王都の街はずれ。そこには小さな葬儀屋さんがあった。その葬儀屋さんを利用した人たちは口を揃えたように「良かった」という。でも、それを営んでいるのは死霊術師の少女だった。死霊術師と言えば、死体いじりをしている倫理観も道徳観もない奴らと思われて
いる。
でも、その少女レベッカ・ランプリールは違った。彼女はその身に宿している死霊術の力を使い「遺族も故人も満足できる別れを」届けたいと願っている。
店にやってくる依頼者の遺族や故人に寄り添い、様々な死により起こる悲しい別れや旅立ちを、少しでも良いものへと、悔いなく逝けるような「死」を提供する。心優しき死霊術師の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 12:33:12
54573文字
会話率:36%
飲みすぎで泥酔し異世界転移で貰えるチートの変わりにゲームのキャラクターになってしまった男。
説明も聞かず異世界にダイブしたため戦術戦略ゲームまで対象になってしまいすべての技能とアイテムが凍結されてしまった。
自身は考察を重ねに重ねうまいこと
異世界に溶け込んでいるつもりだがすべて的外れ。まわりからはいい加減にしてくれないかなと思われている残念エルフ娘として元気に生きる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 00:00:00
1853430文字
会話率:31%
かつて大和という国には武人の頂点に登りつめた者がいた。しかし本来の彼を知る者はいない。名前は偽名、常に仮面越し、姿さえも仮のもの。いくら強いと言われていても苛烈と化した戦では敗北を免れぬこともある。その男もやがては敗れ、死んだ。
──その
はずだった。
時は──その彼が去って十五年が経った空の下、没落寸前の商家の息子がいた。過去には天下の富豪として名が通るほど隆盛を極めていたが、今は見る影もないほどに落ちぶれていた。身内ですら裏切りが絶えないような状況下で、窮地に追いやられた青年は山の中で過ごす武人の元に辿り着く。そこにはあるべき筈の左腕は無く、酒に溺れる浮浪人の姿があった。
落武者。障害者。呑兵衛と。左腕がないことによる罵倒もあれば、その性格による悪態もあった。『彼』は誹謗も侮辱も聞き流した。『彼』は蔑視も落胆も受け入れた。
全ての始まりは青年の一言からだった。
──どうか我が家に力を貸してくれないだろうか?
誰も知らない。この武人が何を為してきたのか。誰もが見落とした。この武人の何たるかを。『彼』は何も答えなかった。ただ静かに酒を飲み続けていた。その『彼』こそが、死んだと思われている大和最強の武人だということを、知る術はなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 20:47:35
114335文字
会話率:51%
いつの間にか現れたフルダイブVRゲーム。
医療用として開発されたそれが一般向けにリリースされてから数年。
多くの人が興味を持ちながらも未だ実験を繰り返し、認可を受けつつ少しづつ広がる世界。
初のワールドクエスト『邪神の化身』を
討伐したプレイヤー達、その片隅にいる地味な鍛冶士のおっさん。
鉄ばかり打って日々を過ごす内、鉄に関してだけは凄腕になったが、いまいち自分の能力に自覚が無いまま、今日も鍋やら包丁やら打っては日々を過ごす。
しかしワールドクエストクリアに伴い、大型アップデートが入ってすぐの事、依頼に従い古代の鉄屑の処理に向う。
妙に面倒見のいいおっさんは、ゴミ山に捨てられた金属の塊まで助けてやる事に。
それでまた厄介ごとに巻き込まれる。
自分をあくまで脇役だと思い、他人を奇人変人と平気で言うものの、その実本人も同類だと思われている事も知らずに、今日も他人の世話を焼く。
このストーリーは作者前作『MONOローグ~ブラック企業勤めのおっさんがVRMMOにはまった場合~』の別主人公視点の話になります。
https://ncode.syosetu.com/n1898em/
時間軸としては前々作主人公の隊長が、プレイヤーを率いて邪神の化身『邪天使』を倒してからの話になります。
別主人公ソタローの物語
https://ncode.syosetu.com/n8019hp/
別主人公、黒い怪鳥ブラックフェニックス
https://ncode.syosetu.com/n2008hu/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 19:00:00
717622文字
会話率:48%
輪廻転生。私は図らずもそれを3度体験する事となった。人生の幕を閉じる度に指定できる次の人生の条件。2度目の条件がうるう年の影響で少しずれてしまった事から、少し優遇されて始まった3度目の正直は18歳からのスタート。1度目、2度目の人生の知識や
経験はそのままに、もふもふな猫の王様が治める平和な国ガータで伝説の人物ケイトとして迎えられる。夫のアンドルーは王様の執事。国民の生活を優先して、後回しになっていた王室の生活環境の改善にケイトは取り組む事に。まずは街の子どもの砂遊びをヒントにかつて愛猫に使っていた猫砂の再現に取り組んだり、食事がマンネリ化していた王様にお魚食を提案したり。今日も過去の記憶を頼りに信頼できる大好きな仲間たちとアイデアを形にする。2つの事業を成功させたケイトは新たに城下によろず相談所をオープン。そこには食事処を併設し、皆の憩いの場となる。3度目の正直を全力で生き抜くケイトの奮闘ストーリー。
登場人物
ケイト・シー:3度目の人生。18歳スタートで猫の国ガータに伝わる伝説の人物。1度目の人生は現代で猫のトムと暮らしていた、享年40歳。2度目の人生は美女指定するも、愛憎や嫉妬により弟もろとも投身自殺する羽目に。享年17歳。
アンドルー・シー:代々王家に支えるシー家長子。伝説に指定されている人族の長はこの家の長子を指し、代々王の執事長を務める。運命に抗う事なく、突如現れたケイトに一目惚れして部下が困る程にデレデレになる。王様とは幼馴染。
王様:ガータの王で、猫族。被毛は黒でツヤツヤ。アンドルーとは幼馴染で誰よりも信頼していて、常にべったり。アンドルーがケイトにデレデレで少し嫉妬する事はあるが、ケイトの実力は認めている。
カイ:アンドルーの直属の部下。ケイトにベッタベタになったアンドルーに振り回されがちだが、アンドルーとケイトを慕っていてよく夕飯をご馳走になっている。いじられキャラではあるがこれでも人族のNo.2の実力。
スカイ:王室の専属医。城に診療所を構え、ケイトの担当医でもある。魚の一件でケイトとの仲が一気に深まり、その距離感に実はカイが気を揉んでいる。知識量や様子からケイトやカイに少し謎ありと思われている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 22:36:23
52671文字
会話率:62%
勇者などただの傭兵の家系程度に思われている現在。
敵うはずもない相手を討伐するように命じられた今代の勇者イルクは、その役割を放棄して素性を隠して、山奥の町でのんびりと動物を狩りながらその日暮らしの生活をしていた。
しかしその敵を倒しに行き
たいと願う少年と出会う。
死に急ぐかのような彼を見捨てられず、イルクは彼とともに山奥の町を旅立つ。
旅先で新たに仲間になる者たちにも勇者として求められることに辟易するイルク。
しかし旅が進むにつれ、勇者というものの本当の使命が明らかになっていく。
それは、神を殺す者としての役割。
神は再び世界に現れようとしている。
神殺しの勇者としてイルクの、進む道の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 08:16:29
1496285文字
会話率:45%
様々な匂いが好きな、匂いフェチの主人公(スノウ)。恋人や結婚相手は焼きたてのパンや焼き菓子であって欲しいといつも妄想している。冒険者養成所に在籍するスノウは、見た目はポーター(荷物運び)の格好のため仮免許Fランクと皆に思われているが、実はA
ランク冒険者のドールマスターであった。
数ある職業の中で不遇職No.1=ドールマスターとされているが、冒険者養成所で様々なスキルを身につけながら、錬金術のスキル(スキルスクロール)を習得するため、ソロでダンジョン攻略をしている。
とあるダンジョンクエストで魔女を救出したことをきっかけに、表舞台に出ることになる。不遇職とされるドールマスターの本当の姿が明らかになるとき、世界の理が大きく変わる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 16:46:03
32503文字
会話率:26%
魔法がなくなったと思われている世界で唯一、力を受け継いでいるスウィントン魔法伯家の令嬢・フィオナ。一年前、友人だったはずの男爵令嬢に嵌められて婚約破棄されたことをきっかけに引きこもっていたけれど、ひょんなことから王宮に勤めに出されることに。
そこでフィオナに興味を持ったのは王太子・レイナルドだった。「あれ、フィオナ嬢が使えるのって錬金術じゃなくて魔法…?」「い、いいいえ錬金術です!」「その声、聞いたことがある気がするんだけど」「き、きききき気のせいです(声も変えなきゃ……!)」
秘めた力を知られたくない令嬢と、彼女に興味津々な王太子殿下の、研究とお仕事とたまに恋のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 13:20:57
340724文字
会話率:46%
大学二年生の双葉桜都(ふたばおと)は、何かと緊張しいで不安を感じやすい性格だ。
舞い降りた雪の結晶を手袋に乗せて眺める事が好きな彼女の最近の頭の中は、焦がれるような物語が始まるのではないかということ。
きっかけは、バ
イト先からの帰り道。バスの車内から、男性に腕を引っ張られ、外に連れ出された事だ。その直後、バスは爆発しオレンジ色の炎を出し燃え盛る。なぜ、見ず知らずの私を助け出してくれたのか疑問に思う。その彼は、同じ大学の学生だと知るが、その後も何かと助けてくれたお陰で、緊張や不安から解放されるようになるのだが・・・。
一方、祖父の時計店を改築して小樽にペンションをオープンさせた誠実な青年、春野悠斗(はるのゆうと)は、妻と二人違う恐怖に苛まれながらも幸せに暮らしていた。そんな生活は半年で終わりを告げるのだ。残酷な終わり方で。
秘密を握るのは、悠斗の親友、月城岳(つきしろがく)。コミュニケーション能力が高く英語も堪能。ただ欠点は、遊んでいる人と思われている事。彼が握るのは、愛し合っている二人のための作戦。
物語は、互いを深く想い合うが故に、悪化の一途をたどり続ける。やり直せるのは、一度だけなのに。
舞台は、北海道の小樽と海を越えたカナダのバンクーバー。二つの土地に存在する蒸気時計と関係深く、明らかになる事実の数々と時間に抗う日々。胸が詰まるような事実と相反して、惹きこまれる愛情表現の数々に涙が止まらない壮大なラブストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 13:12:41
65774文字
会話率:48%
『当たり前だと思われていることがそうじゃなくなったら』について考えるのが好きな衛藤聖理は、高1の夏休み、父親の伯父からの招集により、田舎にある別荘へ訪れる。
しかし、別荘に彼の姿はなく、その上別荘に閉じ込められるという事態に陥ってしまう
。聖理は同じ場に集められたいとこたちや、個性的な客人たちと共に彼を探しながら外へ出ようと試行錯誤する。
けれどその屋敷に来てからというものの、階段がないのにいつの間にか辿り着いている地下室、鍵などないのに開かない扉、いつになっても明けない夜…など、あり得ないことが立て続けに起こる。
何故そのようなことが起こるのか、彼女たちを呼んだ彼はいったい何者なのか、何故ここに自分たちが呼ばれたのかー。何もかもが不明な状況の中、突然『姿の見えない何か』から、外へ出るために10のミッションをクリアするように要求される。
混乱する聖理たちなどはお構いなしで、さらに、その何かは聖理たちに、10のミッションを終える時までに、自分が出す質問の答えを各々出しておくようにと言い残す。その質問とは
『現実だと思っていた世界が、本当は夢の国だったら君たちならどうする?』
見知らぬ場所に閉じ込められた6人は、ミッションをクリアしながら各々の答えを出そうとするが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 11:00:00
121262文字
会話率:18%
王女であるエミリアと侯爵家嫡男ユリウスは、二歳と六歳で王命により婚約者となった。半年前、エミリアが二十歳になり、二人はめでたく結婚。
ある意味平穏が一番の幸せと考える人であれば、誰もが羨む特に何もない日々を送っていた二人。
空前の犬ブーム
に湧く王国で、エミリアの親友ハンナの夫に浮気疑惑が浮上する。
日々退屈さを感じていたエミリアは友人のため浮気疑惑の調査を開始する。対するユリウスは周囲から出来る男と思われているも、実はエミリアへの初恋をだいぶ拗らせたヘタレ男。しかし、紳士であれと、今日も愛する妻の前では、完璧な男を演じるのであった。
友人の浮気調査をしている妻。
そんな妻が浮気しているのではと疑う夫。
という勘違いものです。一人称、両主人公。全十九話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 08:35:15
82954文字
会話率:34%
私の名前はアンジェリーク・ロラン・アングラード。
ここアングラード王国の王女。‥‥なのだけれど‥‥
国を守る要ともいえる聖女でもある。
だからか、私は国王であるお父様や王太子であるお兄様にも都合のいい道具に様に思われている。
それでも私は今
は亡きお母様が愛したこの母国を見捨てられずにいる。
─私に自由や幸せはきっと訪れないのだろう。
私はお父様やお兄様に嫌われていても、国防の要として国外に出ることは許されないのだから‥‥
※残酷な描写ありや年齢制限は念のためです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 19:00:00
21387文字
会話率:46%
紀元前以降、何千年も人々を支配してきた魔王は突如討伐された。人類に平和が訪れて何十年も経った頃、アルター王国のフェルーリン大陸を一人旅している青年がいた。名をセカイ・フェルンヴェー。彼は魔術士であり、絶滅したに思われている【永久なる一族】の
生き残りである。彼は魔王と同じほどの年月を生きてはいるが、何処かに長期間住むでも、人と積極的に関わる事もせず、ただただその日の気分でだらだらと一生を過ごしていた。セカイの趣味の一つは偉人や英雄が残したとされる聖遺物の収集である。
当てのない旅をしていたそんなある日立ち寄った街で、精霊の国、もしくは森があるという噂を聞き興味本位で足を運んだは良いものの半日以上も森を彷徨っていた。途方に暮れていた時、森の奥から声がしたので行ってみると湖の上で座って誰かと話をしている少女、名をシエル・エフェメラルと出会う。シエルは精霊とは違い【神霊族】という一族であり、彼女もまた何千年も生きており、精霊の国から出たことのない箱入り娘であったが、セカイと出会い彼の人間性に興味を持ったシエルはセカイと共に旅をしたいと申し出てきた。最初は断ったがシエルの強い押しと精霊の国の国民達の想いを聞き、彼女の同行を許可して一緒に旅をする事となった。
これはセカイと自分が変わるきっかけをくれたシエルと出会って沢山の人や新たな仲間と出会い、旅をして成長していくファンタジー物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 18:08:44
1890文字
会話率:4%
ファンタジーな魔法がありつつも、人類は未だ進化途中の世界―――。そんな世界にドラゴンの身体となって転生した男が、時にロマン溢れる城塞都市を作ったり、時に新しい魔法を発見したりしながら、千秋万歳の世を生きる物語。
最終更新:2024-03-02 16:03:41
8104文字
会話率:4%
でも、どう思われているのやら
最終更新:2024-02-28 10:07:14
1660文字
会話率:0%
ナディアが侍女として使える第二王女は原因不明の病気で臥せっており、もう長くないと思われている。その王女には恋人のクリストフがいた。
ある日、王女がナディアに頼んだのは、自分が死んだら、自分の代わりにクリストフと結婚して欲しいということだ
った。一方のクリストフからは、別の厄介な相談を持ちかけられる。ナディアは、どうにか皆が不幸にならない方法がないか模索するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 18:26:15
14808文字
会話率:46%
二月十四日。蒼嶋透希は図書委員の後輩からチョコレートを受け取る。普段の接し方ゆえに「変な先輩」と思われているのではないかと恐れていた彼は、少なくともチョコレートを贈る価値があるくらいには尊敬されているのだということが分かり、ふっと安堵で胸を
撫で下ろした。
しかし、僕にも作ってくれてありがとう、と言った彼の言葉を後輩の女の子は否定して……?
──────────
前編後編の構成を予定しています。十四日中に終わらなかったので(こういうのは機を逃したら終わりなのだと理解しながらも)後編は十五日に出します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-15 21:51:48
10023文字
会話率:29%
高校2年生、夜咲遥斗(よるさきはると)は配信者である同じクラスの夏目翔斗(なつめしょうと)そして3年の秋山瑞希(あきやまみずき)、1年生の城田千冬(しろたちふゆ)達とゲームを楽しんでいた。そんなところに大手VTuber事務所からスカウトされ
VTuberデビューする。
そして、もれなく全員イケメンである。
遥斗 1匹狼イケメン 読書が好き 眼鏡をかけている。目つきが悪いと思われているが、前髪が目にかかって痛いだけである。黒髪。顔がいいことはもうバレている。
翔斗 ヤンキー 制服を着崩してる。口が悪い時もあるが、礼儀正しくクラスの人気者。金髪。父が厳格で常に女性には優しくと教えられてきた。妹が2人いる。
瑞希 生徒会長を務める。頭がずば抜けていい。髪の毛は少し長めのウルフヘア。ピンクの髪の毛。みんなのお母さん的立ち位置。いつもニコニコしているが、集中すると男らしさが際立ち、そのギャップでこの4人の中で1番モテる。制服はセーターをよく着ている。
千冬 沼男。エロい。とにかくエロい。なんかいい匂いする。 1部の男子人気が高い。 基本人に興味がなく、その場を上手く立ち回れたらそれでいい。ドライな一面がある。中性的な顔立ちで女の子の事をよく分かっている。そして自分がモテることもよく分かっている。策士。自分の立ち回りがよく分かっているからこそ人間関係に困ることもある。3年の瑞希にはよく懐いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 05:48:15
2880文字
会話率:74%
「もしかして最近、涼が言ってた魔物に通じてる人間がいるかもしれないって、お前のことか!」
(え、おにぎり一個あげただけで魔物側認定されるの!?)
「(おにぎりをあげた)理由は簡単だよ。俺の(命の)ためだ」
「自分のため……って、あんた魔
物がどれだけの人間の命を奪ってきたのか知ってるの!?」
「知ってるよ(ニュースで見たし)でも(おにぎりをあげたのだって)俺の(命の)ためなのだから仕方がないだろ?」
「自分のために魔物たちに命を奪わせているのか……?」
(エッ何のこと!?)
この話は言葉足らずのせいで少年漫画の主人公っぽい人たちに黒幕と勘違いされる。
そんな自業自得な男の話だ。
「俺は普通に生きてるだけなのに!!!!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 19:00:00
3026文字
会話率:38%
必死の思いで告白した俺はどうやら、嘘コクをしていると思われているらしい。違うから、本気だから!!と言っても全然信じてくれない。
最終更新:2024-01-27 23:21:35
2320文字
会話率:45%