「氷属性の北沢さんは鑑賞用」
そんな言葉が男子の間では飛び交っていた。北沢というのは北沢あかねという女子で、ことあるごとに氷属性な態度を振りまく。「あなたに興味はないかな、ごめんね」「私のことは放っておいて欲しいかな」とか。とにかく誰彼
構わずそんな態度。
俺は喫茶室『ららら』の従業員である。その店の窓際の席に何やらパソコンの画面と向かい合っている北沢あかねの姿を発見する。彼女にパソコンでなにを書いていたのかを問いかけると、なんと小説を書いていたそうなのだ。ちなみに俺はプロ作家で、北沢から小説の師匠になってくれと頼まれる。俺はそれを承諾し、師匠になる。
「だ、誰にも言わないでくれるとありがたいんだけど……」どうやらこの秘密は俺たちだけの間で共有ってことらしい。「クラスのみんなに読んでもらって、私のこと知ってもらいたいんだ」というのが彼女の願いらしい。氷属性の北沢はどこへやら、彼女は笑顔だった。
後日のデートで、彼女からこんなことを聞く。「私、将来は小説家になりたいって考えてる」と。俺はその夢を応援してやりたいと思った。だがその夢は、彼女の父親によって反対される。「夢を見るのはやめなさいあかね。就職しなさい」と、彼女の父親は頑として認めてくれなかった。
小説家の夢を認めさせるには、小説の内容で納得させるしかないと考えた俺たちは、新たな作品に取りかかることにしたのだが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 17:00:00
59879文字
会話率:36%
空野奏多先生の「ブルジョワ評価企画」への参加作品です。
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
真夜中のおかしなテンションの中、一夜漬けの設定とプロットで、勢いだけで『小説家になったろう』に小
説を書き始めた。ある日、知人の連絡で、その作品がランキングの意外と上位に入っていることを知る。
続きを書くつもりはあまりなかったのだが、ランキング入りとともにたくさんもらえた評価ポイントに後押しされて、続きを書こうと決意する。
仕事と両立して書くのは大変だが、ランキングがかなり上位に入ってしまい、どうせなら、『小説家になったろう』の表紙を目指そうと、必死に書き続ける。
しかし、その結果として、完結まで書き終えた後、燃え尽きてしまうことに……。
燃え尽きた作者は復活できるのだろうか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 21:00:00
28468文字
会話率:14%
主人公刃櫛(はくし) 書(かいと)は小説家を目指している。彼が小説家を目指して早二十年。彼が二十歳ごろの就活のとき、彼書は『僕は小説家になりたい』と宣言。学生時代から小説家を目指している。
「僕は現在四十六歳。今まで自筆小説を大手出版社に
応募しているものの、全く芽が出ず、最近になって同人誌即売会に席を出すようになったんだけど、、、でも僕のブースで閑古鳥が鳴く。
僕は小説家の夢があるんだ。『働かない。働くようになったら負け』が僕の信条だ。僕は腐っても小説家の自負があるんだよ。
そのうち気が付けば僕は四十代。家庭を持っている実弟に応援なのかな?それをされつつ、今までを、親の年金の分け前で暮らしていた。まだ親の年金があるし、親もいるしのモットーで実家にいる。
だが、急に親が家を出て行ってくれ、と僕に言い出した。弟の豪もそれに乗り、本気で行政や業者に頼んでまで、僕を追いだそうとしてくる。家族が僕を追いださない条件は、せめてアルバイトでもしろ、だと―――!?
ひえぇえええっやめてーっ家を追いださないでーっ僕はお尻に火が点いたとき、ハッと我に返る。せめてバイトなら『負け』にならないよね?と。実家を追いだされそうになったとき仕方なく僕は初めてバイト探しに。
即戦力にならないような方は採用できません、と言われ続けるも、一つのバイト先が決まる。そこは港湾地区にある一つの倉庫だった。『前にいた茂部(もぶ) 影(えい)より使えねぇ奴』(←「茂部?誰だよそいつ。僕は前にいた人なんて知らないよ」)と先輩今池 悠介くんこと、今(こん)ちゃんに僕はさげすまれ、その倉庫で、時給千円のバイトをしながら、僕は『小説家たる僕をバカにした奴、バカにしている奴らを小説で見返してやる。自分の夢を諦めてあくせく働いているお前達のほうが、負け犬だ』『僕は必ず売れてやるッ売れっ子作家になってやる!!』、と僕は、倉庫の奴らに啖呵を切るぜ、と。そこで僕の話は完結?そんな僕のはなばなしい出世話?だ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 13:55:57
69856文字
会話率:37%
夢には、賞味期限がある。
生ものみたいな夢は、腐るのも早い。
だけど、長期熟成させることで、始めて開く夢もある。
最終更新:2023-02-03 23:39:54
1310文字
会話率:0%
小説家を目指すコンビニ店員。小説家の夢も実らず、死んだように生きる毎日に嫌気がさすが、命の有様を目の当たりにして…?
最終更新:2023-01-23 00:39:36
4000文字
会話率:59%
東:これは持論なんですけど、推理小説における共犯はナンセンスなんですよ。
記者:と、言うと。
東:ぶっちゃけた話推理小説で共犯が使われる場合なんて、その9割は作者の思いついたトリックが単独では実現不可能で、でも捨てるのは勿体ないから
やむを得ず共犯者を立てる、というパターンなんですよね。だから共犯者の設定は適当になりがちだし、結果として話は面白くならない。
記者:確かに東さんの小説はどれも単独犯でしたね。とすれば、少なくとも今後も東さんは共犯の推理小説を出すことは無い。と?
東:もちろん例外はありますよ。共犯関係そのものをメインに持ってくる場合とか。あと……
記者:あとは?
東:完璧な完全犯罪のトリックなら、共犯でも仕方ないかなと。なにせ、推理小説家の夢ですからね。
2002/10/10発売 週刊ミステリィ43号 巻末インタビューより抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 09:47:29
3730文字
会話率:54%
緋野雫は、他人と関わるのが苦手な中学2年生。ある日、古本屋で「ゴートの書」という「書いたことが現実になる魔法の本」を手に入れる。翌日、死んだはずの姉から「魔法使いを倒してほしい」と言われ、雫の人生が変わり出す。小説家の夢や恋に悩みながら、こ
の町に潜む悪の魔法使いを倒し、大切なものを見つけるまでの、雫の青春ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 14:10:35
12456文字
会話率:22%
菱村純には憧れの人がいる ――――
「人気イラストレーター兼Vtuber“うすいさち”に会うためには小説家になるしかない!」そう考えた、純はうすいさちに挿絵を担当してもらえるように小説家を目指すことにした。
しかし、純には執筆の才能は
なく、ラノベ新人賞に応募するも10作連続1次審査落ちをしている。
そんな時、父に小説家を目指していることがバレてしまう。当然のように反対され、言い合いになってしまった。
小説家の夢を諦めきれない純は父と1つの約束をする。「次の新人賞で一次審査を突破できなければ小説家を辞める」と。
親友やバイト仲間の協力のもと、純は小説家を目指す。そして、純は“うすいさち”に出会えるのか……
*この作品は「カクヨム」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 20:31:35
104161文字
会話率:58%
病で倒れた父のために進学をあきらめ、小説家の夢も捨て去り、希望のないアルバイト生活を送る二十歳の青年・万里。たったひとつの日課は近所の公園の丘で星を見ること。
夏の夜、いつものように望遠鏡をたずさえて登った丘で、彼は夜空に思いを馳せる風変わ
りな少女・鐘奈と知り合う。
「あの星を見つけると勇気が湧いてくる」「誰にも愛されないあたしのこと、あの星だけは神様みたいに優しく見守ってくれてる」──。
隣り合う時間を重ねるうち、鐘奈の距離を次第に縮めてゆく万里。彼は知るよしもなかった。やがて、彼女の存在が閉塞的な状況を打破し、ふたたび小説家を目指す契機となることを……。
希望はラストまでの一気読み。すべての小説家希望に捧げたい、2021年クリスマス小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 19:00:00
45147文字
会話率:47%
一度は小説家の夢を諦めた主人公が、とある事情で知り合った少女と一悶着やり合った末に、未来へ歩き出す物語。これは、全ての夢を見る少年少女に捧げる。
最終更新:2021-02-18 22:37:58
98522文字
会話率:40%
退屈な高校生活を過ごしていたアオハルの元に、かつての幼なじみであるユメが転校してくる。その上、なんと同居することになってしまうのだった!
過去にユメを傷つけてしまった過去から気まずい関係の二人だったが、ユメがイラストレーターであることを知り
、アオハルはかつての夢だった小説家の夢を目指すことになる。
アオハルが物語で、ユメがイラストを。二人は一緒にライトノベルを出版するという共通の夢を叶えるための一度きりの青春を駆け抜ける――!
夢に向かってひたむきに頑張る、「夢を追うことの素晴らしさを描く青春ラブコメ」です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-16 20:15:36
122357文字
会話率:51%
売れない異世界物語を書いている小説家である佐藤蓮二
小説家の夢を諦めて実家に帰ろうとしたところ自動車事故に巻き込まれる。
目がさめるとそこは知らない森だった。
そこから美人なメイドに助けられてなんやかんやしているうちに気づいてしまう…
ここが自分が書いている小説の中の異世界だと!!
蓮二は自分が書いた異世界を救うことが出来るのか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-25 22:46:55
1563文字
会話率:9%
大学を出て2年。一向に小説家の夢をかなえられない進士と、恋人の絵美の日常を描いた物語。
本気にならない進士に絵美のお叱りが!?
最終更新:2018-11-24 18:51:07
1550文字
会話率:61%
小説家の夢を諦めた大学生、立花龍之介はクリスマスイブのバイト帰りに中学の同級生、柊木一葉と再会する。あの頃の面影を残す彼女は、なんと声優の夢を叶えていてーー。
夢と現実の差にもがき苦しむ一人の少年と約束の物語。
最終更新:2018-06-30 22:29:34
6763文字
会話率:53%
ある新潟県に位置する田舎の男子高校生、梶原一樹十五歳。
朝起きれば生計をたてるために新聞配達の仕事をしている。
学校ではいじめや面倒事にならないようにクラスメイトとは完全に距離をとっている。
そして帰りに蛇かつのごとく嫌っている唯一
の肉親である母親が認知症で入院している病院へと毎日世間体の為に通うのだった。
家に帰るとネット小説を書き続ける日々。
中学時代に辛い経験をして、人とはあまり関わりのない小説家の夢を見ている。
そんな日々の中、学校で一人の女生徒が彼に気にかけ物語の警鐘が鳴り、それを人は俗に言う運命と呼んでいる。
彼の生き甲斐はネット小説を書くこと。
その思いが誰かに届いていた。
それもすぐ側にその相手はいた。
「私だけのアーティスト」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-17 04:00:00
181583文字
会話率:26%
生まれ付き心臓が弱い少年奏慈と、ある日癌と申告された少女美歌が運命的にも病院で出会い残り少ない人生を過ごして行く
お互いが意識し合い共に成長していく二人。自分がここに居るという証明をしたい美歌に少しずつ心を開き小説家の夢を一度は諦めた奏慈
が再び希望を持って必死に生きていく儚い恋愛ストーリ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-25 00:45:13
11544文字
会話率:49%
『愛と憎悪と私と私』の第二弾です。 今回はオムニバス方式で、女性達が恨みを晴らしていきます。現在『幼馴染み編』『静かなる憎しみ編』『イジメからの憎悪編』『小説家の夢編』『漫画家志望編』の5話完結済。好きな話だけ読んでくれてもOKです。迷い
込む復讐のラビリンス。それは、愛と憎悪に満ちた女達の物語である。前回同様、昼ドラ感覚のドロドロしたドラマが待っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-19 10:27:55
25910文字
会話率:30%
現実なのか、想像なのか、
それとも小説家の夢なのか。
小説を書く小説家の話ですややこしいです。
最終更新:2013-04-04 20:00:42
3023文字
会話率:24%