シンシア・エストレリャ公爵令嬢はこの度、政略結婚をすることになった。それも相手は、『黒天狼』と言われる狼獣人ベオウルフ・フェンリル辺境伯だ。
人間の国を代表して、異種族の国同士の結婚なのだから、そこに愛なんてなくて当たり前。
しかも自分の
顔には、昔、母に不倫された父の暴力によってできた、火傷の跡が大きく残っている。
『いばら姫』と言われる傷物の自分を引き取ってくれているだけでもありがたい。それに自分は国から翻訳の仕事を任されていて、とても忙しい。
そうこうして、魔物討伐を理由に出かけているという夫の不倫事情を黙認していたら、ある時、国からの手紙が来た。それは数カ国語を巧みに操れるシンシアに、翻訳してほしい本があるという依頼で。
「半年屋敷を空けることになりそうで。国に戻ってもいいですか?」
「新たに言語を学ぶより、まずは俺達獣人のことを学んでほしい」
そう言ったベオウルフ様は、ある言葉を獣人語ではなく、大陸共通語で伝えてきた。
異世界の中での文化の壁。言葉の壁。種族の壁。そのせいですれ違っていた夫婦が、互いの交流で垣根を超えていく。
※ちょっとツンデレ気味な女主人公です。最初はシリアス気味。だんだんと、明るくて楽しい世界にできたらいいなと思います。
更新不定期折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 08:02:22
109514文字
会話率:51%
リリアの顔には火傷の跡がある。落ち込むこともあるが、実家の商家で働きながら前向きに生きようとするリリア。幼馴染は火傷の跡もすべて受け止めた上で婚約してくれていたとリリアは思っていた。だが実際には違うのだと知ってしまった。これまで信じていた人
たちを信じられなくなってしまったリリアは、家を出ることを決める。父の紹介で向かったのは大きな戦功を立て、最近男爵となったイーサンの屋敷だった。真面目で優しいリリアに少しずつ惹かれるイーサン。リリアもまた不器用だが自分のありのままを包み込んでくれるイーサンに惹かれていく。
※よくあるやつです。
※なんちゃって知識でさくっと書いてるので、ふわっと読んでいただける人向け。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 18:00:00
24875文字
会話率:23%
手から腕に掛けて、火傷の跡がある同居人。
私はパン屋特性たまごパンが大好き。
何もないところから突然湧いて出た黒い生き物。
同居人の交友関係は謎である。
:) めっちゃ短いのはこのサイトの仕様に慣れていないからです。まずは序章だけお試
し掲載しています。:)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 18:51:02
1631文字
会話率:16%
魔法学園の生徒ビリーはモテない。ならず者たちと呼ばれる爆炎科に在籍しているうえ、あちこちに火傷の跡があるのだ。そんなビリーだが、美しい思い出はある。幼い頃、優しいお姉さんに初恋をした記憶だ。だが今では、顔も名前も覚えていない。
偶然からお姉
さんの記憶が少しずつ蘇るなか、ある日学園で同い年の少女ミリーと出会う。ミリーは、お姉さんの雰囲気とは似ても似つかない人物だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 05:00:00
13673文字
会話率:74%
以前公開させていただきました「あなたが婚約破棄されたいならどうぞご自由に。ですが、わたしの周囲は怒っているので覚悟をなさってください。わたしはわたしでしあわせになりますので」の長編バージョンです。
主人公のアリサ・クースコスキ視点、王太子
マルコ・スヴェント視点の交互で話は進んでいきます。
二人の周囲の環境も描いております。台詞等細かいところを変えたり追加をしておりますが、大筋は変わっておりません。短いバージョンをご覧になっていなくても問題ありません。ざまぁは、婚約を破棄したガブリエルに対して行うだけではなく、アリサの後見人にも行います。なお、ガブリエルも後見人もざまぁは容赦なく徹底的に行います。ざまぁを行った後も物語は続きます。
アリサ・クースコスキは伯爵令嬢で王宮の敷地内にある図書館で司書を務めている。その日、彼女は幼馴染で親同士が婚約の約束をかわした、ガブリエル・ラムサ公爵子息に婚約を破棄された。
ガブリエルは、次週に王宮で行われる予定の舞踏会で婚約破棄を公にするという。
しかも、その場で新しい婚約者を発表するらしい。その新しい婚約者は、アリサとガブリエルのもう一人の幼馴染であるソフィア・ティーカネン侯爵令嬢という。
そんな彼女には、子どもの頃から王太子マルコ・スヴェントと本読み友達として交流がある。その王太子の前で、アリサはソフィアに舞踏会に出るよう強制する。子どもの頃に負った火傷の跡が左半面にあるアリサは、舞踏会に出ることが苦痛でならない。
一方、クースコスキ家の後見人である叔母夫婦の借金や虐待の問題が浮上する。アリサは、一時的に図書館長のもとに非難することに。
そして、舞踏会の日がやってきた。アリサはソフィアからドレスなどを借りて嫌々ながらも舞踏会へと向かう。
アリサの懸念通り、ガブリエルは彼女との婚約破棄を発表した際に彼女にたいして理不尽な行動をとる。その瞬間、ガブリエルにざまぁが襲いかかることになる。そして、舞踏会が終わってしばらく後、ざまぁはアリサの後見人を襲うことに。
※ハッピーエンド確約です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 22:29:57
243720文字
会話率:24%
※拙作にご訪問下さり誠にありがとうございます。全六話。ざまぁ展開は後半部分にあります。王道のざまあ、しかも徹底的におこないます。サクッとお読みいただければさいわいです。
アリサ・クースコスキは伯爵令嬢で王宮の敷地内にある図書館で司書を務め
ている。その日、彼女は幼馴染で親同士が約束をかわしたガブリエル・ラムサ公爵子息に婚約を破棄された。
ガブリエルは、次週に王宮で行われる予定の舞踏会で婚約破棄を公にするという。
しかも、その場で新しい婚約者も発表するらしい。そのあたらしい婚約者は、アリサとガブリエルのもう一人の幼馴染で絶世の美女であるソフィア・ティーカネン侯爵令嬢という。
子どもの頃に負った火傷の跡が左半面にあるアリサは、すべてのつき合いから遠ざかり、司書として本と過ごす毎日を送っている。そのため、婚約を破棄されることより、そういう場に出ることが苦痛でならないアリサ。
そんな彼女には、子どもの頃から王太子マルコ・スヴェントと本読み友達として交流がある。司書になってからは、勉強家である王太子からの要請があれば資料や文献を準備して図書館に迎え入れている。
婚約を破棄された日も、王太子が図書館にやってきた。いつものように応対する彼女の前に、幼馴染でありガブリエルの新しい婚約者のソフィアまであらわれる。よりによって、彼女もまたアリサに舞踏会に出席するよう強制する。
そして、無慈悲にも舞踏会の日がやってきた。
アリサはソフィアの屋敷で準備をさせられ、彼女とともに舞踏会へと向かう。
アリサとの婚約破棄を発表したガブリエルは、彼女にたいして理不尽な行動をとる。その瞬間状況が一変し、ガブリエルにざまぁが襲いかかることに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 22:27:23
13519文字
会話率:33%
滝川流慈瀧は深夜の帰り道、磔の死体と骸骨に遭遇する。異常事態に対応できなかった流慈瀧は、骸骨に魂をほとんど奪われ気絶。目を覚ますと死霊術師となっていた。
登場人物
滝川 流慈瀧 (たきがわ りゅうじろう)……かつて姉のボディーガード
を務めていた男子高校生。事件に巻き込まれ、悪魔と契約することになる。
渡辺 覇月 (わたなべ はづき) ……聖教会篠崎市支部の巫女。黒髪ロングの長身美少女。祈語は『雷神拳』。
篝火 炎戍 (かがりび えんじゅ) ……聖教会篠崎市支部の支部長。顔にある火傷の跡が特徴。祈語は『炎陣』。
村雨 刃更 (むらさめ ばさら) ……聖教会の保護下にあった銀髪の少女。継いだ神器は妖刀『都落』。
洪水(フラッド)……現在、聖教会から最も危険であるとされる死霊術師。
カイ……流慈瀧と契約している悪魔。
空峰戒……磔にされていた女性。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-14 00:37:32
46851文字
会話率:55%
大学生、大空勉。彼には少し不思議な記憶があった。
燃え盛る炎の中を運ばれていく自分の体。火傷を負ったのか、じくじくとした痛みが走る中、誰かの声が聞こえた。
「もう少しだ、もう少しだけ頑張ってくれ……!」
その声を最後に、意識は途絶えた。
が、不思議とそのことを誰に聞いても、そんなことはなかったと言われる。
事実、体に火傷の跡はなく、自分もその前後のことはよく覚えていない。
いつしか妙にリアルな夢だったのだと納得し、その記憶すら懐かしいものになった頃、『彼』と出会った。
いつかそうしてもらえたように、誰かの不条理を『夢』にするために!
融合して立ち向かえ!!
Rise up your heart!
Rise up……my HERO折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-11 12:33:05
52816文字
会話率:45%
私は同じ顔があるなんて嫌だとずっと双子の妹に言われ続けてきました。
階段から突き落とされたりしたこともありましたが、あら大した怪我もしないなんて運がいいのねなどと言われたのです。わざとじゃないわと言い訳をしたのですが…。でも妹ですし、わざと
じゃないと思い込むように私はしたのです。
そして王太子の婚約者に私が決まった後、妹が私を暖炉に突き飛ばし、私は顔と手に火傷を負ったのです。生涯消えない火傷の跡を見て、両親は妹と取り換えようと言い出し、殿下もそれで了承をしたのです。婚約式にでろと両親に言われて…私は妹に復讐をすることにしたのですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 20:08:04
1554文字
会話率:28%
『このマンションは、恐ろしい異世界だ』
ユウキとアオイ。二人は強い絆で結ばれていた。
幼い頃事故で両親を失い、身体には火傷の跡、おまけにお隣さんだ。
いつまでも一緒にいるはずだった。しかしその関係はとあるマンションの出現をきっかけに崩れ始
める。
『マンション・スペクター』。
それは自殺志願者のみが入居できるマンションだ。
異常に異常を重ねたその建物が街に現れたことで二人の関係はやがて大きく歪んでいく。
大家は言う。
『ようこそ、マンション・スペクターへ』
美しい顔に笑みを浮かべながら。
『楽しんでいってね』
・・・・・・
ふたりの関係はやがて一つの結末を迎える。
その終わりは切なく、愛おしいほど度し難い。
物語の始まりは、小学生の頃から。すべてが始まった時から終わりまで是非とも立ち止まらずご覧ください。
《追記》2020.12.16
もう少しで終わります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 23:53:28
99423文字
会話率:35%
自分が不幸な人間だと思い込んでいた高校生の西野燈は、自殺をしようと決めていた日に運命の出会いをする事になる。
その日、大切なものを教室に忘れて家に帰ってしまった燈は慌てて教室へと忘れ物を取りにいくのだが、それが運命の始まりだった。
教室に辿り着いた燈を待っていたのは自身の席に突っ伏して眠る知らない少女。
その少女は顔の右半分に大きな火傷の跡があった。
声をかけるべきか悩む燈だが、そんな燈の小さな葛藤を無視するように、少女は目をさます。
「虹の麓にはね、その人がその時に一番必要としているものがあるんだ」
燈に全てを与えてくれたその少女が言った言葉を、燈は忘れる事などできない。
だから、燈はきょうも雨上がりの街を虹の麓を目指して歩く。
これは、自分が不幸だと思い込んでいた少女が救われていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-21 15:05:34
141589文字
会話率:22%
森の中で孤独に暮らす男、ミハイル。ある日、彼は森で倒れている少女を助ける。顔にある火傷の跡を恐れ人々から避けられるミハイルを少女は恐れなかった。少女は、ミハイルに笑いかけた。
※エブリスタにも掲載しております。
最終更新:2018-11-06 20:23:19
15972文字
会話率:27%
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。
孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。
竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。
火傷の
跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜?
いやいや、ないでしょ……。
【お知らせ】2018/2/27 完結しました。
◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-10 17:19:05
261792文字
会話率:38%
志垣(しがき)アリアは自分を受け入れたただ、一人の人物である遊休紗英(ゆうきゅう さえ)と別れる日がやってきた。紗英はアリアにハートの絵柄が印象的な裁縫箱を贈った。その裁縫箱がいつか、二人の再会を導く目印になると信じた。
だが、アリアは
同じ八歳の女の子 霜澤秋(しもざわ あき)に殺されてしまった。火傷を負った秋を助けようとしたのに彼女は殺されてしまったのだ。アリアの持っていた裁縫箱を駆使してアリアの皮膚を身体中に貼って、金髪の髪をカツラにして被った。何処から眺めても少女の身体には火傷の跡などなかった。
出逢い――――死が出逢い――――死を呼ぶ。
衝撃のグロ小説。醜悪な美は千の落ち葉を散らす。
醜美千秋(しゅうびせんしゅう)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-11 10:13:35
102357文字
会話率:46%