稀代の天才聖女「レネット」。
精霊の寵愛を受け、癒やしの力を持つ彼女は、いつものようにその能力を行使していた。
(騎士たちが怪我するくらいなら、私が戦った方が良くない?)
レネットは周りの護衛そっちのけで、自らの能力と腕っぷしで魔物をな
ぎ倒す――ただの脳筋聖女だった。
だがそれは、他の聖女や騎士たちからの反感を買ってしまい……やがて次席の聖女「リディア」の策略に嵌り、国外追放となってしまう。
失意のまま隣国へ流れ着いたレネットは、そこで1枚のビラを拾う。
書かれていたのは「騎士募集」の一文。
――それは、レネットの新たな人生の幕開けの瞬間だった。
髪を切り、名前を変え、ただの見習い騎士「レイン」として生きていくことを決心した彼女は、自身の性別と聖女の力を隠しながら、騎士として奮闘するのだった。
※恋愛要素は一応ある予定ですが、知らない間になくなってたらごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 20:11:08
83756文字
会話率:38%
大好きな乙女ゲーム。その聖女・コハルに転生したものの……彼女は強烈な違和感を覚えていた。
順風満帆な貴族学園生活。だが自由な行動が許されるのは自分だけで、周りの女性は中世貴族の淑女といった様子。
王子たち攻略対象はヒロインにだけ優しく、
誰にでも穏やかという雰囲気でもない。
ある日コハルは公爵令嬢ハルシャの諫言を受け、彼女が後に王子たちに排斥される様を見て、悟った。
主人公の自分は、特殊なポーションなどを作ることもできる……つまり莫大な金のなる木として、周りの男どもに狙われているのだと。
だからゲームでヒロインと競った悪役令嬢は王子に婚約を破棄され、しかもその後破滅させられるのだ、と。
コハルは激怒した。このふざけた世界と男どもが、どうしても許せなくなった。
彼女は選択する。自身が矛先を向けるべき、真の敵と戦うことを。
だが聖女にあるのは癒やしの力だけ。
彼女は知恵を絞り、禁断の力に手を伸ばす――――――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 07:10:00
8729文字
会話率:18%
十八歳の男爵令嬢のイリスは貧乏すぎるために、七歳も年下の侯爵様へと嫁ぎに行くことになった。
『異形の姿』をしていると噂されるヴァルカン・ヘパイストス侯爵。彼は顔も体も分厚いローブで常に隠している。加えて、幼い相手にどう扱えば良いのか分からな
い。それでも、彼は年なども気にせずに気さくに話してくれる。
そんな結婚生活も少し慣れてきた頃、イリスは幼いヴァルカンの本当の姿を知ることに。
『異形の姿』と言われる彼を知れば知るほど、母性がくすぐられてしまうイリスと…
あらゆる魔法具を作り出す発明家なヴァルカン。
そんな二人の幸せな結婚生活。
※R15は念のため。
更新不定期折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 13:56:34
34002文字
会話率:46%
タオ王国の五人の大神官は、癒やしの力を持つ。
千年の昔から存在する彼らは「転生」によって新しい身体を得て生まれてくる。
だが、十年前に身罷った大神官の一人のルーシャオには生まれ変わりが現れなかった。
何故なら、彼は今生では猫になっていたのだ
……
転生ものですが、異世界に生まれ変わるとかではなく、輪廻転生の転生です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 07:00:00
2520文字
会話率:24%
癒やしの力を持つ聖女メルヴィオラは、儀式の旅に出る直前、喋る大きな狼に攫われてしまった。
メルヴィオラを攫ったのは、海賊の船長ラギウス。自身にかけられた魔狼の呪いを解いて欲しいという。メルヴィオラは浄化の力を使うものの、その解呪は中途半端で
――ラギウスの体には狼の耳と尻尾だけが残ってしまった!
完全に呪いが解けるまで、メルヴィオラはラギウスの海賊船で、聖女の力を高める儀式の旅を続行する羽目となり……。
呪いを解いて欲しい海賊と、負けん気の強い聖女。
海軍大佐の追跡も振り切って旅を続けるうちに、メルヴィオラはラギウスの隠されたもうひとつの顔を知る。
俺様系海賊×勝ち気聖女のケンカップル恋愛ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 19:00:00
158518文字
会話率:54%
とある魔法世界…。
『ダイパンマン』
どんな敵でもパンチをすればDie…死を意味する…。
そんな通り名で巷を賑わせた男…『ダイモン=ストレイト』
2mを超えるかと思われる背、黒く光る肉体、ツルンとした頭皮…。
彼の理想は最強の武闘家。
し
かし…彼には秘密があった。
屈強な肉体は見せかけだけのハリボテだということ…。
鋼の肉体から繰り出される拳は、なんと癒やしの力…。
どんなに鍛えても、自分が追い求めるものには届かなかった。
そんな時、一つの噂が耳に入る。
「アカシックライブラリ…そこに眠る禁呪書が手に入れば自分の望むものが与えられる…」と。
その言い伝えを信じ、彼は今日もクエストに出かける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 08:12:31
15047文字
会話率:33%
星の聖女であるニーナは、癒やしの力で人々を救うことを生き甲斐にしていた。そんな彼女は、第二王子に恋をしている。
しかし、病気の国王を救えなかったことでニーナは生きる意味を見失ってしまい、第二王子の兄とも対立。結果、濡れ衣を着せられて国外へ
と追放されてしまう。
けれど、第二王子はニーナの無実を信じていたようで……。
これは、生きる意味を失ってしまった聖女が、新しい幸せを見つけるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 12:31:35
14377文字
会話率:40%
私はジュリア・カラファ。子爵家令嬢だが9人兄弟の8人目、4女。もともと田舎貧乏子爵家なこと輪をかけて、5人も娘が居たら私までは当然持参金なんて持たせてもらえるはずもないので、結婚するなら平民としないとという家庭背景だけれど、これと言った出会
いもなかったし気がついたら24歳(行き遅れ)になっていた。
貧乏だったので就活をするかと一年発起して、魔力についても改めて調べてもらったところ珍しい癒やしの属性だったためそれならばと、自領の首都でポーションを作る魔女に弟子入りしたのはもう3年前。魔女の弟子になって、癒やしの力をうまく使うための力の制御の仕方や、活用した薬剤づくり、日常生活に溶け込む品物を作ったり、素材の勉強をしたり。毎日があっという間に過ぎていく。
魔力はへなちょこですぐに魔力切れを起こすので、自分で研究する中で宮廷魔術師のフランチェスコとハイマジックポーションの研究をすることになって…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 03:44:32
16523文字
会話率:51%
【短編】
「大逆罪人リート・レーベンは聞け! 貴様は養父バルデマー・レーベン公爵と結託し、人頭税を払えない子供達を奴隷商人に売り払い多額の金銭を得た! その罪まことに許しがたい!」
王太子殿下が淡々と私と養父の罪状を読み上げていく。
「聖女の癒やしの力を使い貧しい子供達の病や怪我を治療したのは、子供達の健康状態を良好にすることで少しでも高く売る為だったことはすでに調べがついている!!」
私が癒やした子供達が奴隷として売られていたなんて知らなかった。
「また両名は隣国との間に戦争の火種を作り、わざと戦争を起こし我が国に多大な損失を与えた!」
王太子が謂れのない罪状を次々に述べていく。
「戦争を起こし兵士の傷を癒やせば、己の聖女としての地位が向上すると考えたのだろう、なんと浅ましい計画だ! そんなことの為に戦争を引き起こすなど悪魔の所業! 貴様に治療された兵士は何度も何度も戦場に送られ廃人と化した! 貴様達の犯した罪は万死に値する!」
広場に集まった民衆から罵声を浴びせられ、石を投げつけられた。
「罪人リート・レーベンの罪は明白、よってリート・レーベンを極刑に処す!」
全て国王と王太子の命じられてしたこと。私も養父も戦争なんて起こしてない、子供達を奴隷商人に売ったりしていない。
だが私の訴えは届かず、私は養父と共に首を刎ねられた。
もし人生をやり直せるなら……私はもう誰も癒やさない、聖女の力を隠して生きて生く。
処刑されたはずの私は十四歳の誕生日、聖女の力を得た日までタイムリープしていた。
逆行した聖女は生まれ育った村を出て隣国に渡りひっそりと暮らす、王太子はいるはずのない聖女を探し破滅していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 18:16:47
19563文字
会話率:32%
クラリスは癒やしの力を持ち、教会に選ばれた聖女だった。彼女は人々を脅かす魔獣を倒すため、冒険者と共に旅をしていたが、力不足を指摘されパーティを追い出された上に、殺されかけてしまう。
そんなとき、フレイアと名乗る女冒険者が彼女に手を差し伸
べた。“骸炎”なる未知の力を使い簡単に人を殺めながら、自分には優しく接してくれるフレイアに、クラリスは徐々に魅了される。
やがてクラリスはフレイアの導きを受け入れ、聖女としての力を捨てて、骸炎の使い手として生きることを選んだ。フレイアの影響を受け変わっていく元聖女は、徐々に以前のような清純さや心優しさを捨て、心地よい闇の沼へと沈んでいく。
しかし彼女はまだ知らなかった。
骸炎こそが、この世に魔獣を生み出し、自らの家族を殺した“魔族”の使う能力であることを。
知らないまま、クラリスは手遅れなほどに染められていく――
これは一人の少女が人間の悪意にさらされ、魔族に堕ち、幸せに人類を滅ぼすまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 01:41:30
102847文字
会話率:38%
近年、戦もなく平和なアルマドゥラ国では、四大貴族であるレイエンダ家とミトロピア家の婚約話で盛り上がっていた。
国で知らない者はいない、十年前に起きた”レイエンダ家の災禍”。屋敷、森、一族もろとも飲み込んだ大火事で生き残った幼い姉弟。珍し
い癒やしの力を持つ姉アカネは”レイエンダの聖女”と呼ばれ、弟アキトも若くして才溢れる当主として民に慕われていた。
国一番の治安の悪さを誇る下町の食堂で看板娘をしているフィーラは、その話を聞く度に顔をしかめる。巷で”赤ずきん”と恐れられる闇の組織バスラ。その一員でもあるフィーラは十年前の火事に巻き込まれ、大切なものを失った。
「今しかない」
おめでたい話の裏で蠢く怪しい影に紛れ、復讐計画を進めるフィーラ。しかし、完璧だったはずの計画は、謎の男ハルセによって崩され始める。
どこからともなく現れては決闘を挑むハルセに振り回されている内に、フィーラはミトロピア家当主に雇われ、レイエンダ家当主アキトから求婚されるはめに。あらぬ方向へと転がり始めた計画は一体ーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-27 07:00:00
165455文字
会話率:51%
他者の怪我や病を触れることによって治すことが出来る「癒やしの力」を持つ一族に産まれた祓清 静火(ふっせい しずか)は一族の長の孫娘でありながら「癒やしの力」とは真逆の「腐らせる力」をもって生まれたこと、更にその力のせいで自分の母親が自死し
たこともあり、一族やその長である祖父からも「異端児」「親殺し」として疎まれていた。
義務教育が終わった後は里から出ることも出来ない軟禁状態で暮らしていた静火であったが、ある日長から翌日には里を出て街へ行くようにとの宣告を受けて……
一族の中で対照的に育ってきた二人の少女のストーリーです。
※ この作品は「pixiv」「ノベルデイズ」「ノベルアッププラス」「カクヨム」にも「Fire and Water」のタイトルで掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-20 20:00:00
11609文字
会話率:49%
癒やしの力を持つ“生命の巫女”である妹と、その守り人である姉。仲睦まじい双子の姉妹であったふたりは、その日死んだ。
妹を守り抜くことが出来なかった姉は自身の魂に誓う。来世こそは愛する妹を幸せにしてみせると。
しかしやっとの思いで妹と共に
授かった新たなる彼女の生は、生まれながらの盲目。
これは守るつもりが守られることになった最強の姉と、そんな姉の幸せを誰よりも願う妹の冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-21 00:00:00
28966文字
会話率:38%
――目が覚めると、内臓剥き出しのまま異世界にいた。死にそう。
高校生の楠田静麻は、幼い頃の苦い思い出を胸に秘めつつ、何事も無くそれなりに充実した日々を送っていたが、心当たりが全くない犯人によって刺されてしまう。
意識が朦朧として死を受け入
れそうになっていた静麻だったが、唐突に頭の中で鳴り響いたアラート音に導かれるようにして目を開くと、そこは異世界だった。
ただし、異世界転生におなじみの神様は現れず、チートは貰えず。
おまけに内臓は剥き出しのまま。
ようするに、何のフォローも無く飛ばされた状態だった。
それから静麻は、癒やしの力を使えるエルフの少女――スフィアに命を救われ、紆余曲折あって、かつて自分が殺したはずの少女――クロアと再会する。
それから成り行き上、スフィアの故郷――ほぼ鎖国状態にあるカナンへと向かうことになった三人。
そこそこ発展しながらも、どこか歪な魔法世界を旅していく。
やがて、その出会いと再会は、異世界を大きく掻き回していくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-22 20:00:00
48124文字
会話率:20%
新興宗教の教祖の元に事故で怪我をした信者の夫が怒鳴り込んできた。教団に疑いを持っていた夫から癒やしの力で妻を治せと迫られた教祖は力を使うことを決心する。
最終更新:2017-01-18 08:54:43
1114文字
会話率:37%
癒やしの力を持つ者は○○だっていいじゃないか!?
最終更新:2016-03-02 11:02:52
205文字
会話率:0%
森の奥にひっそりと暮らす、癒やしの力を持つ魔女ーーーその魔女のもとに通う、ただの村娘であるわたしが、恋に落ちて、捕まるまで。「本当に馬鹿ですね、あなたは」「ご、ごめんなさいいい」そうやって貶す騎士さんと、貶されるわたし。かみ合わないようで、
誰よりもかみ合う2人だったりして?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-15 22:20:39
15026文字
会話率:50%