主君とその細君を惨殺した剣客・日影龍真は、妖怪退治のため人喰い鬼の出るという宿場町を訪れた。そこで龍真は鳳仙と名乗る九尾の狐と出会う。鳳仙は、龍真の胸に巣くう厭世の病を見透かし「貴方の在り方には瑕(きず)がある――」と嘯いた。
無常を肯
定する鳳仙の態度に興を惹かれた龍真は、彼女との同行を決意するが、都から鳳仙を連れ戻しにきた密使・月原麟之助が行く手を阻む。
龍真と麟之助。二人の剣客は、鳳仙と武士の矜恃をかけて衝突する。あと一撃で決着がつくという瞬間、かつて龍真が討った因縁の妖怪・土蜘蛛が現れて――。
晩秋の宿場町を舞台に、美しき妖怪と虚無を巡る若き剣客の物語。和風伝奇小説。
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※この物語は作者の妄想に基づく完全なる虚構・フィクションです。
※登場する団体、地名、氏名その他に於いて万一符合する事があったとしても、それは創作上の偶然である事をお断りします。
※失敗作。詳細は活動日報をご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 13:20:29
79963文字
会話率:47%
救国の英雄、と私は呼ばれている。
だけど私は、本当は英雄になんてならなくてよかった。
ただ平穏に、君のそばにいられれば、それで良かったのに。
3000字ちょっとの短いお話になります。
最終更新:2022-09-02 19:51:22
3386文字
会話率:31%
中学2年生の白川光一は、古い仏像から転がり落ちた虎目模様の玉を拾った・・・やがて、おしゃべりをする犬に出逢い・・雷の精霊である美しい少女に主人と呼ばれ・・・彼は自分でも気づかないうちに、不思議な冒険に足を踏み入れたのだ。
(主人公と変わり
者の友人、美人の担任の先生、犬になってしまった探偵、美少女の雷精霊・・個性豊かな面々が、精霊の絡んだ難事件に挑みます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-02 20:32:12
99539文字
会話率:47%
田舎の貧乏貴族の娘であるエリーザは初めて参加した王宮での舞踏会でヨハン王子に話しかけられる。ヨハン王子の気まぐれによってダンスホールで自作の曲を歌ったエリーザは、その事件を契機にしばしば王宮に招かれるようになる。王宮での交流を通じてヨハン王
子の有力な結婚相手候補だと見なされるようになっていくエリーザだけれど、ヨハン王子には既に婚約者が存在していた。高級貴族の娘であり、エリーザとは比較にならない美貌を持つ婚約者アネットとの抗争は王宮の貴族たちを二分する争いへと発展する。そんなある日、エリーザのもとに王子の密使から手紙が届いて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 14:59:18
40840文字
会話率:28%
何か起こってからでは遅い、そこで密使を立てることとした。
キーワード:
最終更新:2021-01-01 00:00:00
902文字
会話率:53%
貴族の娘であるラナ・ハトリーネは、皇帝・カツネイアと婚約していた。
親に決められた結婚・・・ラナは不満でしかたがなかった。
だが、お忍びで商店街に行った時、ギルネス・アーファルという男性に出会い、惹かれていく。
しかし、ギルネスの家は着物屋
。
貴族であるラナとは格がちがった。
それでも、ラナはギルネスへの思いを隠しきれず、母のミーナにギルネスのことを話す。
当然、ミーナは断った。
そこから、ラナとギルネスの戦いは始まったのだった・・・
ラナはギルネスと共に国内から脱出し、アーネス王国へ逃げ込む。
山の中でさまよっていた2人は、『七つの精霊』の1人、マイアーと出会い、力を与えられる。
ラナはまず、カツネイア率いる皇帝軍の崩壊を促すべく、密使を放った。
工作は成功し、皇帝軍は解散することとなった。
それだけではなく、ラナは貴族の姫のつらい人生を内外に知らせるため、各地で講演を開く。
国民たちの不満をつのらせ、反乱軍5千万人を率いて挙兵。
対する貴族軍は1億5千万。
兵力は歴然だった。
『七つの精霊』が目覚める時、王国は救われる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-30 20:36:26
667文字
会話率:24%
このリプレイでは『常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ』基本ルールブックの他に、『ヘレティカノワール』、『ノブレスストーリア』、『サングトラヴェリア』記載のルール及びデータを一部適用しています。
眠りに導かれた夢の中、騎士らは妖精公アリエルの
お茶会に招かれる。森の中の優雅なる茶会の顛末は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-13 14:51:01
14359文字
会話率:87%
このリプレイでは基本ルールブックの『ドラクルージュ』に加えて『ヘレティカノワール』『ノブレスストーリア』『サングトラヴェリア』記載のルール及びデータも一部適用しています。
ダストハイム北部。薬草園を有するブルーメン領から、一人の遍歴が北の森
へ分け入る。叡智を求め、同じ主に叙勲されし先達を訪ねるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-06 07:07:34
24613文字
会話率:59%
記憶を失い倒れていた白い髪の女剣士。
突如隣国に侵攻し始めた軍事大国オルドナ。
千年王国に向けて放たれる密使。
図書館に現れた青装束の青年。
いくつかの物語は絡まりあい、たった1本の魔剣にたどり着く。
東アストニアを舞台に繰り広げられた
「オルドナ解放戦争」を描く戦記ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-11 09:01:46
48347文字
会話率:20%
四大大国の1つ、クリストファバール。
魔法大国として、大陸にその名を馳せる帝国。
新皇帝が就き、正妃を迎え国が祝祭を上げる中。皇帝の実妹である第2皇女アイリスは、1人の従者を連れて何時ものように遠出に出掛けていた。
祝祭に出席する為
に、各国から大使が集まり新皇帝と正妃に祝辞を述べる中。1つの事件が発生。
第2皇女アイリスを嫁として貰い受けたいという、モノ。
己の結婚話が浮上しているとは知る由もないアイリスは、神聖アルカデリックの国境付近の森を散策していた。
その森では、アルカデリックから何とか逃げ出せた第2王子が野盗に襲われ1人の従者と戦いを繰り広げ、ピンチの所を危機を察知したアイリスに助けられ、城へと迎えられる。
そうして、城へ戻ると2つの問題が浮上する。
アイリスの嫁の件と、中立国のお家騒動。
まるで無関係の様な2つの事件。
解決策を模索する中、アイリスとアルカデリックの第2王子カイデルの距離が縮まって行く。
そんな中、密使による調べで今回の件の様相が明らかになる。
別々であった筈の2つが、1つに繋がった時。
そこには、過去に起きたある事件が根底にあった。
それはまだアイリスが魔法兵団の大隊長であった頃に起こった事件。
皇女でありながらも、高い魔法力と剣術の腕前を持ち、自ら国家の中でも随一と謳われる軍隊、魔法兵団に入団したのだった。
アイリスは、全てを終わらせる為に自ら剣を手にして軍を率いる。魔法兵団は、アイリスの軍と言っても過言ではなく。全ての裏を握っていた人物が起こした事件も、魔法兵団が関わっている事もあり、迅速な対応を求められた。
事件解決に乗り出した魔法兵団と、それに参戦するカイデル。2人の距離は縮まる一方で、戦いの火蓋は切り落とされた。
事件は無事に解決出来、アイリスとカイデルはどのような未来を選択するのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-19 21:41:58
2929文字
会話率:35%
一九四五年、完成が目前に迫る原爆を日本に投下される前に終戦に。関豊は密命を帯びて帰国した。懸命に政府を誘導しようとする豊に危険が迫る
最終更新:2008-03-25 13:13:52
39549文字
会話率:36%