飛騨には戦国時代から続く「影」一族という忍者集団がいた。
影一族の表の顔は、飛騨の伝統的な木工技術者「匠」。
金森長近が秀吉の命で飛騨に赴いたときから、彼らは飛騨で暗躍していたのである。
その後、江戸幕府、明治政府、と政権は変わるたびその裏
には常に影一族の暗躍があったと言われている。
物語の主人公は、脈々と伝わる影一族の末裔、くのいちの紅影。彼女は飛騨高山のFM放送局でナビゲーター(DJ)をしていたのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 09:53:42
2507文字
会話率:27%
あまり知られていませんが、明治時代において、日本の学生は 当初は共学だったのです。
━━男女の区別をしっかりしないと西欧世界の軽蔑を買い、明治政府の悲願とする条約改正がうまく行かないのではないか?━━
そして、明治十二年(一八七九年)
の九月の教育令で「凡学校ニ於テハ男女教場ヲ同クスルコトヲ得ス」とされました。
ただし、明治十二年以前に入学した女子生徒たちは同じ学校に居残ることは許されていたわけです。
明治十二年の普通高等教育の旧制中学(開始時の年齢は十二才から十七才)における女子の割合は全国平均で六人に一人だったというデータがあります。
都市部においてぱ、もっと旧制中学の女子の割合は多かった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-01 23:24:23
19809文字
会話率:31%
舞台は架空の日本、大正期――。
明治政府により『陰陽寮』が廃止され、職を追われた陰陽師たち。しかし、和洋の文化が混沌とする帝都には、いまなお〝鬼〟や〝怪異〟といった魔物が息を潜めており、帝をはじめ、庶民の平穏を脅かしていた。
度重
なる悪鬼騒動に終止符を打つため、『謎の華族』によって蘇ることとなった『裏陰陽寮』。招集をかけられたのは没落したはずの五家+一家である最強の陰陽師集団だった。
火賀家、水月家、木原家、金近家、土方家……そして、五行全てを操り均衡を保つ星守家。
ヒロインの星守杏子は、強い霊力を持ちつつも時代柄『女陰陽師』として認めらることがなかった不遇の十八歳女子。
力を持て余していた彼女は、謎の華族『ジロー』と名乗る男との運命の出会いによって『裏陰陽寮』へ参入することとなり、次々と秘めていた力を開花させ、その力を周囲に認めさせていく。
曲者揃いの五家との調和をとりながらも、現帝暗殺を目論む首謀者の謎に迫り、ジローと共に暗躍する杏子。
彼女はいつしか『女陰陽師』の地位を確立させ、混沌とした帝都と女性社会を、明るい未来へと変えていく――。
《大正風浪漫×ヒューマンドラマ×運命の恋×和風ファンタジー》
※本作品は史実を参考に、オリジナル要素を多数アレンジしたストーリー構成となっております。作中の組織、団体、固有名詞等は全て創作上の架空のものでありフィクションです。あらかじめご承知おきください。
※また、本作品はコンテスト応募用のため、エピソードの一部(序章部分)のみで一旦完結、公開となっております。続きの執筆は現段階では未定ですので、閲覧の際はその旨、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-28 00:38:17
26736文字
会話率:54%
明治維新が起こり、文明開化の波が押し寄せてきた。僕は幕末の頃は剣術道場『屠龍館』の内弟子として修行していたが、今はO阪で蕎麦屋を営んで、妻と二人で暮らしている。
この時代のO阪は無法地帯で、ならず者とのトラブルは日常茶飯事だ。そんなO
阪に東京の警視庁から藤田五郎という警察官が派遣されてきた。
藤田は幕末の頃は、斎藤一と名乗り、新選組の三番隊・隊長を務めていたらしい。
その藤田の話によるとO阪に、明治政府の転覆を企てている高田源兵衛(旧名・河上彦斎)という元維新志士が潜伏しているという。
さらにO阪の町に、桜庭春花と名乗る銃の名手で、自称「政府に雇われた戦闘員」の巫女も現れた。
僕も木刀片手に、警察に協力して、高田一派との戦いに助力する。明治の無法街O阪で、壮絶な戦いが、今、始まった。
幕末『剣客未満』屠龍の剣の続編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 16:17:58
14806文字
会話率:45%
江戸幕府が崩壊して魑魅魍魎が蔓延る世になり、明治政府は全てを排除しきれなかった。大正時代。
侍は霊力を異能に変えて、妖怪を退治するのが主流になり、妖怪は生き残るために人々に憑いて生活をするようになった。
そんな妖に憑かれた女性が、異能を持
たない霊力だけの無能と呼ばれる侍の元へ嫁ぐことで人生の転機を迎える。
恋愛要素強めの、和風ファンタジーをお送りします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 18:00:00
32854文字
会話率:42%
明治七年に佐賀で勃発した「佐賀の役」の物語。
2月16日、明治政府の大久保利通率いる政府軍と、島義勇を総裁とする憂国社二千名、江藤新平を中心とする征韓社一千名が、佐賀の地で激突しする。江藤は2月23日に戦線を離脱するが、その後も戦場に踏
みとどまる島らの許へ、2月27日夜、憂国社幹部で島の従弟、木原隆忠(義四郎)が訪れ、必死に止戦を説く。
3万字弱の短編になります。お楽しみ頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 16:21:38
12779文字
会話率:38%
中央集権を目論む明治政府は、大規模な霊的技術の接収、霊能者の粛正を目的とした通称「呪(まじな)い屋処分」を断行した。
後に「廃仏毀釈運動」の名で徹底偽装されたこの破壊工作の一部隊を指揮したのは、一瀬伝八。
無敵の剣と称された元新撰組三
番隊組長・斉藤一その人であった。
僅かに斬り残した式神使いを、彼は追い続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 23:00:00
11096文字
会話率:42%
ときは近代国家黎明期。
大山巌、西郷従道、松方正義、三島通庸、青木周蔵…。
なぜ政府高官たちは、競うように那須野が原に進出したのか?
明治元年、戊辰戦争…
明治10年、西南戦争…
そして明治27年、日清戦争…。
しかしこの間、国家の存亡を賭
けたもうひとつの闘いが、ひそかに繰り広げられていた。
ここ、那須野が原で。
本作はエブリスタにも連載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 18:13:10
153418文字
会話率:38%
すでに人類は半分が死滅し人類滅亡寸前の第3次世界大戦中の日本の核シェルターが、明治に転移します。転移先で主人公南田忍がわずかに残った資機材と知力と策略で、コミュニティーを守って核戦争のない世界をめざし始めます。生命の危機、コミュニティ存続の
危機、ロストテクノロジーの危機、明治政府との戦い、列強との戦いなど数々の危機の中で、少数の21世紀人が19世紀の人々を導いていけるのか。飲み込まれるのか。この苦難の日々の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 06:00:00
32729文字
会話率:56%
約四百年続いた幕藩体制は函館戦役を最後に幕を閉じた。倒幕の中心となった薩摩・長州・土佐・肥前の四藩から輩出した偉人たちにより新政府が打ち立てられた。元号を「明治」と改めて、京都より天皇を江戸から名を変えた東京に迎えて君主とした。まだ混沌とし
た世間にあってか情勢は定まっておらず、政府高官が反乱を起こした九州戦役が終結するまで長い年月を要した。国内の反乱を鎮めた明治政府の次なる目的が海外に伸びようとしていた頃、貴族院議員として多忙な毎日を送っていた金子宗通は屋敷に眠る膨大な資料を見つけてある事に思い立ったところから物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-15 05:03:11
163768文字
会話率:69%
日露戦争は日本の勝利に終わった。だが戦費は国家予算の60倍にも及んだ。当時(1905)の政府歳入は4億円。戦費は20億、その5倍を費やしたのだ。もう一歩も兵士は動けなかった。砲弾も銃弾も燃料も底を突いていた。
大阪砲兵工廠の製造能力を越え
た戦闘消費が原因だった。
そのため砲弾は海外から買わねばならなかった。
海戦に必要な戦艦も全て外国製で、輸入が必要だった。
講和会議は極めて不利な条件で行われた。ロシアはその領土を1mmたりとも失っていない。ウラジオストクを攻撃すれば条件は変わったろう。だが戦闘継続はすでに不可能だったのだ。
日本が江戸時代に鎖国して、ペリー来航で開国した250年間。その250年に渡る技術停滞はあまりにも長かった。大政奉還から日露戦争に至るまでの37年間では取り返せなかった。国産技術がまだ実践に耐えるだけの水準に達していなかったのが原因だ。
明治政府の肝煎り、官営釜石製鉄所は操業から2年で廃業している。技術不足、燃料不足、粗悪なコークスが原因であった。
これを全部ひっくり返して、37年間で250年を取り戻す!
材料組織学を必死で学ぶサムライたち。
国産技術で戦艦、大砲、砲弾、奇想兵器を大量生産するのだ!
多段階熱間鍛造を必死で実践し、油冷処理に挑戦した。
日露戦争で日本はどこまで行けるのか、ニコライ二世の運命は変わるのか?物語はペリー来航の10年ほど前、アヘン戦争の頃の埼玉から始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-11 08:00:00
166974文字
会話率:22%
明治二年、帝の命令により榎本武揚、大鳥圭介、土方歳三らは箱館五稜郭から撤退し、ハワイ王国に組織として移住をする。
ハワイ王国第5代国王カメハメハ5世は、ハワイに拡大しているアメリカ白人の力を抑えるべく、日本人移民に期待を寄せていた。
ハワイ
王国を旧蝦夷共和国軍、会津藩、桑名藩、庄内藩、請西藩が移住して守護する。
だが、アメリカ併合を願う白人農園主の他、アメリカとの微妙な関係を維持する為に彼等を危険視する王族や、明治政府内にも帝の思いとは別に彼等の存在を許さぬ勢力がいた。
後ろ盾だった筈のナポレオン3世もやがて失脚する。
やがて第三勢力たる黒駒の勝蔵一家がマウイ島を舞台に暗躍を始める。
一応、太平洋諸国の植民地が終わる20世紀初頭までは書きたいと思ってます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-24 17:00:00
745582文字
会話率:21%
人斬りと呼ばれた男共の末路は、どれも悲惨極まりない。
坂堂神崎もまた、そんな人斬りの一人。明治政府御用達の人斬りとして散々に人を斬ら捨てたその最後は、当の明治政府によりその命を狙われる始末。
しかして、だからとこの男は己が命を諦めはしない。
その命があるまでは、意地を支えにその覚悟を果たさんと、屍の荒野を斬り拡げる。
今も、そしてこれからも。
※拙作、友を殺す日と対をなす話であり、シャボン玉キチの正一のスピンオフです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-03 17:44:45
11485文字
会話率:8%
現在の日本では、刺青はヤクザがするもの、悪いもの、という古いイメージがある。
一方で海外では、刺青はファッションとして入れるのが一般的であることが、スポーツ選手やミュージシャンを通じて、ファッション刺青という新しいイメージで日本に入ってきた
。
しかし調べてみると、ファッション刺青は江戸時代中期の日本で発祥し、幕末から明治初期に日本から英国に輸出された古いイメージであり、刺青は悪いものというイメージこそ、昭和中期の誤解によって生まれた新しいイメージであった。
そこには明治政府と英国王室の驚くべき歴史があった。(幕末~明治初期の英国大使の手記より)
(短編版に資料写真とか入れて微修正したもの。大意は同じです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-09 21:32:38
10062文字
会話率:4%
現在の日本では、刺青はヤクザがするもの、悪いもの、という古いイメージがある。
一方で海外では、刺青はファッションとして入れるのが一般的であることが、スポーツ選手やミュージシャンを通じて、ファッション刺青という新しいイメージで日本に入ってきた
。
しかし実は、ファッション刺青は江戸時代中期の日本で発祥し、幕末から明治初期に日本から英国に輸出された古いイメージであり、
刺青は悪いものというイメージこそ、昭和期にできた新しいイメージであった。
そこには明治政府と英国王室の驚くべき歴史があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-01 05:21:59
10380文字
会話率:3%
時は19世紀後半_____維新後間もない明治の日本。
かつて妖の力を借りて江戸幕府を倒した維新政府は、倒幕を成し遂げたのが妖のおかげであるという事実を隠蔽すべく、思想の近代化と治安維持を名目に妖追討令を発布し、人間に仇なす妖を退治する方針
を定めた。
しかしそんな裏切りとも取れる明治政府のやり方に憤慨したのか、政府に反旗を翻し人間に仇なす妖が増え、この国は日常的に妖による人食い事件が起こり、いつ幕末の動乱期に戻ってもおかしくないような混沌とした時代を迎えていた。
そんな幕末維新から10年後、人間と妖狐の血を引く妖人(半妖)の少女・白尾 狐雪は愛刀である雪血華を手に取り、人間と妖が共存できる平和な世の中のために、私利私欲で妖を利用する悪人や人を襲う凶悪な妖と闘っていた。
それ故彼女は、とある事故で140年後の未来からタイムスリップしてしまい勝手に巫女にされてしまった外見以外はいたって普通の男子大学生・博玉 霊璽郎と共に、様々な怪事件に巻き込まれることになり、同時に政府直属の妖討伐部隊である狼士組やかつて幕末維新で活躍した妖たちなど、様々な人や妖と関わり合っていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 12:00:00
62696文字
会話率:46%
幕末。主人公井瀬春明は三河以来の武士に生まれながら、御家人で無役。このまま無法に生きていくものと思いきや、様々な人物と会い、感銘しながら幕臣として生きていく物語です。
幕末の幕臣たちが、列強諸国に翻弄されつつも、未来の日本をどのように模
索し、発展させていこうとするのか。。。
開国派と言えば、どうしても薩長諸列藩の攘夷思想に押されがちで、討幕を果たした明治政府の『富国強兵』策の功績が光明を放ちますが、幕臣たちは日本の未来をどのように見据えていたのでしょうか?
おおむね幕臣視点なので、あまり薩長および土佐の有名人とは絡まないかもですが、お楽しみください。。。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-17 09:06:57
19855文字
会話率:44%
近代国家を目指す明治時代の日本。文明開化といえば聞こえはいいが、その裏でかき消されていく“古い文化”
その一つ、女の春を売る「花街」
しかし、明治政府からの厳しい規制をなんとかかいくぐり、営業し続ける「薫風」という店があった。その店で病
に倒れた一人の女、アズマが持て余した時間とともに巡らせた思考を綴る。
(時代観としては近代日本ですが、ほとんど創作です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-29 22:30:40
1791文字
会話率:10%
時代は、幕末の動乱期。日ノ本の『裏の世界』でも吸血鬼の侵入という問題が発生していた。これに対処する為、「オニ」たちは武装組織を作った。
御陵衛士の屯所の片隅を借り、最初こそ名も無かったそれは、後にこう呼ばれることになる。
白の帳
これは「黒の帳」の前日譚。
鎮守府創設までの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-20 05:36:04
1131文字
会話率:43%
京介は平凡な高校二年生。
新学期のスタートに出会ったクラスメート京香と街を散策するはずが京香の刻の指輪で江戸時代に行くことになってしまった。
江戸時代に現代の美味しいものを届け
ようと始まった試みだったが、幕末の動乱期であることに
気付いた京介は授業で習った幕末の英雄たちを救い、新たな明治政府にしてもらいたいと京香と二人、刻の指輪を駆使して、時代を改変していく。
果たして、時代は思惑どおり改変出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-10 18:03:08
16239文字
会話率:63%
明治26年。日本の軍艦が革命に揺れるハワイへ出撃したこの年、東京府・目黒村はときならぬ水争いが起きていた。ときあたかも正規の女学校昇格の話が出ていた心学塾・学館舎もまたこの騒動に巻き込まれ、塾の生徒で民権家のれいからの扇動もあり、明治政府を
揺るがす大騒動に発展する。
女学校開設のために、カナダから外国人教師ら着任したことも合わせ、キリスト教に反感を持つ村民たちもいて、開校の危機が!!
果たして女学校は、無事、開校できるのか?
架空の女子校の物語、ここに開幕!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-01 13:52:13
19481文字
会話率:53%