あなたはこの世界が好きですか?
罪穢れた町は滅びるべきでしょうか。
これは、太歳会という教会に支配された、とあるちいさな町の終末物語です。滅びを望む人たち・望まぬ人たちの都合がせめぎ合い、町の滅びを賭けた決戦に至ります。
第一
章 贖宥符【倦怠】
かつて騎士に救われた少女が騎士を不条理から救うはなし。
聖マリア学園高等部二年生のマリカは、善良とは言いがたいこの世界で生きづらさを感じていた。彼女は四年前に自分を窮地から救ってくれた異形の修道女に想いを寄せているが、町が滅ぼされるという噂を耳にし、死ぬ前にせめて告白だけはしてしまおうと悪魔エスと契約して贖宥符【倦怠】を授かる。他人から元気を奪う贖宥符の奇跡で告白を試み、想い人に仇をなすこの世の不条理に立ち向かう。
第二章 贖宥符【傲慢】
大人になりかけた少年が悪魔に求愛して町を救うはなし。
フリーターで贖宥符【傲慢】を持つアカリは、悪魔エスと一緒にアパートで暮らしていた。ポンコツではあるが美少女である悪魔エスと結ばれることを望み、正社員の職を求め、プロポーズのための指輪を用意する。が、ひょんなことがきっかけで魔がさし、エスに迫って家出をされてしまう。落ち込むアカリの前に、かつて神に挑んで破滅した「城塔の王」が現れる。町の滅びをかけた決戦が迫る。
第三章 贖宥符【強欲】
子を失った鬼女が地に財寶(たから)を積むはなし。
ナツは腕っぷしの強いチンピラだが、心の優しさが原因でアウトローの世界でうまく立ち回れずにいた。余所者との抗争をきっかけに、悪魔エスから良心を焼き潰す贖宥符【強欲】を授かり、表と裏の社会をとりまとめる町の顔役に成り上がる。その流れで、エスと町の主からアカリを含めた子供たちの世話を押しつけられる。もろもろの価値あるものを背負って町の廃滅を企む修道騎士団と対峙する。
第四章 竜殺しと贖宥符【嫉妬】
奇跡に魅入られた娘が親友に決闘を挑むはなし。
竜殺しの一族である天才剣士リーザは、幼いころ目にしたミカエルの奇跡を追って修道騎士団に入るが、「町」の廃滅の任務の最中、同僚で親友でもあるフユコにこれを横取りされてしまう。リーザは正当なミカエルの奇跡の継承者は自分であると主張し、フユコと戦う機会を求めて騎士団を離れ、町を守る側に立つ。
第五章 フユコ
町の滅びをかけた争いが決着する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 20:41:25
19468文字
会話率:23%
~それは絶対的能力の代償 外伝~
温暖な大都市、サンヒートジェルマンに住んでいる少女、ホレイシア・ダイソンは想いを寄せている幼馴染の少年、ムーン・ディライトに呼び出された。
告白されるのではないかと思い、胸をドキドキとさせながら待ち合
わせ場所に向かうホレイシア。
だが、ムーンはホレイシアの期待を裏切り、自慢話を始める。
この日、巨大国家アルケアの各地にいる十万人の人々に、錬金術を凌駕するという異能力が与えられるのだ。
その対象者に選ばれたムーンは、異能力が使えるようになったら、ギルド活動を始めたいと言い出す。
ところが、五大錬金術師による儀式が行われた直後、ムーンは獣人になってしまう。
獣人(クマ)になったバカな少年、ムーン・ディライト。
そんな彼に想いを寄せ、自身の種族にコンプレックスを抱く幼馴染の少女、ホレイシア・ダイソン。
錬金術の礎を築き上げてきた希少種族、ヘルメス族の天才少女、フブキ・リベアート。
最強の三人が、副業でギルドを結成し、さまざまなクエストに挑戦する異世界ファンタジーラブコメ、開幕です!
☆お知らせ☆
カクヨムにて、重複投稿中。
この作品は、異世界錬金術ファンタジー、『それは絶対的能力の代償~再構成~』のスピンオフですが、本編を読まなくても楽します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 08:00:00
213910文字
会話率:50%
16年間のぼっち人生に、今日で終止符を打つ。
――というのも。
俺、好きな人に告白します!
【中庭で待っています】
そう書いたラブレターをそっと彼女の下駄箱の中へ。
ドキドキしながら待っていると、
やってきたのは想いを寄
せている彼女――。
ではなく、
隣のクラスのボッサボサ黒髪の地味男子、…矢吹!?
間違って矢吹の下駄箱にラブレターを置くわ、
告白のセリフを聞かれるわで恥ずかしすぎて、
できることならもう矢吹とは関わりたくなかったのに――。
「オレの秘密、みんなには内緒な」
矢吹の秘密を知ってしまったことで、
…そこからなぜだか急接近!?
俺は、好きな女の子と付き合って
青春キラッキラの高校生活を思い描いていたはずが――。
「もしお前になにかあったら、オレは…」
「オレ、初めからお前しか見てねぇよ」
矢吹に対して
なんでこんなにドキドキしてんだよ…!!
俺の青春、思っていたのとなんか違う!
*✧ 勘違いの告白から始まるピュア恋ラブコメ ✧*
※ピュア恋BLなので過激な表現は含まれません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 00:14:22
70291文字
会話率:34%
とある国にメリアというとても美しいお姫様がいました。
姫は見た目だけでなく中身までもが美しいお方でした。
裕福な暮らしをしていた彼女には自由がありませんでした。それでも彼女は国民の前では笑顔でい続けました。
そんな姫に好意を寄せているものは
多くいました。
その中でも格別な想いを寄せている者がいました。
「あの姫を"美しいままの姿で”僕の手元に置いておきたい」
歪んだ愛情は姫の運命を大きく変えてしまうのでした....。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 21:30:17
237文字
会話率:0%
この物語の時代背景は昭和
主人公の新作は春の入学式も終わり。高校生活にも少しなれた頃、二階の自身の部屋で進学に向けて自習勉強中の、頭の余り賢くない主人公山本新作の耳へと両親のヒソヒソ声が聞こえてくるのだが。
その内容と言うのが?
父親の経
営する会社の業務拡大に伴って、他県へと会社を移転するから、皆で引っ越そうと言う話しで。
新作を他県の高校へと転校させようと言った話しなのだが。
その話しを聞いた当の本人である新作は顔色を変えてしまう。だって彼は、自身の担任のピチピチした女性教師の久美ちゃん先生に憧れと恋心、想いを寄せているからだ。
だって主人公は大学卒業後に、先生を自身の嫁にしたいと心から思い、願っているから進学に向けて猛勉強。
先生からも個人レッスンを受けているから。
彼は安易に転校をしたくはない。
でも新作が通う高校は県内一の不良学校、悪の巣窟だから。
新作の父親は、この機会に真面目な新作を転校させたいからと妻に相談する。
でも新作の母親は、父親の想いとは裏腹の意見を述べてくるのだ。
新作が通う高校には近所の幼馴染がいる。
その彼が悪の巣窟。県内ワーストワンの学園で、上級生達も恐れるような、広島市内でも凶悪、関わりたくない№1のサイコパスな人間なのだが。
そんな幼馴染と新作は大変に仲が良いのと。
素行が真面目な新作のことを担任の久美ちゃん先生が目をかけてくれて。大学進学をサポートしてくれている。
だから母親が新作の転向を反対し、彼を父親の兄の家に居候をさせてもらえるように嘆願をしてくれと告げる。
でも新作の父親の兄の家には一人娘の美奈子がいるから不味いと告げるのだが。美奈子は、幼い時に新作の嫁にくれると言っていたから。
二人の間に何かしらの問題が生じても、もう既に姪は家の嫁だから問題はないと。主人公が今迄知らなかった事を母親は父親へと告げ、押し切り。
新作は伯父の照明の家から学校へと通うことになるのだが。
でも主人公が幼い頃に憧れていた従姉の姉ちゃんは、実は伯父さんが夫婦が手に余るほどのヤンキーへと変貌しており、家でいつも大暴れの上に。室内でタ〇コ、シ〇ナーは吸うは、家に平然と彼氏を連れ込んで友人達と乱交パーティーするような素行の悪い少女。
だから主人公の新作は従姉の姉ちゃん絡みの事件に色々と巻き込まれていく中で、自分もヤンキーなる事を決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 08:06:48
150377文字
会話率:27%
苦無白紗月は同級生の鈴原詩織に想いを寄せている。
その詩織が友達の片桐麗華を殺した。意図的にじゃない。事故だ。それでも人を殺してしまったという事実は変わらない。詩織と離れたくない紗月は許されない提案をする。
紗月の家はかつて特
殊な薬を使って殺しをしていた。そして薬の中には死体を溶かす薬がある。紗月は死体を消す事を提案し、詩織は受け入れた。
死体は無くなり、それで全てが終わった、はずだった。麗華は幽霊となり紗月の前に現れる。そして届く詩織から離れろという脅迫状。詩織の身の周りに起きている異変の正体を探す為、紗月は麗華と手を組み行動を始める。
詩織との日々、麗華との交流、事件の謎、日々の中でそれぞれの想いの行きつく先は…
現実世界と殆ど同じ世界設定ですが、同性婚が認められていたり、幽霊がいるなど完全に同じではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 20:00:00
146318文字
会話率:62%
生まれ育ったシルバート大陸を離れたユイナ達は、新天地を探して船旅を続けていた。だが、皆が寝静まる真夜中に『魔眼』と呼ばれる海賊から襲撃を受けた。
紅い瞳を光らせ、暗闇から襲いくる強敵。銀狼のアレスや船乗り達の活躍でどうにか撃退したものの
、多数の負傷者が出てしまった。
それから数日後、ロートニア王国の港町へとたどり着いたユイナ達は、休養と船の修理をかねてしばらく滞在する事となった。恵まれた自然、美しい街並み、どれも豊かで平和な景色だった。
ところが、そんな平和な街も『魔眼』と呼ばれる海賊に襲われていた。子供が攫われ、他の人間は殺されたという。それを聞いたアレスは、メリル王女と討伐の旅に出かけてしまう。
音信もなく待ち続ける日々はつらい。
眠れないユイナは、彼の無事を祈り、月夜に舞った。
帰ってきたら、恋心を打ち明けよう。
ところが、アレスに想いを寄せているのはユイナだけではなくて……
これは、恋に揺れる少女たちの葛藤と決意の物語。
【幕間<シルバート編>】
第一侯爵となり名実ともに国軍最高司令官となったラインハルトは、遠くない未来にシルバート大陸が沈没する事を予言した。シルバート王国の民を救うためには別大陸への侵略しかない。狙うはパッフェル大陸の強国ウィンスター。しかし、正面切ってウィンスターと戦うには同盟国のシラ=エン王国とネフェタリカ王国が邪魔だった。それを打開するためにラインハルトが考えた計画とは――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 17:38:36
403848文字
会話率:47%
20歳の大学生アオイは、他人の感情が色として見えるという特殊な能力を持っている。しかし、この能力は彼にとって「呪い」に等しかった。友人や恋人が何を感じているのか、一目で分かってしまうため、自分の気持ちを素直に表現できずに生きてきた。
アオイ
が秘かに想いを寄せているヒカリは、いつも友情を象徴する「黄色」の色をまとっている。彼女は明るくて社交的で、アオイにとってかけがえのない存在だが、彼女の気持ちが「友情」から変わることはないことがアオイには見えてしまう。ヒカリに対する恋心を抱えながらも、彼女の隣にいるだけで満足しようとしていたアオイ。しかし、二人で出かけた星空の下、アオイはついに自分の気持ちを告げてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 17:30:00
7237文字
会話率:5%
自分の価値に気付いていないマーガレットは、この国きっての資産家、ブランドン辺境伯と結婚することになった。
社交的な妹リリーと比べられた人生で、初めて自分が必要とされた出来事だ。
ブランドン辺境伯の元へ、幸せの絶頂を噛みしめながら、
初めて夫に対面するマーガレット。
「マーガレットだって! 俺が結婚を申し込んだのは、リリーだ」
「この結婚はただの間違いだからな。離婚可能な時期となる半年後までの手違いの夫婦だ」
待っていたのは、妹リリーへ結婚を申し込んだはずのブランドン辺境伯。
こんな事になったのは、妹リリーの我儘のせい。
この結婚は、マーガレットに内緒のまま、リリーから押し付けられたものだった。
辺境伯が求めていた妻は、当主不在の時に、気難しい個性を持った従者達をまとめて屋敷を仕切れる気概。
「マーガレットが、気難しい叔父上と交流があるのは驚きだな」
到底マーガレットには出来ないと思っていたが、屋敷にいる偏屈な人物達がマーガレットにどんどん従順になっていく。
「薬を作るって、マーガレットが!」
リリーの特技だと思っていた、薬草を煎じた薬作り。実はマーガレットの特技だと知った辺境伯。
マーガレットに恋心を寄せ始め、離婚を取り消したい。
なのに、鈍感な妻は夫から逃げ続ける。
夫からの必死のアプローチも空しく、妻には想いが伝わらない。
「俺との離婚祝いか、お前たちの結婚祝いか知らないが、マーガレットへの最初で最後の贈り物だな」
夫が隊長を務める兵士の1人へ、妻が想いを寄せていると信じ込み、身を引く夫。
離婚の期限が迫ったその時、妹リリーがマーガレットと辺境伯の前に現れた。
我儘なリリーは自分に届いている悪条件の縁談話を押し付け、離婚予定の姉に代わって、辺境伯の妻の座を手に入れようとする。
夫はリリーを追い返すが、それでも2人が両思いであることに気付いていない手違いの夫婦。
その気持ちは、些細な事をきっかけに通じ合う。
正式な夫婦になった2人が王都の社交界で見聞きしたものは、自分の価値に気付いていない、マーガレットの本当の評価だ。
効果抜群の薬を作るのに鈍感すぎる妻と、口が悪いのに紳士的な夫の、すれ違いラブコメディー。
一途に妻を想う俺様口調の必死な片想いは、何をして、何を言えば成就するのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 09:32:49
120114文字
会話率:26%
ジュナは四大侯爵家の嫡男エリアルに想いを寄せている。
上位貴族でない自分とは、釣り合っていないのは分かっているけど、ジュナにだけ優しいエリアル。
彼も自分と同じ気持ちを持ってくれていると思っていた。
ところが、エリアルはジュナとの婚約を断
った。
エリアルにはどうしてもジュナとの婚約を"今は"することか出来ない理由があった。
どうやら、もはやおとぎ話となっている聖女と、ジュナに因縁があるようで、、、?
四大元素、風水火土と光と闇。魔術が身近な世界の異世界回帰ファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 18:03:36
66577文字
会話率:34%
季節は秋。
扉を激しく叩く音がしたので、僕が玄関を開けてみれば、一人の美女が駆け込んで来た。
「お願い。匿(かくま)って!」と。
彼女は、年老いた領主の妾になりたくないから逃げてきた、という。
でも、どうしたら良いのか。
彼女を匿えば、僕ま
でも領主様のご意向に逆らったことになり、自分ばかりか家族全員の生命が危険に晒されることになる。
しかも、彼女は僕が密かに想いを寄せている相手とはいえ、じつは〈親友のカノジョ〉であって、とても手が出せない娘だった。
それなのに、家族全員の生命を賭けて、助けなければならないのか?
悩んでいるうちに、領主の手先である騎士団の捜索の手が伸びてきてーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 12:10:00
5312文字
会話率:21%
クソ男とようやく切れて自由になった私は、密かに想いを寄せている後輩クンの攻略に乗り出すのだが……
最終更新:2024-09-06 16:26:31
2042文字
会話率:5%
密かに想いを寄せている隣の席の前橋くんと親しくなりたい冴ちゃんは……一緒に“夏休みの自由研究”をやろうと画策します。
最終更新:2023-07-20 17:31:49
3165文字
会話率:34%
とある物語の影響で、真実の愛を成就させるため自身の婚約者を悪役に仕立て、婚約破棄騒動を起こすのが貴族の間で流行っているらしい。そこで私は、男爵家の令嬢に密かに想いを寄せている婚約者に、お茶会の席で何気に尋ねてみた。「それで、殿下はその波にお
乗りにならないのですか?」果たして彼の答えは……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 23:00:00
3349文字
会話率:23%
ヴィオラは目の前にいる婚約者のハワードをじっと見据えていた。彼を見定めるために少し会話をしてみて反応を見る。
けれども彼は、心ここにあらずといった様子で、これは駄目そうだと見切りをつけた。
それから、彼が想いを寄せている子爵令
嬢の話をした。その話を始めた途端に彼は饒舌になり、自分たちの愛情がいかに崇高なものかを語り始める。
そんなに大切なものなら突き通させてあげましょう、とヴィオラは親切な顔をして婚約破棄の為に勝負に出るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 21:11:56
8195文字
会話率:43%
高校一年生の氷室悠誓には、幼い頃から想いを寄せている女性がいる。
しかし、その女性は母親の親友で既婚者だった。
故に想いを告げることができずに悶々とした日々を過ごしていた彼は、セフレ相手に気を紛らわせていた。
悠誓に想いを寄せるクラスメイ
ト、初体験の相手であるクールなバンドマン、同じ境遇の先輩ギャルなど、様々な女性と関係を持ち、乱れた生活を送っている。
そんな中、彼は想いを寄せている女性の夫婦事情を知ってしまう。
その結果、自分の気持ちを抑えきれなくなり――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 18:38:51
84240文字
会話率:34%
没落待ったなしの伯爵令嬢リズベットは、負債を理由にして、名ばかりの婚約者から逃げようと画策中。
しかし、幼いころに書面で婚約を結びつつも顔合わせをしたことがない婚約者は、なぜか婚約解消に同意してくれない。顔合わせの日程を引き延ばしつつ逃げの
一手を打とうとしているリズベットに、執事のダグラスは相手に会うことを強要してくる。
好きなひとに別の男性を斡旋されるなんて、勘弁してほしい。
おまけに顔も知らない婚約者は、リズベットがひそかに想いを寄せているこの執事と同じ名前の「ダグラス」というのだから、運命の神様は意地悪が過ぎるだろう。
両片思いな男女主従による、すれ違いでポンコツなラブコメです。
※他サイトへも掲載中
※エブリスタへは8000字へ改稿した形で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 20:18:47
9487文字
会話率:51%
僕とベルの『自白会』
都咲(みやこざき)高校のある春の放課後。崎野亘(さきのたける)は忘れた大事な自分の秘密の詩集ノートを取りに2年D組戻った時、偶然クラスのアイドル的ムードメーカーで密かに亘が想いを寄せている、高山鐘(たかやまりん=あだ
名「ベル」)が、教壇の下で一人で体を震わせているところに出くわしてしまう。しかも、ベルの右手にはカッターナイフが・・・!
亘は全力でベルを止め、「自分も同じ事をしようとした」ことを明かし、亘はベルの涙の「訳」を聞こうとする。
その日、ベルの心に恋心とは違う亘への「信頼」と疑問とは違う「不思議」が芽吹いた。
後日、亘へのRINEでベルは少しずつ
「これは私の・・・『自白』というべきことなんだけど・・・」
という前置きをして、自分の「訳」のきっかけから伝え始める。
しかしその『自白』=「訳」は亘が詩を書き始めた「訳」でもあった。
亘も「(この世でベルだけなら、ベルにだったら、話せるかもしれない)」と思うようになっていく。
その2人の『訳』は量が多く、そして根は深い・・・。
ならばと、亘はある案をベルに持ちかける。その提案とは、『自白会』という名のお悩み解決方法だった。
こうして、亘とベルの通称『自白会』が始まった。
それは、ただただ亘とベルがもう一度「未来に立ち向かう心」を手に入れる為の時間だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 02:52:17
44084文字
会話率:46%
高校1年生の秋口。
吹奏楽部に入部して半年が過ぎた雪には、密かに想いを寄せている先輩がいた。
果たして雪の片思いは、実を結ぶのか…。
胸がギュッと締め付けられるような、高校生の恋のお話。
最終更新:2024-03-16 23:28:15
3073文字
会話率:24%
ご当地アイドル〝くまま〟の熱狂的なファンの山本隼兎(やまもとはやと)。くままとのツーショットチェキの枚数がついに100枚に到達する。
そんな隼兎に密かに想いを寄せているのは、クラスメイトの小熊明香里(こぐまあかり)。
彼女の正体は隼兎が推し
に推しまくっているご当地アイドルの〝くまま〟だ。
彼女は本気で推し活をする隼兎に恋をする。
だからこそチェキではなく普通のツーショット写真を撮りたがるが、隼兎はファンとしてスキャンダルを恐れ、普通のツーショット写真を拒み続ける。
ファンとして最後まで全力で応援したい隼兎と密かに想いを寄せるご当地アイドルのくまま。
実は隼兎も葛藤と頑固たる決意があるらしく……。
もどかしさたっぷりの推し活ラブコメ、開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 19:00:00
105790文字
会話率:34%
「片思いがいっぱい重なったら、両想いになったらいいのに」
下宿屋の娘、中学三年生のひまりは、夜遅くにケーキを焼いていた。
そこにやって来たのはパティシエ志望の下宿生、夏樹君。
ひまりは密かに夏樹君に想いを寄せているが、彼との別れは近づいて
いた。
甘酸っぱくて切ない短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 21:42:32
3004文字
会話率:22%