侯爵令嬢のセーラは、1人崖から海を見つめていた。大好きだった父は、2ヶ月前に事故死。愛していた婚約者、ワイアームは、公爵令嬢のレイリスに夢中。
さらにレイリスに酷い事をしたという噂まで流されたセーラは、貴族世界で完全に孤立していた。独りぼ
っちになってしまった彼女は、絶望の中海を見つめる。
“私さえいなくなれば、皆幸せになれる”
そう強く思ったセーラは、子供の頃から大好きだった歌を口ずさみながら、海に身を投げたのだった。
一方、婚約者でもあるワイアームもまた、一人孤独な戦いをしていた。それもこれも、愛するセーラを守るため。
そんなワイアームの気持ちなど全く知らないセーラは…
龍の血を受け継いだワイアームと、海神の娘の血を受け継いだセーラの恋の物語です。
ご都合主義全開、ファンタジー要素が強め?な作品です。
よろしくお願いいたします。
※カクヨム、アルファポリスでも同時配信しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 07:10:00
94694文字
会話率:47%
古代中国に似た異世界。
真冬の池に突き落とされ、『海琴(みこと)』という高校生として生きた前世の記憶を取り戻す。
腐れ縁のあいつといっしょに召喚された『海琴』は、わけもわからず殺されたのだった。
そんな残酷な世界に転生した僕──『
雨(ユイ)』は、水を浴びると黒髪の人魚へと変化する特殊な体質のもち主に。
この世界で、黒髪は神の使いだという。
育ての親からは、こき使われ。
同年代のこどもからは、いじめられ。
村のどこにも居場所を見つけられずにいた僕の孤独な日々は、なんの前ぶれもなく終わりを告げる。
血のにおいをまとった、黒ずくめの男の手によって。
「──人間風情が、舐めた真似を」
僕は、一夜にして血の海となった村から逃げ出した。
「あんた、うちに来ないか?」
行くあてのない僕を気にかけてくれたのは、いわゆる用心棒を稼業にしている鏢局(ひょうきょく)のみんなだった。
「おれは、ミコトといっしょにいきたい」
──そうだね。行こう。生きよう。
ちゃんと息ができるように。
だれかに利用されたり、怯えたりしないですむように。
これは独りぼっちになった臆病者が、情けなくわめいて、足掻いて、たいせつな仲間を見つける、愛と冒険の物語。
※本作は『男の子同士のキスやハグ』など、一部ボーイズラブ表現がございます。
※過度な性的描写はありません。
※使用しているイラストはすべて自作のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 00:47:46
49646文字
会話率:36%
写真を撮ることを趣味としている少年。だが、偶然ビルから女性が飛び降りる瞬間を動画に納めてしまう。日常に溶け込む少年ならではの絶望と虚無を描く短編小説。
最終更新:2024-01-09 18:53:50
17079文字
会話率:44%
あるところに嫌われものの神がいた。
それは災厄を司る厄神で、とても美しく、とても残酷で、そしていつも独りぼっちだった。
構うのは心優しい梟の神だけ。
ある時、嫌われものの厄神は白い髪というだけで村中から忌み嫌われている盲目の少女に出会う
。厄神の美しさが見えない少女は、厄神を人だと思い込み、何の畏れも抱かずに懐いていく。
初めて懐かれた嫌われものの厄神は、生まれて初めて自分以外の存在を愛でた。まるで親鳥のように転べば抱き抱え、風邪をひけば腕に抱えて温めてて、不器用ながらに自ら作ったものを食べさせる。それはそれは大切に慈しんだ。
梟の神は喜んだ。
人を愛でる心を持った厄神の成長を、孤独でなくなった厄神の幸せを。
しかし、嫌われもの同士の幸せも長くは続かずーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 02:08:35
15132文字
会話率:40%
猫好きの主人公は、野良猫を助けた為、交通事故で即死してしまう。
猫に始まり猫に終わる人生。
事故後転生した世界では、森で一人暮らしを営む黒魔女でした。
猫すらいない。
孤独に始まり孤独に終わる、孤独人生一直線だった主人公は、
ある日、捨
て猫を拾う。
独りぼっちの人生が、二人ぼっちの人生に。
拾った黒猫は、元は人間。
某国の王子様。
けど、まあ一応猫だし。
猫を相棒に、森でひたすらスローライフを送る。
延々穏やかな日々。
朝、猫をもふり、昼、猫をもふり、夜、猫をもふって過ごす。
そんな猫ライフを満喫するお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 14:00:00
11869文字
会話率:6%
あの日まで、黒猫は独りぼっちだった。あの日まで、黒猫は人間が嫌いだった。あの日まで、黒猫は孤独を望んで生きてきた。そうやって自由に生きること。それが、それまでの黒猫の全てだった。誰からも求められず、誰も求めずに、ずっと……。だけど――あの日
、あの冬の日。「彼」という人間に出会ってから、全ては変わる。歩み寄って拒絶され、それでもなお歩み寄ってきた、嫌われ者の黒猫に唯一笑顔を向けてくれた変わり者。それは黒猫に、それまで知らなかった優しさを教えてくれた。黒猫にとって初めての友達だった。そんな彼と一緒に過ごした一年。互いの孤独を埋め合うように過ごした一年。黒猫にとって、いつしかかけがえのないものになった時間。その中で、彼の温もりに触れながら、黒猫はただ漠然と願っていた。ずっと、いつかボクが先立つその時まで、この温かい日常が続けばいい、と……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 20:54:40
31315文字
会話率:19%
前世の記憶を持つ悪役令嬢、カナリア・ディアーナは、今日も笑顔で人の婚約を破棄させていた。
彼女の真なる目的は、「ダメ男に引っかかって将来路頭に迷う令嬢を一人でも減らすこと」
そのためならば、どんな悪評もお構いなし。
今日もせっせと、ダメ男と
婚約を結んでしまった令嬢を探す。
一方で、自分の周りからどんどん人が離れていく孤独を感じていた。
きっと自分は将来は独りぼっちなのだと、それでもいいと涙を拭って悪役令嬢を続けてきた。
そんな彼女の元に、第一王子であるアルドーレ・クリスティアが訪れる。
破談の魔女の異名を持つカナリアに、アルドーレは依頼を出す。
それは、勝手に親から決められた自分の婚約者であるソフィアとの婚約破棄理由を作って欲しいとのことだった。
カナリアは記憶を遡って慄く。
王子の婚約者であるソフィアは、泣く子も黙る悪役令嬢なのだ。
将来アルドーレがソフィアによって暗殺されると思い出したカナリアは、王子を助けるために依頼を受けることに。
しかし、相手は完璧な悪役令嬢。尻尾をなかなか出さない。
悪役令嬢vs悪役令嬢。
負けられない戦いが……今始まる!
そしてアルドーレも、カナリアの正体が心からの悪役令嬢ではないことに気が付き――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 07:05:26
8445文字
会話率:38%
転生した先の異世界では、私は希少な“有魔族”として生まれていた。
有魔族とは、魔力が使える魔法使いみたいな種族。だったらこれでチートみたいな楽勝人生まっしぐらかと思いきや、有魔族はある理由から人間族より迫害を受けていた……。
人間族の手によ
り、両親さえも失ってしまった私を待っていたのは、人知れず深い森の奥深くで過ごす、長い長い孤独な時間。
そんなとき、偶然拾った奴隷の少年は、同じく人間族に不当な扱いを受けているエルフ族で――。
独りぼっちで生きる有魔族の少女✕過去が謎に包まれたエルフ族の少年。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-17 22:40:44
100427文字
会話率:42%
神々が世界の覇権を争い合う世界『オールドデウス』。
地球の女神の一人である遊戯神セツナは、オールドデウスでの義務を果たすため、権能の力を用いて”オルタナティブ”というゲームを作りせっせと自らの手勢を揃えていた‥‥‥が。
「ちょっと! あんた
のせいで神々が大戦争してるところに身一つで行かなきゃならないんんだけど!」
何といことか、”オルタナティブ”のプレイヤー少年リオンにゲームで負け、育てていた手勢を失ってしまう。
途方に暮れた女神セツナは考えて考えて、一つの結論に達する。それは自分を負かせた宿敵であるリオンにオールドデウスで代わりに戦ってもらうことで。
「よし行こう! そっちの世界なら俺は独りぼっちじゃないかもしれない!」
「ええっ!? 本気っ!?」
これは天才ゆえに現実世界で孤独を感じていた天才少年リオンが、ゲームで育てた最強吸血鬼軍団を率いて世界の神々と熾烈を極めるバトルファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 19:37:31
130983文字
会話率:35%
災害が起きて、独りぼっちになってしまった男。街を探索してるとどこからかピアノの音が聞こえて……
最終更新:2022-05-04 22:10:00
1704文字
会話率:14%
日本出身の主人公の青年は、ある日突然異世界に転移し、紆余曲折を経て崖沿いにある城での生活を許され、人望に恵まれて何不自由なく快適に暮らしていた。
しかし、そんな夢のような日常は突如として終わる。
人間というのは結局、独りきりでは生きられな
いものなのだろうか。
【他サイトでの投稿状況】
・ノベルアップ+(URL: https://novelup.plus/story/442129773)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 00:56:09
3764文字
会話率:18%
※この物語はフィクションです
ちゆちゃんは、いつも独りぼっちの女の子です。
そんなちゆちゃんを心配したお母さんは、テレビCMで見た『友達ができない子のための治療』を受けさせるために、ちゆちゃんをクリニックに連れて行きます。
そこで先生の診
察を受けて、薬局でもらった薬を飲んだちゆちゃんが取った行動は……
病気とは何か、何が『病気』で何が『病気ではない』のか。そんな事を考えながら書いていました。普段の自分の作風とはずいぶん違っていたり、そもそも童話の枠に入っているのかも怪しいところがありますので、ご注意頂いたうえで読んで下さるとありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 06:00:00
3981文字
会話率:26%
幼い頃、唯一の肉親である父と離れ離れになったニールは海沿いの田舎町で生活することを余儀なくされる。
排他的で保守的な町は余所者であるニールを歓迎しない。友人も、親しくしてくれる相手もいない中、ニールは孤独な生活を送っていた。
そんなある日、
ニールは今は廃墟となった領主屋敷で一人の女と出会う。
古いドレスを身にまとう、本来ありえない薄緑色の髪色をした女。彼女は古くからこの町に伝わる百年以上前に死んだ女の幽霊だった。
孤独な少年と、百年以上話し相手もいない独りぼっちの幽霊のお話。
※全9話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 09:08:35
51548文字
会話率:34%
楽観と投げやりとの狭間で仕事を辞め、その後は職探しにも身が入らず、気ままではあるが孤独で虚ろな日々を過ごす主人公 江崎かおりの日常が 少しづつ 雨音とともにリズムを崩し始める。
一通の手紙が届いたその刹那、日常から足を踏み込んだ先は、お
のれの生み出した幻覚か、それとも世界そのものが変容しはじめているのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-05 10:49:34
19016文字
会話率:36%
これは、孤独な少年少女達の人生の物語だ。
10年前、不慮の事故により家族を失った少女ー桜峰ヤルは、心に傷を負ったまま高校一年生の春を迎えた。
男らしくサバサバした性格や、深緑色した高く長いツインテールと青緑の瞳という個性的な見た目上、ひ
ときわ異彩を放つヤルは当然のように学校内で孤立してしまう。
ー…ある日、そんな彼女に声をかけた、風変わりな者がいた。
彼の名は、屋敷敬次。
彼は、両親に愛されない孤独な日々を送っていた。
「ねぇ、桜峰さん。どうして桜を見ているの?」
「…なんで不審者に教えなきゃならないの?」
二人の出会いは、劣等生としてレッテルを貼られた少年ー日知野龍斗にも影響を与える。
「君は何をしてるんだ。」
「女には関係ねぇ。うるせーんだよ。」
「まーまー落ち着いて、二人とも。」
三人に秘められた思いが
秘められた過去が
緩やかに
激しく
変動していく
この出会いはきっと
今日を生きるためにあったんだ
少年少女は今日も孤独を背負う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-20 20:09:31
9556文字
会話率:19%
ここに住まう者に血の繋がりは無い。
ここに住まう者には忘れられない過去がある。
ここに住まう者に普通はない。
ここに住まう者には仕事がある。
師匠と呼ばれるただの人間が創り出したこの場所は
”元”独りぼっちの住まう家。
最終更新:2020-04-14 12:49:08
3643文字
会話率:38%
雨に濡れながら、一緒にご飯を食べてくれる誰かが現れるのを、ずっと待っていた。
――――――――――――――――――――――――――
「中学3年生の時から6年間、ずっと好きだった女の子がいる。君にストーカーを手伝ってほしい。その子の日記
を盗み見てほしいんだ」
「……えっと、話しかける相手、私で合ってる?」
「君は、透明人間になれるんだろ」
大学三年生の男子、千笠優(ちがさゆう)からの突然の要求に対し。
孤独な美少女、神田桜(かんださくら)は拒絶を示していたが、1年の時を経て彼の願いを聞き届けることに同意する。
ストーカー決行の最終日。
想い人の家への侵入に成功した後の帰り道、桜の悪意を感じ取った優は激怒する。
彼女の弁明も聞き入れず、一方的に距離を置いた。
雨に隠されていた、もう一つの物語があるとも知らずに。
――――――――――――――――――――――――――
大学なんて、ずっと辞めたかった。
人が集まれば集まるほど、自分の孤独が浮き彫りになった。
膨大に与えられた時間は、全て後悔と自己嫌悪に費やされた。
授業中も、昼休みも、放課後も。あるいは、大勢の誰かに囲まれている時でさえ。
ずっと、独りぼっちで。死んでしまいたかった。
そういう。
誰とも結ばれなかった過去のおかげで、会うべき人と巡り会えたのだとしたら。
絶望した過去が、運命の人との仲人だった。
「透明になるにはね、重大な副作用が伴うの」
雨が降り続く人生に、てるてるぼうずを吊るして祈る。
あしたてんきに、なあれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-15 18:18:12
116337文字
会話率:57%
独りぼっちのボクは、居場所を願った。
そして、それなりの活動をした、でも、承認の場と自負している某講演家のオンラインサロン(有料)ですら、ボクに居場所はなかった。
ちょっとでも、少人数でも本気で認めてくれるか褒めてくれる人が居たらもっと頑張
れて、半年たった今、イキイキと生きられていただろう。結局、月額費以外に、心労を支払い、成果を得られなかった創作物が3つ出来るだけだった。
それでも、承認欲求の塊のボクは、居場所を願い続けた。
その結果に訪れたモノとは……?
そんなボクの居場所は、余りに大きすぎる居場所だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-04 00:21:34
8283文字
会話率:7%
私を独りぼっちにさせるもの。
私を独りぼっちにする世界。
最終更新:2019-07-14 01:09:10
774文字
会話率:0%
--形単影隻とは、独りぼっちで孤独なこと。--
<ある男を中心に現代の孤独を紐解き、また、その孤独を癒すオアシスについて考えた作品。>
ある日、定時で帰宅できなかった男はどうやって腹を満たそうか考えながら家路についていると、温かみのある看
板を見つけて、吸い寄せられるように入店してしまい・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-21 15:12:35
4973文字
会話率:17%