街に買い物へ出かけたら、偶然森で一匹の犬に懐かれた。
あまりに寂しそうにしているからつい連れて帰ってしまったけれど、それからというもの、セルビアの周りにどんどん増える動物たち。
動物ばっかり連れて来られても、家では面倒見られない、お願いだか
ら一人立ちして!
と言われて、セルビアはついに住んでいた集落を追い出されてしまった。
家を出てからも、外を歩けば歩くほど、どんどん増える動物たち。
みんな大好きだけど、うちはサーカス団じゃないんだよ?
入団審査、必要かしら?
そんな生活をしていると、気付かぬうちに世間では、セルビアがたくさんの動物たちを使役していることになっていた!
だけどそんな、すごい人ではないんです!!
【おことわり】
本作、タイトルの「使役する」という言葉を、「(強制的に)~させる」という意味で使用しておりません。
「動物たちは(強制的に)使役してないのに勝手に忖度して動いている」というイメージです。
強制されていないので、勝手に動くし、勝手についてくるし、その行動が必ずしもセルビアの役に立つわけではありませんが、彼ら的に頑張っているので、温かく見守ってあげてください。
本来と違うニュアンスで使用しておりますが、タイトル変更などを行う予定はありません。
悩んだ末、そのままのタイトルに決めましたのでご了承ください。
■R15は保険です。
■更新は不定期です。基本的には毎週月曜日00:00を目標にしております。
■コメントとか使い方がわからないので設定できてないです。ごめんなさい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 00:00:00
202658文字
会話率:32%
「エレンはね、スレイがたくさん褒めてくれるから、ここに居ていいんだって思えたの」
***
魔法はないが、神から授かる特殊な力――スキルが存在する世界。
王城にはスキルのあらゆる可能性を模索し、スキル関係のトラブルを解消するための専
門家・スキル研究家という職が存在していた。
しかしちょうど一年前、即位したばかりの国王の「そのようなもの、金がかかるばかりで意味がない」という鶴の一声で、職が消滅。
解雇されたスキル研究家のスレイ(26歳)は、ひょんな事から縁も所縁もない田舎の伯爵領に移住し、忙しく働いた王城時代の給金貯蓄でそれなりに広い庭付きの家を買い、元来からの拾い癖と大雑把な性格が相まって、拾ってきた動物たちを放し飼いにしての共同生活を送っている。
ひっそりと「スキルに関する相談を受け付けるための『スキル相談室』」を開業する傍ら、空いた時間は冒険者ギルドで、住民からの戦闘伴わない依頼――通称:非戦闘系依頼(畑仕事や牧場仕事の手伝い)を受け、スローな日々を謳歌していたスレイ。
しかしそんな穏やかな生活も、ある日拾い癖が高じてついに羊を連れた人間(小さな女の子)を拾った事で、少しずつ様変わりし始める。
スキル階級・底辺<ボトム>のありふれたスキル『召喚士』持ちの女の子・エレンと、彼女に召喚されたただの羊(か弱い非戦闘毛動物)メェ君。
何の変哲もない子たちだけど、実は「動物と会話ができる」という、スキル研究家のスレイでも初めて見る特殊な副効果持ちの少女と、『特性:沼』という、ヘンテコなステータス持ちの羊で……?
「今日は野菜の苗植えをします」
「おー!」
「めぇー!!」
友達を一千万人作る事が目標のエレンと、エレンの事が好きすぎるあまり、人前でもお構いなくつい『沼』の力を使ってしまうメェ君。
そんな一人と一匹を、スキル研究家としても保護者としても、スローライフを通して褒めて伸ばして導いていく。
子育て成長、お仕事ストーリー。
ここに爆誕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 21:40:00
76067文字
会話率:26%
2XXX年、第三次世界大戦が勃発し、世界は混乱に満ちた。世界各国が禁忌とされる生物兵器と核兵器を使用されたことで、世界は悲惨な最後を遂げると誰もがそう思った。
だが、結果は違った。
戦争終結後、確かに世界は汚染された。しかし、汚染
したのは生物兵器でもなく、核物質でもない。
全く別の新しいものであった。
それらは瞬く間に広がると、自然は膨張し都市を再度自然に戻すかのように飲み込み、世界各地で地殻変動が相次いだ。
動物たちはその環境に適応するように、ある種は巨大に、ある種は数を増やし、ある種は原型を留めながらも新たな種へと進化していった。
人々は自然から追いやられるように数を減らしていったが、その進化の波は、また人にも働いていた。ある者は体の内から炎を燃やし、またある者は剛腕を、そしてある者はその身に生きる物の力を宿す。
Z oetic-生命の
O dd -奇妙な
N eos-新しい
E volution-進化
世界を覆ったその進化の名は通称:ZONE(ゾーン)
ZONEによって世界は自然界と人間界へと別れ、今も尚自然と人間の熾烈な生存競争が行われていた!
そして、この物語は自然界から人間界を守る仕事「ハンター」を目指す一人の少年の冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 21:00:02
207911文字
会話率:69%
色々あって、神様から能力もらって異世界に転生しました!ハイスペックな家族に見守られつつ、平々凡々な私は異世界ライフを満喫してる。神様からもらった能力使って、ファンタジーな動物たちともふもふしたり、なでなでしたりするだけの毎日。きな臭い動きも
あるけれど、神様に振り回されつつ、チートな仲間たちと一緒に色々がんばってます!
※パパンを舐めてました~(26話以降)で、蜘蛛が出てくる描写が多々あります。苦手な方はご注意下さい。
※本編を一気読みされたい方は、★マークのついている番外編・お礼小話を飛ばしてくださると助かります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 19:00:00
2240833文字
会話率:27%
書籍版「従魔とつくる異世界ダンジョン」全三巻、発売されています。
ひょんなことからマンションの自室に異世界への門を発見した主人公は、好奇心から門をくぐってみる。着いた先は異世界の洞窟。そこで瀕死の小動物たち(モフモフにあらず)を見つけた彼
は、動物たちに救いの手を差し伸べる。そうこうするうちに、自分がいつの間にやらダンジョンマスター(?)になっているのに気づいた主人公は、従魔となった小動物たちとの目立たず静かな引き籠もり生活を守るために孤軍奮闘する。ところが、この世界の異分子である主人公の行動は、本人が予想もしない方面に影響を及ぼし始める。挙げ句にはどこで間違えたのか、黒幕として亡国の陰謀を巡らす始末。引き籠もる予定はどこへいった。
自重を捨てた、あるいは熟慮を捨てた主人公の行動を誤解して振り回される王国首脳ほかのお偉方。そして、お偉方の反応に逆に困惑させられる主人公。両者が紡ぎ出す誤解と勘違いのスパイラルは、この世界の歴史に斜め方向のベクトルを与えてゆく。
主人公は可能な限り人との関わりを避けようとします。
ダンジョンコアは少し遅れて登場します。
一話の長さは基本的に短めです。
R15と残酷描写は保険です。
書籍版のストーリーも基本的にはWeb版と変わりませんが、新たに二名の女性キャラが追加になっています。カバーイラストおよび詳細情報については活動報告をご覧下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 19:00:00
2851122文字
会話率:60%
白石悠真は、ある日突然異世界へ召喚される。しかし、特別なスキルとして授かったのは「牧場経営」。戦えない彼は、与えられた土地で牧場を経営し、食料面での貢献を望まれる。ところが、彼の牧場には不思議な動物たちが次々と集まってきて――!? 異世界で
のんびり牧場ライフ、始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 17:00:00
27109文字
会話率:54%
ある山おくで生まれた小助くんは、まだ1才になったばかりの赤ちゃんの男の子です。お母さんに大事にそだてられた小助くんは、森の中にいるたくさんの動物たちと楽しくあそんだりしてすごしますが……。
※子ども向けの創作昔話です。この作品で使う漢字
は、小学2年生までに習う漢字のみを使っています。
※この作品には、おねしょネタ・おならネタ・うんこネタがしばしば登場します。作品をご覧の際には十分ご注意ください。
※この作品は、pixiv(ピクシブ文芸)、エブリスタ及びアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 15:23:50
464477文字
会話率:54%
暑い夏の日の最中、双子の男の子である春太と次助はふんどし1枚の格好で逆さ虹の森の中にあるドングリ池へやってきた。池で泳いだり遊んだりして楽しんだ2人だが、草むらから現れたヘビから逃げようと森のさらに奥へ入った。ヘビに襲われる一歩手前で難を逃
れた春太たちは、近くの木にいる大きなクマと偶然出会うこととなったが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-16 22:11:18
5173文字
会話率:54%
「ふぎゃ!(ヤギとくらすの!)」
大公爵の次女として生まれたルリアには前世の記憶があった。
前世でルリアは、王女であり精霊に愛されし聖女でありながら、父母を暗殺され、虐げられて死んだのだ。
しかも、なぜか前世の自分は人類を滅ぼしか
けた厄災の悪女として恐れられているらしい。
「ふぎゃぁ(ぜんせがばれたらころされる!)」
ルリアは前世を隠し、地味に目立たぬよう生きることにする。
「ふぬー(いなかで、もふもふたちとくらそう」
人間達からいじめ抜かれた前世。
だが、精霊と動物たちはとても優しかったのだ。
そんなルリアの元には、精霊たちや精霊を守護するモフモフな守護獣たちが集まってくる。
精霊を助け精霊王の手によって転生したルリアは、本人も気付かぬうちに、人でありながら、精霊でもある存在になっていたのだ!
これは半分精霊、半分人間の、完全無欠真の聖女幼女が、目立たないようにしつつ、もふもふと暮らすことを目指す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 11:50:00
402611文字
会話率:50%
「おお、ユウよ! 死んでしまうとはなにごとだ!」
少女、ユウは天界で神様と謁見していた。
「ちがうよ神様。また“死ねなかった”んだってば」
「わかっとるわ、このボケが。何回おなじ失敗を繰り返すんじゃ。現世に身体を残したまま、魂だけでこ
こへ来ても成仏できんと言うとろうが」
ユウはなくした身体を探してすでに十回以上、転生をくり返している。
目的は成仏すること。
そのためには本当の身体をみつけ『きちんと死んでから』天界にくる必要があったのだ。
身体を持たず、時空を超越して定期的に現れ問題をおこす彼女は、地上の人々から『時をかける大悪霊・ユウ』として恐れられていた。
そして、ついに最後の転生がはじまる。
ユウが降り立った新しい世界、そこは誰もいない静かな街。
彼女以外に人の姿はなく、鳥や動物たちすら存在しない空っぽの街の空にひとり漂っていた。
背中を確認しても翼などない。
それでも意のままに空を飛ぶことができ、大抵のものはすり抜けられる。
「これって――幽霊ってやつだよね? ねぇ! ねぇってば!?」
ちょっとおバカな幽霊『憂』と、小生意気な女子中学生霊能力者『彩葉』が織りなすドタバタ“スピリチュアル”ファンタジーです。
楽しんでいただければうれしいです!
※カクヨムさんにも投稿させて頂いております。
■彼女がヒトでなくなるその前に ~自身が誰かのコピーだと知ったとき、彼女は人権を失い『モノ』になる~
https://ncode.syosetu.com/n0277jb/
別作品です。こちらも是非、チェックしてみてください(現在、第2章まで完結済み)。
アメリカ、アリゾナ州を舞台にした近未来SFです。
SFといっても、難しい専門用語がでまくるような内容ではないです。
海外ドラマのようなクライム・サスペンス物として楽しんでいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 10:20:00
19747文字
会話率:42%
精霊に愛された国、ベッティオル皇国。精霊たちは初代皇帝を気に入り、契約を結んだ。そして、歴代の皇帝とも契約を結んできたのだ。おかげで様々な恩恵を受けてきた皇国。ところが、次代の皇帝(皇太子)だと目されていた第三皇子は精霊と契約を結べなかった
。第一皇子、第二皇子と同様に、呼び出しにさえ応えてもらえなかったのだ。納得のいかない第三皇子と皇妃。『精霊の儀』を控えている未成年の第一皇女は生きた心地がしない。波乱の皇家。
そんな中、リタはベッティオル皇国の北に隣接するボナパルト王国との国境近くの辺鄙な村で一人(と動物たち)でのんびり暮らしていた。まさか自分が皇帝の隠し子だとは知りもせずに。平和な毎日に突然変化が訪れる。とっても奇麗な顔をした男を拾ったことにより……。
※設定はふわふわ。
※予告なく修正、加筆する場合があります。
※いずれ他サイトにも転載予定。
※誤字脱字報告歓迎。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 19:00:00
116566文字
会話率:57%
2268年6月、度重なる戦争や災害により傷ついた地球を捨てて
【Tbellus Terra】(ペッルス テラ)という名の宇宙船で人間の住める星を探し、旅に出た。
そして、竜の住む星『竜王星』にたどり着いた。3000人々と動物たち。
二度と地
球の二の舞を 起こさないようにと慣れ親しんだ、文明を捨て、この星で生きることを誓う
12人の賢者。
そして、長い時間の中で歴史は、神話になり。
地球は、遠い存在で忘れ去られようとしていた。
この星に住まう竜と人とのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 18:34:21
49801文字
会話率:41%
「ずーっと仕事で悩んでいました。
OL1年目でもう無理かなと思っていました。ずっと1人だなって思っていたんです…
あの夜フラミンゴに会うまでは」
人見知りで、あがり症のOL・飯田妙子(いいだたえこ)。会社にもなじめず、「このままでいいのか
な」と悩む毎日。そんな彼女の部屋に、ある夜突然現れたのは……1羽のフラミンゴ。驚く妙子をよそに一糸乱れぬダンス、そして妙子を巻き込んで、なぜかヘッドバンギング、妙子も思わず笑っていた。
その日を境に、妙子のもとには奇妙で優しい“動物たち”が訪れるようになる。鍋の中で社交ダンスを踊るネズミたち。優柔不断な彼女にオセロで判断力を教えるしまうま。妙子の過去の痛みを癒すように、自分の持っている全ての力で、妙子に寄り添うナマケモノ。
そしていつも見守るようにそばにいた黒猫の、正体に涙が溢れる。
あなたに贈る、やさしくて不思議な再生の物語。
読後、きっと誰かに会いたくなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 14:04:20
7827文字
会話率:15%
何らかの理由により宇宙各地に散らばってしまった動物たちを捜索するのがレイヴン=ガスファルトの仕事である。
今回彼はその任務を負い、不承々々ながらも地球へと旅立った。
捜索対象は三頭の予定で、レイヴンは手早く手際よく探し出していく。
だが彼は
この地球で、あまり遭遇したくない組織の所属員に出遭ってしまう。
さっさと帰ろう──そうして地球から脱出する寸前、不可解で不気味で嬉しくもなくければば面白くもない、にも関わらず無視のできないメッセージが届いた。
なんとここにはもう一頭、予定外の『捜索対象動物』が存在しているというのだ。
レイヴンは困惑の極みに立たされた──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 11:17:29
117097文字
会話率:40%
「この世界の人間は餌でしかない、、、。」
人間を食べる二足歩行を始めた動物たち。
「このままやられっぱなしではいられない!」
そう心に決め、立ち上がった男たち。
変装、不意打ち、、、卑怯でも倒せればいい。
男たちの戦略と二足歩行動物どちらが
勝る?
さぁ!戦いだ!
「ヒト、ミーツケタ」
人を欲してるどーぶっつさん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 22:02:56
677文字
会話率:6%
初老に差し掛かったオッサンの高梨栄一は、見た事も無い草木が生える森の中をさ迷っていた。到底日本とは思えない場所に困惑しながら、なぜこんな事になったのかと考える。
オッサンは日本の山の中で熊に襲われて死んだはずだが、目が覚めると見知らぬ少年の
身体になっていた。この少年の身体は躍動感に満ちていて、オリンピック級のアスリートさえ遥かに凌ぐ身体能力を有していた。
もう一度人生をやり直せるのかと思ったが、オッサンが居るのは無人の広大な森の中だった。しかも、そこに生息する動物は悪意に満ちていて次々に襲い掛かってくる。しかも、物理法則を無視したような空中移動や遠隔操作で物を操る超能力を繰り出してくる。
なぜそんな事が動物に出来るのか不思議だったが、死にたくない一心でオッサンは戦う。そして、戦っている内に自身も超能力が使える事を発見する。どうやら、ここに生息する動物たちは超能力が当たり前に使えるようで、日常的にそれを使った戦いが繰り広げられる弱肉強食の世界だった。
とんでもない世界に来てしまったと驚くが、それと同時に、自分以外の人間は誰もおらず、人工物さえ見当たらない自然が広がるだけの事実に愕然とする。
異世界に来てしまったのは確かなようだが、この世界に人間が自分だけだとは信じたくないオッサンは、他の人間を求めて森の中をさ迷うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 20:00:00
452710文字
会話率:20%
ある日突然父を亡くした10歳の少女ジェマ・ファーニストは、黒ブタのジャスパーと街はずれの家で2人きりで暮らしていた。
ジェマの夢は父、スレート・ファーニストのような所有者固定魔道具師になること。道具師の上位職魔道具師の中でも数名しか作
ることができない所有者固定魔道具。それは特定の人物しか扱えない魔道具という希少なものだった。
スレートが遺した書物、材料、人脈。その全てを糧に、ジェマはまずは道具師としての道を歩み始めた。
街の人々のための家具や小物を作りながら、魔術を付与する練習をする日々。そのうちに街の人々だけでなく、森の民や精霊、動物たちまでお客さんになっていく。
ジャスパーや仕事で出会う人々と関わるうちに、道具師としても人としても成長していくジェマ。順調な生活かと思いきや、その道は前途多難。
何故か自分で素材調達へ行くことになったり、恋愛ごとに巻き込まれたり。友達もライバルも現れて、てんやわんやの大変だけど楽しい修行の日々。
そしてジェマはスレートの死の真相、スレートも語らなかった母の存在へも辿り着く。
これは父を失った少女が父の背中を追いかけて道具師から所有者固定魔道具師になるまでの軌跡の物語。
火・木曜連載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 19:00:00
94402文字
会話率:56%
ある日突然父を亡くした10歳の少女ジェマ・ファーニストは、黒狸のジャスパーと街はずれの家で2人きりで暮らしていた。
ジェマの夢は父、スレート・ファーニストのような所有者固定魔道具師になること。道具師の上位職魔道具師の中でも数名しか作
ることができない所有者固定魔道具。それは特定の人物しか扱えない魔道具という希少なものだった。
スレートが遺した書物、材料、人脈。その全てを糧に、ジェマはまずは道具師としての道を歩み始めた。
街の人々のための家具や小物を作りながら、魔術を付与する練習をする日々。そのうちに街の人々だけでなく、森の民や精霊、動物たちまでお客さんになっていく。
ジャスパーや仕事で出会う人々と関わるうちに、道具師としても人としても成長していくジェマ。順調な生活かと思いきや、その道は前途多難。
何故か自分で素材調達へ行くことになったり、恋愛ごとに巻き込まれたり。友達もライバルも現れて、てんやわんやの大変だけど楽しい修行の日々。
そしてジェマはスレートの死の真相、スレートも語らなかった母の存在へも辿り着く。
これは父を失った少女が父の背中を追いかけて道具師から所有者固定魔道具師になるまでの軌跡の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 22:50:10
229520文字
会話率:60%
『昔ばなしの、その後』
桃太郎は、鬼退治のあと何をして暮らしたのか?
かぐや姫は、本当に月で幸せだったのか?
浦島太郎は、玉手箱を開けた“その後”に何を見たのか――。
『昔ばなしの、その後』は、日本の誰もが知る47の昔話に、“その先の
物語”を描いた短編集です。
あの英雄たちの静かな日常、動物たちの知られざる続き、忘れられた登場人物の再登場…
それぞれの“その後”は、時に笑えて、時にほろりと泣けて、そして少しだけ不思議。
物語の舞台は、昔の村だけでなく、現代の町、SNS、カフェ、気象予報センターまで広がります。
鬼の子どもたちと畑を耕す桃太郎、バーチャル茶釜としてデビューした狸、
季節がめぐる頭を持つ男、そして“開けてはいけないつづら”の行方――
読後には必ず「続きを考えたくなる」、そんな余白を持った物語ばかりです。
本書は、子どもたちの寝る前に読んでも、大人がほっと一息つく時間に読んでも、
誰かと語り合いたくなるような、やさしくも深い“昔話リミックス”。
むかしむかし、の続きに出会いにきてください。
あなたが覚えている物語は、まだ、終わっていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 01:26:19
14502文字
会話率:14%
都会の喧騒に疲れた22歳の白石千尋は、東京下町の小さな神社「椿森神社」で新人巫女として新たな人生をスタートさせる。
参拝者減少に悩む優しい宮司・椿森和彦と共に、境内にカフェ「椿庵」を開くことに。最初は不安だった千尋だが、神様からのメッセー
ジを受け取る不思議な能力に目覚め、訪れる人々の心に寄り添っていく。
孤独に悩む元サラリーマンの田中さん、家族関係で苦しむ主婦の山田さん、教育に情熱を燃やす小学校教師の美咲さん、人生に迷うフリーライターの太郎さん、不登校で心を閉ざした中学生の健太くん——
椿庵に集う常連客たちは皆、それぞれの悩みを抱えている。千尋は特製のお茶と温かい言葉で、一人ひとりの心に光を灯していく。
やがて千尋の活動は「心癒茶セラピー」として注目を集め、本の出版、テレビ出演、全国展開へと発展。しかし彼女が最も大切にするのは、目の前の一人ひとりとの心のつながりだった。
神社の四季の美しさ、動物たちとの心温まる交流、お茶を通じた人と人との絆——
これは、小さな神社から始まった愛と癒しの物語。千尋と仲間たちが紡ぐ、永遠に続く愛の奇跡の物語です。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-31 15:46:33
104787文字
会話率:43%
フェドル帝国の中央にある深い深い森を人々は聖なる森と呼ぶ。その奥には神秘的な空間があった。
その聖域に御座すは聖獣、フェンリル。
聖域に意味もなく入ろうものならば女神フェドローティアの神罰が下る。
よって聖域は無闇に入ってはいけないと定めら
れていた。
だがその聖域にフェンリルと動物たち以外に、たった1人の少女が共に暮らしていたのだった。
これはその少女が皇太子と出会って恋を知っていくお話。
のんびり更新していく予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 16:10:00
3349文字
会話率:20%
ここルナリの国は、緑豊かな自然と美しい月影が溢れる、魔法の国。
しかし、長い年月を経て森の未来を紡ぐ「果実の詩」と呼ばれる古代の儀式が失われつつあり、ルナリの国は徐々にその輝きを失い始めている。優しい心を持ち、動物たちの声を聞くことができ
る端森美奈は、未来の森の秘密を解き明かす鍵を持つ存在として選ばれる。
幼い美奈は、ルナリの国に隠された伝説の「果実の詩」の謎を解くため、森をめぐる冒険に出ることに。彼女を導く動物たちや、森の精霊たちとの出会いを通じて、美奈は自分の使命と共に、ルナリの国に宿る深い歴史の真実に触れていく。
果実の詩の秘密が解き明かされる時、森に再び生命の光が宿るのか?美奈の優しい心がルナリの国を救い、未来を紡ぐ詩となる物語が始まる…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 17:26:34
7178文字
会話率:52%