『好きなモノができれば、嫌いなモノができる。あなた様は自分の内に、この国自体以外には特別な物を作ってはいけません』
帝王学の名目の下、教育係から好きなモノを取り上げられ続けた王子は、ある夜王宮を抜け出して騎士たちが話していた愛を教えてくれ
るという場所へと急いだ。
誰にも見つかってはいけなかったのに。
夜の王都を彷徨う王子へと非情な声が掛かけられた。
「こんなところで何をしているんですか、王太子殿下」
振り返ったそこには、休暇中のはずの近衛隊長が立っていた。
誰にも気づかれないまま苦しんでいた王子様を、どこか抜けてる大雑把な近衛が救うお話。(※近衛視点です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 19:00:00
142684文字
会話率:29%
セシリアは、農民出身でありながら王宮の女官をしていた亡き母の跡を追い、都の王宮へと向かっていた。彼女はそこで激しい権力争いにもまれつつも、王女マーガレットに服従を誓い、懸命に働く。しかし、王国は革命の波を受け、セシリアもまた数奇な運命をた
どることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 00:47:14
9091文字
会話率:44%
その日、委員会があり帰りが遅くなってしまった高校生の屍 翔は帰り道を歩いていた。そんな帰り道の途中、どこからか金属同士がぶつかるような音が聞こえてきた。その音が気になった翔は音のなる方へ向かった。そこでは大きなコウモリのような翼を生やした女
と変わった形をした武器を持っている男が戦っていた。翔は困惑しながらも二人の戦いを見ていた。だがその戦いに夢中になるあまり、二人の戦いで飛んできた流れ弾が心臓に当たってしまった。そこで意識が飛んだ翔が次に目を覚ますと目の前には先程まで戦っていた吸血鬼の女がいた。そして吸血鬼の女は翔を吸血鬼にしたと言い出した。彼女の気まぐれで吸血鬼にされてしまった翔は彼女を狙う組織『掃除屋』との戦いに巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 07:03:48
34364文字
会話率:52%
昨夜の王宮夜会で婚約破棄をされたリリエンジェラは思った。もし目の前に現れなければ元婚約者を見逃してあげる可能性が0.00001パーセントくらいあったのに、と。でもやっぱり0パーセントだったかも。
最終更新:2024-09-03 07:00:00
8660文字
会話率:33%
「………良いの? 私はきっと、ずっと追われる身なのよ」
「それこそ、愚問です。貴女でなければ、ついて行きませんよ。お嬢様」
私は執事のレオナルドと、夜の王都から消えた。
ミシナルフ伯爵家の長女、ルビィナス・ミシナルフが私の名前だったが
、もう捨てた。
今はただの “ルビィ” になったのだ。
家を捨て歩き出す娘と、父の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 20:46:51
15199文字
会話率:34%
「俺らは最強のパーティになるッ!」
あの日、俺らは約束した。
世界最強のパーティになると。最強の冒険者を目指してきたのに──
「ルーロ、君と冒険することは出来ない」
「なんでっ!」
「君だって原因は分かりきってんだろッ!」
俺に
は属性に対する適性が無かった。それはつまるところ魔法が使えないことと同じである。
だから俺は幼馴染に拒絶され、追放された。
森の奥へと逃げていく先、運悪く夜の王者として恐れられるシャドウウルフと遭遇してしまった。
森の主だけあり、逃げる事は不可能。遂には死を覚悟したところ、人類初の龍殺しを成したパーティの一人である『黒き亡霊《ブラックファントム》』に助けられた。
幼馴染に追放され、悔しかった俺は教えを請うた。
そして唯一使える『魔力操作』の極致にへと至ったのだった。
今更許してくれと言っても、もう遅い。
お前らの魔力も俺のものだ──
これは属性適性が無いために追放された少年が修行の後に至った『魔力操作の極致』で時々ざまぁしながら、世界最強の冒険者を夢見て、いずれ至るまでに成長する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 07:00:00
342554文字
会話率:52%
地球ではないどこかの世界。その世界にある5つの大陸の一つ、フーラン・チャ・イーズ大陸。そこで最大の勢力を誇る国チョクエーテン王国。その国の中心でもある王都の東門に近い地区にその店はあった。
夜の王都にひっそりと開店する店。元SSランクの冒
険者アムピム・ローソンは、引き止める者達を穏やかに黙ら…いや、諭して己の願い通りに引退した。そして、スーパーコンビニエンスな店の店主となった。誰もが寝静まった深夜でも遠慮なく安心して駆け込み、欲しい物を買う事が出来る、呆れるほどに品揃え豊富で便利な店の店主に。
* 店主は神速の剣聖ではあるものの、この話の中に戦闘シーン等はありません。支払いカウンターから笑顔で接客するだけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 06:00:00
4043文字
会話率:59%
主人公ケーンは、夜の女王と元勇者ケンイチの間に生まれた。
母親の命により、嫁探しのため、夜の王宮から下界へ。
後に、母親の深い意図が明らかにされるが、何も知らないケーンは無邪気に喜ぶ。
そのケーンは、父親の愛人たちに滅茶苦茶鍛えられ、父親に
匹敵するほどのチート能力を持っているが、なにせ世間知らず。
母親が地球から取り寄せた、チーレム小説のお約束を真に受け、思うようにいかずがっかり。
そんなケーンの前に現れたのが、クノイチキキョウ。次に、おちこぼれ勇者の末裔ユリ。
ユリの登場で、わけあってケーンのチート能力は極端に抑えられるが、逆に忘れていたバトルのスリルを彼は楽しむように。
彼の目的であるナンパ自体は空回りする。だが、なぜだかハーレムは着々と……。
具体的なエロ描写は、なるべく控えていますが、少々エッチです。暴力描写も控えめです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 10:00:00
243369文字
会話率:24%
かの古の時代より、我らの世界は二つの王国、昼の国と夜の国という名のもとに分けられた。これらはそれぞれの時間で生命を育み、異なる魅力を持つ風土を築いたのである。一つは太陽の下、緑豊かな昼の国。そしてもう一つは、星空に照らされた謎多き夜の国。
昼の国は、昼の太陽が常に空を覆い、常夏の風が田園を吹き抜ける。甘美な果実が自然の恵みとして地上にあふれ、人々は陽光に輝く大地で豊かな農作業を楽しむ。一方、闇の帳が降りる夜の国では、鮮やかな星が空を照らし、涼やかな風が森を通り抜ける。神秘的な生物たちが闇の中を駆け巡り、人々は星明かりの下で静寂を楽しむ。
しかし、どれほどの年月が流れても、昼と夜は二つの別々の世界であり続け、一つに統合されることはなかった。これは、かの古の神々が定めた自然の摂理とされている。
そしてここに、その摂理を問い直す冒険が始まろうとしている。昼の国の青年エルリックと、夜の国の姫君リリアナの物語。二つの異なる世界が交わるとき、何が起こるのか。その物語は今、始まろうとしている…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 22:00:00
7544文字
会話率:23%
その強すぎる力のあまり、「破滅の魔女」として恐れられていた、王国随一の魔女・リーベラ。
最強の魔物を宿す弟子・アドニスを封印する魔法と引き換えに死ぬつもりだった彼女は、魔法が成功しても生き残った。
――なぜか、16歳の姿に若返って。
「これはもしや、人生をやりなおすチャンスなのでは?」
「破滅の魔女」当時のほぼ全ての力を失い、残ったのは何故か『植物本来の力を最大限に引き出す』能力のみ。
破滅の魔女としての名前を捨て、リーベラは薬草師『リビティーナ』として新たな人生を生きようとするが、犬猿の仲の幼馴染騎士・オルクスは何にでも突っかかってきて――!?
「リラ、何か僕に言うべきことがあるんじゃないか?」
「そうだな、今の私はもう『リビティーナ』だ。古い名前で呼ばないでほしい」
「じゃあリビ、何か僕に言うことは?」
「今お前、適当にあだ名つけただろ?」
互いに素直になれない元最強の魔女と最強の騎士は、果たして幼馴染に思いを告げることはできるのか――?
これは、人との関係性が乏しかった元魔女が、人との触れ合いを繰り返しながら幸せになっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 00:14:11
295286文字
会話率:38%
〜夜明けに遊ぶ藍色の瞳の猫を、
漆黒に瞳の夜の王様は捕まえる〜
最終更新:2023-05-30 13:32:32
3265文字
会話率:27%
王都を賑わす怪盗令嬢トリッカー。
その正体はすっかりと落ちぶれてしまった王都住まいの下級令嬢イヴリルだ。
ご先祖の王宮魔術師が持っていた魔道具を、掃除の際にうっかりと王都中にばら撒いてしまった彼女は、責任を取って全回収をして回っているのだ。
それを追いかけるのは、幼馴染の銃騎士のエルマー、探偵を目指すクリフォード、さらに同業者の怪盗まで現れて。
イヴリルは平穏な生活を取り戻すため、今日も夜の王都を駆ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 07:00:00
51219文字
会話率:45%
夜の王城(祈りの間)で出会った騎士候補生と王女さま。宝物をいつも姉に取り上げられる王女は母の形見の手鏡を「持っていってほしい」と騎士候補生に預ける。
ざまあはありません。
最終更新:2023-05-07 10:00:00
13817文字
会話率:37%
ルゼ王国の文官カイゼルは頭を抱えていた。昨夜の王太子殿下の誕生パーティーで、事件が起きたのだ。陛下が外交中で不在の今、どうか穏便にイベントは済ませておきたい。そう思っていた最中、王太子殿下が、伯爵令嬢のフィアンセ『マリー』に対して”婚約破棄
”を告げたのだ。こんな事があっては後処理が大変なのに……。頭を痛めた中でも仕事はこなさなければならない。今日は国立貴族学園初等部三回生の学期末試験となる論文の採点がある。ボランティアのようだがこれも大事な仕事だ。気が抜けない。その中である生徒の論文に目をつけた。そこには無視できない内容が書かれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 18:47:55
3711文字
会話率:8%
ある日、泉のほとりで夜の王子さまが綺麗で切ない歌声を響かせていると、流れ星がシャラリ。
流れ星はそのまま夜の王子さまのもとに零れ、夜の王子さまのそばに降り立った。
その流れ星はただの流れ星ではなく…星のお姫様だった。
星のお姫様は夜の王子
さまの歌声に惚れ、夜の王子さまの手を握り、月星輝く夜空に運ぶと────────
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-28 02:06:03
783文字
会話率:12%
男爵令嬢エリンは夜会の場で婚約者の伯爵令息から婚約破棄を言い渡される。快く了承したエリンは怒り狂った父に身一つで家を追い出され、夜の王都を彷徨うのだった。
最終更新:2022-10-23 11:30:53
4000文字
会話率:47%
―思い出さなければ。代償として、失ったものを。否、向き合わずにはいられないだろう。自分はこれから、彼の地へと足を踏み入れるのだから。
かつて崩壊寸前だった王都セインベルクは、多くの苦難の末、陥落を免れた。
王族でありながら、禁忌である魔
獣契約に手を染めていたケイト・ハイネル。
新国王の戴冠式を終え、晴れて契約から解き放たれたケイトは、未だ復旧途上にある王国再建に奔走するはずだったのだが―
『聖獣の庭、あるいは忘却曲線』へと続く、もうひとつの過去語りとその後。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 20:38:57
17787文字
会話率:27%
世と世のあわいにある、常夜の王国には古くから言い伝えがあった。
「いつか北斗七星がこの国を明るく照らすでしょう」
名無しの魔女が予言したとされるその言い伝えを使命として背負った美しき王女ポラリスは、ウサギのピエタと共に旅に出る。この予言を唱
えたとされる名無しの魔女と、北斗七星を探して。
月夜の晩しか現れない名無しの魔女と、旅先で出会った七人の男性に翻弄されながらポラリスが辿り着く運命の答えとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 16:31:22
10553文字
会話率:55%
幼い頃、夜の王ナハトに恋をし愛し合ったフロリアは愛しき王から引き離され、王宮で妃教育を受けさせられる。
味方は侍女のみで、どれだけ訴えても聞き入れられない中で、ある日フロリアは侍女以外の何にも興味を持たなくなる王子にさえも、その結果遂に婚約
破棄を言い渡され――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 18:03:54
4532文字
会話率:53%
貴族の屋敷で飼われている猫、リリアーナはある日屋敷を抜け出して街に出掛けていた。
野良猫に追い回され日もどっぷり暮れた頃、王宮近くで美しい黒猫と出会う。
リリアーナはまた来ると約束するが帰り道に魔女と出会い、人間にされてしまった。猫に戻る
には、この国の王家に伝わる呪いをどうにかしろ、それが出来ないなら王家を皆殺しにしろという。
一方、この国の第一王子であるアーシュは代々王家に伝わる呪いに悩まされていた。
それは夜になると猫になってしまうというもの。
遠い昔、魔女狩りが行われていた時代。魔女の使い魔であると言われていた猫には9つの心臓があると言われており、不死の象徴となっていた。
王は不死の力を手に入れるため国中の猫を生贄に儀式を行ったが、魔女の怒りに触れて猫の姿に変えられてしまったと伝えられている。
ーーーーリリアーナは侍女として王宮に入り込むことに成功したものの、どうしたらいいのか分からずただ侍女の仕事を全うしていた。そんな時、夜の王宮内で黒猫と出会い、保護することに…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 17:52:07
9706文字
会話率:58%