普通を望む男子高校生・慎爺(しんじ)は、自由で温かな校風の私立・鵬桜条学園で、目立たずマイペースな日々を送っていた。
唯一の相棒、陽キャの龍一と「面白いことを共有する、関わらず傍観する」という“協定”を結び、恋愛騒動やクラスの人間模様を遠巻
きに眺めてきた。
──そのはずだったのに。
クラスメイトの鈴谷未来(すずや・みく)と最悪な出会いから始まったふたりは、なぜか少しずつ、友達になっていく。
けれど未来には、秘密があった──それは、かつて慎爺に救われた「過去」。
けれど「憧れ」と「恋」の境界線が曖昧なまま、未来は一歩を踏み出せずにいた。
慎爺もまた、未来への想いを抱きながら、壊れるのが怖くて手を伸ばせない。
すれ違い、照れ隠し、踏み出せない想い。
距離ゼロセンチメートルの場所で、心だけが、まだ触れられない。
過去から繋がった、ふたりだけの青春。
これは、「まだ始まらない恋」の物語。
「好き」と言えないふたりが、
それでも、互いの心に触れようとする、
小さな勇気の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 21:00:36
80620文字
会話率:25%
人間関係に疲れ、SNSの喧騒から逃れるように、螢は深夜のチャットルームに安らぎを見出す。ハンドルネーム「カゲロウ」と名乗る顔も知らない相手との静かで優しい交流は、いつしか彼女にとってかけがえのない時間となっていた。
しかし、カゲロウの突然の
消失は、螢に深い喪失感と問いを残す。彼は一体誰だったのか? あの温もりは本物だったのか?
これは、デジタルの海で出会った束の間の繋がりと、そこから現実世界へと踏み出す小さな勇気を描く、現代の心の物語。霞むような寂しさと、確かな温もりが交差する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 16:40:53
3634文字
会話率:36%
毎朝同じ電車で見かける女性に密かに想いを寄せる小説家志望の主人公。ある日、彼女が意図的に手帳を残していき、それをきっかけに二人は出会う。
最終更新:2025-05-07 12:38:06
2205文字
会話率:41%
――言葉にできなくても、〝好き〟はきっと届く。
教室の隅で、いつも俯いていた少女。
誰とも話せず、声を震わせ、心の中で何度も言えずにいた。
それでも彼女には、世界で一番好きな存在がいた。
眩しい笑顔で、かつて自分を救ってくれたアイドル、星
乃あやせ。
うまく言葉にできない。
それでも胸の奥にあふれる、この想いを――
小さな勇気を握りしめ、少女は今日、初めて前を向く。
これは、不器用な〝好き〟が奇跡を起こす、ささやかな一歩の物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※下の創作背景は、読了後に見ることをオススメします。先に見たければ、どうぞどうぞ。
自分への課題として執筆したものです。
○○になりたい!
○○が好きだ!
そう思う人なら、何かしらすぐに行動を起こしてる。その気持ちが本当なら行動として現れてるよね?
——そんな感じのことをよく聞く。
でもそれは違うと、私は言いたい。
あるアニメがめちゃくちゃ好きだけど、それを上手く語れない人って、一定数いるよね。世間一般では、アニメ好きなら語れなくてはならない、語れて当然みたいな、固定観念のような風習がある。
でもそれって、人それぞれ。夢を目指す人の歩く速さは人によってバラバラだし、好きだと思う熱量は語れないだけで内に秘めてると、私は思う。
たしかに世の中には言うだけで実行できない人もいる。けど、なにかしらアウトプット出来ないと、夢や気持ちの証明にならないなら、それこそ夢がないと思うんだ。
——何かを〝好き〟という気持ちは、行動だけでは測れない。
それを知って欲しくて、私はこの短編を書いたんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 08:18:14
2626文字
会話率:25%
ボクたちは、本気で“転生”を信じていた——。
小学4年生のカズは、いじめと孤独に耐える日々を送っていた。そんな彼にとって、2歳年上の幼なじみ・えっちゃんは唯一の救い。優しくて、大人びていて、誰よりも強い女の子。
ある日えっちゃんが言った。
「私、異世界に転生したいの」
それは、ただのウワサだったはずだった。裏山の西の祠で“正しい手順”を踏めば、異世界へ行けるという——。
幼なじみへの想いと、心の奥に押し込めていた願い。そこにクラスの人気者・ヤンマも加わり、三人の奇妙な“儀式”は始まる。
ここではないどこかへ。
逃げたいだけじゃない。変わりたい、守りたい、そして一緒にいたい。
でも、本当に“転生”できたとしたら……それは、冒険の始まりなのか? それとも、さよならの合図なのか?
転生を信じた少年少女の、小さな勇気と大きな選択の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 11:40:00
17954文字
会話率:55%
自分でも分からないくらい小さな勇気や覚悟や夢。
絶望して無理だって諦めて、自分には何もないって思っている。
本当は心に燻っている灯火がある。
それを信じて走り出した。
そんな情景を思い浮かべながら書いた詩です。
最終更新:2025-03-15 00:05:47
303文字
会話率:0%
一人の青年が、小さな勇気を振り絞るまでのお話。
#匿名両片想いな二人短編企画
ノリ遅れ作品です!!!悔しい!!!!
最終更新:2024-08-11 10:22:15
4794文字
会話率:26%
アノン教の大聖女ルチア・ラルテリアは今日も神に赦しを乞う。
神の花嫁に選ばれた彼女は人間の男に恋をしてしまったからだ。
時折、祈りに足を運ぶ茶髪の彼。いけないと分かりつつもルチアは無意識に目で追ってしまう。
神の教えを守りこの恋を諦めるの
か、それとも大聖女でありながら神に背くのか・・・
大聖女ルチア・ラルテリアに神と恋の試練が下る。
信仰とは何か神の教えとは何かを考えながら試練に立ち向かう、聖女の小さな勇気のお話。
ー
『Thanks 20th』に作った大体7000字くらいの短編です。
気軽にお読み下さい。
もし興味がありましたら、私の他の作品にも目を通してくれたら嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 07:39:06
7406文字
会話率:45%
現代とほぼ変わらないが、魔法の概念が追加された異世界。
そこにTS転生した主人公が、小さな勇気を振り絞る。
最終更新:2024-02-26 01:00:00
3160文字
会話率:34%
魔王が勇者一行に討ち取られて数年。
ある田舎街に住む1人の青年が居た。
彼の名はラグナ・クリランス。
彼の境遇や志はやがて多くの者を惹きつけた。
これは、彼とその友人たちが引き起こす誰にも語られない小さな勇気の物語。
※以前別
サイトで執筆していた作品のリメイク版。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 00:00:00
9436文字
会話率:36%
14歳の内気で人見知りな子、サクラは、森で見つけた古びた剣を手に入れる。それは伝説の剣で、魔法使いのラメと共に魔王退治(と、その他幾つかの目標)のために旅に出る。
小さな勇気で、強大な敵に立ち向かっていく異世界ファンタジーです。
最終更新:2023-03-31 14:55:24
26200文字
会話率:51%
王子クリスティアンと侯爵令嬢シェリルは両思い。
2人の母は親友で毎年の夏は王家の避暑地で一緒に遊ぶのが恒例だった。
10歳まで2人が同じ思いのままだったら婚約する予定だった。
しかし、6歳の冬にシェリルの母が流行り病で亡くなったのを切っ
掛けに疎遠になった。
王子はシェリルに会いたいけれど会いに行く勇気がなかった。
王子の10歳になった誕生日会で婚約者を決めることになる。
王子は勇気を振り絞った。
シェリルの家に送る招待状に『シェリルが来なければ会いに行きます』と追記した。
たった1行の追記した言葉。
それが疎遠になった2人の物語を大きく動かすことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-08 02:00:17
6423文字
会話率:35%
異世界転生ファンタジー。
幼馴染みへの恋心に悩む親友の背中を押した日、不運な事故によって命を落としたトールは、何故か、異世界の『本』に転生してしまっていた。異世界で唯一人、トールの思考を読み取ることができる少年サシャを支えることで、トー
ルも、『魔導書』として異世界で生きる意味を見出していく。
――一人と一冊の武器は、知識と誠実さ、そして小さな勇気。
※1 土日6時更新予定。
※2 全9章構成予定(現在第5章まで執筆済)。
※3 アルファポリス、カクヨム、pixiv、エブリスタ掲載済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 20:00:00
526762文字
会話率:43%
人間と魔族が仲良く平和に暮らす世界セルリタ。
その平和は魔力を統べる王である、魔王により保たれていた。
主人公ラルフの暮らすラントリールの村に、異世界から勇者がやってくるその日までは……。
少年の小さな勇気から始まった物語は、やがて世界を動
かす大きな物語へと発展していく。
絶望を味わいながらも、仲間たちとの出会いを経て、彼は成長していく!
チートの敵に立ち向かう立場逆転ファンタジー!
※カクヨム様、ノベルアッププラス様でも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 14:02:41
68069文字
会話率:61%
大航海時代の「あの」有名人がなぜオフィスに!!?
ー俺がいつも通り出勤すると、きこえてきたのは隣の事業部の彼女の声だった。
これは俺が彼女と出会って、小さな勇気を出した話だ。
日常を切り取ったほんのり笑える、とりとめもない「ささいな物語」
。
※この作品はnoteにも掲載しています。(https://note.com/sasaina_inteli/n/n955187d674d4)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-09 18:07:21
4313文字
会話率:9%
どんな風に感じて戴けるのかなあ。
短い詩です。
読んで戴けたら倖せです。
最終更新:2021-07-13 07:02:26
368文字
会話率:0%
初投稿の緊張感を伝えたいだけの文章です。
キーワード:
最終更新:2020-10-10 11:48:55
614文字
会話率:0%
ある日の昼休み、闘熾と零奈に屋上へ来るように、と差出人不明のメッセージが届く。しかし、そこには誰もいない。帰ろうとした瞬間、後ろから殴られ気絶する。目を覚ますとそこはー。
最終更新:2020-06-10 23:17:25
2151文字
会話率:83%
子供だった頃の方がきっと、人は勇気を持っている。大人になるにつれて勇気は小さくなっていく。小さな勇気も出せなかった僕は、あの時彼女に何と声をかければよかったのか
最終更新:2020-06-03 21:55:48
598文字
会話率:23%
紅茶のお店を営む、はるの。
はるのが作る紅茶は少し不思議。
小さな勇気を、幸福を与えてくれる。
はるのは偉大な魔女のたった一人の娘。
魔法は使えるけれど、母には遠く及ばない。
皆には内緒。
そんな彼女は、従業員のロイや街の人々と穏やか
に時を過ごしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 11:53:56
3513文字
会話率:35%