精霊士養成学園への入園条件は三つ。
1.学業が優秀な平民であること
2.精霊教神官の推薦を得られること
3.中級以上の精霊の友人であること
※なお、特待生に関してはこの限りではない
全寮制のこの学園には、部屋姉妹(スミウ)という強制
的な一蓮托生制度があった。
四人部屋の中の一人でも、素行不良や成績不振で進級が認められない場合、部屋の全員が退園になるというものである。
十歳の少女キロヒはそんな情報を知るはずもなく、右往左往しながらも、どうにか学園にたどり着き、のこのこと「屋根裏部屋」の扉を開けてしまった。
そこには、既に三人の少女がいて──
この物語は、波風の立たない穏やかな人生を送りたいと思っていた少女キロヒと、個性的な部屋姉妹(スミウ)たちの成長の物語である。
※読んでくださる方へ
基本、寮と学園生活。たまに戦闘があるかも、な物語です。
人を理不尽に罵倒する言葉が出ます。
あなたの苦手な生き物の姿に似た精霊が出る場合があります。
アルファポリスに先行投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 07:00:00
214513文字
会話率:40%
天日の国には『悪禍』が古来より存在した。
そして、現世にいる者は、善人、悪人に関わらず『悪意』を有するものである。
悪意は犯罪を生み出し、人を傷つけ殺す。
悪禍は厄災を生み出し、人を傷つけ殺す。
神天山という地に『精霊士』と呼ばれる者た
ちがいた。
彼らは悪意と悪禍などを視認する能力があり、精霊の力を使用し悪禍を討伐する。
悪意の罪は、法の下で裁く。
悪禍の罪は、精霊士が裁く。
春を迎えた頃、神天山に新たな道を歩き始めた女性が訪れる。
彼女の名は『大川いちる』
新たに派遣された『監察官』だ。
監察官とは、悪禍討伐を精霊士に依頼すること、現場に同行して任務を見届けること、任務の報告をすることである。
彼女は任務に臆することなく、精霊士と共に悪意、悪禍に触れていく。
その中で多くの凄惨な事件と向き合うことになる。
悪禍討伐の裏には、人間の持つ悪意があるからだ。
耳を塞ぎたくなるような犯罪の実態、被害者側の涙を忘れないために、彼女は監察官として、一人の人間として、悪意、悪禍、犯罪と向き合い戦っていく。
カクヨムにも掲載しています。
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この物語はフィクションであり、実在する人物、国、団体とは一切関係ありません。
この作品に暴力、性暴力、虐待などの表現が含まれますが、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 20:25:55
11195文字
会話率:34%
平民出身の少女レイナ=アステルは、魔法の才能がないと蔑まれ、学院を追放される。
絶望の中で出会ったのは、伝説に語られる精霊王・アルヴァだった。
彼と契約を交わし、再び学院への挑戦を決意するレイナ。
差別、陰謀、裏切り……さまざまな困難を乗り
越え、やがて彼女は精霊士として、そして一人の少女として成長していく。
これは、落ちこぼれと呼ばれた少女が、自らの力で未来を切り開き、世界に名を刻むまでの物語——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 19:10:00
12878文字
会話率:46%
「アニエス・コルトー!貴様との婚約は破棄させてもらう!」
「その婚約破棄、ちょっと待ったぁー!」
大精霊士シャンタルの弟子で精霊士見習いのアリエスは、第二王子のマティアスと婚約していた。だが夜会の場で突然、マティアス王子から婚約破棄を告
げられる。
それに納得いかない大精霊士シャンタルは口喧嘩の末、マティアス王子を魔法で吹っ飛ばしてしまう。
もうこの国にいる必要もない。
アニエスの婚約が、シャンタルをこの国に縛り付ける理由だったのだ。
弟子を連れた出奔しようと考えるシャンタルのもとに、隣国の王子フェリクスが訪れる。大精霊士の力を借りたいという彼に、シャンタルはある提案をする。
※ ◇のついたエピソードは主人公以外の視点となります。
※ アルファポリスにも投稿してます。アルファポリス先行投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 19:27:42
262298文字
会話率:40%
ちょっと生きるのに疲れ気味の会社員、恵麻は、ある日気分転換に訪れた山で足を滑らせ、滑落してしまう。
気を失って目を覚ましたら…なぜか、猫になっていた!
訳が分からず猫として過ごしていた恵麻は、ある日倒れていた男性、エストに出会う。
猫にも紳
士的なエストと穏やかな日々を過ごすが、どうやら彼は追われる身であるようで…?
というか、ここどこ?なんで私、猫なの?!
これは猫になってしまった恵麻が、何故か重めの愛情を向けてくるエストと共に、異世界生活に奮闘するお話。
※完結まで書いてありますので、最後までのんびり投稿していきます。
※紳士的なヒーローを書いていたはずが、気付けばヤンデレになっていた。ゆるい世界観を許してもらえると嬉しいです。
※残酷な描写はほぼないですが、保険です。R15描写は後半に少しだけあるかも、です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 21:32:48
175368文字
会話率:45%
クララは田舎で羊飼いをしていた。
この度、谷の都に精霊殿雑用係として就職した。
パンダは妖精でいつも楽しそう。
アンジェリカは谷の都の谷底の精霊殿の見習い精霊士だ。
クララとアンジェリカの微妙に食い違う友情と、それらとは関係なく日々を楽しく
過ごす妖精パンダのお話。すっごくファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 21:05:35
122403文字
会話率:53%
稀代の大魔術師であるディアナは、ある日理由ありの依頼を受けてボロボロで囚われていた少年・ラスターを助ける。
「この天才大魔術師ディアナ・フィオリアルが、あなたの師匠となってあげましょう!」
そう言ってラスターを弟子にし、日々こき使いな
がらもラスターと平和に暮らしていたディアナは、ある日刺客に襲われラスターを守って亡くなった。
「――私は、天才じゃなかったみたい」
自分を看取ったラスターにそう告げて。
……筈なのだけれど、私はどうやら転生していたらしい。
今度は治癒の力を持つ、精霊士リディアとして。
かつての弟子は今や二十七歳の立派な大人となっていて、英雄として名を馳せているようだ。
立派に弟子が育った今前世の心残りもないし、今世はちょっと優秀な精霊士として平凡に暮らしましょう!
……と思ったのに、何故か記憶を取り戻した瞬間に現れたラスターに「俺を欺いた罪を償え」と嫌がらせに求婚されてしまった。
ずっと好きだった師匠が目の前で亡くなってヤンデレと化したヒーローと、復讐心を捨てて幸せになってもらいたいなあと地雷を踏み続けるヒロインの話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 00:29:33
89277文字
会話率:36%
超自然的集合自我である精霊を、ラジオのように使う世界、エレメント。
二つの点と逆三角で構成された愛嬌のある二頭身精霊たちは、どこかで誰かが仕入れた情報を精査せずにひそひそ零しているのが日常だ。
精霊は、ときには王家のスキャンダルを噂し、とき
には初雪の知らせを告げ、人々の生活に寄り添いながら、それでも人類に肩入れせず暮らしていた。
そんな精霊たちがポツリと零す、「はーちゃん」という存在。
王家や貴族、豪商たちがこぞって耳を傾ける精霊たちの内緒話に、ここ十年ほどで何度登場しただろう。
ノイズのように囁かれる「はーちゃん」情報。
囁かれている本人は、まさか自分の情報が世界中に拡散されているなんて知りもしない。
「精霊士なんて都会に行きゃ何人でもいるんだろ?」
「……(人類が登場してから)百二十四人くらいはいるね」
嘘が付けない精霊をまるっと信じている少年ハイリッシュ。
そしてたまたま冒険ギルドでハイリッシュと組むことになった元騎士のユージーン。
本人の知らない所で超有名になっている「はーちゃん」と女運の無いユージーンがおりなす冒険譚ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 17:28:44
18065文字
会話率:51%
精霊の力を持つ人間が大半を占める国、グランデイル王国。
鍛冶屋の息子マナトの力は、小さな火を消すという決して強いものではなかった。
そこに現れたのは王国に使える騎士という男。
男の言葉にマナトは1つの決意をする。
1人の少年の成長の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-09 21:49:55
19317文字
会話率:56%
西暦二〇六八年
アメリカが所有する天文観測衛星が、アンドロメダ星雲内での超新星爆発を観測し、その爆発による宇宙波が、約二百年後にこの太陽系を直撃すると国連を通して全世界に通告され人々を震撼させるが、それに被る甚大な被害を予測した人類は、宇
宙波による被害を最小限に抑える対抗策を協議し、即座に実行を開始する。
そして、約二百年後の二二六五年、その宇宙波が現実のものとなり地球を襲う。
・・・そして二十四世紀初頭、精霊の力を使う“魔法士”を各国の研究成果を纏める上で、国連総長が『精霊士』と呼称した事が由来となり、各国家はこの『精霊士』の育成に力を傾け、自国の強化に励む様になる。
・・・そして二十六世紀
親兄弟、そしてパートナーを失い、高校生の身で武家の当主となった主人公・鷹城優磨と、優磨のパートナーであった橘瑞季から後の事を託されたもう一人の主人公・四宮由香里の二人を中心に、その仲間達との”来る日”迄の青春と日常、そこ迄に起こる数々の事件等、重い内容の中にも楽しい日常も織り交ぜた長編ヒューマンストーリーです。
※ 過去にここで掲載していた作品を大幅にリニューアルし、再掲載しました。
前作品よりも多少は読みやすくなっていると思うので、更新速度は遅くなりますが読んでくれれば幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-30 22:00:00
69028文字
会話率:22%
精霊狩り――人間が魔法を扱うための贄とされていた時代があった。
人間との戦争に敗れた闇精霊エルティナは、三百年の時を超えて一人の少女と運命的な出会いを果たす。精霊士を夢見る少女リーシェ。尊敬の対象から友人、そして妹扱いへ。年相応の無鉄砲さで
グイグイと距離を詰めていくリーシェに、失意のエルティナは翻弄される。怒りや憎しみを抱えたまま、寂しさに喘ぐエルティナは、三百年後の世界に生きる意味を見出せずにいたのだった。精霊との契約の代償は全ての魔力、リーシェは供に生きるために迷いはしなかった。二人の出会いは『祝福』か、それとも『呪い』か。精霊を巡る諍いに否応なく二人は巻き込まれていく。
誰もが誰かのことを想っている――二人の出会いから始まる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-04 19:01:34
179098文字
会話率:36%
とある村の精霊士であるアルノアは、毎日の日課である精霊の祠の掃除や魔力のお供え、祀られている精霊の話し相手をしていた時に呼び出され、村長暗殺未遂事件の首謀者として追放を宣告される。
突然の事で状況を飲み込めないでいると、実体化した加護精霊
の乱入によってこの出来事が、同期の精霊士によるでっち上げ計画によるものだと判明した。
その為、僕は加護精霊と共に村を見切って出ていく事になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-29 22:57:21
2764文字
会話率:42%
〝早世の英雄〟。そう呼ばれた少年がいた。
〝魔王〟と対を成す〝英雄〟という天職。そしてその証でもある〝神器〟を神託の儀に授かったその少年は将来はこの世界に住む人々の希望の光となるはずだった。
だが、何の因果かまだ幼い〝英雄〟の存在を
嗅ぎつけた〝魔王〟の一人によって彼はその命を散らしてしまう。
後に〝早世の英雄〟として人々に語られることになる少年、アレン。そんな彼と共に過ごし、己のせいで〝魔王〟に親友を奪われた精霊士、カイト。
〝魔王〟への復讐を誓ったカイトは遥か昔より人々に語り継がれる悪名轟く魔道士であるイヴ・グランテーゼに弟子入りをする。
全ては英雄として偉業を成し遂げ、人々の明るい未来を切り開くはずだった親友のために。
「英雄になれなかった君に捧ぐ」
これは、英雄の物語ではない。英雄としてその名を世界に馳せるはずであった親友の代わりに魔族を滅ぼすことを誓った一人の少年の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-17 20:12:50
103550文字
会話率:36%