバーテンという名の世界の他の人間と違って『オーバーパワー』と名付けられている特殊能力を持っていなかった。しかし、ある日を皮切りに彼の人生が一変する。
最終更新:2024-09-10 18:10:19
26237文字
会話率:65%
勇者を筆頭とした王国軍と魔の王率いる闇の軍勢との戦いが激化していく中、遠く離れた大陸の最果てにあるドルフ村に住むカイ・フリーデは平和な日常を謳歌していた。
そんなある日、彼に転機が訪れる。それは幼馴染のエマの婚約。
それ聞かされた夜、カイは
想いを告げた。愛しているのだと、結婚してほしいのだと。
そして、彼は幸せを掴み取った。これからもずっと平和な日常が続くのだと確信していた。だが、それは突如終わりを告げる。
赤く染まった空。黒い波動が世界に轟き、たくさんの人達が怪物となった。
家族も知り合いも、故郷も失い、婚約したエマは深い眠りについて永遠に目覚めない。
これは、全てを失い終わった世界で抗い続ける一人の男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 22:50:01
44186文字
会話率:43%
勇者の双子の弟として生まれ魔法の才能に恵まれなかったアレンは自らを凡人と知りながらも魔王との戦争に参加していた。
事の始まりは魔王エイミー・ロゼットによる世界への宣戦布告。当時、誰もが嘲笑ったそれは魔物を従えるという権能を持って確かに
世界を脅かした。 積み上がっていく屍の山、崩壊してくい街並み、そんな世界の終わりを前にアレンは無力な自分を呪っていた。
知人が、同僚が、上司が、一人また一人と消え最後には兄である勇者すら失い世界の終わりを見届けたアレンは魔王の座る玉座の前で神物を取り込み自害する。だが、なんの偶然か死んだ筈のアレンは気が付くと『竜神クロノス』と共に八歳の頃まで時を遡っていた。
これは全てを失った男が神に師事し全てを取り戻す物語。
カクヨム様の方でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 12:25:37
169236文字
会話率:59%
Apologize for writing with Chinese due to my poor Japanese. I just wanna find a platform to share my writing. If you are
interested, please use Google translation tool for reading. Sorry for the inconvenience.
17世紀のイギリス南北戦争では王党派が勝利を収め、戦後、国王は議会を解散してイングランド王国を樹立し、1919年に終わった世界大戦でスコットランド王国を破った。そして全領土を統一した。
しかし、物事は必ずしも順風満帆だったわけではありません。1936 年、北米植民地で自治と独立を求める声が高まり続ける中、国王はカナタとの地元のつながりを強化するために、第一王女エリザ ·ウィンザーをカナタの知事に任命することを決定しました。
決意と勇気を持った白髪の少女はこの困難な任務を受け入れ、メイドのクレアと近衛兵をカナタのもとへ導いた。しかし、カナタの古い官僚たちは頑固で、米国との関係は緊迫しており、過激な暴力が増加しており、エリザと彼女の仲間たちは、彼女による資金の流れを阻止するために、大きな課題とジレンマに直面している。実際、財務大臣は彼女の「国防準備基金」計画を閣議の前で拒否した。大恐慌下ではスムート・ホーリー関税法によりカナタの米国への輸出は激減し、両国は長期にわたる不況に陥った。国境でも軍拡競争が始まり、リベラル派は植民地政府の独裁的支配を批判し、急進左派とケベック民族主義者も密かに時を待っていた…さらに、ドイツ帝国のラインラントへの進出とスペイン内戦の勃発。戦争も舞台となり、世界情勢はさらに不安定さを増しています…
この危険と不確実性の時代に、エリザとその仲間たちはどうやって対処するのでしょうか?彼女の影響下でカナタの運命はどうなるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 15:06:22
124504文字
会話率:0%
終わった世界を、取り戻せ。
AIと人類の戦争で荒廃した世界。人類は三人の英雄に未来を託した。
しかし英雄とまで目された青年、蓮は最後の任務に失敗する。
記憶さえ失った蓮が出会ったのは、本来敵であるAIの少女。そうして彼は、衝撃の事
実を明かされる。なんと、彼女は戦争を終わらせる鍵を握っているというのだ!
今度こそ世界を救うため、蓮は彼女と行動を共にする。
──やがて思い出すAIとの因縁、変わり果てたかつての仲間。数多の困難を乗り越えた先で、少年を待ち受けていたものとは──!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 17:20:00
8963文字
会話率:24%
――終わった世界を旅する2人の少女の紀行
大体タイトルとキャッチコピーの通り。
栄えていた文明はある日突然滅び、滅亡した世界。
文明が滅び、2人の少女だけが取り残された、終わった世界。
そんな世界を旅する2人の終わりない旅路録。
※カクヨムにて先行投稿、不定期投稿しております。
※本作品はストーリー要素が皆無になります。ただただ終わった世界を2人の少女が旅する話です。ぼやっとした背景や世界観は出てきますが、具体的な描写はありません。なお、割と世界観""だけ""を見るとシリアス? です。
※主要キャラ2人以外、人が出ることはありません。(断言)
※1話辺り1500文字程度の短いものとなっていますのでサクッと読めると思います。
こういったものが苦手な方ブラウザバック推奨です。
終わった世界 × 少女 × 旅
こんな感じの話ってあまりないなって思って書きました。ストーリー性はほぼなく、案がある限り筆者が書き殴っていくので続くかと思いますが、不定期となります。
※ガールズラブ要素は少し先になります。
ジャンルがよく分からないので暫定です。
舞台はやや近未来になります。何か言われた場合はジャンルを変更いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 00:00:00
27650文字
会話率:51%