「大尉殿は――分遣隊長殿は、戦死されました」
派遣された部隊に着任したら、隊長は既に戦死していた。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「まずくあります。半方焼けてしまいました」
集積された輜重品は焼かれ、彼の俸給の3か月分以上が灰に
なっている。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「クソが、悪魔に喰われろ」
不十分な記録。
数字だけ整えられた帳簿。
前任者のいない引き継ぎ。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「しかし、とは申しましても、当家や領地の備蓄にも限りがございます」
子爵家の家宰は表情を変えずに言った。
それでも彼は、ここから必要な物資を調達せねばならない。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「期限は?
それと、報酬」
冒険者と交渉し、
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「仕事が早いな、新任の隊長殿は」
「小官は代理です、少佐殿」
他の部隊長に頭を下げ、
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
『久しぶりだな、レフノール。無事荷が届いたようで何よりだ。息災か?』
実家を巻き込んで。
彼は、兵站業務をこなさねばならない。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「できればもう少しのんびりした部署が良かった」
「隊長のような方は、仕事の方で放っておかないと思います」
休みたい、という彼のささやかな願いが叶う日は、いつ来るのだろうか?
※本作は「カクヨム」様にも並行して投稿・連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 12:00:00
292119文字
会話率:43%
トリップしたけれど、手元にあるのは数字だけで、お金が無さすぎてまずはお金が必要だった。
ステータスを編集して改変することが可能なことが分かったので、奴隷を購入して奴隷のスタータスを操れば自ら動かなくてもいいと考えた。
奴隷達も自分たちが強く
なったと喜んでいる。
悠々自適に暮らせると思ったが、いまさら彼らが強いと知り始めた強欲な他人や関係者が寄越せ寄越せと煩く言うようになってきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 05:40:00
5081文字
会話率:18%
IT企業に勤める若手エンジニア、東條そうた。論理と仕様を絶対視し、日々黙々とコードを書き続ける彼は、時にその「正しさ」だけでは割り切れない壁にぶつかっていた。原因不明のバグ、数字だけを求める上司、見えないユーザーの感情……。
深夜残業の帰
り、彼がふと立ち寄ったことから、いつしか行きつけとなった一軒のバー。そこで待っているのは、軽やかなギャル店員、黒崎ひかり。技術的な悩みや仕事の愚痴をこぼすそうたに対し、彼女はカシスオレンジのように甘くて少し刺激的な、そして全く「仕様外」の言葉を投げかける。
「それって、結局誰が困ってるの?」
「完璧じゃなくても、よくない?」
「コード書く前に、その人と話してみたら?」
ひかりの言葉は、時に核心を突き、時にそうたの凝り固まった思考をかき乱す。非論理的だと反発しながらも、彼はその言葉の奥にある本質に触れ、モニターの向こう側にいる「人」の存在を意識し始める。
レスポンス遅延、新人指導の悩み、レガシーコードとの格闘、ユーザーデータの倫理問題……。次々とそうたの前に現れる「バグレポート(問題)」に、深夜のバーでの対話が思わぬ解決の糸口を与える。
これは、論理だけを信じていた不器用なエンジニアが、一杯のカクテルとギャル店員の言葉を通じて、仕事の本当の意味や、コードの向こうにある温かさを見つけていく、ほろ苦くも少しだけ前向きな、午前0時のデバッグ(成長)ストーリー。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-31 17:06:35
4929文字
会話率:46%
試合結果を数字だけで表すサッカー大会の第5回大会。
最終更新:2024-12-21 19:00:00
22454文字
会話率:0%
試合結果を数字だけで表すサッカー大会の第4回大会。
最終更新:2023-12-17 18:00:00
14527文字
会話率:0%
都道府県対抗のサッカー大会を今年も数字のみで表現。
最終更新:2022-11-26 17:00:00
10224文字
会話率:0%
たったの数行、設定上は存在する、数字だけで描かれるような、端役。
最終更新:2024-01-10 08:03:08
2998文字
会話率:15%
読み専門のおっさんが、小説を読んでいて気になったことを書いた駄文。
最終更新:2023-02-20 08:03:48
4737文字
会話率:2%
「お嬢様、婚約者殿がいらっしゃいました」
「そう、お通しして」
いつからだろう。私達の世界で、魔法が生活必需となったのは。
「ジュネ!会いたかったですよ!」
「ご無沙汰しております、ハンク様。お元気でしたか?」
「ええ!君は……
<アナライズ>!」
いつからだろう。相手の体調を調べるのに、魔法で診察するのが当たり前になったのは。
「ふむふむ。あれ、少しHPが減っていますね。何かありましたか?」
「……ちょっとお腹が痛いだけです」
いつからだろう――
「君はHPが30しかないのですから、気を付けないと。ほら、この携帯ポーションで回復してください」
――ステータスの数字だけで、人が人を測るようになったのは。
「……魔法もステータスも、この世から無くなればいいのに」
その日もいつも通り、漠然とした不安と不満を抱いたまま、眠りにつくはずだった。
「え?え!?う、うわ!?」
ドサリという音とともに、少年の悲鳴が聞こえされしなければ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-25 20:00:00
39510文字
会話率:59%
数字だけでも会話は表現できるのでは......?と思ったので試すことにしました。ポケベルユーザーの方だったら完全理解できるかもです。
解答も掲載するので、どれだけ分かったか確かめてみよう!
最終更新:2022-05-31 19:10:36
606文字
会話率:89%
桜が咲く前に、親友は“僕”の目の前からいなくなった。彼のいない学校は退屈だった。そんな日々から目を逸らそうと、“僕“はその親友の趣味であった読書を始める。図書室で借りた本の隙間から、ピンク色がヒラリと舞った。その限られた表面には、数字だけが
書かれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 20:26:44
11083文字
会話率:39%
お金のない世界! 数字の世界!
___今や、この世界は“お金なんかいらない世界なんだ!”
数字だけ見ていれば、それでいい!
最終更新:2020-02-22 03:00:00
1236文字
会話率:11%
ある日帰宅すると、自宅の郵便受けに謎の封筒が投函されていた。差出人の名も、切手すら貼られていないそれには、数字だけが書かれたものと、やけに気障な文が書かれた、二枚の便箋が入っており……。
最終更新:2016-06-08 02:16:20
6362文字
会話率:36%
あなたは、普通の人?
僕は、耳の聴こえない聾唖者。だから、補聴器を付けても何にも役に立たない耳。
だから、話せない。
暗い性格だった。いつも、数字だけが特別だった。そして、今僕は16歳。高校生だ。
普通に毎日を過ごしていたんだけど…。
青春
ものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-03 20:23:28
2385文字
会話率:11%
数字には、数字だけが知る意味がある。
最終更新:2016-01-28 00:00:00
468文字
会話率:50%
ある日格安の島ツアーに出かけた二人の若者はその先で楽しいひと時を過ごす。
しかし、帰宅後何気なく腕を見ると小さく数字が書いてあることに気づく。ツアーの企画者も予約手続きを行った旅行会社もツアー後消えてしまっており、自分達は本当にその島へと行
ったのか?と疑問に思うほどになる。確かな証拠はその腕に刻まれた数字だけになり、真相を確かめるためにもその島へともう一度行く決心をする。微かな記憶を頼りに着いた島には、自分達の記憶とはまるで違った世界が広がっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-24 17:57:10
226文字
会話率:0%
『傭兵ランクシステム』により管理された世界。
全ての傭兵にランクが制定され、各国ともその数字だけで登用を決めるようになってしまっていた。
そんな中、ランク20以上にしか与えられない“二つ名”を、僅か77(これでも充分エリートです)で授与され
た『暗殺者』クラウド・エイト。
彼はいつも気だるげでやる気がないが、このランクシステムに不満を持っているようで……。
そんな彼を取り巻く温かい仲間。吸血姫なポニーテール、全身武器な子供、怪力無双な美人、千里眼を持つお姉さん、そして傭兵内最強の女性(若干二重人格)。
彼らは一体、この世界にどのような一石を投じ、波紋を呼び起こすのか。
武術に魔術、そして異能が飛び交う傭兵アクションファンタジー、ここに開幕!
(現在、不定期更新中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-15 19:19:55
250379文字
会話率:48%
何度死んでも、その度にベッドから飛び起きた。
夢かとも思ったけど、毎朝死んだというニュースを目の当たりにしてきた。
何千何万と死んで、起きて。さすがに鯖を読みすぎている数字だけど、確かに何度となく繰り返してきた。
何度目かもわからない高校生
活が始まった。
だけど、今回ばかりは違った。
いつも通りの出来事に、何か違ったテイスト。
どうやら、今回なら、死ねそうだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-22 14:30:57
8494文字
会話率:26%