▼カスティーネとマロニエ(栗の木の精霊と人間)
恋人未満、悪友以上。
姉弟のようであり、兄妹のようでもあり、庇護者と守られる者でもある。
※本文中に流血表現あり。
【出会い】
「……お前、コンカーナに唾つけられてんじゃねーの?」
「
誰、あんた…」
「この辺りで見目麗しい美青年が居たら精霊に決まってんだろーが」
「美青年…?少年の間違いでしょ。まあ見た目は確かにいいけど…」
「お前、名前は?」
「マロニエ」
「最悪だな!あのババアと同じ系統じゃねーか!」
「はあ?人の名前にケチつけないでよ!そういうアンタは何ていう名前なわけ!?」
「………」
「なによ…もしかして、名前ないの?」
「あるけど、精霊から名前を授かるってことは物凄いことなんだぜ?アンタにその覚悟があるのかと思ってな」
「何それ、わけわかんない。教える気がないならいいわよ。一刻も早くこんな面倒な儀式終わらせて家に帰らなきゃいけないんだから。片道十日もかけてきたのよ?それなのにみずぼらしい身なりだ何だって陰口ばっかり言われてさ。地方の平民見るのが嫌なら王都以外でも儀式やれっつーの」
「本当にな」
「………ちょっと、なんで付いて来んのよ」
「面白そうだから」
「はあ?……守護くれるつもりならあんたの宿る木、この鉢植えに入れて行かなきゃいけないんだけど」
「そんなちっぽけな鉢に入るかよ。俺を閉じ込めたいなら国土丸ごと使わなきゃな」
「出口どこ〜」
「無視すんな。俺は栗の木の王カスティーネだ。忘れるなよマロニエ」
「出口〜」
▼過剰な暴力表現はありませんが、作中に多少の流血表現があるためR15にしています。こちらで注意喚起済みとし、本文前書き等には記載しておりません。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 00:03:42
12160文字
会話率:24%
生まれた時から膨大な魔力量を持ち、神童と呼ばれ周りから大切に育てられてきた少女、ユア・ルクタス。
墓守の家に生まれつき、世間から不吉・穢れた存在と忌み嫌われてきた少年、クラル・エイベルト。
二人が初めて出会ったのは、墓地の入り口へと続く
道の途中にある大きな木の下。木陰に隠れて泣いているクラルをユアが見つけ、声をかけたのが始まりだった。
年の近い二人はすぐに仲良くなり、遊ぶ時はいつも一緒だった。
ところが今から八年ほど前、国を覆う結界が破壊され、近隣の魔物が町に攻め込み人々を襲う事件が発生した。
多くの被害者を出したこの事件で活躍を見せたのは、クラルを含む墓守一族だった。彼らは被災地に赴き、今まで散々忌み嫌われ、避けられてきた弔いを行い、送り火を上げて残された被災者の心の傷を癒した。
そのことが高く評価され、特にクラルの活躍を目の当たりにした国王は、エイベルト家に栄誉を与えた。
しかしそれと同時に、この事件を引き起こした張本人としてユアに疑いがかけられてしまう。
この事がきっかけで、今までユアに向けられていた羨望は悪意に、クラルが受け続けてきた誹謗は称賛へと逆転し、二人を取り巻く環境が大きく変化してしまったのだ。
これは、元神童と呼ばれていた少女ユアと、墓守の息子クラルの、二人のその後のお話――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 02:03:32
128007文字
会話率:36%
三年生の秋、わたしは学校の遠足で、電車に乗って二駅先の町にある山に行きました。前日の夜、楽しみでドキドキしてよく眠れなかったせいか、電車の中ではうとうとしそうになりました。でも、目的地に着き、大きな木々や広い青空、みんなの笑顔を見たら、ぱ
ーっと目が覚めました。
わたしは、えっちゃんやりっちゃんと一緒に追いかけっこをしたり、遊具で遊んだり、お花を摘んで冠を作ったりして遊びました。お昼には、原っぱにみんなで集まってお弁当を広げました。お弁当にはみんなが好きなものがたくさん詰まっていて、イチゴまで入っていました。とてもうれしかったです。
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最終更新:2025-01-08 11:00:00
1673文字
会話率:0%
夜、男はふと目を覚まし、薄目を開けて前をじっと見つめた。ぼんやりとした意識に、さざ波のような感覚が広がっていく。彼はゆっくりと息を吐き、昔通っていた小学校の敷地にあった大きな木を思い浮かべた。風に揺れる木の影、枝葉が擦れる音を思い出し、心
を静めて再び目を閉じる。
「――ますか?」
その瞬間、聞き慣れない声が耳に届いた。
「聞こえていますか?」
――えっ。
彼がもう一度目を開けると、目の前に仄かに光るものがあった。その正体は――
「こんばんは。私は天使です」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-01 11:00:00
1429文字
会話率:45%
小学生の立石香には、家に生えている大きな木の香りを嗅ぐ習慣があった。
最終更新:2024-12-16 01:03:46
2075文字
会話率:5%
シエルは物心がついた時からずっと、おじいさんと二人で暮らしていました。ですが、そのおじいさんが亡くなって、一人になってしまいます。
シエルはおじいさんを大きな木の根元に埋めました。
シエルはおじいさんに教えてもらったすべで生活します。
です
が、話し相手がいません。
シエルはおじいさんを埋めた木に話しかけます。毎日毎日。
しばらくすると、その木に花が咲きました。そして、実がなりました。
シエルはいびつな形の実を集めます。そして、それらが組み合わさることに気づきます。
シエルは、四十八個のピースをつなげ、パズルを完成させました。
そこに現れたのはパズルの神様。願いを聞いてくれるそうです。
シエルは願います。神様に話し相手になってと。
ですが、神様が召喚したのはしゃべる聖剣イクスカリバーでした。
シエルは望みます。冒険に出たいと。
さて、シエルは冒険に出られるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 11:33:26
14772文字
会話率:57%
鳥が集まる、大きな木。
キーワード:
最終更新:2024-06-16 09:32:00
541文字
会話率:0%
異種族が暮らす異世界「魔界」に召喚された主人公
魔界に呼ばれた理由は
「子どもたちの世話をして欲しい」
異世界で異種族と紡ぐ保育士物語
最終更新:2024-04-11 16:23:29
10491文字
会話率:43%
たくさんのカラスは怖い。たくさんのプレスマンはうれしい。
最終更新:2024-04-01 14:10:17
493文字
会話率:0%
「助けてあげよっか」
そう言って彼女は倒れてくる大木を縦に真っ二つに切り裂いた。
「どうしてそんな真剣を持ってるの?どうしてこんな大きな木を簡単に切り倒せるの?」
尻餅をつき冷や汗をかきながらいつもより少し早口で発した質問に彼女は爽やかな笑
顔で一言答えた
「だって私勇者だもん!」
地味、不幸体質、巻き込まれ体質、お人好し主人公の緒山元の隣の席の朝田雛はどうやら勇者らしい。元も最初は冗談かと思ったが元の身に降り注ぐ不幸を勇者の力で次々と助けていくうちに本当の勇者だと思い知らされた。
降りかかる不幸から救ってくれる勇者パーティーに親切な人だと感謝を感じる和泉だが勇者パーティーにはそれぞれの思いがあるようで、、、
持ち前の不幸体質で沢山の不幸を呼ぶ緒山君と緒山君を助ける勇者パーティーのドタバタラブコメディ。ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 16:44:57
2610文字
会話率:55%
分け入っていった山の奥、大きな木のウロでぼくは、この世ならざる存在と出あった。
最終更新:2023-12-30 19:08:44
7786文字
会話率:36%
大きな木があって、願い事、月夜に現れる
最終更新:2023-12-04 13:29:06
571文字
会話率:0%
大きな木が目の前にある。
―酷く疲れる。
最終更新:2023-10-28 14:59:48
1736文字
会話率:25%
イタズラ好きのリスの男の子は、今日も森の大きな木へと走っていく
今日は、何しようかな?そんな事を考えながら、大きな木へお喋りしだす、、、
最終更新:2023-08-09 06:00:00
671文字
会話率:58%
風がやんだ夕暮れ時、街の中心から少し離れた公園に一人の少年が立っていました。彼の名前は悠斗(ゆうと)。悠斗は目の前に広がる幻想的な風景に魅了されていました。公園の芝生は淡い緑に染まり、そこに咲く花々が優雅な香りを漂わせていました。
悠斗は
普段から空を見上げるのが好きでした。彼は大きな木の下に座り、空を仰ぎ見ながらぼんやりとした時間を過ごしていました。そんな彼の目の前に、突然不思議な黒い蝶が舞い降りてきました。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-24 21:35:39
19625文字
会話率:1%
エステル・フォルカーは伯爵家の長女だ。だが、母を病気で亡くしてからというもの、使用人よりも低い扱いを受けている。
母の教えを守っていたエステルだったけれど、形見のネックレスを奪われたことで我慢していた感情が爆発して、家を飛び出してしまう。
あてもなく彷徨って辿り着いたのは、街の外にある森のなかでも一際大きな木の根元。そこでの出会いが、エステルの運命を変えていく。
タイトル回収するのは少し先です。
キーワードは話を進めると増えていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 19:00:00
284368文字
会話率:46%
この国『バースストーン』は 『ヒコーキ』と言うドラゴンが空を飛び交い 『タワー』と言う大きな木が地上にそびえ立っている という異国の地からお越しになられた『イブキ バースストーン』が建国した。
イブキ バースストーンは とても不思議な人物で
この世界では製作不可能な道具を さも見て来たかの様に設計したり 誰にも理解出来ない知識を披露したりもした。加えて 未来に対する予言もしていた。そんな予言の中に『王太子暗殺から国の崩壊に繋がる』予言があった。そして その予言に対応する策として『イブキ バースストーン』が構築を試みているシステムが『悪役令嬢システム』である。
主人公『カーネリア チャルコパイライト』は 突然 国王陛下から『悪役令嬢 ヴィラン カシェット』になる事を命じられる。
初の試みであり 『カーネリア』の実績次第で このシステムの運用が決まる。とても重要な任務を命令され 困惑しつつも 様々な訓練を積んで『悪役令嬢 ヴィラン カシェット』となった『カーネリア チャルコパイライト』は 結果的には 王太子暗殺を防ぎ この国の崩壊を阻止する事が出来た。
初めてのシステムも『カーネリア』の功績により 継続され 次代の『ヴィラン カシェット』達の礎となった。
そんな 主人公の『頑張った』物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 21:19:38
9336文字
会話率:67%
この国『バースストーン』は 約100年前『ヒコーキ』と言うドラゴンが空を飛び交い 『タワー』と言う大きな木が地上にそびえ立っている という異国の地からお越しになられた『イブキ バースストーン』が建国した。
イブキ バースストーンは とても不
思議な人物で この世界では製作不可能な道具を さも見て来たかの様に設計したり 誰にも理解出来ない知識を披露したりもした。加えて 未来に対する予言 その予言に対応する策までも残していた。そんな予言の中に『王太子暗殺から国の崩壊に繋がる』予言があった。そして その予言に対応する策として『イブキ バースストーン』が残した策が『悪役令嬢システム』である。
主人公『シレン ターコイズ』は 突然 国王陛下から『3代目悪役令嬢 ヴィラン カシェット』になる事を命じられる。
様々な訓練を積んで『3代目悪役令嬢 ヴィラン カシェット』となった『シレン ターコイズ』は 王太子暗殺を防ぎ この国の崩壊を阻止する事が出来るのか?
主人公の『頑張り』の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 08:33:04
182601文字
会話率:52%
「ラスト、今日でお前はクビだ」
冒険者パーティで魔力タンク兼雑用係をしていたラストは、ある日突然リーダーから追放を宣告されてしまった。追放の理由は戦闘で役に立たないから。戦闘中に『コネクト』スキルで仲間と繋がり、仲間たちに自信の魔力を分け与
えていたのだが……。それしかやっていないことを責められ、戦える人間のほうがマシだと仲間たちから言い放たれてしまう。
一人になり途方にくれるラストだったが、そこへ行方不明だった冒険者の祖父から送り物が届いた。贈り物と一緒に入れられた手紙には一言。
「ラストよ。彼女たちはお前の力になってくれる。ドール使いとなり、使い熟してみせよ」
そう記され、大きな木箱の中に入っていたのは綺麗な少女だった。
これは無能と言われた一人の冒険者が、自動人形(ドール)と共に成り上がる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 11:00:00
102816文字
会話率:41%
この国を支えるのは、天にも届かんばかりの大きな木である。
木の上に国があり、木の下には海が広がっている。
精霊カカオと異世界人信吉は、不思議な国の話を聞いた。
美味しい海産物や塩が豊富で、果実酒も旨いとか。それは是非とも味わっ
てみたい。
そんな軽い気持ちで、カカオと信吉は海を渡り、噂の世界樹都市ローカルに辿り着いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 05:03:26
252文字
会話率:12%
小学校の時に皆で植えた苗木の話。
最終更新:2022-08-08 20:04:05
695文字
会話率:10%
舞台はとある国の深い深い森の中。森に隠れるようにして、たった一人で暮らしている少女がいました。少女の名前はみこと。ある日みことは家の前の大きな木の根元で、ピカピカ光る不思議な卵を拾います。だけど、卵から生まれたのは、見たこともない金のドラゴ
ンで……ルークスと名付けられた小さなドラゴンと、不思議な力を持つみこと。二人の出逢いによって、今、みことの運命が動き出す!みことに隠された出生の秘密とは!?
可愛いドラゴンと可憐な妖精姫が巻き起こす、ほのぼのハートフルな異世界恋愛ファンタジーです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-19 15:06:03
5756文字
会話率:46%