ジャンルはアフターゾンビアポカリプスAI百合です(本当か???)
『不死病』は、考え得る全ての経路で人類を制圧した。
感染したものは望むと望まざるとに関わらず死を剥奪され、言葉を失い、欲望を失い、自発的な行動を示さない不滅の存在へと成り果
てる。
高高度核戦争の勃発に乗じて、感染は燎原の火の如く拡大した。荒れ狂う大災禍の中で統治機構は機能を停止し、国境は忘れ去られ、歪な思想と浅はかな利益の一致によって結びついた新しい時代の組織だけが、厳冬の廃屋に残された篝火のようの、ごくわずかに地上に残った。
降りて来たるは不滅にして不変の世界。
それは凍てついた理想郷。
だが、不滅の暗闇に、目を閉じぬ者もある。
人工脳髄を頭部に埋め込んだ、選ばれし不死者、あるいは楽園から取り残された罪深きものどもが、行き先と呼べるもの全てを失った世界を、己の意思で歩いている。
不死の肉体に、機械によって演算されたいつわりの魂を宿す放浪者たち。
蒸気機関を背負い、白煙を棚引かせて駆け回る鉄面の彼らを、かつて人類はスチームヘッドと呼んだ。
当初は毎週金曜日の更新を目指していましたが、
現在の目標は前回更新から十日以内の更新になっております。
どうなるのかは誰も知らないよ、ごめんね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 00:10:45
2962600文字
会話率:33%
新米僧侶の常梨《じょうり》と住職の常道《じょうどう》が身元不明の女性を無縁仏として供養していると、東京からやってきたヤクザが坂上葵という女を出せと乗り込んできた。
常道は、黙って無縁仏を供養する塚に案内する。
葵は数ヶ月前、ヤクザから
盗んだ多額の現金と拳銃を持って寺にやってきていたのだ。
目的は、山頂にある月下寺の秘仏に生まれ変わりの願掛けし、大人になる前、つまり自殺するためであった。
常道の制止を振り切り葵は、山に登って行ってしまった。常道は、葵の後を追ったのだった。
この作品はカクヨムでも掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 06:36:16
14373文字
会話率:47%
私の友人Aさんは、いわゆる霊感の強い女性。
あるとき高校のクラスメートと、京都旅行へ行ったそうです。
二泊三日の間に、できるだけ多くのお寺や神社を回ろうと、分刻みのスケジュール。
タクシーを1日借りきって、あっちへ行ったりこっちへ行っ
たり。
ろくに食事もとらないまま、夕方になりました……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 08:00:00
2121文字
会話率:4%
浄霊詩。直近の自分の詩にあてたものです。霊が苦手な方、暗い願望をお持ちの方、精神不安定な方、読まないで下さい。
最終更新:2020-12-26 18:30:03
625文字
会話率:0%
高校一年生の知念 暁(ちねん あきら)は、引きこもりの生活に耐えがたくなり、首を吊ることを決意した。しかし、首を通したその先には、別の世界が広がっていたのだった。
「ーー女神の間へようこそ」
………。
未完結のままサービス終了に追いや
られたオンラインゲーム。
夢のなかへといざなう女神。
ベランダから乗り込む幼なじみ。
引きこもってなどいられない。
現代でも異世界でも、暁は理不尽にも振り回されるのだった。
※なろう初体験。不定期の更新になるかと思います。また、ちまちまと推敲する癖があります。大きな変更がないよう心がけているのですが、その点もご了承いただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 20:56:54
16020文字
会話率:24%
無縁仏のための供養塔に、墓参者が群がる。
最終更新:2020-08-08 12:00:00
460文字
会話率:0%
むかしむかし。七夕飾りを片付けていた少年のひとりが行方不明になった。
忽然と消えたその姿に、捜索は難航するものと予想されたが、意外にも彼はすぐに見つかった。
寺の境内にある、無縁仏の塚。その手前の土の中から、生きている状態で。
彼は自分が
埋められている間に見た、夢に関して語り出す……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-12 19:48:07
3988文字
会話率:6%
夫の死、義弟の死をきっかけに、菜穂子は墓の存在意義を改めて考える。
少子化により、墓を守る子孫がいなくなり、無縁仏が増えていく、現代の墓事情を考える。
最終更新:2017-03-09 00:00:00
11585文字
会話率:38%
「お一人ですか?」
「はい、ずっと、一人です」
一度も恋をできずに死んだ無縁仏のお話。幽霊でますが怖い話ではありません。
トルタでも掲載しています。
最終更新:2016-05-11 08:38:35
4087文字
会話率:40%
この小説のタイルである【餓鬼棚(がきだな)】 とは、盂蘭盆に、無縁仏を供養するために設ける棚のことである。
祖霊を迎える盆棚とは別に作られる、いわゆる無縁棚である。
さてさて、一体どのようなお話になりますことやら・・・。
おっと、申し
忘れるところでした。
この作品は、他の2作と違って、日々連載は難しいと思います。
気長にお付合いを頂ければ嬉しい限りです。
では、どうぞよろしくお願い申し上げます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-08 08:53:57
195516文字
会話率:50%
私は西園寺蘭子、霊能者です。今回は大きな事件になりそうなので、連載になります。
最終更新:2010-02-02 22:13:44
19023文字
会話率:56%