バルレート王国の公爵令嬢であるエルミラは、幼馴染であるディートリヒに恋心を抱いていた。初めての恋は擽ったくて、胸の奥に灯火があるように暖かい。
でもその恋はすぐに終わりを迎える事となった。エルミラがバルレート王国の第一王子であるレジエスの婚
約者に決まった事によって。
時が経ち、エルミラはレジエスと共に学院へと通っていた。
しかし学院内ではエルミラへの悪評が広がっていた。レジエスの妃に相応しくないと罵られる事もある中で、エルミラはレジエス達の話を聞いてしまう。
エルミラには身に覚えのない悪い振る舞いを口にする人々。それを否定する事なく、困ったように笑うだけのレジエス。
我慢の限界を迎えたエルミラの元に、ある人物が訪れて──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 08:00:00
32832文字
会話率:38%
侯爵家の長子であるリネットは、女性の近衛騎士として、王族に仕えていた。後継として男に引けを取らないようにと、男性のように育てられたリネットは後継者になることもできず、女性として家庭にも入れず、宙ぶらりんなまま間もなく20歳を迎える。
近衛
騎士として、生涯お仕えしよう。そう思いだしたころ、突然王命により結婚することになった。
相手は、リネットの実家とは敵対派閥にある公爵家の後継で…。
宰相閣下の悪巧み、長男編です。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 21:00:00
23195文字
会話率:46%
「あのルテティアさま」可憐な少女が声をかけてきた。
「これ、フェルデン様にお渡しくださいませ」
ルテティア子爵令嬢はフェルデン伯爵令息の幼馴染だ。いつからか、フェルデン宛のラブレターを託されるようになった。なぜなのか。九十九通のラブレターを
フェルデンに届けたルテティアは言った。「幼馴染の関係を終わりにしましょう」フェルデンから離れる決意をするルテティアと、そんなルテティアを囲い込みたいフェルデン。ふたりのじれじれ両片思いは終わるのか……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 18:56:23
6371文字
会話率:33%
頭を打った衝撃で前世の記憶が甦った公爵令嬢マリアンヌ。
この世界は前世ハマっていた乙女ゲームで、自分はヒロインに嫌がらせをして婚約者の王太子から断罪される悪役令嬢だと気付いたのだ。
前世、社畜のように働いていたマリアンヌは「せっかく魔法が使
えるのだから、好きになれない婚約者をヒロインと取り合うよりもファンタジーな世界を自由気ままに旅したい!」と、婚約破棄後に冒険者となるため行動を起こす。
冒険者になりたい悪役令嬢と、彼女を囲い込みたいとある男の話。
本編完結。別視点の話と後日談も完結しました。
*アルファポリスさんでも公開してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-12 17:00:00
121505文字
会話率:36%
ライノエリ・白・パールは白本家の次代当主、いつも冷静沈着腹黒まっしぐらの彼の弱点は婚約者の白龍ウルヒフェルシアである。
もうすぐ嫁になるはずのウルヒは今日も人界のテレビを見てトンチンカンな体操をしている。
私いつでもウルヒを囲い込みたい
のに……
そんなある日ウルヒと結婚式の引き出物を買いに人界に行くことになった。
あの案件も片付けてしまおうと密かに企んだライノエリに幸せは来るのか?
短編小説『隠居な私と主人な旦那様』の続きな旦那様目線のお話なので先に読んだほうがよくわかります。
魔界な人々シリーズ最新作です。
読んでいただきありがとうございます♥折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-21 00:51:14
10676文字
会話率:34%
そうだ、自殺をしよう!——樹海に足を踏み入れた薊《あざみ》は、真っ赤な鳥居の並ぶ不思議な空間に辿り着く。そこで出会ったのは、天狐と呼ばれる美青年だった。隙あらば自殺に走ろうとする少女と、運命の嫁である彼女を囲い込みたい青年のお話。
最終更新:2015-09-18 22:48:16
106638文字
会話率:41%