大日本帝国海軍連合艦隊所属の夕雲型駆逐艦16番艦『朝霜』は、沖縄へ出撃した戦艦大和の護衛任務中に艦隊より落伍。アメリカ軍の空襲を受け、奄美大島付近にて全乗組員と共に戦没した。
・・・はずだったのだが、気が付くと大破状態のまま不明海域を航行し
ていた。巨大な亀や異形の鳥に襲われている民間船舶を助け、その案内で最寄りの陸地にたどり着くとそこはメイジニッポン皇国という独立国であった。どう考えても大日本帝国と無関係であるはずもないこの国だが、それより問題なのは魔法なる技術によって維持されている不思議な文明の存在であった。とにかく艦の修理と補給を行わねばならないが、部品の入手など望むべくもないので工作は全て手作業。しかし一番の問題は燃料が残り少ないことであった。現地において「ウシアフィルカス」と呼ばれ奴隷以下の存在として扱われている少女シチェルによると、朝霜の燃料である重油に酷似した油が流通しているという。小松島隆二上等兵はその重油の調達任務を与えられ、ガイド業を営む女戦士ジェムザと共にメイジニッポン皇国を旅することになった。果たして、重油『に似た』油は代替品足りうるのか?メイジニッポン皇国と大日本帝国の関係は?そして、駆逐艦朝霜は再び海に出ることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
175878文字
会話率:68%
魔王をたった一人で倒した勇者の存在なんて、そんな危ないものはいるだけで怖いからポイ!
理不尽な追放のその先で待っていたのは、大破漂流中の生体宇宙船だった。
勇者ジンは宇宙船サンゴウを相棒に、宇宙の海へ乗り出したのである。
注)この作品はカ
クヨム版の【最強勇者の後日譚】の加筆&修正バージョンとなっています。
また、元の【最強勇者の後日譚】自体が、カクヨム版の【勇者やってたはずが宇宙へ】の改題&描写マシマシなリメイク版となっています。
カクヨム版が半年足らずでこのサイトのブクマに相当するフォロワー数9000に到達した作品ですので、一定以上の面白さが保証されている『かも』しれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:59:18
430862文字
会話率:19%
15年前、天原衛は自分の命よりも大切な双子の妹を失い生きる屍となった。
人と触れ合う生活に耐えられなかった衛は、北海道の山奥に引きこもり世捨て人のような生活を送っていた。
ある日、衛は山中で人知を超えたマモノ同士の戦いを目撃することになる。
戦いの後、その場に残ったマモノに接触ると、マモノは衛が失った双子の妹、天原恵子に瓜二つだった。
――果たして彼女は本当に衛の双子の妹なのか。
――彼女を追って現れる政府の特殊部隊の追跡。
――そして大破壊をもたらす強大なマモノの出現。
生きる屍となっていた男の人生がいまゆっくりと動き出そうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 18:49:09
467063文字
会話率:34%
今度の舞台は大海原だ! おいちょっと待て、パンゲニアどこ行った!? 構想中のオリジナルTRPG『パンゲニアTRPG2.0』のワールドガイド小説です。
巨人兵器<アーカディウス>災害を防げず、パンゲニア大陸に<大破滅>が訪れた少し後の時
代。パンゲニア大陸の裏側にある<第八界洋(オクトパシフィックオーシャン)>とそこに浮かぶ島々では、パンゲニア大陸とはまた別のルーツを持つ様々な種族の人々が逞しく暮らしていた。
そんな中の一人、暴れん坊半魚娘のレイネルは古代文明【セノアテ】の財宝の噂を嗅ぎつけ、セイウチ系年下マイダーリン・チョミィと共にとある弱小海賊船へと忍び込む。まさかその海賊船が、弱小すぎて1話と保たずに沈んでしまうとも知らずに…
これは後の世にて《女大海賊レイネル》として恐れられた女傑が、初めて大海原へと漕ぎ出したきっかけを綴る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 13:37:04
29818文字
会話率:57%
開発中のオリジナルTRPG『パンゲニアTRPG』のワールドガイド・VS 天空の民編です。
およそ一万年ごとに<大破滅>を繰り返し、次の滅びが二千年後に迫る大地<パンゲニア>。破滅の原因は地上のどこかに何基か存在する巨人兵器<アーカディウス
>。巨人兵器による滅びを回避するため、<パンゲニア>の民は<討伐者協会>というものを組織し、兵器の発見・破壊もしくは機能停止のために日夜捜索と研究・攻略に励んでいる。
<討伐者>たちが巨人兵器の殲滅を目指すその裏で、人知れず地上を奪い取ろうと暗躍する『天空の民』がいた。そして、それを食い止めんと日陰の者たちが奔走する。これは<アヴェクス史>には残らない、『無かったことにされた』者たちの物語である。
※ボーイズラブ要素ありのタグが付きますが、マジメな恋愛要素はほとんどありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 06:14:00
173651文字
会話率:55%
開発中のオリジナルTRPG『パンゲニアTRPG』のワールドガイド兼、前日譚です。
およそ一万年ごとに<大破滅>を繰り返し、次の滅びが二千年後に迫る大地<パンゲニア>。破滅の原因は地上のどこかに何基か存在する巨人兵器<アーカディウス>。彼ら
は一万年の充電を経て目覚めると、地上を蹂躙するかの如く破壊し、焼き払うのだという。
<討伐者>と呼ばれる、様々な種族で構成された<パンゲニア>の民はそれを阻止するため、兵器の発見・破壊もしくは機能停止を目的とし、捜索と研究・攻略に励んでいる。
これは<大破滅>を滅ぼすために生まれた<討伐者協会>発足の経緯と、巨人兵器を発見し<パンゲニア>の民が初めてそれを討伐するまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 12:50:40
116455文字
会話率:57%
物語の主人公アイザックはスマホである。
彼の所有者である真歩ちゃんは不運にもスーツ姿の不審者が放った凶弾を受けてしまう。
彼女を庇いその全ての衝撃を一身に負ったアイザック。
謎の老人が言い渡した、大破した彼の「もう一度真歩ちゃんのスマ
ホになりたい」という願いを叶える為に必要な条件とは、
――異世界で徳を積み、転生する事――
異世界に渡ったアイザックは数々の試練を乗り越え、見事真歩ちゃんのスマホに転生できるであろうか。
※うまく続きを書けなくて絶賛不定期更新中。
※現在はノベルアッププラスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 20:27:18
427449文字
会話率:12%
昨年度のNHK学生ロボコン全国大会決勝。明京工業大学(KUT)のリーダー兼操縦士の高橋健太は、勝利を目前にしながらマシントラブルで惜敗した。そのトラウマから「完璧な勝利」に異常に執着するようになった健太は、独善的なリーダーとなり、チーム「K
UT-Works」の雰囲気は最悪なものになっていた。
後輩プログラマーの佐々木遥の挑戦的な提案を退け、仲間たちの些細なミスを執拗に責め立てる健太。彼の焦りは空回りし、チームの心は次第に離れていく。そんな中、テスト中に健太自身の操縦ミスでロボットが再起不能とも思えるほど大破。彼はその責任を仲間になすりつけてしまう。その一言が引き金となり、遥をはじめとするメンバー全員が彼のもとを去り、チームは完全に崩壊する。
壊れたロボットとたった一人取り残され、絶望に打ちひしがれる健太。しかし、OBの田中や、高校時代からのライバルである黒田の言葉、そして目を背けていた昨年の決勝戦の映像に残された仲間たちの姿に触れ、彼は自分が本当に失ったものに気づく。それは、勝利ではなく、仲間への信頼だった。
自らの過ちを認め、心から謝罪した健太のもとに、仲間たちが再び集結する。地区大会までの残りわずかな時間、彼らは不眠不休でロボットを修復し、傷だらけの機体で決戦に挑む。
完璧ではない、しかし互いを信じ、補い合うチームワークで奇跡的な逆転勝利を掴んだ彼ら。それは、健太が追い求めた「完璧な勝利」とは違う、泥臭くも温かい、最高の勝利だった。挫折から再生を遂げたチームは、全国大会への切符を手にし、本当の意味での「俺たちのロボコン」を始める。これは、ものづくりに魂を燃やす若者たちの、挫折と再生の物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-13 15:54:41
5565文字
会話率:33%
舞台:
外界から隔絶された山間の全寮制超エリート校「私立星霜館学園」。難関大学進学実績を誇る表向きの下には、「特異な才能を持つ生徒」を集め研究するという闇の目的があった。学園の象徴は、巨大な天体観測装置「星位儀」を備えた塔「星霜館」である。
主人公:
観乃 透(みの とおる) - 高校2年生。
極度に無口で目立たないことを信条とするが、物や空間に残された過去の出来事の「痕跡」を視覚的に感知する「幻視」能力を持つ。この能力は疲労と混乱をもたらすため、ひた隠して生きてきた。学園には自身の能力の起源を探るため入った。
事件の発端:
ある深夜、星霜館最上階の「星位儀」が突如、凄まじい轟音と共に暴走、大破する。同時に、学園随一の天才で星位儀のメンテナンス権限を持つ高校3年生・暁 玲音(あかつき れいね)が忽然と消えた。現場は封鎖され、管理AI「オルカヌス」と実質的な学園支配者・副校長 黒鉄 宗一郎(くろがね そういちろう)は「事故と転校」と発表し調査を拒否する。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-01 21:50:49
12961文字
会話率:33%
ファイターギルドの戦闘機魔導士ジェドは仕事で領空内に出没した謎の非公認戦闘機とドッグファイトを繰り広げていた。苦戦の末に勝利を納めた時かの戦闘機は大破したが、残骸の中に頑丈な箱でできた積荷を発見する。中からは全ての肉体が機械でできている少
女が眠っていた。
少女の名はカリテ。生まれた時から体の部位が機械化(パーツ化)した超希少種の機械人だった。ジェドは彼女を保護するが、予想だにしない大きな事態の幕開けとなるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 20:43:06
1113文字
会話率:37%
これは私が大阪の柴島というところに住んでいた頃の話である。
職場が遠く京橋まで行くことになったので、最初は電車通勤をしていた。
そんな時私は思った、クロスバイクを買おうと
私がクロスバイクと出会って別れるまでの話
最終更新:2025-05-08 22:13:45
1384文字
会話率:0%
外回りの営業も済み、後輩と共に帰路につくその最中。猪に襲われた山田を助けたのはかつて夢の中で親しくなった武藤都だった。
猪の特攻で大破した営業車。その夜は都の知り合いの猟師の家で一泊する事に。帰りが遅れると言う連絡に、あっさりと許可を出
す会社。ついでに最近姿を現さない社員の様子を見てきて欲しいと頼まれる。
同僚の家への足を出してくれた都達。普段から害獣退治を手伝っているという都達だったが、今年はやけに数が多いと首を傾げる。
無断欠勤している社員の家に赴いた山田だったが、残された手掛かりは同僚が森の中に向かったことを告げていた。土地に詳しい都の案内で、山田は同僚の後を追うことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 12:30:52
27795文字
会話率:63%
宇宙歴228年。地球連合からの惑星連合皇国の航宙船に対する衝突が原因で第二次宇宙戦争が勃発。地球連合航宙軍第56高速艦隊所属のマグサ・ウエスギ航宙大佐は自身が艦長を努める重巡【浅間】とともに戦争に参加するも敵の奇襲を受けて木星の人工大陸に不
時着してしまう。浅間は大破。航路に存在しない人工大陸をわざわざ通る航宙船もない。通信もできない状態のなか人工大陸の地下で眠りにつく一隻の戦艦を発見する。その船は第一次宇宙戦争で地球連合を救った幻の航宙戦艦大和であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 22:10:00
11518文字
会話率:53%
3歳になる頃、窓から椅子をぶん投げたら部屋の窓に鉄格子を付けられた。
6歳になる頃、その窓の鉄格子を素手でのひしゃげたら母から力を抑える魔道具のブレスレッドを付けさせられ、「アクア、スプーンより重たいものは本当に持たないでおくれ」と真
剣にお願いされた。
10歳になる頃、家の庭にある小屋を素手と脚で大破させたら父は両腕を両太ももに力を抑える魔道具を取り寄せると令嬢に付けた。
15歳になる頃、屋敷の端にある崖の一部を両手でもぎ取ったら、両腕と両太ももに加えて首とウエスト部分にも力を抑える魔道具を付けさせられた。
どこへ行っても疎まれる令嬢は隣国の王子と出会い隣国へと旅立って行きました。すると信じられない知らせを隣国から聞くことになるのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 17:05:47
2411文字
会話率:5%
新暦119年、夏。
明治初頭に発生した世界の大破壊から100年以上が経つも、未だ世界は混沌の渦に飲まれていた。
人々を襲う怨念の塊【ヨミダマリ】と、それに対抗する術を持つ者たち【戒者】。
これは、そんな戒者たちが世界を再び平和に導くために奮
闘した伝説の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 00:37:54
204文字
会話率:0%
◎毎日20時更新。1日2000字前後です。
―☆―☆―☆―
「僕の歌では、誰も救えない、救うことなんて出来なかった」
無力感に苛まれ失意の底で死を選んだ、シンガーソングライターの青年。
夜、踏切を越えて電車の前に飛び出した彼を待ってい
たのは、熱望した死ではなかった。
異世界レ・ラムゥ。
魔法を使う魔法生物族、魔力を帯びた道具を操る妖精族、そして侵略の手を広げている人間族が三つ巴の争いを繰り広げている世界。
青年は、魔法生物族の"エンバードラゴン"の子供として、前世の記憶を持ったまま、新しい生を受ける。
「お前は、エンバードラゴンの…いや、全ての魔法生物の希望だ」
産まれて間もなく、青年は父と母に守られながら、危険な森を抜けようとする。
そんな彼らを襲ったのは、ドラゴンの魔力と躯を求めて"狩り"をするゴブリンの妖精族、"ドラゴンライダー"として悪名高い男だった。
ゴブリンの卑劣な罠にかかり、命を奪われる父と母。
力の使い方も何も継承されていない青年は、為すすべもなく瀕死の重傷を負わされる。
しかし、秘めたエンバードラゴンの魔力が暴走し、その大破壊の最中、青年は傷ついた体を引きずって森の中に身を隠すのだった。
今際の際に、前世の夢を見る……。
そんな中、彼を包んだのは、確かに聞き覚えのある、小さな歌声だった。
【力】を持って再び生を受けた、絶望に染まった心の青年。
そして、同様に【力】の呪縛に苦しむ少女との出会いが、物語を加速させる!
異世界転生ハイファンタジー、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 20:13:21
28253文字
会話率:27%
人類が宇宙へと進出してから数百年。人類の生存圏は、太陽系を中心とした半径数十光年に及ぶ宙域にまで広がっていた。
未確認星域調査局調査員である周防達麻は、仲間とともに小惑星トゥルス113で発見された異星文明の遺跡の調査を行っていた。
しか
し、突然所属不明の軍による襲撃を受け、乗艦は大破、仲間は捕らえられてしまう。達麻は大型ワークローダーで単機立ち向かうものの、窮地に立たされる。しかしその時、銀に光る謎の宇宙船が現れ、その窮地を救うのだった。それは異星人の船。そしてその船の主は、監察官フォージと名乗る異星人の女であった。
それを機に、達麻はフォージとともに、地球人や異星人、そして銀河の古代支配者を巡る策謀の渦に身を投じる事となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 17:28:06
203369文字
会話率:33%
昭和10年。家族全員亡くした18歳二階堂英子に救いの手を差し伸べたのは父の親友であった南郷財閥の総帥、南郷隆夫であった。南郷家に居候することになった英子なのだが、南郷家の御曹司、隆之に自分専用のメイドになる契約を結ばされる。英子は隆之に舞
踏会に誘われたのだが、旧家のご令嬢、黒澤桜子の謀略により崖から落ちてしまう。英子は南郷家に戻るも転落がきっかけで記憶を失ってしまい隆之のことを覚えていない。失意のまま従軍医として出征した隆之の乗った輸送船が敵潜水艦の攻撃を受け大破してしまった。漂流して地元の漁師に助けられた隆之。意識が戻り、薄く目を開けた視線の先にあったのは見覚えのある顔であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 08:06:01
78013文字
会話率:52%
時に西暦2098年。謎の侵略者パラレイドとの永久戦争は終わりを知らない。幼年兵として戦う摺木統矢達もまた、残酷な未来へ抗い立ち向かう!
・今までのあらすじ
謎の侵略者パラレイドとの戦争は、長らく続いていた。
地球人類は団結し、人類同盟を
結成…徹底抗戦の中で疲弊してゆく。
そんな中、日本皇国は激戦の末に北海道を失った。
セラフ級と呼ばれる一騎当千の最強パラレイド…
その攻撃は地軸を捻じ曲げ、大地も海も消し飛ばす。
摺木統矢は、消滅した北海道の数少ない生存者だった。
幼馴染の更紗りんなを失い、絶望の中で復讐を誓う統矢。
新たな生活の場となった青森でも、彼は怨嗟と憎悪を研ぎ澄ます。
大破し擱座したれんふぁの愛機を、統矢は蘇らせた。
再び立ち上がった97式【氷蓮】と共に、彼は再び戦いに赴く。
クラス委員の美少女五百雀千雪や、彼女の所属する戦技教導部。
そして、謎の機体と共に現れた、りんなにそっくりの少女、れんふぁ。
謎が謎を呼ぶ中で、戦いは続く…パラレイドの目的とは?正体は?
その謎が今、第三章『リレイヤーズ・エイジDrei』で明かされる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 18:28:09
108787文字
会話率:37%
ツアー会社『ネバーランド海外』の抽選で最大一組七名様、二泊三日サイパンを楽しめるモニターツアーに当選した島谷類は、友達六人を誘って旅客機に乗った。
当然、左右のメインエンジンが発火し、制御不能となった旅客機が無人島に墜落。機体は木っ端
微塵に吹き飛んだ。大勢の乗客が死亡。
鉄の塊の機体ですら大破したというのに、どういうわけか類たち七人だけが無傷で目を覚ます。
奇跡的すぎて何かが変だ……と、仲間のうちひとりは疑懼の念を抱く。
常識では考えられないことが起きる驚異の島。自分たちの身にいったい何が起きたのか……
ここはミクロネシアの無人島ではないのか?
墜落の衝撃で偶発的に異世界へ来てしまったのか、それともツアー会社が仕組んだ人為的な罠なのか……
のちに七人は現実世界へ帰るために必要な情報を得ることができた。それと同時にこの島に留まれば自分たちの時が止まってしまうことを知る。
ツアー会社名と同じ、まさにネバーランドだった。
現実世界に戻るためのゲートを探すが、それは皮肉にも……
先が読めない展開。切なくも美しい精神世界とヒューマンドラマを軸にした今までにない異色の青春ミステリー小説。
ファンタジーとホラー要素を含みます。最後まで是非お付き合いください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 19:10:00
148273文字
会話率:43%
小学5年の将生は友達とサッカー中に、項垂れているのに、こちらをじっと見ている白い人に気が付いた。しかし、次の瞬間には見えなくなっており、目の錯覚だと思いながらも気味悪く思っていた。
だが度々起きる錯覚。友人の大倭と鈴の音が錯覚と共にある事に
気が付いたものの、原因はわからないまま中学へ上がった。
大倭の誘いで部活を始めた将生。部活中に大倭の鈴を見た帰り道、また白い人を見る。
翌日大倭から家系の話を聞き、心霊現象かもしれないと分かった。鈴が大破しているのを見て恐怖を覚えた。
大倭と共に修行を始めようとする将生の前に、性別不詳の金髪の人物が現れる。
白い人以外を見たことがないのか確認されるも、将生も大倭もないと回答してしまう。
しかし、白い人よりも恐ろしい存在が2人に近づこうとしていた。
警告音を発する魔除けの鈴。
恐怖で硬直する2人に間の手が伸びる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 01:00:00
21339文字
会話率:45%
「第二次大破局」までのざっくりとした流れを一部の目線から書いたもの。
最終更新:2024-05-04 08:22:01
2619文字
会話率:0%