目を覚ました時、そこは見知らぬ豪奢な部屋だった。
自分の姿も声も、そして周囲の扱いも──すべてが「王子」として仕立てられている。
混乱のまま乗り込んだ馬車の中、出会ったのは気品と美しさをまとった少女。
名を問うと、彼女はわずかに表情を曇ら
せながら、静かに名乗った。
「私はクラリッサ・フォン・ルクレール。殿下の、婚約者です」
その名前が、記憶の奥底に残っていた断片を刺激する。
妹が夢中で読んでいた“あの小説”──悪役令嬢、婚約破棄、そして破滅。
だとすれば、彼女はこの先、俺によって捨てられ、奈落へと突き落とされる運命のはずだった。
「俺は……君のことを知りたいと思っただけなんだ」
不器用に放った言葉に、クラリッサは何も答えなかった。ただ、視線だけを向けてきた。その一瞬、彼女の心が、ほんの少しだけ揺れたような気がした。
そして、学園の門が開く。
視線と期待の嵐の中で、レオンハルトは“王子”として最初の一歩を踏み出す──彼女を破滅させない未来を信じて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 21:27:05
62937文字
会話率:27%
公爵令嬢エステルは女神の寵愛を受けている。
神託の儀で判明した彼女が持つ神の恩寵に国中が湧き立った。
彼女は聖女の再来と囁かれたが……神の奇跡たる魔法を他人に行使しても、その効果は通常よりも低いことが判明した。
しかし、エステルが女神の寵愛
を受けているのは変わらない。
国王はその事実を伏せ、エステルを聖女とし、王子の婚約者としたのだが。
「エステル、君との婚約を破棄する!」
いきなり王子から婚約破棄され、しかもエステルは偽聖女と言われ、見ず知らずの男爵令嬢こそが真の聖女であると宣言された。
「やったぁ! これで自由に冒険者稼業ができる!」
しかし、エステルは婚約破棄に喜んだ。
実は彼女にはもう一つの顔があった。
巷で噂のS級冒険者、エストとしての顔が。
女神の寵愛の力は本物だった。
その力は他者に使うと効果がなかっただけで、エステル自身に掛けると通常の十倍の効果を持っていたのだ。
治癒魔法を自分に掛ければ、千切れた腕も再生し、強化魔法を自分に掛ければ、身体は鋼鉄のような硬さと強さを持つ。
これからはもう妃としての勉強をしなくていいし、窮屈なドレスも着なくていい!
婚約破棄、最高! 罪を償えというなら冒険者としてその責務を果たしましょう!
……でも正体はバレると面倒なので、今までのように素顔も性別も、あと能力も隠して行いますけど。
優秀な冒険者仲間の勧誘を受けつつ、楽しい冒険者ライフを満喫していたのに……え? 王国騎士団のお兄様から私の捜索依頼? 元婚約者の護衛依頼!? なんで???
かくして、公爵令嬢エステルはS級冒険者エストとして自由に生きて行こうとしていたが……なぜかエステルをよく知る正体がバレたくない人々に、エストとして会うことになってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 20:10:00
27246文字
会話率:30%
目が覚めたら、天蓋付きのベッドにメイドさん!?
……え、ここどこ?ていうか、私……8歳になってる!?
看護学生だった私が転生したのは、前世で夢中になっていた乙女ゲーム『まほこい』の世界。
しかもよりによって、悪役令嬢のフィオナ・エルディア
!
この子、ゲームでは主人公をいじめ抜いたあげく、婚約破棄、国外追放、死亡エンドのフルコンボ。
しかも巻き添えで家は没落、弟は女性不信になって孤独一直線……って、どんだけバッドエンドなの!?
「そんな未来、絶対に迎えたくない!」
幸いにも、私はフィオナとしての記憶も、前世の知識も持ったまま。
だったら、運命くらい変えてやろうじゃないの!
看護の知識とちょっぴりの根性で、破滅ルートは徹底回避!
可愛い弟や優しい家族、そして“チュートリアル担当の攻略キャラ”との不思議な出会いが、私の未来を少しずつ変えていく――
これは、悪役令嬢に転生した元看護学生が、全力でハッピーエンドを目指す“破滅回避”ラブファンタジー!
アルファポリスでも同時投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 15:00:00
183538文字
会話率:36%
ある乙女ゲームの150年前に転生してしまった前世:田中花子こと、エレノア。『聖女』として生まれた彼女は婚約者であった王子の浮気により婚約破棄、さらには濡れ衣で国外追放されてしまう。
追放先はなんと、150年後に乙女ゲームの舞台となるはず
の国だった。 盗賊に襲われているところをかつて聖女として病から助けた辺境伯のロランに助けられ、彼からの好意でエレノアは彼が領主として治める土地に身を寄せることになるのだった。
そして新たな国では身分のないエレノアにロランとの契約結婚の話が持ち上がるが……?
医療も道具も未発達な世界で、元医療従事者であるエレノアの改革が始まる。
彼女にあるのは慈悲でも慈愛でもなく、元医療従事者としての現代日本の知識と技術、そして職業倫理のみ。
これは彼女が女神に×××××するまでの物語。
※「乙女ゲームヒロインの『引き立て役の妹』に転生したので立場を奪ってやることにした」の150年前の賢者:田中花子が主役の話になります。
こちら単品でもお読みいただけます。そして上記のお話も合わせて読むとさらにお楽しみいただけるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 12:10:00
79291文字
会話率:47%
前世で言いたいことを言わずに生きていた三五歳のマッサージ師が、末端貴族の令嬢ソフィ・ブラウン一六歳に転生していることに気づく。
「言いたいことを我慢する人生なんてくそくらえだ」
「はあ?」
「婚約破棄、上等」
婚約破棄をされ、家族が夜逃
げして、住むところもないどん底から、元敏腕マッサージ師がその腕一つで奮闘する。五十肩の女将、肩こりの宰相、腰痛持ちの王族、ソフィのマッサージの虜になる人が多数出現する。路地裏のマッサージ店には、いつしか行列ができるようになるかもしれない。そんなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 10:28:22
75194文字
会話率:67%
誰にも愛されなかった公爵令嬢レティシアは、王子の正妃になることだけを人生の全てと信じて生きてきた。
だが、平民出身の子爵令嬢に王子の心が奪われたとき、彼女の全てが崩れた。
嫉妬と憎しみに突き動かされ、悪事を働いた代償は──婚約破棄、勘当、
そして砂漠への追放。
命の灯が消えかけたその時、彼女は思い出す。「前世」の記憶を。現代日本で生きていた、ごく平凡な一人の女性だったことを。
異国の商隊に拾われたレティシアは、放浪の王子カイと出会い、知識と力で生き直す。
彼は実は隣国の第三王子。自由に生きる彼の隣で、レティシアは“愛されるため”ではなく“自分の人生を取り戻す”ために、歩き出す。
全てを失った少女が、今度こそ自分の手でつかむ──運命の再生と逆転の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 07:00:00
42179文字
会話率:29%
「侯爵令嬢セシリア・ヴァンデミエールは、断罪され、爵位を剥奪され、そして——王太子との婚約を破棄された」
すべてを失い、余命一年と宣告された彼女が選んだのは“静かな死”だった。しかし毒を口にする寸前、部屋に飛び込んできたのは、皮肉にもその王
太子・アレクシオ本人だった。
「死ぬことすら、私は許さない」
——実は婚約破棄も断罪も、彼女を守るための偽装だった!?
過保護すぎる王太子の狂気すれすれの溺愛と、じわじわ生きる気力を取り戻していく令嬢。政略と陰謀渦巻く王宮で、“死に損なった”彼女が見つけたのは、生きる価値と、真実の愛だった。
ざまぁ、婚約破棄、ヤンデレ、余命一年、そして幸せなハッピーエンド。感情豊かでちょっぴり笑える異世界恋愛譚、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:10:00
8201文字
会話率:53%
王宮の舞踏会で、私――アデル・ヴァルトウィンは、突如として婚約破棄を告げられた。相手はこの国の王太子。そして理由は、「家の名誉を守るために、婚約はなかったことにしたい」という、あまりにも一方的で理不尽なものだった。
だが、私はただの貴族令
嬢ではない。名門ヴァルトウィン家の誇りを背負う者として、黙って受け入れる気などなかった。
その夜、私は王太子の私室に忍び込み、問いただす――これはただの婚約破棄ではない。背後には王宮を揺るがす重大な陰謀があると気づいた私は、家族の名誉と真実を取り戻すため、行動を開始する。
手を組んだのは、王宮一冷酷と恐れられる若き宰相・アルバート・ウェストリー。理知的で無慈悲な彼の助けを借りて、私は次第に王家の闇に近づいていく。
隠された密書、先王妃の死の真相、そして王太子が隠し続けてきた過去――すべてが繋がったとき、私とアルバートは国家の未来を賭けた決断を迫られる。
誇りを捨てずに生きるとはどういうことか。真実と愛、どちらを選ぶか。
これは、理不尽に抗い、運命を切り開いた一人の令嬢の物語――
「この婚約破棄、納得できないなら、真相を暴いてしまえばいいのよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 10:40:09
5227文字
会話率:50%
前世日本人の記憶を持って生まれてきたエステルは自分が生まれ変わったのが乙女ゲームの世界だとは知らない。エステルはいわゆる悪役令嬢だが、何も知らないまま王太子の婚約者となり、魔法学院の卒業パーティで婚約破棄、断罪されることになった。しかし、残
念な王太子から婚約破棄されて、エステルはむしろホッとした。今後は前世のように真面目に働き、一般庶民として普通の生活を送るのだ。しかし、国外追放されたエステルを助けてくれた恩人が子供を出産してすぐに亡くなってしまった。生まれたばかりの赤ん坊を引き取って育てながら懸命に働くエステルの店に、いかにもお忍びの貴族という青年が現れる。そこから彼女の運命の歯車が動きだした。
*後半は特に溺愛、激甘予定です。苦手な方はご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 20:48:58
309207文字
会話率:36%
いつもの婚約破棄、しかしざまぁされた王子は婚約破棄勝ち確三大奥義、推し活・筋トレ・オネエを使用していた。でもこの三つを極めといて王子は負ける。
先に謝っておきます。本当にすみませんでした。
最終更新:2025-05-13 10:23:11
3758文字
会話率:65%
聖女として人々から尊敬を集めていた公爵令嬢は、卒業パーティの日に婚約者である王太子から冤罪をかけられて婚約破棄。さらに、聖女だと偽った罪と真の聖女である男爵令嬢を虐めた罪で処刑までされてしまう。そして気がつけば卒業パーティの半年前へと逆行し
ていた。自分を裏切った王太子に復讐する為に、彼の周囲を探っていた公爵令嬢は王太子の手紙を発見する。冤罪の証拠かと思って封を開くが、そこに書いてあった内容は予想外の事だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 20:33:51
2191文字
会話率:3%
婚約破棄、断罪、そして処刑――。
一度目の人生で華麗にバッドエンドを迎えた悪役令嬢マリーシャは、
死に戻りの力で乙女ゲームの世界をやり直す……はずだった。
だが次に目覚めたのは、魔物がはびこる地獄のような戦場。
攻略対象だったはずのアルフ
レッドは、甲冑をまとって即・斬撃。
ここは乙女ゲーじゃない。
死に戻り前提の鬼畜アクションゲーム――
『DEATH LOOP BREAKER:悪魔を討つ者』だった!
名前が同じ“アルフレッド”だったせいで、ジャンルごと転生先を間違えられたマリーシャ。
彼女のクリア条件は「アルフレッドにキスされること」。
一方、アルフレッド(※中身は過労死した元ゲーマー)の勝利条件は「悪魔皇帝の世界最速討伐」。
しかも、お互いに相手をNPCだと思っている――!
「ハッピーエンドまで突っ走るのよ!」
「グッドエンドまで駆け抜けてやる」
噛み合わないフラグと運命のバグが、
ふたりと世界をじわじわと狂わせていく――!
ジャンル違いの、バグ転生ラブファンタジー!
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 18:09:02
5104文字
会話率:14%
ぼくの名前はトム・バードウッド。元・E級冒険者で、今はギルド《星の金貨》の広報宣伝局に勤めている。戦うのをやめたわけじゃない。たぶん、向いてなかっただけだ。それでも、今の仕事は嫌いじゃない。仲間にも恵まれてるし、それなりに毎日は忙しい。
―
―そんなある日。
ギルドのA級冒険者、ベル・ラックベルが、ついに結婚するって話が飛び込んできた。ギルドはお祭り騒ぎで、誰も彼もが彼女の話題に夢中になってる。
「そうか。ついに……か」
そんなふうに呟いたぼくは、なんとなくダンジョンへ向かうことにした。
休日だし、仕事で使う素材でも集めるか――ただ、それだけのつもりだった。けど、そこでぼくは未踏の《隠し階層》を見つけてしまう。さらに妙な冒険者たちと鉢合わせし、騒がしい展開に巻き込まれた挙句、たどり着いた先で目にしたのは……ダンジョンを創った古の大魔王が遺した《ある遺産》だった。
あの日、ぼくが選ばなかった道。
あの日、ぼくが選べなかった道。
それでも、まだ歩き出せる未来があるなら――
これは、ギルドの広報宣伝員であるぼくの、『偶然』はじまった冒険の話だ。
※異世界ファンタジー小説+結婚要素を入れた作品です
※チート・ハーレムではありません。
※やり直し系やループ系でもありません。
※婚約破棄、悪役令嬢ものでもございません。
※世界観よりも、キャラクター描写に力を入れています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 20:10:00
91547文字
会話率:42%
婚約破棄、暗殺未遂、奴隷落ち――三重苦の星読み令嬢ジョセフィーナ。命からがら辿り着いた蒸気と魔導の帝国で、才覚と推理を武器に生き延びる。
――家族との絆、信仰と理性、そして恋。運命を星と共に読み替える痛快ロマン。
最終更新:2025-05-02 19:31:14
12569文字
会話率:35%
濡れ衣による婚約破棄、白い結婚の契約違反、魔女疑惑、そんな身に覚えのない事実を突きつけられた者達に決闘令嬢は、決闘裁判で決着を付けようとすすめる。決闘裁判とは己の主張を証明するために剣で戦う裁判である。決闘令嬢は【助太刀】と呼ばれる精霊を宿
した異国の剣で戦い、彼女たちの正当性を証明させようとする。だが、この剣の精霊を出すには条件があった。彼女の主張が真実であるか、証拠を見せたり訴えを聞かせないといけないのだ。現実のヨーロッパでも実際に行われた決闘裁判をなろう風にアレンジしたリーガルファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 06:37:34
139604文字
会話率:50%
───この度はご連絡いただき、誠にありがとうございます。
我々は異世界探偵事務所、通称“赤のギルド”と申します。
婚約破棄、追放、転生などのお困り事がございましたら、ぜひ我々にご相談下さいませ。
皆様の悩み事が解決するよう、我々がお力添えを
させていただきます。───
これは、ひょんな事から“赤のギルド”に所属する事になった、とある少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 09:01:10
283872文字
会話率:31%
婚約破棄をされることは分かっていた。
カルミア姫は停戦協定として魔王の婚約者となった。
婚約破棄、つまりは開戦の狼煙になることを意味していた。
しかし、それはとんだ勘違いで。
最終更新:2025-04-29 07:37:50
5184文字
会話率:32%
公衆の面前で婚約破棄の宣言を受けた貴族令嬢の回顧。
最終更新:2025-04-20 18:02:54
4165文字
会話率:1%
半日で書いてやったぜ!悪役令嬢×巨大ロボ。
かつて、平和と豊かさを誇ったクレーフェルト王国は、魔族と裏切り者たちの手によって滅ぼされた。
その末裔である少女、オードリー・マクレーンは、無実の罪で家族を奪われ、命さえも断たれた──はずだった
。
だが彼女は、王国を想う“愛”の力によって、運命の瞬間へと還る。
前世の記憶と力を取り戻した彼女の名は、モドリーン。
伝説の機体・ヴァンジェロを駆り、偽りの王国に鉄槌を下す。
涙の焼け野原で芽吹いた奇跡。
そして、かつての恋人ジャスティスとの再会。
これは、愛と再生、そして真の王国を取り戻す少女の物語──。
お決まりの婚約破棄から始まる復讐劇。
悪役令嬢、婚約破棄、異世界恋愛、転生、逆行、王侯貴族、魔族、巨大ロボ、某ネコ型配膳ロボ。と流行りの要素を盛り沢山。
感動的な話のはずが、参考にロボット戦隊ヒーローモノを見たらこうなりました。
大量にお亡くなりになったりするけど、軽い気持ちで読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 13:49:21
6171文字
会話率:14%
『悪役令嬢ギルド』―――婚約破棄、断罪、そして“ざまぁ”を華麗に演じ、幸福を掴むための舞台がここにある。
だが、完璧な悪役令嬢ヴィオレッタは、ただひとつ“恋の終幕”を知らなかった。物語の終幕をAIに託すことが一般的なギルドで、7年間終わら
ない物語、自らの「エンディング」を探す彼女の、革命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 06:40:00
17522文字
会話率:27%
「リディア=ラドクリフ、お前との婚約は破棄する!」
王太子からの突然の婚約破棄、そしてその隣で笑みを浮かべる麗しの令嬢メーテル。
『悪役令嬢』として仕立てられた私は、すべてを失った──はずだった。
メーテルの裏の顔を知っていた私は、ひと
り行動する。
とある場所で見つけたのは、かつて幾つもの国を滅ぼした『殺戮兵器セラフ・ノヴァリス』。
この国に未来なんてない。
なら、私がこの手で──。
悪役令嬢と隣国王子の、破壊から始まる恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 13:31:13
4230文字
会話率:19%
とある王国の舞踏会、アシュリー・フランツ・モンテクレール侯爵令嬢は婚約者である王太子から婚約破棄を告げられたのにも関わらず、嬉々としてその場を後にした。
公衆の面前での大々的な婚約破棄、そんなことよりも重要な事が彼女にはあったからだ。
悪
の領主となって、来たる正義の勇者と戦うこと。
これは前世で魔王だったアシュリーが、勇者と再び戦うために悪の領主として暗躍する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 12:00:00
37419文字
会話率:45%