それは王女とドラゴンの、ありふれた愛と奇跡の物語。
千年前、隣国の王子がとある魔女を娶って興したエルマギア王国。
その王女エリスは、母である女王の崩御に伴い、次の女王に即位するはずだった。ところが……
「眠りの森のドラゴンを従えてき
て欲しいのです。それが、あなたが女王になるための条件です」
大臣ハーデュスを筆頭にした国の元老院で、そんな思いがけぬ決定がエリスに下る。それは『魔女の子孫である証明に、最近目覚めた伝説のドラゴンを従えてこい』というものだった。
ドラゴンが眠っていた王都北部の森の古城に向かったエリスは、そこでドラゴン――ではなく、世にも美しい銀髪の青年アシェルと出会う。
「この城、無人だったはずなのに、どうしてあなたはここにいるの? っていうか、ドラゴンは?」
「今は僕がこの城の主――ドラゴンだよ」
「…………………………はい?」
こうして一国の女王の座を守ろうとする王女と、千年を孤独に暮らしていた眠れる森のドラゴンとの、愛と奇跡の物語がひっそりと始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 06:32:24
98977文字
会話率:31%
子爵家で下働きとして働いていたリゼットは、日々のセクハラ&パワハラに耐えて生きてきた。
しかしあるとき限界が来て、ついに子爵家を飛び出した。
行き先は「眠りの森」。
とにかく穏やかに眠りたいリゼットは、そのまま眠りの森へと入っていった。
※設定はゆるゆる(適当)どころか、皆無です。
ご理解の上、お読み頂ければと思います。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 02:00:00
5999文字
会話率:28%
浮かばれないもののもとに来るもの、すべてのものの墓場とされる場所、ハカモリ。眠りのないものに安らかな眠りを与え、墓標を刻むゴスロリ墓守「美座」と墓穴を掘るスコップ「インティ」。一人と一本が向かう先は「闇」か「光」か。
ほんのりホラーと彼
らの「独白」による物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 19:44:20
6216文字
会話率:20%
家族を、村の人を殺された少年は、復讐を誓った。
けれど、自然はどこまでも残酷に少年を追い詰めた。
吹雪で一歩先も見えない中、少年はとうとう力尽き、倒れた。復讐は果たせず、少年は死んで行く――はずだった。
目を覚ました少年は、陋屋の中にいた。
そして、彼を救ったのは、雪女を自称する美女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-20 00:18:43
6841文字
会話率:19%
眠れる森の美女の姫を見つける旅人がハンサムな王子ではなくて、不細工な戦士だったら?
と云うお話で、掌編です
ノベリーに投稿したものです
最終更新:2022-11-17 13:12:56
1052文字
会話率:16%
ある日、アリスは頭に怪我をして倒れていた青年を助けた。青年は自分自身についての記憶を失っていたが、その外見とある特徴から、高貴な身分であることがわかった。
その身分ゆえにブルーが再び襲撃されることを心配したアリスと、アリスに仮の名前を与えら
れたブルーは、伝手を頼って領主の保護を受けることになった。
しかし、ブルーの生存を良しとしない者たちによって、アリス達が匿われている辺境の地に暗い影が迫っていた。
秘密を抱えて過去を捨てた少女アリス、逃げてきた過去に直面しようとする青年ブルー、そして領主レオナルド。
アリスを巡る三角関係と、周囲の人々の思惑が絡んで、運命が大きく動き出す。
アリスとブルーの抱える秘密と謎が解けた時に、ふたりはどの道を選ぶのだろう。
※以前掲載したものの設定を練り直しで再投稿です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 06:00:00
133558文字
会話率:27%
これは、世界樹の森で見た、遥か昔、遙か遠くの夢の記憶。
中世、中欧にスイスという国がまだ生まれる前、そして建国の時を迎えようとしている胎動の時代。
神聖ローマ帝国は長く王の空位の時代が続いて、アルプスの領邦はそれぞれに独自の自治を築き
上げていたが、新しくハプスブルク家の王が立つと、それらの領は次々と王の支配下に組み入れられていった。
一番山奥の領邦で、修道院を主な領主とするウーリは、アルプスの峠道の開拓をし、独立の自治の体制を築き上げていた。それは青空会議で政治的決定をする直接民主制で、王や領主からも独立した自治の特許を得たものだった。このウーリにも新しい王の魔手は迫っていた。
ある日、羊飼いのアルノルトと妹のアフラは迷子の子羊を追い掛けて、眠りの森の中に大きな楢の木と小さな家を見つけた。そこで出会ったヴァリス人の子供に手掛かりを聞いて、さらに山を探して歩くと、そこで高貴な人々に出会う事になる。それは周辺国の王族の子供達だった。アフラは王族の子供達に気に入られてしまい、そこからこの兄妹達とウーリに様々な騒動と、歴史的出来事が起こって行く。
そして、この子供達は旅を通じて成長して行き、弓の名手、ヴィルヘルム・テルと共に、スイスの建国の前身を作って行くことになる。
この物語は夢の中の風景であるに関わらず、実在の人物が登場する、スイス建国の詳細な物語でもあります。
読む人は中世中欧の当時の生活風景や、今や消えかけたその伝統を、明快な歴史ビジョンで辿って見て行けます。そのため、所々、学究的な難しい話を含みます。
中世ヨーロッパの精神の中心に到達する、夢の奥源の旅でもあります。
この作品には歴史研究として5つの試みが篭められています。
① スイス建国の歴史的背景、中世当時の民族風景を描く
② スイス圏を始め、ドイツ、ブルグンド、イタリア、チェコ、
中央ヨーロッパの歴史文化を広く拾遺し、文化や思想の源流を描く
③ 初期ハプスブルク王家とブルグント圏との戦いの歴史に、新たなビジョンを示す
④ 当時を席捲し、消えていった、エックハルトの神学を判りやすい言葉で解題する
⑤ 中世当時の医療のあり方と、ハーブ医療の歴史
これらを研究する方は、より明快な全体像を見ることでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 22:34:30
819069文字
会話率:60%
公募ガイドTO-BE小説工房 マスクのお題で書いたものに加筆訂正を施したものです。
この作品は他のサイトでも公開しています。
参考文献:『日と月とターリア』(眠りの森の美女)
最終更新:2021-04-10 09:15:14
2164文字
会話率:35%
王様に待望の女の子が生まれた。
お城ではさっそく、お祝いの誕生パーティが催されることになった。
そのパーティには、国中から妖精たちが招待されたのだが、そのなかに魔女が一人、まぎれこんでいたのだった。
最終更新:2016-10-18 05:38:34
998文字
会話率:16%
一人寂しく森で暮らす少女エレナはある日、贈り物を受け取ります。その中身はオオサンショウウオ? もどきの生き物でした。
エレナはその生き物にシエルという名をつけ可愛がります。ある日町の子どもに王子の噂を聞きます。遠い世界の事だと分かって
はいますが、その話が気にかかります。
一方そんな王子は兄の後を追って旅に出ました。そこで見た色々な人の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-16 23:19:07
128840文字
会話率:64%
わたしは『森の魔女』――。
守護と癒しの『黒の森』に属する魔女、フェケテ。ごくごく普通の『森の魔女』であるフェケテのスローライフは、吹雪の夜に血塗れの男を拾ったことで一変し……たりしなかったり。
これは『森の魔女』フェケテの、ひと冬の物語。
たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-16 14:59:02
24531文字
会話率:42%
ある朝目覚めたら100÷20年(ようするに5年)経っていました。そしてなんだか変な伝説が生まれちゃってました。淡々と現実を受け入れる【眠りの森の(どちらかと言うと)美女】と(招待状を貰ったのに)招待されなかった【13番目の沼の魔法使い】のほ
のぼの話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-25 23:10:40
411文字
会話率:0%
気がついたら、魔王に転生していた!? 迷宮作って、世界征服!? えっ? 私の種族スライム並の弱さなの!? 嘘でしょ!? しかも、なんかすっごく眠いんですけど! こちらは同名作品を一部設定を引き継いで、完全に書き直したものとなります。
最終更新:2014-09-16 00:17:55
30098文字
会話率:31%
眠りの森の美女のお話にでてくる王子様のお話。
今回は趣向を変えて連載形式です。
元ネタは「眠りの森の美女」ですが勝手にお話ガチャガチャ作ってます。
お尻にからのくっ付いたひよっこの拙い作品です。
乱筆・乱文許せる方のみお読みください。
最終更新:2013-11-24 08:00:00
7156文字
会話率:10%
星空文庫とブログに掲載済み。
東野圭吾さんの眠りの森についての随筆。
キーワード:
最終更新:2013-01-30 17:43:09
1055文字
会話率:0%
未婚のまま亡くなった娘たちの妖精、『森の乙女』――ウイリの一番の下っ端であるフィーは、同じウイリたちからいつもいじめられている。怖がりで泣き虫なフィーは、いつものように言いつけを守れなかった罰として、とんでもないことを命じられてしまう。森の
魔術師として恐れられる大男ヒラリオンの昼寝中に、彼の頬に口付けして来いと言うのだ。ところが、頬にではなく唇を合わせてしまい――眠りの森と呼ばれる不思議な森で繰り広げられる、優しい恋物語。(第160回コバルト短編小説新人賞、投稿作品です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-30 19:12:53
10175文字
会話率:30%
夢の中の森。私は、その中を走り回っていた。そこで、出会ったのは、美しい空気をまとった男の子だった。優しい光は、私にも射してくれるだろうか?
キーワード:
最終更新:2008-05-04 00:49:06
1111文字
会話率:27%