大学二年生の双葉桜都(ふたばおと)は、何かと緊張しいで不安を感じやすい性格だ。
舞い降りた雪の結晶を手袋に乗せて眺める事が好きな彼女の最近の頭の中は、焦がれるような物語が始まるのではないかということ。
きっかけは、バ
イト先からの帰り道。バスの車内から、男性に腕を引っ張られ、外に連れ出された事だ。その直後、バスは爆発しオレンジ色の炎を出し燃え盛る。なぜ、見ず知らずの私を助け出してくれたのか疑問に思う。その彼は、同じ大学の学生だと知るが、その後も何かと助けてくれたお陰で、緊張や不安から解放されるようになるのだが・・・。
一方、祖父の時計店を改築して小樽にペンションをオープンさせた誠実な青年、春野悠斗(はるのゆうと)は、妻と二人違う恐怖に苛まれながらも幸せに暮らしていた。そんな生活は半年で終わりを告げるのだ。残酷な終わり方で。
秘密を握るのは、悠斗の親友、月城岳(つきしろがく)。コミュニケーション能力が高く英語も堪能。ただ欠点は、遊んでいる人と思われている事。彼が握るのは、愛し合っている二人のための作戦。
物語は、互いを深く想い合うが故に、悪化の一途をたどり続ける。やり直せるのは、一度だけなのに。
舞台は、北海道の小樽と海を越えたカナダのバンクーバー。二つの土地に存在する蒸気時計と関係深く、明らかになる事実の数々と時間に抗う日々。胸が詰まるような事実と相反して、惹きこまれる愛情表現の数々に涙が止まらない壮大なラブストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 13:12:41
65774文字
会話率:48%
魔法通り商店街の一角に、その小さな時計屋はあった。
『リリカ・ウェルガー時計店』
通称「魔法通りの魔法を使わない時計屋さん」。
店主の魔女《リリカ・ウェルガー》は使い魔のハチワレ猫《ピゲ》とその時計屋を静かに営んでいた。
そんな変わった時計
屋にある日訪れた美形の男性客。
「是非君に修理を頼みたいんだ。その時計には魔法が掛かっているみたいでね」
「お引き取りください」
《変わり者の魔女》と《謎の金髪美青年》との運命の出逢いの物語。
※以前連載していた作品に加筆修正を加え短編としてまとめました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 00:00:32
16936文字
会話率:59%
童謡「大きなの古時計」の二次創作
おじいさんが死んだ夜、家の古時計も止まった。歌にある通り、おじいさんが生まれた朝に買ってきた時計だった。
孫であるは、古時計に小さなメモを見つけ、そこに書かれた時計店を訪ねてみた。
店のおじいさんは時計職
人だった、彼の爺さんの作った時計が本当に一〇〇年動くのか、知りたくて店を継いでいた。そこへ訪れた主人公が、時計を見せたところ、お爺さんが作った時計だったことが判明。店のおじいさんは爺さんの言ったことが本当だったことに感激する。
主人公も、三人のおじいさんが関わる古時計を大切なものだと感じた。
店でもらったゼンマイを持ち帰り、古時計のゼンマイを回す。
時が止まった我が家に、再び時が刻まれ始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 07:00:00
2895文字
会話率:25%
好きな作品に浸り
興味深い芸術作品の展示会に参加したり
生活の後ろにはヒラメキがある
ヒラメキの背景には神なる魂が寄り添っている
最終更新:2023-04-12 15:37:14
2072文字
会話率:0%
僕は、懐中時計を巻き戻す。
父から受け継いだこの懐中時計には、どんな謂れがあるのだろうか。
葬儀が終わり、ふらっと立ち寄った時計店から、僕の旅は始まる。
※本作品は、pixivにて投稿しています。
期間限定の表紙絵企画があり、知人の絵
に合わせて記念投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 22:34:08
5010文字
会話率:11%
星野時計店にある柱時計が、地震のきっかけで動き出した。
それから不思議な事が次から次へと起き出した。
最終更新:2021-05-06 00:25:51
3969文字
会話率:51%
ラビットの前世は一個の懐中時計だった。十年前、スラム街の路地で野垂れ死にかけていたラビットを拾った彼女に「ラビット」と名付けたのは、酔狂な伯爵ウィルバード。それから十年。十七歳になった彼女は、その酔狂な伯爵に一つの時計店を任されていた。ある
日、ラビットの店に訪れたウィルバードの友人ドルバー教授は、一つの懐中時計をラビットに手渡す。前世が時計だったせいか、ラビットは時計たちの「声」を聞くことができると言う特技を持っていた。ドルバー教授に渡された銀色の懐中時計は、自殺したという子爵令嬢ナターリアのものだった。時計がラビットに見せるのは、生前の彼女の恋人と思しき男の姿。ナターリアは本当に自殺だったのか。時計はラビットに何を伝えようとしているのだろうか。
前世が懐中時計の少女と、十二歳年上のわけあり伯爵の、ラブコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-13 23:16:54
45640文字
会話率:42%
欧州のある国。
戦争が終わり復員したハンスは時計店を営みながら、一人息子のクルトと暮らしていた。
ある夕刻に一人男が店を訪れる。
「懐中時計を探しているのですが」
最終更新:2020-09-24 00:57:57
22097文字
会話率:33%
僕、日下健。
梅華高校一年生。進学コース。
元検事の母親。政界、警察界のご意見番の祖父。警察幹部の親戚たち。
僕の恋人は二年の月影サキ先輩。
女子高生マフィアと呼ばれる半グレグループのリーダー。
無敵の三連フルートを操り、誰もが
恐れSNSでも騒がれる悪の美少女。
正反対の僕ら!運命的な出会いの末、恋人同士になったものの・・・
警視庁で組織犯罪機動捜査隊の主任を務める松山洋介さん!
先輩を目の敵に逮捕の機会をうかがってる。
先輩に脅されて金を奪われた!
先輩が、女子高生を誘拐して外国に売り飛ばしてる!
高級時計店に押し入って、若者に人気の高級腕時計インフルエンサーを根こそぎ盗み出した。
次から次へと容疑者候補。
おまけに僕までなりゆきから、先輩にリンチされたり、海に沈められそうになったり、先輩の共犯って疑われ親戚一同から責め立てられたり、なにが起きるか分かんないアブナイ毎日。
でも僕は先輩のカレ氏!
先輩の危機を救ってみせる。
警視庁の名刑事だった天国のお父さん!元特捜検事のお母さん!僕にもきっとDNAが流れてるはず!
なにもないのが一番だけど、今日も先輩のために危険にとびこんでいく!
先輩!一緒の大学行こうって決めたんですから、ちゃんと一緒に勉強してくださーい。
今回は僕らふたりの出会いからカップルになるまで!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-06 12:42:06
88127文字
会話率:25%
5秒前のあらゆる光景を認識することのできる一人の自動車販売員、浅田一樹は、ふとしたきっかけから、その能力を持つが故に国家の重大事に巻き込まれていく。
最終更新:2019-11-18 10:53:43
70597文字
会話率:43%
※これは重複掲載作品となります。また、この作品は「カクヨム」にも掲載しております。
5年前、とある理由により小さな時計店に身を寄せることになった主人公小百合。ただ、店主が一風変わっていた。ハンデを負いつつも職人としての気骨を持つ店主に小百合
はいつしか心を奪われていくようになる。年齢や障害、そして冷酷な世間の目。あらゆる壁を乗り越えていく中で彼らは一体何を感じるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-14 15:40:15
2273文字
会話率:0%
5丁目の端にある時計店にはある不思議な噂がある。
「時間を飛べる時計があるらしい」
今とは違う時間に知りたいことがある、変えたいことがある。
そんな人たちがその時計店に訪れる。
年齢不詳の店主は微笑をたたえ彼らを別の時間に連
れて行く。善意だけではなく、彼にも理由があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-11 22:48:10
52463文字
会話率:36%
産業革命期も過ぎ去り漠然とした不安が社会を包んでいた近代。香辛料の材料であるナムヌモの栽培で名を馳せたブラウン家の一人娘ブリジット・ブラウンは探偵業に憧れる生娘。壊した父の時計を修理しようと出かけて見つけた路地裏の時計店で彼女は店員アネッ
ト・ミネルヴァと出会う。
※以前PIXIVにて投稿した作品です。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10674488折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-19 13:57:25
14436文字
会話率:71%
九良騎 九十九は二年前に発売され今だ勢いの衰えないタイトルsecondlifeを手にしていた。
そんな九良騎はこのゲームの中で予想外の事に巻き込まれていくことになる
最終更新:2019-05-24 22:16:50
8514文字
会話率:84%
カチリ、コチリ、秒針が進む。振り子が揺れる。
古い図書館によく似た時計店の一室で、私と向かい合わせに祖父が座っている。
部屋一面にはありとあらゆる時計が置かれていた。水時計、砂時計、アナログ時計、
振り子時計、電波時計、ランプ時計、原子時計
、親子時計、ハト時計、目覚まし時計。
そこかしこで時間を刻む音が鳴り響く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-04 13:00:00
726文字
会話率:34%
由紀夫の妻・英恵の時計店には古い振り子時計が置いてある。
この振り子時計が生み出す怪奇現象に由紀夫は悩まされる訳だが… その背景には妻・英恵の影があった。
最終更新:2019-02-08 23:06:58
2168文字
会話率:36%
クォーツ時計店の店主クロックはこの国一番の時計職人だ。毎日時計を作ったり修理をしたりしているが、ある日常連客からの紹介で隣の市に向かう。クロックはそこでアンジェラという女性と出会った。アンジェラは三年の間、ずっと眠りから覚めないと言う。彼女
が失った〝時間〟を取り戻すため、クロックは彼女の過去に飛び込んだ。時間とは何か。過去とは。今を生きるとはどういうことなのか、クロックは何も語らない。けれども彼はこう言うのだ、「時間を忘れちゃダメですよ」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-27 18:00:00
14195文字
会話率:54%
何処かの時間軸。ある時計店?でのオーダー。
最終更新:2017-09-16 23:27:51
527文字
会話率:0%
いきつけの時計店に時計を直しにやってきた彼は、見慣れぬ時計を目にする。
最終更新:2017-03-31 22:57:08
4707文字
会話率:49%
沖縄行きフェリーの出航まで、あと2時間を残していた。しぶる弟から借り出した原付バイクに、テントと着替えを詰め込んだバッグを積んでの一人旅。いざ乗船と思いきや、腕時計の留め金が壊れた。左手首にだらしなくぶら下がったこの時計は、祖父が中学への
進級祝いに買ってくれたもの。急いで原付のわき腹を蹴ってエンジンを掛け、市街地へと戻った。あった。扉には「時計店」と漢字で張り出されているので、目的の店で間違いないだろう……ある時計店の親爺さんとの思い出をつづります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 08:27:47
7834文字
会話率:21%