後漢末、初平元年(190)。長安に遷都して間もない朝廷は、董卓の要請を受け、反董卓連合軍の解散を命じる五人の勅使を関東の諸将のもとへ派遣した。その勅使のひとりに、
冥府帰りの胡母班
と呼ばれる男がいた。彼こそが、呂布に殺された丁原の後任
として執金吾(首都警備長官)に就いた義侠の武人であり、中国最古級の冥界訪問譚の主人公である。
彼はなぜ暴君董卓の命に従い、危険な任務に身を投じたのか?
冥府の神である泰山府君との忌まわしい因縁とは?
「絶望」がのさばる乱世への怒りと失意を胸に秘めながらも、守るべきもののため胡母班は袁紹軍の襲撃をかわしつつ疾走する。たとえその先に待つのが新たな絶望であったとしても――。
史実とオカルトが交錯する、知られざる三国志外伝!!!
※投稿スケジュールは、以下の通りです↓
1話「獄中」……11月2日(土)0時20分
2話「使命」……11月3日(日)0時20分
3話「旅立」……11月4日(月)0時20分
4話「襲撃」……11月5日(火)0時20分
5話「動揺」……11月6日(水)0時20分
6話「面影」……11月7日(木)0時20分
7話「疾走」……11月8日(金)0時20分
8話「陥穽」……11月9日(土)0時20分
9話「救済」……11月10日(日)0時20分
最終話「余談」…11月11日(月)0時20分
あとがき ……11月11日(月)0時30分折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 00:30:00
39027文字
会話率:26%
虎牢関の戦いにて呂布が敗北後、董卓は洛陽の都を捨てて長安へ移ることを断行する。
対する反董卓連合軍は汜水関、虎牢関をようやく破って洛陽へ辿り着くが、そこは既に火の海だった。
焦土を得ても意味はないと早々は袁紹に進言するが袁紹は聞き入れなかっ
た。
業を煮やした曹操は単独での追撃を決意する…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 22:36:13
8722文字
会話率:1%
汜水関において董卓軍大将・華雄は関羽に討たれた。
董卓は知らせを聞いて驚愕、汜水関に援軍を遣わすとともに、自ら大軍を率いて虎牢関へ臨む。
その傍には、三国志において最強の一人に数えられる男、呂布、字は奉先がいた…。
最終更新:2023-06-10 21:59:00
10900文字
会話率:0%
曹操は洛陽を脱出。
途中、陳宮に捕らえられるが説得し、共に故郷に帰還。
偽りの勅命をもって諸侯を焚きつけ、18か国の軍勢を集めることに成功する。
「河南の地を兵馬で埋めてみせる。」
その言葉は今や絵空事ではなくなったのである。
暴虐の王・董
卓を討つべく、曹操は持てる力を全て注ぎ込んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 21:45:21
9152文字
会話率:0%
誰もが知る物語とは似て非なる物語。
とある高校生、清宮涼は、趣味の博物館巡りを終えて帰宅する途中、不思議な占い師に声をかけられる。
「貴方、これから大変な運命が待ち構えて居ますよ。」
そう言われて一瞬不安になるも、持ち前の楽天家な性格
で直ぐに打ち消した。
その占い師が居なくなっているのも気付かずに。
BaseSon原作の「真・恋姫†無双」を元に、自分なりの「三国志演義」を書いていきます。
因みに今の所、全年齢対応です。
尚、恋姫シリーズは二次創作が認められている作品です。
「恋姫†無双」シリーズ以外の参考文献
「三国志」作画・横山光輝(潮漫画文庫)
「項羽と劉邦」作画・横山光輝(潮漫画文庫)
「史記」作画・横山光輝(小学館文庫)
「殷周伝説 太公望伝奇」作画・横山光輝(潮漫画文庫)
「図説中国史 三国志地図」(東光書店)
「歴史人別冊 完全保存版三国志の真実」
「教えてあげる諸葛孔明」(角川文庫)
「三国志ナビ」渡邉義浩(新潮文庫)
「三国志 英傑たちのその後と謎」監修・武光誠(宝島社)
「史記の風景」宮城谷昌光(新潮文庫)
「春秋の名君」宮城谷昌光(講談社文庫)
「春秋名臣列伝」宮城谷昌光(文春文庫)
「戦国名臣列伝」宮城谷昌光(文春文庫)
「楚漢名臣列伝」宮城谷昌光(文春文庫)
「三国志読本」宮城谷昌光(文春文庫)
Wikipedia
ニコニコ動画
※「モバゲータウン」、「Eエブリスタ」で連載していた作品です。
更新は遅いですが、宜しくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 00:00:00
664109文字
会話率:38%
私は男として生きてきた。女としての器量に欠ける私には切った張ったの世界でこそ、幸せになれると信じていた。初平元年、反董卓連合軍の兵士になった。私の判断が正しかったことを証明するように、功は勝手についてきた。反董卓連合軍が瓦解したとき、曹操
軍に誘われた。勇猛果敢な曹操軍に憧れを抱いていた私は、二つ返事で了承した。やがて私は、殿の親衛隊を任されるようになった。
宛城が曹操軍の支配下になったとき、私は自分が殿に恋をしていることに気がついた。想いを押し殺しながら過ごす中、胡車児という男に簪を渡され、「あんた、俺の女にならないか?」と言われた。
女であることを知られたとき、私はどうすればいいのかわからなかった。昔、母に言われた、女は好いてくれる男と結ばれてこそ幸せになれるという言葉を思い出した。
※ノベルアップ+にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-01 17:00:00
5891文字
会話率:18%
漢王朝。
中国が三つにわかれる前から中国全土を支配していた王朝が獣・董卓により滅ぼされようとしていた。
反董卓連合軍が結成させるも奇しくも大敗。
董卓は長安への遷都を強行。
恐怖政治を進めていた。
これを憂い、立ち上がったのは司徒・王允。
養女・貂蝉を使った王允苦心の策、美女連環の計。
後に中国四大美女の一人として数えられる貂蝉の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-09 08:22:29
9723文字
会話率:20%