悪い悪い女衒の男。遊郭からの帰り道で。
最終更新:2023-07-23 17:42:58
1295文字
会話率:47%
時は大正、九條家の一人娘である九条綾子(くじょう あやこ)は父親の仏壇の前で手を合わせていた。
母は小さい頃に亡くなり、父の死により財閥は解体、
自分はこれからどうなるのだろうか……。
そんな不安にかられる彼女のもとに現れた一人の女衒。
その口から聞かされたのは信じられない一言だった。
「お前は借金の方に売られたんだよ」
吉原に売られた綾子は、そこで一人の花魁と出会った。
自分とは違い、吉原で強く活きるその姿に、綾子は次第に惹かれていくが……。
これは、吉原に売られた令嬢"九條綾子"と
花魁"地獄花"がおりなす悲恋物語。
の原案の歌詞です。
これを小説に起こすときには多分R18になると思います!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 13:49:23
1069文字
会話率:0%
【人によっては暗い話だと感じるかもしれません。でもハッピーエンドのつもりで書きました】
女衒に買われて商家で愛人をしていた『私』は、街を訪れた騎士団の中に幼馴染で恋人だったロイの姿を見つけた。
6年前に離れ離れになってしまった彼にひと目でい
いから会いたいと願ってきたけれど、愛人として汚れてしまった『私』は彼に会わせる顔がない。
そうして生きる希望を失った『私』に、大奥様の命令が下る。
「愛人、お前に嫁に行ってもらいたいのよ」
大奥様の大事な孫娘の身代わりとして嫁ぐことになった『私』は、病に冒され余命わずかな友人アレンに乞われ、ロイとの思い出を語り出す。
流刑島の貧しい孤児だった『私』がロイと出会い、恋をして、愛人に転落するまでの物語。
そしてその先にある希望の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 18:12:16
8650文字
会話率:30%
この物語の主人公は、越後の百姓の倅である。
本当は跡を継いで百姓をするところ、父の後釜に邪険にされ家を出たのであった。
江戸に出て、深川で飛脚をして渡世を送っている。
歳は十九、取り柄はすけべ魂である。女体道から女観音道へ至る物語である。
慶応元年五月、あと何年かしたら明治という激動期である。
その頃は、奇妙な踊りが流行るは、辻斬りがあるはで庶民はてんやわんや。
これは、次に来る、新しい世を感じていたのではないのか。
日本の性文化が、最も乱れ咲きしていたと思われるころの話。
このてる吉は、飛脚であちこち街中をまわって、女を見ては喜んでいる。
生来の女好きではあるが、遊び狂っているうちに、ある思いに至ったのである。
女は観音様なのに、救われていない女衆が多すぎるのではないのか。
遊女たちの流した涙、流せなかった涙、声に出せない叫びを知った。
これは、なんとかならないものか。何か、出来ないかと。
……(オラが、遊女屋をやればええでねえか)
てる吉は、そう思ったのである。
生きるのに、本当に困窮しとる女から来てもらう。
歳、容姿、人となり、借金の過多、子連れなど、なんちゃない。
いつまでも、居てくれていい。みんなが付いているから。
女衆が、安寧に過ごせる場を作ろうと思った。
そこで置屋で知り合った土佐の女衒に弟子入りし、女体道のイロハを教わる。
あてがって来る闇の女らに、研がれまくられるという、ありがた修行を重ねる。
相模の国に女仕入れに行かされ、三人連れ帰り、褒美に小判を頂き元手を得る。
四ツ谷の岡場所の外れに、掘っ立て小屋みたいな置屋を作る。
なんとか四人集めて来て、さあ、これからだという時に……
てる吉は、闇に消えたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 22:05:25
143797文字
会話率:76%
キョンシーの弱点。日光、鏡、もち米、黒犬の血、桃の木で作った剣。しかし、キョンシーの弱点はこれだけではない……。
ここはかつて“拳の国”と呼ばれたカンフーの国。道士の名家・桃家の初代が蘇らせた若く美しいキョンシーの蘋/ピンは、桃家の四〇〇年
に付き添い、現在は十五代目の桃櫻泉/タオ・イィンクァン(通称:櫻)の母のような存在になっていた。しかし、道士としては風水も召鬼術も全くダメダメのヘタレ道士の櫻は、対キョンシーにおいては無類の才能を持つ史上最強のキョンシー退治の専門家だった。
そんな二人の住む町の近くに“妲己”と名乗る女性がやってきて町全体を女衒街にしようと侵略を始める。さらに妲己と手を組み“拳の国”の占領を狙う、遠い島国からやってきた“紳士の国”の紳士たち……。
蘋と櫻は愛する故郷を守ることが出来るのだろうか?
そしてこの物語は、その激闘に身を投じる勤続四〇〇年のヤンデレキョンシー蘋がバグって櫻に恋をし、櫻の持つ“キョンシーの弱点”が失われそうになってしまう物語である!
不定期投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-28 19:00:17
6961文字
会話率:52%
時は慶応四年(1868年)。
大政奉還が行われたにも関わらず、迫る官軍の影に江戸の人々は怯え、一部の武士は上野寛永寺に立てこもって徹底抗戦の構えを見せている。
若き御家人・能谷桑二郎も又、上野へ行く意思を固めていた。
吉原へ一晩泊り、馴染
みの遊女・汐路と熱い一時を過ごしたのも、この世の未練を断ち切る為だ。
翌朝、郭を出た桑二郎は、旧知の武士・戸倉伊助が「田吾作」と名乗る奇妙な女衒相手に往来で刀を抜き、手も足も出ない光景を目の当たりにする。
長い六尺棒を豪快に振るう田吾作の動きは何処か薩摩・示現流を彷彿させるもので、もしや密偵か、と勘繰る桑二郎。
伊助の仇を打つ名目で田吾作に喧嘩を売るものの、二人の戦いの行方は、汐路を巻き込み、彼の想定とは違う方向へ進んでいくのだった……。
アルファポリス、エブリスタ、ノベルアップ+にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-29 07:34:01
10544文字
会話率:39%
人を社会的に抹殺する自称・殺し屋。この男の過去の事例や新たなターゲットについて。
重要:絶対的フィクションである。
最終更新:2021-05-06 21:59:41
1536文字
会話率:22%
ストーリーは題名のまんまです。
町娘の名はステラ、騎士の名はクレイグ。
最終更新:2020-06-18 17:04:53
9901文字
会話率:50%
昭和三十年。
太平洋戦争における敗戦より十年、少しずつ復興のめどが立ってきた日本。しかし馴染めぬクズというのは何処にでもいるもので。
蓼虫(たでむし)と揶揄されるタチの悪い女衒、弥太郎(やたろう)。
戦後の時代、彼は非合法の花街で、
せっせと人身売買に勤しむ毎日を送っていた。
ある日、弥太郎は女を買い付ける為に地方の農村へ向かい、そこで白髪の美しい娘“りる”と出会う。
貧しいご家庭から女を買い叩く。いつも通りに仕事をこなしただけ。
ただ一つ、普段と違う点があった。
腐った心には虫が集(たか)る。
りるはそれを見通す、『神の娘』だった
舞台は青線地帯として栄えた戦後の池袋。
戦災復興が進む中、真っ当な社会からあぶれた負け犬たちは、非合法の娼館街でそれでも懸命に生きていく。
けれど花街には時折、不思議な客が訪れるもの。
りると出会ったことで、弥太郎は否応なく“虫”が引き起こす、不思議な出来事に遭遇する。
これはゲスな女衒と神の娘が綴る奇妙な物語。
おぞましくも暖かい、心にわいた虫のお話。
【注意】
主人公が女衒(人身売買業者)です。
娼婦・売春・人身売買などの要素あり。
時代背景的に人権意識の低い発言が多く、そういったものに憤りを感じる方はご注意ください。
また虫を食べる描写があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-10 02:20:23
300892文字
会話率:32%
教会で天職・女衒を授けられた純真少年が、職業補正で半洗脳された自分好みの女の子を生活のために売らざるを得なくなるお話。
最終更新:2019-04-06 18:00:00
2234文字
会話率:42%
夜の歓楽街をイメージして書いた詩です
最終更新:2019-03-03 16:00:00
202文字
会話率:0%
名うての女衒、ヘップキャット・ジョー。天才的な詐欺師、ムスターシュ・モウ。喧嘩の達人、ザ・ブリー・ブーン。混沌と混乱の混血児、メイヘム・ダッヂ。黄金の魂をもつ四人の悪党が巻き起こす騒動とその顛末。
キーワード:
最終更新:2018-06-15 01:24:19
41230文字
会話率:57%
未来ニートの椿三郎は、何でも屋で駄賃を稼ぐ、
いわゆる「ニンキョー」である。三郎はある日、
高度訓練犬型AIに警護される〈女子校生〉から、
とある依頼を受ける。なる早で大金を稼ぎ、
JK2を窮地から救うため【モデリングのサブ】が
採った手段
とは――
ディストピア東京23区と郊外のネオ多摩タウンを
舞台に、将来『《にっぽん》の●●』とまで
呼ばれることとなる男の藻掻き足掻く様を綴る、
サイファーパンク・サーガ
ここに開幕
~~
ニコ動で連載していたものから18禁成分を除いた長編となります(プロローグだけは、なろう向けの書き下ろし。読み飛ばしOK)。エタったなと思われたなら続きは下記からどうぞ。
http://www.nicovideo.jp/user/48080220/
呟き #nymphomorphose
※試験的に散文形式でお届けしています。行末の不揃いなのが気になる方にはケータイ版がお奨めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-20 18:31:10
192752文字
会話率:25%
時代は昭和初期-----------名もない部落で貧困にあえぐ少女が、生きるために犯した罪をつづった話です。たった一杯の砂糖水のために、少女の人生が狂っていきます。
最終更新:2009-02-20 18:43:57
7518文字
会話率:9%
黒鈴の御遣いにして薬屋にして女衒――大和黒純。腰に提げるは二尺三寸一分の妖刀「凶歪」。呪を病んだ人々へ、魔境の薬を届けよう。妄念に囚われた薬売りの、それは決して美しからざる物語――
最終更新:2006-09-02 01:02:11
13024文字
会話率:13%